【鬼滅の刃】コミック1巻のあらすじを紹介します。
※この先ネタバレを含みますのでご注意ください。
【鬼滅の刃】1巻のあらすじ※ネタバレ注意
時は大正時代。
炭を売る心優しき少年・炭治郎(たんじろう)の日常は、家族を鬼に皆殺しにされたことで一変する。
唯一生き残ったものの、鬼に変貌した妹・禰豆子(ねずこ)を元に戻すため、また家族を殺した鬼を討つため、炭治郎と禰豆子は旅立つ!!
血風剣戟冒険譚(けっぷうけんげきぼうけんたん)、開幕!!
吾峠呼世晴/集英社・鬼滅の刃コミック1巻
【鬼滅の刃】コミック1巻のみどころ
- 妹が鬼に変貌!炭治郎と禰豆子の冒険が開幕。
- 鱗滝のもとでの地獄の訓練開始。
- 不思議な子ども、錆兎と真狐との出会い。
- 7日間を生き残れ、炭治郎いざ最終選別へ!
第1話【残酷】
主人公、竈門炭治郎(かまどたんじろう)は、山奥の家で母と5人の弟妹と一緒に暮らす少年だ。
亡き父に代わり、炭売りをして生計を立てている。
楽な暮らしではなかったが、家族と一緒に過ごせるだけで炭治郎は幸せだった。
町へ炭売りに行き、帰りが遅くなった炭治郎は家までの道を急ぐが、鬼が出る、と言う三郎爺さんに止められ一泊することにする。
朝、家の方から血の匂いを感じ急ぐ炭治郎。
炭治郎の目に映ったのは、殺され血まみれの家族の姿だった。
唯一、体にぬくもりがあった、妹・禰豆子(ねずこ)を背負い炭治郎は医者のもとへ急ぐのだった。
しかし突然叫び声をあげた禰豆子を見ると、凶暴な鬼に変貌し、炭治郎に襲い掛かってきたのだ。
炭治郎は、鬼を斬る仕事をする剣士、冨岡義勇(とみおかぎゆう)に助けられました。
鬼の禰豆子を殺そうとする冨岡ですが、炭治郎を庇う禰豆子をみて刀をしまうのだった。
冨岡に言われ炭治郎は禰豆子と鱗滝(うろこだき)のもとへ行くことを決めたのでした。
第2話【見知らぬ誰か】
鱗滝という老人に会うため、狭霧山へと向かう炭治郎と禰豆子。
途中、炭治郎は村人に竹とかごを譲ってもらいます。
太陽の光に当たることが出来ない禰豆子を、背負って歩くためであった。
夜になり、炭治郎たちは山の中で見つけたお堂で休むことにした。
しかし、お堂の中から血の匂いがすることに気付き、怪我人がいるのではと急いで駆け寄った。
だがお堂の中には一匹の鬼がおり、人を食べていたのだ。
鬼はすぐさま炭治郎に飛び掛かってきた。
炭治郎は斧で鬼の体を切るが、鬼の傷はあっという間に治ってしまうのだ。
鬼に押さえつけられ身動きが取れなくなった炭治郎を禰豆子が助ける。
頭と体がバラバラになっても喋ったり動いたりする鬼に、驚く炭治郎であった。
炭治郎は、禰豆子とともに何とか鬼の動きを封じることに成功し、鬼にとどめを刺そうとする。
その時突然、炭治郎の背後に天狗面をつけた怪しい男が現れたのだった。
第3話【必ず戻る夜明けまでには】
天狗面をつけた老人、鱗滝左近次のもとに一通の手紙が届く。
冨岡が炭治郎たちについて手紙で知らせていたのである。
鬼を殺すことを躊躇ってしまう心優しい炭治郎。
天狗面の男も、炭治郎の優しい性格を見抜き、鬼を殺すことが出来ないと感じていた。
そうしている間に夜明けがきた。
太陽の光に当たった瞬間、鬼は叫び声をあげ、あっという間に焼け消えてしまった。
炭治郎は改めて、禰豆子が太陽の光を嫌う理由を知ったのだった。
鱗滝左近次と名乗った天狗面の男とともに鱗滝の家へ向かう。
家についてすぐ、炭治郎は山へ登った。
鱗滝が炭治郎に与えた試練は、夜明けまでに麓の家まで戻ってくる、というもの。
炭治郎は鱗滝の匂いをたどれば簡単にクリアできると考えていた。
しかし山の中は空気が薄いうえに罠だらけで、なかなか前に進むことが出来ない。
傷だらけになりながらも、炭治郎はなんとか夜明け前に家に戻ることができ、鱗滝も炭治郎を認めたのだった。
第4話【炭治郎日記・前編】
鬼を倒すための組織・鬼殺隊。
鬼殺隊に入るためには“最終選別”に合格する必要があることや、自分が鬼殺隊の剣士を育てる“育手”であることを鱗滝は話す。
いよいよ剣士になるための訓練が始まった。
炭治郎は訓練内容を毎日、日記に書いていた。
半年間目を覚まさない禰豆子に向けて毎日の出来事を記録し始めたのだった。
禰豆子がある日コロッと死ぬのではないか、と不安を抱えながら炭治郎は日々の訓練に励んでいた。
