【鬼滅の刃】コミック8巻のあらすじを紹介します。
この先ネタバレを含みますのでご注意ください。
【鬼滅の刃】コミック8巻のあらすじ※ネタバレ注意
時は大正。
炭を売る少年・炭治郎は、ある日家族を失い、妹の禰豆子は鬼に変貌する。
妹を人間に戻し、家族を殺した鬼を討つため、炭治郎と禰豆子は旅立つ!!
鬼殺隊となった炭治郎は任務中、鬼舞辻と敵対している鬼・珠世と愈史郎から、禰豆子を人間に戻す手がかりを得る。
新たな任務のために、汽車に乗り込む炭治郎は、炎柱の煉獄と合流する。
一方新たな力を得た下弦の壱・魘夢は汽車に乗り込んだ炭治郎達を、夢の中で殺害しようと試みる。
夢から覚醒した炭治郎は、魘夢を追い詰めるが・・・。
引用元:吾峠呼世晴/集英社・鬼滅の刃コミック8巻
【鬼滅の刃】コミック8巻のみどころ
- 下弦の壱・魘夢との戦いの結末は!?
- 最悪の展開、“上弦”の参・猗窩座登場。
- 息を飲む戦い!煉獄VS猗窩座。
- ヒノカミ神楽を知るために、いざ煉獄家へ。
- 人攫い、宇髄天元登場!?
第62話【悪夢に終わる】
炭治郎と伊之助の連撃によって、巨大な首の骨は断たれた。
同時に魘夢は、凄まじい叫び声をあげる。
汽車はまるで、魘夢がのたうち回るかのように、激しく揺れ動きはじめた。
そしてその勢いのまま、汽車は脱線してしまうのだった。
ヒノカミ神楽の反動で、動くことができない炭治郎は、伊之助に乗客の救出を任せる。
一方の魘夢は、限界が近づき体を再生できずにいたのだ。
魘夢は自分の惨めな最後に激しく後悔しながら、静かに消えいくのだった。
横たわる炭治郎のもとに、煉獄が現れる。
煉獄は、炭治郎に呼吸を使って、腹部の出血を止めるよう指示する。
煉獄の教えのもと、無事に炭治郎は出血を止めることができたのだった。
すると突然、炭治郎と煉獄の近くに激しい音と共に、何者かが姿を見せるのだった。
第63話【猗窩座】
突然現れたのは、新たな鬼であった。
しかも目には十二鬼月の印である数字が刻まれていたのだった。
“上弦の参”の鬼は、いきなり炭治郎めがけ襲いかかってきたのだ。
煉獄は、素早く反応し鬼に刃を振るう。
鬼は、素晴らしい提案をしよう、と煉獄に向け話始める。
そして煉獄に対して、鬼にならないか?と思いもよらない提案を投げ掛けた。
もちろん煉獄が頷くことはなかった。
猗窩座(あかざ)と名乗った上弦の鬼は、鬼になればもっと強くなれるのだと語る。
だが煉獄は、真っ直ぐに猗窩座の言葉を拒むのだった。
猗窩座と煉獄の激しい戦いが始まった。
どちらも一歩も引かぬ戦いは、炭治郎たちの目では追うことさえ難しかった。
助太刀に入ろうとした炭治郎を、煉獄が制する。
伊之助もその場に駆け付けるが、すさまじい戦いに息を飲む。
そして、煉獄の炎の呼吸、伍ノ型・炎虎と、猗窩座の破壊殺・乱式、が激しくぶつかり合うのだった。
第64話【上弦の力・柱の力】
体の至る所に傷を負った煉獄。
猗窩座はそんな煉獄に対して、人間では鬼に勝てない、と断言するのだった。
再び技を構える煉獄の闘気の凄まじさに、猗窩座は歓喜の表情を浮かべた。
煉獄の炎の呼吸、奥義、玖ノ型・煉獄。
猗窩座の術式展開、破壊殺・滅式。
両者の攻撃が、先ほどよりさらに凄まじくぶつかり合う。
しかし炭治郎たちの目に映ったのは、猗窩座の腕が腹部に貫通した煉獄の姿であった。
猗窩座の言葉に、煉獄はふと亡き母との記憶を思い出すのであった。
なぜ自分が人より強く生まれたのか、幼い煉獄は母に問われたことがあった。
「弱き人を助けることが、強く生まれた者の責務」だと煉獄の母は語った。
