【鬼滅の刃】コミック5巻のあらすじを紹介します。
※この先ネタバレを含みますのご注意ください
【鬼滅の刃】5巻のあらすじ※ネタバレ注意
時は大正。
炭を売る少年・炭治郎は、ある日家族を失い、妹の禰豆子は鬼に変貌する。
妹を人間に戻し、家族を殺した鬼を討つため、炭治郎と禰豆子は旅立つ!!
鬼殺隊となった炭治郎は任務中、鬼舞辻と敵対している鬼・珠世と愈史郎から、禰豆子を人間に戻す手がかりを得る。
新たな任務で同期・我妻善逸や嘴平伊之助と共に那田蜘蛛山へ向かった炭治郎。
そこでは蜘蛛の鬼によって鬼殺隊が壊滅状態に陥っていた!
お互いを家族という、異質な鬼の集団。
父さんと呼ばれた鬼が炭治郎と伊之助に襲いかかり!?
引用元:吾峠呼世晴/集英社・鬼滅の刃コミック5巻
【鬼滅の刃】コミック5巻のみどころ
- 圧倒的強さ、十二鬼月・累あらわる。
- 何があろうと切れない、炭治郎・禰豆子の兄妹の絆。
- 炭治郎、新たな剣技を習得!?
- 最強の味方、冨岡義勇・胡蝶しのぶの実力。
- 那田蜘蛛山の戦い、ついに決着。
第35話【散り散り】
“お父さん”と呼ばれる鬼との戦いが始まった。
鬼の体は硬く、炭治郎と伊之助の刃が弾かれてしまうほどだった。
炭治郎は水の呼吸の応用で、大きな木を倒して鬼を川に沈めることに成功する。
しかし喜ぶ間もなく、鬼は大木を軽々持ち上げ反撃をしてきたのだ。
鬼の攻撃により、炭治郎はその場から、吹っ飛ばされてしまうのだった。
一方、鬼の毒を浴び呼吸で毒の巡りを遅らせていた善逸だが、限界が近づいていた。
そんなの善逸の前に、蝶のような姿の女性剣士が現れたのだ。
鬼に飛ばされてしまった炭治郎は、何とか無事に着地することができた。
すると目の前に、先ほど見かけた鬼の少年・少女の姿があった。
しかし何やら様子がおかしかしい。
見ると鬼の少女は顔から血を流して叫んでいた。
どうやら鬼の少年が、少女を攻撃していたのだった。
第36話【これはやべぇ】
なぜ仲間を傷つけるか、と少年に問う炭治郎。
少年は自分たちが“家族”であり強い絆で結ばれていると語り、口を挟むなと炭治郎を威圧した。
そこへ、生き残っていた1人の隊員が現れる。
隊員は鬼を倒して出世するのだと言い、鬼の少年に刀を振るった。
少年を甘く見ている隊員を止める炭治郎。
だが隊員は、少年の攻撃によって一瞬でバラバラにされてしまうのだった。
炭治郎に、偽物の絆だと言われた少年は激怒する。
その頃、伊之助は“お父さん”と呼ばれる鬼に苦戦していた。
鬼を倒す方法を考える伊之助。
だがハッと我に返り、考える自分は自分ではないと、勢いのままに鬼へと向かっていった。
伊之助は2本ある日輪刀を使って、鬼の腕を叩き斬ることに成功する。
すると鬼はその場から逃げてしまったのだ。
追いかける伊之助は、木の上にいる鬼を発見する。
鬼はぶるぶると震えたかと思うと、脱皮して伊之助の前に降り立った。
その巨大な鬼の姿に、伊之助は今までにない威圧感を感じるのであった。
第37話【折れた刀身】
巨大化した鬼に圧倒されてしまう伊之助。
そんな時、炭治郎や藤の家紋の屋敷のおばあさんの言葉が頭をよぎる。
“絶対負けねぇ”と伊之助は、再び心を燃やすのであった。
鬼に向かう伊之助だが、鬼の速い動きやパワーに苦戦を強いられる。
一瞬の隙をつき、獣の呼吸を鬼の頸めがけ放った。
しかし硬すぎる鬼の頸に、伊之助の日輪刀の方が折れてしまったのだった。
動きを封じられた伊之助は、折れた刀身を鬼の頸に突き立てるが、それ以上どうする事も出来ない。
鬼は伊之助の頭を握りつぶし、とどめを刺そうとした。
間一髪、伊之助を助けたのは、以前炭治郎が出会った“冨岡義勇”だった。
