【鬼滅の刃】コミック4巻のあらすじを紹介します。
※この先ネタバレを含みますのでご注意ください。
【鬼滅の刃】4巻のあらすじ※ネタバレ注意
時は大正。
炭を売る少年・炭治郎は、ある日家族を失い、妹・禰豆子は鬼に変貌する。
妹を人間に戻し、家族を殺した鬼を討つため、炭治郎と禰豆子は旅立つ!!
鱗滝の修業を終え、鬼殺隊の「最終選別」を突破した炭治郎は、禰豆子と共に任務へ。
任務中、鬼舞辻と敵対している鬼・珠世と愈史郎から、禰豆子を人に戻す手がかりを得た炭治郎。
その後、最終選別の時の同期・我妻善逸と出会い、共に次なる任務へ向かうことに。
鼓を操る鬼を倒した炭治郎は、善逸が猪の皮を被った少年に襲われているところに出くわし!?
引用元:吾峠呼世晴/集英社・鬼滅の刃コミック15巻
【鬼滅の刃】コミック4巻のみどころ
- 驚きの素顔、猪男・嘴平伊之助。
- 那田蜘蛛山へ向かえ!鴉からの緊急指令。
- 戦いの相手は鬼殺隊、操られた仲間を救え。
- 時間が迫る。蜘蛛になる前に善逸は鬼を倒せるのか?
第26話【素手喧嘩】
善逸を呼ぶ正一の声で善逸は目覚める。
2人は部屋が移動した勢いで、2階から落ちたのだと正一は説明した。
するとそこへ猪男が現れた。
善逸はその声を聞き、最終選別の合格者だと気付くのだった。
猪男は禰豆子が入った木箱を見つけ、斬りかかろうとするが善逸が止めに入る。
木箱には鬼が入っているという猪男に対し、最初から分かっていると叫ぶ善逸。
善逸は生まれつき耳が良く、音で相手の感情などが分かるのだった。
その為、音によって木箱の中に、鬼がいることにも気付いていたのだ。
善逸に容赦なく攻撃をする猪男。
その場に駆け付けた炭治郎は、隊員同士で戦うのは違反だと伝える。
話に聞く耳を持たない猪男に、炭治郎は思い切り頭突きをお見舞いするのであった。
頭突きによって猪男がよろめいた時、被っていた猪の毛皮がずり落ちた。
猪男の素顔を見て、善逸が声をあげる。
目の前には、女性のような綺麗な顔立ちをした少年が立っていたのだった。
第27話【嘴平伊之助】
“嘴平伊之助(はしびらいのすけ)”と名乗る少年は、急に意識を失くし倒れてしまう。
どうやら炭治郎の頭突きで脳震盪(のうしんとう)を起こしたようだった。
炭治郎たちと、目覚めた伊之助は亡くなった人たちを埋葬したあと、山を下りることにした。
炭治郎・善逸・伊之助は鴉の指示で藤の花の家紋の家へと向かった。
その家は、その昔鬼狩りに命を救われた一族で、鬼狩りに無償で尽くしてくれるのだった。
3人とも重症のため、完治するまで休息するよう鴉に言われ体を休める炭治郎たち。
ふと善逸が、なぜ鬼と一緒に行動しているのかと炭治郎に尋ねた。
鬼と知りながら木箱を庇ってくれた善逸に、改めて炭治郎はお礼を言った。
すると木箱の扉が開き、中から禰豆子が現れる。
怯える善逸だったが禰豆子の姿を見た途端、目を丸くする。
そして突然炭治郎に対し、善逸は怒りを爆発させる。
どうやら炭治郎が、可愛い女の子と行動をともにしていた事が許せなかったようであった。
第28話【緊急の呼び出し】
怪我が癒えた3人のもとに緊急の指令が届いた。
3人共々、那田蜘蛛山(なたぐもやま)へ一刻も早く向かえ、という内容だった。
藤の家のおばあさんに切り火をしてもらい、3人は那田蜘蛛山に向け出発する。
山の入口に到着すると、善逸が2人に待ったをかける。
目的地が近づき、怖さからごねはじめる善逸であった。
そんな3人の前に負傷した鬼殺隊員が現れる。
炭治郎たちがそばに駆け寄ろうとした瞬間、隊員は何かに引っ張られ、山の中へと消えてしまったのだった。
