【鬼滅の刃】コミック7巻のあらすじを紹介します。
この先ネタバレを含みますのでご注意ください。
【鬼滅の刃】7巻のあらすじ※ネタバレ注意
時は大正。
炭を売る少年・炭治郎は、ある日家族を失い、妹の禰豆子は鬼に変貌する。
妹を人間に戻し、家族を殺した鬼を討つため、炭治郎と禰豆子は旅立つ!!
鬼殺隊となった炭治郎は任務中、鬼舞辻と敵対している鬼・珠世と愈史郎から、禰豆子を人に戻す手がかりを得る。
新たな任務で善逸や伊之助と共に、那田蜘蛛山へ向かった炭治郎。
だが蜘蛛の鬼との戦いで傷を負い、しのぶの屋敷で療養した三人は、新たな力を得る。
一方、鬼舞辻は下弦の鬼を呼び呼せ、生き残った一人に、柱と炭治郎の抹殺を命ずるが・・・。
引用元:吾峠呼世晴/集英社・鬼滅の刃コミック7巻
【鬼滅の刃】コミック7巻のみどころ
- 鬼のいる列車、無限列車へいざ乗車。
- 炎柱・煉獄杏寿郎登場!
- 夢の中に捕らわれてしまった、4人の運命は!?
- 列車全部が鬼のからだ!?乗客200人を守れるか。
- 番外編、カナヲの過去が明らかに。
第53話【君は】
しのぶに体の状態を診てもらう炭治郎。
炭治郎はしのぶに“ヒノカミ神楽”や“火の呼吸”について尋ね、那田蜘蛛山での一件を話します。
その様な言葉は初耳だと言うしのぶは、炎柱の煉獄に尋ねることを提案したのでした。
怪我が回復した炭治郎は、蝶屋敷を出発することをアオイやカナヲに伝えに行く。
カナヲに話しかける炭治郎だが、笑顔を見せるばかりで返答がないカナヲ。
するとカナヲはコインを出して投げたかと思うと、突然言葉を発してくれたのだった。
カナヲは指示されていないことを、コインを投げて決めるのだという。
そんなカナヲからコインを借りた炭治郎は、コインを空高く飛ばしたのだった。
表が出たら、カナヲは自分の心の声をよく聞くこと、と叫ぶ炭治郎。
炭治郎がキャッチしたコインは表を示しており、炭治郎は大喜びする。
なぜ表を出せたのか尋ねるカナヲ。
表が出るまで何度も投げようと思っていた、と炭治郎は笑いカナヲのもとを後にするのだった。
蝶屋敷の面々と別れ、次の任務へと向かう炭治郎・善逸・伊之助。
目的地に着くと、興奮した声で伊之助が2人を呼んだ。
そちらを見ると、3人の目の前に大きな汽車があったのだった。
第54話【こんばんは煉獄さん】
伊之助が汽車に頭突きをしてしまったため、3人は駅員に追われてしまうのだった。
騒ぎが落ち着き、汽車に乗り込んだ炭治郎たちは、すでに乗っている煉獄と合流することにした。
すると突然「うまい!」という声が車内に響き渡る。
声の主は駅弁を美味しそうに頬張る、炎柱・煉獄だった。
炭治郎はさっそく、ヒノカミ神楽について尋ねるが、聞いたことがないと即答されてしまう。
その後煉獄はこの汽車で鬼による被害が拡大していることを3人に説明する。
4人のもとに車掌が訪れ切符の確認をした瞬間、鬼の気配を感じ煉獄が立ち上がった。
煉獄が日輪刀を抜いたかと思うと、炎の呼吸、壱ノ型・不知火(しらぬい)で一瞬のうちに鬼を倒してしまうのだった。
煉獄の見事な剣術に盛り上がる炭治郎たち。
だがしかし、それは現実ではなく夢の中の出来事であった。
炭治郎たち4人は、いつの間にか眠っており、汽車の上に立つ鬼が怪しく笑うのだった。
第55話【無限夢列車】
先ほどの車掌が泣きながら鬼の一部である“手”と話す。
どうやら車掌は鬼に言われ、炭治郎たちを眠らせたようだった。
他にも男女4人が、自分たちの役割を鬼に確認していた。
どうやら幸せな夢を見せてもらうために、自ら鬼に協力しているようであった。
炭治郎たちは深い眠りに落ち、それぞれ夢を見ていた。
善逸は禰豆子と過ごす夢。
伊之助は子分とともに探検している夢。
煉獄は父と弟が出てくる夢。
そして炭治郎は、家族が生きている夢を見ていたのだった。
だが4人ともそれが夢だという事に気付けずにいたのだ。
寝ている4人に先ほどの男女が近づく。
炭治郎たちの腕に縄を巻き付けると、それを自分達の腕に繋げたのだった。
炭治郎は夢の中で、家族との幸せな日々を過ごしていた。
汽車の上にいたのは、無惨の血を分け与えられた、下弦の壱の鬼であった。