硬い鬼の体をいとも簡単に斬る冨岡は、伊之助が苦戦した鬼をあっという間に倒してしまうのだった。
一方の炭治郎は、鬼の少年と対峙していた。
少年の糸の攻撃が炭治郎に向かってくる。
糸を切ろうとした瞬間バキン、と音がした。
なんと糸に触れた途端、炭治郎の日輪刀は折れてしまったのだ。
第38話【本物と偽物】
伊之助は冨岡を前に鬼の恐怖も忘れ、興奮していた。
わめく伊之助を縄で縛り、冨岡は伊之助を置いて先へ進むのだった。
炭治郎は少年の攻撃をかわすのが精いっぱいで、なかなか攻撃出来ずにいた。
少年の糸の攻撃が炭治郎を囲み、襲い掛かってくる。
その時禰豆子が現れ、攻撃から炭治郎を庇ったのだった。
そんな2人の姿を見て、鬼の少年が震えだす。
炭治郎と禰豆子が兄妹であると知った少年は、本物の“絆”に歓喜の声をあげたのだった。
少年は炭治郎に、兄妹の絆に感動したと語りかける。
そしてある提案をするのだった。
禰豆子を渡せば、炭治郎の命は助けるという提案を。
到底理解することが出来ない、少年の考えに炭治郎は声を荒げる。
“お前の妹にはならない”という炭治郎の言葉に、恐怖で絆を繋ぐのだと少年は淡々と語った。
少年に激怒する炭治郎は、お前の頸を斬ると少年に言い放つ。
鬼の少年は、十二鬼月である僕に勝てるなら・・・と不敵な笑みを浮かべるのだった。
第39話【走馬灯】
無惨直属の配下である“十二鬼月”。
鬼の少年はその十二鬼月の1人であった。
「お前の役割は、妹を僕に渡して消える役だ」と少年は炭治郎にいう。
だが少年が動いた一瞬の間に、禰豆子は少年の糸で捕らわれてしまうのだった。
禰豆子は、少年の顔に向け爪を立てて抵抗し、炭治郎も攻撃を仕掛ける。
禰豆子の姿が見えないことに気付く炭治郎。
すると頭上から血がしたたり落ちてきた。
炭治郎が上を見上げると、宙づりにされた禰豆子が目に入ったのだ。
大量に血を流した禰豆子は、そのまま意識を失ってしまうのだった。
怒りを抑え込み、炭治郎は拾ノ型・生生流転(せいせいるてん)を繰り出す。
なんとか糸を斬ることに成功した炭治郎は、そのまま少年との間合いを詰めた。
だが、少年はさらに強度のある糸を作り、炭治郎を取り囲んでしまう。
死を感じた炭治郎の頭の中に、走馬灯が流れる。
その中で炭治郎は、幼き日、父に言われた言葉を思い出すのだった。
第40話【ヒノカミ】
幼い炭治郎に父が、「正しい呼吸」について話してくれたことが頭をよぎった。
その瞬間、炭治郎の呼吸が変わり、刀身に炎をまとったのだ。
炭治郎は“ヒノカミ神楽・円舞”という新しい技で、少年の糸を断ち斬るのだった。
勢いのまま、少年を追い詰める炭治郎。
はじめて少年に隙の糸が見え、相打ち覚悟で炭治郎は鬼の頸を狙う。
意識を失った禰豆子に母が話しかける。
母の言葉に、禰豆子は目を覚ます。
そして血鬼術・爆血(ばっけつ)で少年の糸を燃やし、炭治郎を援護したのだ。
そして炭治郎の刀身は少年の頸を捉える。
その瞬間、刀身についていた禰豆子の血が爆ぜ、日輪刀が加速する。
炭治郎と禰豆子の絆の力で、ついに鬼の頸を斬ることに成功したのだった。
第41話【胡蝶しのぶ】
那田蜘蛛山にいた鬼の家族は皆、鬼の少年・累(るい)が作り上げた寄せ集めの家族だった。
家族ごっこに従わない者には、累がひどい仕打ちをするため、恐怖による絆が出来たのだ。
少女は山の中で鬼殺隊を見つけ、隊員を捕まえてしまう。
すると少女の背後に突然、鬼殺隊の女性が現れた。
驚いた少女は、女性隊員に攻撃をするが、すべて避けられてしまうのだった。
命乞いをする少女に、隊員はなぜか笑顔で仲良くしようと申し出たのだ。