何かが起きていると感じた炭治郎と伊之助は、山へ入ることを決める。
入山した炭治郎と伊之助は、先ほどとは別の隊員を見つけ声を掛けた。
隊員は、指令で山に入った10名が、突然斬り合いをはじめたのだと今までの経緯を説明した。
場所は変わりどこかの屋敷。
鴉から事情を聞いた男性は、“柱”をいかせなくてはならないと語る。
男性の指示に、義勇(ぎゆう)・しのぶと名を呼ばれる2人の男女が返事をするのだった。
第29話【那田蜘蛛山】
炭治郎と伊之助に置いてけぼりにされた善逸は、山の入り口でへこんでいた。
だが炭治郎が禰豆子も一緒に連れて行ったことに気付いた善逸は、禰豆子を追いかけて、怖さも忘れ山に入っていく。
一方、炭治郎たちの前には数名の隊員が現れ、突然襲い掛かってきた。
何かに操られる隊員たちの中には、すでに死んでいる者もいたのだ。
甘い匂いを感じ、皆が糸で操られていることに気付いた炭治郎は、伊之助と糸を切ることに成功する。
しかし山にいる蜘蛛が操り糸を繋いでおり、糸を切ってもすぐに蜘蛛が糸を繋いでしまうのだった。
何とか策を考える炭治郎たちの頭上に、突然鬼の少年が姿を現す。
お前らなんてすぐに母さんが殺すから、と語った鬼の少年は、そのまま姿を消したのだった。
炭治郎に急かされ、伊之助は鬼の居場所を探り始める。
伊之助は獣の呼吸・漆ノ型、空間識覚(くうかんしきかく)で、糸を操る鬼の姿を発見するのだった。
第30話【操り人形】
炭治郎たちが出会った生き残りの剣士村田は、炭治郎たちに先へ行くよう声を掛ける。
村田の協力で先へ進む炭治郎と伊之助に、操られた隊員が再び現れたのだ。
炭治郎たちから離れた場所に糸を操る鬼の姿があった。
母さん、と呼ばれるその鬼の前に、先ほどの鬼の少年が現れ早く決着をつけるよう催促する。
父さんに言いつけるから、と少年が残した言葉に、女の鬼は焦りと恐れを見せる。
操られた隊員たちが炭治郎たちに襲い掛かる。
無理やり動かされている体は、骨が折れようがそのまま動き続けた。
操られた人たちは、怪我の痛みから炭治郎たちに殺してくれと懇願する。
仲間を見捨てることが出来ない炭治郎。
炭治郎は操られている隊員を投げ飛ばし、木に糸を絡めて動きを封じることに成功したのだ。
伊之助も真似をし、2人はどんどん隊員の動きを封じていくのであった。
第31話【自分ではない誰かを前へ】
操り人形の動きを封じられた鬼は、隊員たちの頸を折り皆殺しにしてしまう。
炭治郎は、静かに怒りをあらわにした。
伊之助に案内され、糸を操る鬼のもとへと急ぐ。
そんな2人の前に、糸で操られた鬼が立ちふさがる。
しかし鬼には、なんと急所の頸がなかった。
頸のない鬼に動揺する伊之助に、炭治郎は袈裟斬り(けさぎり)にしようと提案する。
協力しようと伊之助に叫ぶ炭治郎。
炭治郎は伊之助の動きを読み、自分を踏み台に跳ぶよう声を掛ける。
炭治郎が鬼の足を斬り、伊之助が袈裟斬りをして、鬼を倒すことに成功したのだった。
炭治郎の思い描いた展開になったことが少々気に喰わない伊之助は、炭治郎を宙へと投げ飛ばした。
投げ飛ばされた先に、糸を操る鬼を見つけた炭治郎。
頸めがけて刃を振るおうとした瞬間、鬼が自ら頸を差し出したのだった。
炭治郎はとっさに技を変え、慈悲の剣撃・干天の慈雨(かんてんのじう)で鬼の頸を斬るのだった。
第32話【刺激臭】
優しい雨に打たれているような温かな感覚の中、女の鬼は“鬼の家族”と過ごした悲しい記憶を思い出していた。
そして消える間際、十二鬼月の存在を炭治郎に知らせるのだった。