狭霧山に来て1年が経ったある日、もう教えることはない、と鱗滝が言った。
そして、この岩を斬ったら最終選別に行くことを許可する、と炭治郎に最後の試練を与えた。
大きな岩を切ることが出来ないまま、半年が経つ。
炭治郎は焦りの気持ちから、心がくじけそうになっていた。
そんな炭治郎の前に、どこからともなく狐面をつけた少年が現れた。
すると狐面の少年は木刀をもち、突然炭治郎に向かって襲いかかってきたのだった。
第5話【炭治郎日記・後編】
狐面の少年は炭治郎に立って戦うよう催促する。
自分は炭治郎よりも強く、岩を斬っているのだと少年は言った。
少年の一撃で炭治郎は気を失ってしまう。
炭治郎が目覚めると、狐面の少女が顔をのぞかせた。
真狐(まこも)と名乗る少女は、少年の名が錆兎(さびと)という事を教えてくれた。
それから真狐は炭治郎に、全集中の呼吸のやり方を教えてくれた。
たくさん鍛え抜く炭治郎だが、なかなか錆兎に勝つことは出来なかった。
錆兎と真狐とともに訓練をはじめてから半年が経った。
その日勝負を挑みに行くと、真剣を構える錆兎の姿があった。
勝負は一瞬で決まった。
はじめて炭治郎の刃が先に、錆兎に届いたのだ。
錆兎の狐面が2つに割れ、笑顔を見せる錆兎。
気付くと錆兎と真狐は姿を消していて、錆兎の面を切った炭治郎の刀は、大きな岩を斬っていたのだった。
第6話【山ほどの手が】
錆兎との戦いで隙の糸の匂いが分かるようになった炭治郎。
岩を斬った炭治郎に鱗滝は、最終選別に行かせる気はなかった、と本心を語り、同時に頑張った炭治郎を褒める。
必ず生きて鱗滝と禰豆子の待つ家に戻ることを約束した炭治郎。
鱗滝から厄徐の面を受け取り、最終選別へと出発した。
最終選別の会場である藤襲山(ふじかさねやま)には、すでに多くの剣士が集まっていた。
鬼がいるこの藤襲山で、7日間生き残ることが合格の条件だという。
最終選別がはじまり、山を進む炭治郎。
鬼に襲われる炭治郎は、身に付けた全集中・水の呼吸の技で次々と鬼を倒していくのだった。
すると炭治郎の前に、鬼に追いかけられている剣士が現れる。
剣士に迫る鬼は異形の姿をしており、怯んでしまう炭治郎。
だが、剣士に鬼が襲い掛かるのを見た炭治郎は、意を決し鬼に攻撃をしたのだった。
炭治郎に目を向けた鬼は、狐面を見つけると何やら怪しく微笑んだのだった。
第7話【亡霊】
鬼は鱗滝のことを知っていた。
47年前に鱗滝に捕まりこの山にいるのだと、鬼は怒り狂いながら炭治郎に語った。
鬼はこの山で、50人の子供を食べたという。
炭治郎は、鬼の強さは喰った人の数だ、という鱗滝の言葉を思い出していた。
そんな炭治郎に鬼は、お前で14人目だ、と笑みを浮かべ話しかける。
それは、その鬼が喰った鱗滝の弟子の数だった。
山で出会った錆兎と真狐。
実はあの2人も鬼に喰われてすでに死んでいたのだった。
鬼が語る事実に怒り、攻撃をする炭治郎。
鬼も炭治郎を殺そうと襲い掛かってくる。
鬼の攻撃をかわした炭治郎は、鬼の間合いに入ることに成功する。
錆兎でも切れなかった固い鬼の頸。
隙の糸の匂いをかぎ分けた炭治郎は、「壱ノ型・水面斬り(いちのかた・みなもぎり)」を鬼の頸にむけて放つのだった。
まとめ
鬼に家族を殺されてしまった炭治郎。
自分だけが助かってしまったという思いや、家族を守れなかった思いなど、炭治郎の気持ちを考えるだけで胸が締め付けられます。
しかも唯一、生きていてくれた妹・禰豆子が鬼になってしまうなんて。
まさかの展開でしたね。
禰豆子を殺そうとする冨岡の前に立ちはだかる炭治郎の姿。
そして鬼になった禰豆子が炭治郎を庇う姿。
兄妹のとても強い絆を感じました。
鱗滝と出会い、最終選別に向けた訓練を始める炭治郎。
鱗滝のスパルタぶりは凄まじいものでしたね。
炭治郎の特訓に付き合ってくれた、錆兎と真狐。
2人の正体は後半にかけて出てきますが、本当にまさかで信じたくありませんでした。
いよいよ最終選別に参加した炭治郎。
鱗滝に恨みを持つ、ものすごく強そうな鬼に目をつけられてしまいます。
炭治郎は無事に鬼を倒し、最終選別に合格できるのか・・・。
始まったばかりの鬼滅の刃第1巻。
1巻目から見どころ満載なので、ぜひ読んでみてくださいね。
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