そして少女に、人を殺した分だけ拷問を受けて生まれ変わろう、と提案した。
隊員の妙な提案に怒り、鬼の少女は再び攻撃をはじめるのだった。
少女より早く、隊員の攻撃が鬼の少女に命中する。
よろめく少女だが、頸を斬られていないことに安堵するのだった。
だがその瞬間、少女の体に異変がおきそのまま少女は死んでしまったのだ。
鬼殺隊、蟲柱(むしばしら)・胡蝶しのぶは、鬼殺隊で唯一“鬼を殺せる毒”を使う剣士だったのだ。
第42話【後ろ】
藤の花の毒で殺した鬼は、そのまま腐るのだとしのぶは語った。
一方炭治郎はヒノカミ神楽を使った反動で、体が動かなくなってしまっていた。
そんな炭治郎に悪寒が走る。
累は炭治郎に頸を斬られるより先に、自分の糸で頸を切っていたのだった。
炭治郎と禰豆子の攻撃に苛立ちを募らせる累は、はじめに炭治郎にとどめを刺そうとする。
累の鬼血術・殺目篭(あやめかご)が炭治郎を襲う。
抵抗できずにいる炭治郎を救ったのは、冨岡義勇であった。
累の攻撃が冨岡に迫る。
だが、冨岡の水の呼吸・拾壱ノ型、凪(じゅういちのかた、なぎ)を前に、累の攻撃は消え去ったのだった。
目の前で起こったことに理解が追い付かない累。
もう1度攻撃をしようと思った時にはすでに、累の頸は冨岡によって斬られていたのだ。
頸を斬られた累は、ふと鬼の家族に言われた言葉が頭をよぎる。
記憶が巡る中で、累は今まで忘れていたことを思い出すのだった。
第43話【地獄へ】
人間だった頃の累は、生まれつき体が弱かった。
そんな累を無惨は鬼へと変えたのだった。
鬼となり強い体を手に入れた累だが、彼の両親は喜ばなかった。
そして累は、自分を殺そうとした父親と母親を殺してしまうのだった。
母の最期の言葉を聞いた累は、“本物の絆”を自ら手放したことに気付き、激しく後悔するがもう遅かった。
鬼として強くなるほど、人間だった記憶は薄れ、両親のことも忘れてしまった。
それでも累は、無意識に“本物の絆”を、求めていたのだ。
累から大きな悲しみの匂いを感じた炭治郎は、そばに倒れる累の体に手を添える。
瞬間、累は両親に謝りたかったことを思い出したのだった。
鬼の心に寄り添う炭治郎に、「情けをかけるな」と冨岡は言い放つ。
だが炭治郎も譲れない気持ちを、冨岡へと伝えるのだった。
そんな炭治郎をみて、冨岡は以前出会った少年だということを思い出す。
その時禰豆子を狙って、胡蝶しのぶが炭治郎たちの前に現れるのだった。
まとめ
依然として激しい戦いが繰り広げられている那田蜘蛛山。
それぞれの鬼が強く、炭治郎・善逸・伊之助は苦戦を強いられていましたね。
そしてついに炭治郎の前に十二鬼月・累が現れます。
さすが無惨直属の配下というべきか、物々しい雰囲気が漂っていましたね。
怯まず累に戦いを挑む炭治郎ですが、日輪刀も折れてしまい絶体絶命!!
死に直面した炭治郎は、走馬灯で幼い頃の記憶を思い出します。
父の言葉をきっかけに、新技・ヒノカミ神楽を使えるようになりました。
ヒノカミ神楽とはなんのか?炭治郎の父親は剣士だったのか?
色々と謎が深まります。
何はともあれ、新技によって危機を脱した炭治郎は禰豆子との合わせ技で累を追い詰めます。
この炭治郎と禰豆子の兄妹絆パワーは、絶対に見逃せない、鬼滅の刃の名シーンの一つです。
胡蝶しのぶ・冨岡義勇、柱と呼ばれる剣士も登場しました。
しかもものすごく強かったですね。
炭治郎たちにとって敵なのか、味方なのか・・・。
緊迫の那田蜘蛛山での戦いに、いよいよ決着がつく第5巻。
ぜひ読んでみてくださいね。
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