鬼は炭治郎たちが幸せな夢を見始めたことを察知し、もう目覚めることは出来ないと語るのだった。
第56話【目覚めろ】
眠り鬼・魘夢(えんむ)の作った縄は、繋げた者の夢に侵入できる力をもっていた。
夢の外側には無意識領域がある。
そこにある“精神の核”を破壊されると、核の持ち主は廃人となるのだった。
魘夢は4人の男女らを使い、炭治郎たちの精神の核を破壊しようとしていたのだ。
煉獄の夢の中で、核を壊そうとした少女が突然苦しみ出す。
普通なら動けない状況化だが、煉獄は本能から危険を察し抵抗したのだった。
一方、川へ水を汲みにいった炭治郎は、鬼殺隊の姿をした自分が水面に映っていることに気付く。
その瞬間、自分が汽車のなかにいたことを思い出したのだった。
夢だと気付くことは出来たが、夢から出られない炭治郎。
その頃、汽車のなかで禰豆子が目を覚ます。
呼んでも起きない炭治郎に頭突きする禰豆子。
だが炭治郎の硬い頭に負け出血してしまうのだった。
怒った禰豆子は泣きながら、血鬼術で炭治郎の体を燃やした。
すると夢のなかの炭治郎の体も燃え始めるのだった。
第57話【刃を持て】
禰豆子の炎によって、炭治郎は少しずつ夢の中で覚醒し始める。
炭治郎を心配する弟妹たちに、ごめんと伝え、炭治郎は家の外へと飛び出したのだ。
外に出ると人間の禰豆子が昔のように話しかけてくる。
いつまでもこの幸せな空間にいたいと心から願う炭治郎。
だが炭治郎は現実と向き合い、愛する家族を振りきって前へと進むのだった。
炭治郎・善逸・伊之助の夢の中にも少年と少女が核を壊そうと入り込んでいた。
だが誰も、精神の核を壊すことは出来ていなかったのだ。
禰豆子の血の匂いを辿る炭治郎だが、一向に夢の中から抜け出せずにいた。
考える炭治郎の背後に、突然父の声が聞こえたのだった。
夢から目覚める方法に気付いた炭治郎。
“夢の中の死”つまり、自分の頸を斬ることであった。
もし間違っていたらと躊躇う炭治郎は、覚悟を決めて自分の頸を刀で断つのだった。
第58話【おはよう】
叫び声を上げ目覚めた炭治郎。
どうやら考えは的中していたようであった。
炭治郎は、腕についている縄が禰豆子の炎で焼き切れていたことや、切符から鬼の匂いがすることに気付く。
禰豆子に炎で縄を焼き切るように指示をした炭治郎は、善逸たちを起こそうと呼び掛ける。
だがいくら呼んでも、なかなか目を覚まさないのである。
すると先に目覚めた少女や少年が炭治郎に攻撃をし始める。
みな悩みや心に付け込まれ、鬼に利用されていたのであった。
少年らを気絶させ、鬼のもとへ向かう炭治郎だった。
炭治郎は匂いを辿り、鬼が先頭車両の上にいることに気付く。
禰豆子にみんなを起こすよう頼み、炭治郎は1人車両に登り鬼のもとへと向かう。
炭治郎と対峙し、何食わぬ顔で挨拶する魘夢。
夢を使い、人の心を弄ぶような言い方をする魘夢に、フツフツと怒りが湧く炭治郎であった。
第59話【侮辱】
人の心に土足で踏み込む魘夢が許せない炭治郎。
ふと魘夢は、炭治郎の耳飾りに気付く。
無惨の求める子どもが目の前にいる事を知り、魘夢は笑みを浮かべるのだった。
魘夢は血鬼術「強制昏倒催眠の囁き(きょうせいこんとうさいみんのささやき)」を放つ。
この技は、相手を強制的に眠らせるのだが、なぜか眠らない炭治郎。
炭治郎は術がかかった瞬間、夢の中で自分の頸を斬り覚醒していたのだ。
魘夢は、家族が炭治郎に心無い言葉をかける悪夢を見せていた。
自分の家族を侮辱するような夢に、炭治郎の怒りは頂点を超えたのだった。
炭治郎は、魘夢の頸を斬ることができたのだが、手ごたえが全くない。
炭治郎の予感は当たり、魘夢はすでに汽車と自分を融合させていたのだった。
200人もの乗客を守るため走りだす炭治郎だが、1人では限界があった。
その時、汽車の中から聞き覚えのある叫び声が聞こえる。
屋根を突き破って現れたのは、夢から戻った伊之助であった。
第60話【二百人を守る】
伊之助に今の状況を伝える炭治郎。
汽車の内部は、鬼の一部となり乗客たちを狙い始めた。
炭治郎・伊之助・禰豆子は、乗客を守るためそれぞれ動き出した。