母の言葉を思い出し、煉獄は最後の力を振り絞って、猗窩座の頸を断とうとする。
猗窩座はそんな煉獄の力に驚くとともに、夜明けが近いことに焦りを感じていた。
この場を去ろうとする猗窩座だが、腕が煉獄の腹部から抜けないことに気付くのだった。
第65話【誰の勝ちか】
日が登りはじめ、猗窩座は焦りを感じる。
だが、煉獄も頸を斬るまで一歩も退く気がない。
2人の叫び声が、あたり一面に響き渡った。
圧倒されて立ちすくむ伊之助に、炭治郎は煉獄のために動けと叫ぶ。
炭治郎・伊之助が、煉獄のもとにたどり着くより一瞬早く、猗窩座が動いた。
猗窩座は自らの両腕を切り離して脱出を図ったのだった。
急いで、日の当たらない場所へ逃げ込んだ猗窩座。
炭治郎が猗窩座めがけて、日輪刀を投げ、刀は猗窩座の胸を貫通した。
煉獄から逃げるな、勝負は煉獄の勝ちだ、と炭治郎は猗窩座にむかって泣きながら叫ぶのだった。
そんな炭治郎に、最後に話をしようと、優しく声を掛ける煉獄。
煉獄は、昔の夢を見て思い出したことを話し始めるのだった。
第66話【黎明に散る】
命の灯が消えようとする寸前、煉獄は自分の生まれた家を訪ねるよう語る。
炭治郎は、まず煉獄自身の体を気遣うよう話すが、煉獄は自分の命が長くないことを悟っていたのだった。
煉獄は、家族へのメッセージを炭治郎たちに託し、禰豆子を鬼殺隊として認める、と優しく炭治郎に語った。
そして炭治郎たち3人に、もっと成長して次世代の柱となるよう、優しく微笑み激励するのだった。
ふと、煉獄の目に亡き母の姿が映る。
立派にできましたよ、と微笑む母をみて、煉獄杏寿郎は幼子のような屈託のない笑顔を見せたのだった。
煉獄の死に、悲しみと悔しさに襲われる炭治郎。
弱気になる炭治郎に、伊之助が泣きながら喝を入れるのだった。
煉獄の死は、鎹鴉によって柱たちのもとに伝えられた。
お館様は、煉獄の頑張りを称え、自らもまもなく黄泉の国へ行くのだと語るのだった。
第67話【さがしもの】
場所は変わり、どこかのお屋敷。
本を読む少年に猗窩座が、今回の件を報告していた。
見た目は違えども、なんと少年は鬼舞辻無惨であった。
猗窩座の報告に対し、鬼狩りを1人始末しただけ、と無惨は怒りを露にする。
無惨への報告を終えた猗窩座は、木に突き立てられた炭治郎の刀を見つめる。
炭治郎の言動を思い返し、猗窩座は怒りのままに、日輪刀を破壊してしまうのだった。
一方蝶屋敷では、炭治郎がいなくなったと騒ぎになっていた。
当の炭治郎は、鴉に案内されて、煉獄の生家に向かっていた。
たどり着いた屋敷の前に、煉獄の面影がある少年を見つけ声を掛ける。
少年は煉獄の弟、千寿郎(せんじゅろう)であった。
千寿郎に、煉獄が残した言葉を伝えに来たと話す炭治郎。
すると突然、家の中から出てきた男性が、炭治郎の言葉を遮るのだった。
声を荒げて、炭治郎の前に現れたのは煉獄の実父であった。
第68話【使い手】
杏寿郎は才能がないから死んだ、と煉獄の父は、息子を罵倒する。
煉獄の父は、炭治郎の耳飾りを見た途端、表情を一変させた。
先ほどよりも声を荒げ、“日の呼吸の使い手だな!?”と叫ぶと、然炭治郎に掴みかかる。
炭治郎の言葉を、煉獄の父は全く聞こうとしない。
男は、日の呼吸というものが全ての呼吸のはじまりなのだと叫ぶ。
炭治郎は、調子に乗るなよ、という男の言葉に対し、我慢の限界に達するのだった。
そんなにすごい呼吸ならば、なぜ煉獄を助けられなかったのか、炭治郎は己の弱さに打ちのめされていたのだった。
取っ組み合いの末、炭治郎の頭突きが男に命中し、争いは幕を閉じたのだった。
我に返り、自分の行動を後悔していた炭治郎。