一方、禰豆子を探し山へと入った善逸は、誰とも合流できないもどかしさに若干苛ついていた。
物音がした方向を善逸が見ると、なんと足元に人面蜘蛛がいたのだった。
まさかの生き物をみてパニックになった善逸は、走って蜘蛛から離れる。
しかし善逸がたどり着いてしまったのは、鬼の住処の一つだった。
人間が蜘蛛にされていることを知り、言葉を失う善逸。
すると蜘蛛の糸で宙に浮く家から、蜘蛛の体をした鬼が現れる。
鬼は善逸に、手を見てみろ、と怪しく微笑みながら言った。
実は善逸は、山の中で蜘蛛に手を噛まれていたのだ。
蜘蛛の毒により、善逸も蜘蛛になるのだ、と鬼は笑って伝えるのだった。
第33話【苦しみ、のたうちながら前へ】
鬼は時計を見せ、長い針がここに来たら・・・と、善逸が蜘蛛になるまでの過程を楽しそうに伝え始める。
恐怖で発狂し、善逸は勢いのまま木に登った。
善逸は昔も今も、すぐ逃げる弱い自分のことが嫌いで、いつも変わりたいと思っていた。
しかし頑張っても報われず、その上最期は蜘蛛になってしまうという現実を受け止め切れない善逸。
さらに追い打ちをかけるように、善逸の髪が毒によって抜け始めてしまった。
恐怖が頂点に達した善逸は、そのまま気を失い木から落下してしまうのだった。
気を失った善逸は覚醒し、鬼に向けて技を放つ。
先ほどまでと雰囲気が違う善逸に鬼は戸惑った。
だが何度も同じ構えをする善逸をみて、鬼は善逸が1つの技しか使えないことに気付く。
善逸は意識の中で、育手のじいちゃんに言われた言葉を思い出していた。
1つのことしかできないなら、それを極め抜け。
そして極限まで叩き上げ、誰よりも強靭な刃となれ、という言葉を。
第34話【強靭な刃】
善逸の体は、毒が回って動きが鈍くなるうえに、痛みが増し続けていた。
しかし善逸は諦めず、再び技を構える。
善逸が構えた瞬間、空気が揺れた。
さっきまでとは違う空気感に、鬼は慌てて家の中へ身を隠した。
善逸は、雷の呼吸・壱ノ型、霹靂一閃(へきれきいっせん)・六連を放ち、鬼の頸を斬ったのだった。
力を使い切り倒れる善逸、もう駄目だと諦めかけた時、じいちゃんの声が頭に響いた。
善逸は諦めずに、呼吸を使い毒の巡りを遅らせようともがいたのであった。
霹靂一閃の技の音は、離れた炭治郎たちのもとまで聞こえた。
その時、炭治郎と伊之助の前に鬼の少女が現れた。
すぐさま後を追う伊之助。
少女は振り返り“お父さん”と叫んだ。
するとどこからともなく、大きな体と蜘蛛の顔をもつ鬼が炭治郎たちの前に立ちふさがる。
俺の家族に近づくな、と激怒する鬼は炭治郎たちに向かって地面が割れるほどの強烈なパンチを放ったのだった。
まとめ
無抵抗な善逸をボコボコにする伊之助には焦りましたね。
怖がりだけれど、譲れないことには体を張れる、善逸の芯の強さには感心でした。
一応緊迫したシーンですが、伊之助の素顔も含めて、炭治郎たち3人のやり取りに思わず笑いがこぼれてしまうお話です。
藤の家紋の家でのシーンも平和で和みました。
炭治郎が禰豆子の兄と知った善逸の身代わりの速さや、何かと炭治郎を挑発する伊之助。
これから話が進むにつれ、3人の関わりはさらに深まっていくのでしょうね。
楽しみでしかたがありません。
そして和やかムードから一変の那田蜘蛛山。
群れないはずである鬼の“家族”とは何なのか?
善逸は助かるのか!?
十二鬼月がいるという情報も入り、戦いがさらに苛酷になる予感ですね。
笑いあり・緊迫ありの第4巻、ぜひ読んでみてくださいね。
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