子どもを庇おうとした禰豆子は、動きを封じられてしまいピンチに陥る。
禰豆子の危機に駆け付けたのは善逸であった。
炭治郎は、別の場所で戦いながら必死に対処法に頭を巡らせた。
すると突然、汽車が大きく揺れたのだ。
何事かと焦る炭治郎の前に煉獄が現れる。
煉獄は、素早く状況把握・指示を出すと、瞬く間に別の車両へと行ってしまうのだった。
伊之助と共に鬼の急所を探すよう指示された炭治郎は、伊之助に声を掛ける。
汽車の屋根を移動する伊之助は、漆ノ型ですでに鬼の急所を見つけたのだと叫んだ。
2人は鬼の気配が強い、汽車の前方に向かって走り出すのだった。
第61話【狭所の攻防】
鬼の気配が強い運転室に辿りつく炭治郎と伊之助。
やはり急所があるからか、より一層鬼の攻撃が激しくなる。
真下から鬼の気配を感じることに気付き、伊之助が床へ刃を振るった。
すると運転室の真下に巨大な頸の骨が姿を現すのだった。
すぐさま、骨を断とうと炭治郎も刀を振り下ろすが、鬼の肉に防がれてしまうのだった。
頸の骨周辺は、再生が早くすぐに裂け目が塞がってしまう。
連撃技で骨を断とうとする炭治郎と伊之助。
しかし、炭治郎たちの周りの肉塊に、無数の目玉が現れ、魘夢の血鬼術が発動されるのだった。
術により眠りに落ち、夢の中で自分の頸を斬り覚醒、を繰り返す炭治郎。
何度も繰り返すうちに、危うく現実で自分の頸を斬りかける炭治郎だが、伊之助が止めてくれたのだった。
どうやら猪の皮を被る伊之助には、魘夢の血鬼術が効かないようであった。
そこへ運転士が、伊之助を襲おうとしていることに気付いた炭治郎。
何とか止めに入るが、炭治郎は腹を刺されてしまうのだった。
動揺する伊之助に炭治郎は、大丈夫と伝え再び鬼の頸を狙う。
伊之助の、獣の呼吸、肆ノ牙・切細裂き(きりこまざき)で鬼の頸の骨が露出する。
すかさず炭治郎が、ヒノカミ神楽・碧羅の天(へきらのてん)で骨を断つのだった。
番外編
空腹で辛い日々を送っていた少女は、ある日を境に何も感情を感じなくなる。
そんなある日、少女は貧しい暮らしから親に売られてしまったのである。
男に連れていかれる少女に2人組の女性が声を掛けた。
胡蝶カナエと名乗った女性は、優しく少女に話しかける。
カナエとともにいたのは、今より若い頃の胡蝶しのぶであった。
しのぶは男にお金をばらまき、少女を連れカナエと走りだすのだった。
蝶屋敷に連れてこられた少女だったが、指示されないと何も行動しない少女に、しのぶは痺れを切らしていた。
そんな2人をカナエは笑って眺め、少女にコインを手渡した。
好きな男の子が出来たらカナヲだって変わる、とカナエは微笑むのだった。
これは今より昔、胡蝶姉妹とカナヲが出会ったときのお話である。
まとめ
無事怪我が完治した炭治郎・善逸・伊之助。
3人揃って全集中・常中も身に付け、きっとパワーアップしたことでしょう。
さっそく3人は、次の任務へ向かうのでした。
炎柱の煉獄と合流するため、指示された汽車へたどり着きます。
汽車をはじめて見る伊之助の反応や、それにツッコミを入れる善逸との掛け合いに思わず笑いがこぼれてしまいました。
汽車の中には、すでに煉獄の姿がありましたが、なかなかクセの強い登場でしたね。
鬼が出るという汽車に乗った炭治郎たち。
十二鬼月である、魘夢の術にかかってしまった4人は、夢の中へと入りこんでしまうのでした。
4人それぞれの“夢”の内容にも注目ですね。
さて、自分が夢の中に閉じ込められていることに気付いた炭治郎。
禰豆子の手助けもあり、無事に夢から覚めることができ、一安心ですね。
炭治郎は、車両の先頭にいた魘夢と対峙します。
しかしさすが十二鬼月。
簡単に倒せる相手ではありませんでした。
それどころか、汽車と融合してしまっており、炭治郎たちはかつてないピンチに直面するのでした。
はたして、無事200人近くの乗客たちを救うことは出来るのでしょうか!?
また7巻の最後には、番外編もあるので、そちらも必見です。
劇場版アニメにもなったストーリーが収録された、第7巻。
ぜひ読んでみてくださいね。
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