そして、千寿郎に煉獄の最期の姿を伝えるのだった。
煉獄の話していた書物に心当たりがあるという千寿郎。
書物を開いた、炭治郎と千寿郎は中身を見て驚愕するのだった。
第69話【前へ進もう少しずつでも構わないから】
書物はズタズタに破かれており、読める状態ではなかった。
千寿郎に対し、自分のやるべきことは分かっている、と炭治郎は話す。
まだヒノカミ神楽に、自分の体が追い付いていないことを炭治郎は自覚していたのだ。
今できる精一杯で前に進むと話す炭治郎は、煉獄のような強い柱になるのだと、千寿郎に宣言するのだった。
千寿郎は、稽古をつけても日輪刀の色が変わらなかったことを、炭治郎に話した。
そして、剣士以外の形で人の役に立つことをするのだと続けて話したのだった。
帰り際千寿郎は、煉獄の日輪刀の鍔(つば)を、炭治郎に手渡す。
千寿郎は、きっと炭治郎を守ってくれると優しく微笑んだ。
炭治郎が帰ったあと、父に煉獄の言葉を伝えた千寿郎。
体を大切にして欲しい、という言葉に、煉獄の父ははじめて涙を流すのだった。
蝶屋敷へと戻った炭治郎の前に、怒りの形相の鋼鐵塚が現れる。
刀を失くした炭治郎を、夜明け近くまで追いかけるのであった。
第70話【人攫い】
煉獄の死から4ヵ月が過ぎようとしていた。
炭治郎・善逸・伊之助は毎日鍛錬しながら、合間に入る任務をそれぞれこなしていた。
ある日、炭治郎が単独任務から戻ると、何やら蝶屋敷が騒がしい。
柱の男が、アオイとなほを担いで連れて行こうとしていたのだ。
カナヲは、炭治郎の言葉を思い出し、自分の意思でアオイたちを引き留める。
そこへ炭治郎が駆けつける。
男めがけ頭突きをする炭治郎だったが、簡単に避けられてしまうのだった。
柱の男は“元忍”の宇髄天元(うずいてんげん)と名乗った。
宇髄は任務で女の隊員が必要なため、連れていくのだと話す。
嫌がるアオイを無理やり連れて行こうとする宇髄に対し、代わりに自分たちが行くと叫ぶ炭治郎。
任務帰りの善逸と伊之助の姿もあった。
炭治郎たちの言葉に宇髄は、あっさりと引き下がる。
宇髄と共に任務に向かう炭治郎・善逸・伊之助。
どこに行くのか、と尋ねられた宇髄は、鬼の棲む“遊郭”に行くのだと伝えるのだった。
まとめ
炭治郎と伊之助の連撃技で見事、魘夢の頸の骨を断つことに成功しました。
一件落着かと思いましたが、考えが甘かったですね。
まさか、新たな鬼が現れる展開になるなんて、思いもよりませんでした。
炭治郎たちの前に現れたのは、猗窩座と名乗る鬼。
なんと猗窩座は、無惨に近い力をもった、“上弦の鬼”だったのです。
炎柱・煉獄と上弦の参・猗窩座の対決がはじまりました。
今までとはレベルが違う2人の戦い。
漫画なのに戦いの迫力が伝わってくるほどです。
激闘の末、煉獄は命を落としてしまいます。
このシーンは、本当に涙なくしてみることは出来ません。
“煉獄の死”は悲しくもありますが、炭治郎たちの心に新たな決意と、炎を灯しました。
物語の後半には、新たな事実が浮上します。
ヒノカミ神楽が、はじまりの呼吸である“日の呼吸”だというのです。
無惨も反応を見せた、炭治郎の耳飾り。
今回の話でも耳飾りについて触れており、やはり何か重要なキーワードになりそうですね。
ラストには、柱・宇髄天元が登場です。
宇髄と共に炭治郎たちは、鬼の棲む遊郭に向かうのでした。
またまた、強い敵が潜んでいそうな予感がしますね。
8巻は本当に涙ありで、何度読んでも泣いてしまいます。
ハンカチを握りしめて、ぜひ読んでくださいね。
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