【鬼滅の刃】コミック9巻のあらすじを紹介します。
この先ネタバレを含みますのでご注意ください。
【鬼滅の刃】9巻のあらすじ※ネタバレ注意
時は大正。
炭を売る少年・炭治郎は、ある日家族を失い、妹の禰豆子は鬼に変貌する。
妹を人間に戻し、家族を殺した鬼を討つため、炭治郎と禰豆子は旅立つ!!
鬼殺隊となった炭治郎は任務中、鬼舞辻と敵対している鬼・珠世と愈史郎から、禰豆子を人に戻す手がかりを得る。
新たな任務で炭治郎たちは、炎柱の煉獄と汽車に乗り込む。
その車中で下弦の鬼に襲われるも、乗客を守りつつ鬼を対峙した。
だが、そこに現れた上弦の鬼・猗窩座に煉獄は敗れてしまう。
煉獄の死を乗り越えた炭治郎は、“音柱”の宇髄と新たな任務へ・・・。
引用元:吾峠呼世晴/集英社・鬼滅の刃コミック9巻
【鬼滅の刃】コミック9巻のみどころ
- 女装して潜入!?炭子・猪子・善子登場。
- 宇髄の3人の嫁の生死はいかに。
- 善逸が失踪!?遊郭に潜む鬼を探せ。
- 上弦の鬼現る、炭治郎VS堕姫。
第71話【遊郭潜入大作戦】
柱・宇髄天元と共に任務へと出発した、炭治郎・善逸・伊之助。
宇髄は自らを、“派手を司る神・祭の神だ”と自称する、少し変わった人物であった。
潜入準備のため立ち寄った、藤の家にて、今後の動きについて宇髄は話はじめる。
遊郭潜入後、まず3人は“宇髄の嫁”を探すよう指示される。
どうやら、先に遊郭に潜入していた嫁との連絡が、途絶えたということだった。
しかも、嫁は3人いるのだと、宇髄は何食わぬ顔で言うのだった。
宇髄の嫁3人は、宇髄が怪しいと睨んだ、3つの店それぞれに花魁として潜入していたのだ。
そのため、炭治郎たち3人を変装させ、3つの店に潜入させようと宇髄は考えていたのだった。
遊郭へたどり着く。
さっそく、宇髄は女の子に変装した、炭子・善子・猪子とともに、目標の店を回る。
ときと屋には炭子・荻本屋には猪子が、引き取られることが決まった。
1人、善子だけが余り、宇髄が冷たい視線を向けるのだった。
第72話【お嫁さんを探せ】
余っていた善子も、半ば無理やり京極屋に入ることが決まった。
ときと屋に潜入していた炭治郎は最近、“足抜け”する花魁が多い噂を耳にする。
話の中に、宇髄の嫁の1人“須磨”という名前もあり、詳しく聞こうとする炭治郎。
しかし、どうしてそんなことを聞くのか、とその場に現れた鯉夏花魁に尋ねられてしまう。
炭治郎はとっさに、須磨は自分の姉だと誤魔化すのだった。
炭治郎の話を信じてくれたのか、鯉夏花魁は、須磨が足抜けした“らしい”という話を聞かせてくれた。
一方、荻本屋に潜入していた伊之助も、宇髄の嫁“まきを”の話を耳にする。
どうやらまきをは、具合が悪いと言ったきり、部屋に閉じ籠っているのだという。
だが実はまきをは、鬼の技によって部屋の中で拘束されていたのだった。
第73話【追跡】
拘束されたまきをは、なんとか天元のもとに情報を送ろうと考えを巡らせていた。
まきをの部屋から、妙な気配を感じた伊之助は、勢いよくふすまを開けた。
すると部屋の中は荒らされており、まきをの姿は見当たらなかったのだった。
気配で、鬼が天井裏に逃亡したと察した伊之助は、近くにあった器を投げつけた。
すると突然、天井裏から何かが這いまわって移動するような音が聞こえてきたのだった。
気配を探りながら、あと追う伊之助だったが、途中で気配を見失ってしまう。
その頃、京極屋に潜入した善逸は、噂などの音を聞いて、情報を探っていた。
音の中に、女の子の鳴き声が混ざっており、善逸は急いで泣き声の主のもとへ向かう。
女の子が、物が乱雑している部屋で泣いていたのだった。
理由を尋ねようとした善逸の背後に、突然鬼の気配がし、善逸は息を飲んだ。
善逸に声を掛けたその人物は、花魁の姿をしていたが、鬼の音がするのだった。
善逸は、怪しまれぬよう部屋に入った経緯を説明する。
鬼の花魁は部屋が片付いてないと言い、泣く女の子の耳を強く引っ張ったのだった。
許しを請う少女に対して、容赦のない仕打ちをする花魁の姿に我慢できず、善逸は止めに入るのだった。
第74話【堕姫】
時間は戻り、炭治郎たちが潜入する2日前。
花魁の姿をする鬼“蕨姫(わらびひめ)”の部屋を、京極屋の女将が訪ねた。
女将の物言いに、蕨姫は鋭く女将を睨みつけた。
女将は、蕨姫が人間ではない事に、感づいていたのだった。
しかしそれを問おうとした瞬間、鬼は女将を連れ宙へと浮かんだ。
女将の目の前には、蕨姫ではなく、本来の姿に戻った鬼がいたのだ。
そして鬼は、そのまま女将を地面へ落としてしまったのだった。
ことを終え、鬼が部屋へと戻ると、そこには無惨の姿があった。
“堕姫(だき)”という名の鬼に対し、「期待している」と無惨は語る。
時間は、今に戻る。
蕨姫を止めに入った善逸は、蕨姫の攻撃を受け、飛ばされてしまう。
そこへ店の主人が駆け付け、蕨姫に懇願し、事態はひとまず収束するのだった。
蕨姫は、善逸が受け身を取ったことに気付き、鬼殺隊だということに感づいていた。
蕨姫、もとい堕姫は、鬼殺隊の到着に怪しく笑うのだった。
第75話【それぞれの思い】
先ほどの一件から少し経った頃、部屋から善子(善逸)の姿が消えたと、主人のもとに報告が入ったのだった。
その頃、屋根の上では伊之助が荻本屋にいた鬼について、炭治郎に説明をしていた。
これから、4人で集まり潜入の定期報告をすることとなっていたのだ。
炭治郎と伊之助の前に、音もなく宇髄が現れ「善逸はこない」と言った。
宇髄は、善逸と連絡が途絶えたことを説明した。
それと同時に炭治郎と伊之助へ、遊郭から出るよう指示を出すと再び潜入に戻ってしまうのだった。
だが炭治郎たちは、遊郭を出るつもりはなかった。
炭治郎と伊之助は、善逸や宇髄の嫁を助けるために行動する事を決めるのだった。
炭治郎は、店を出る前に鯉夏花魁のもとを訪ね、潜入していた理由などを話した。
炭治郎が部屋を出てすぐ、誰かが鯉夏花魁の部屋を訪れる。
鯉夏花魁が振り向くと、そこには堕姫が立っていたのだった。
第76話【それぞれの場所で】
約束の日暮れになっても姿を見せない炭治郎。
痺れを切らした伊之助は、1人で行動を始めることを決めるのだった。
一方、善逸たちが行方知れずになった、京極屋を訪れた宇髄。
宇髄は、店の主人に心当たりを話すよう言った。
女将の仇を討つ、という宇髄の言葉に、主人は蕨姫のことを話したのだった。
炭治郎は、鬼の気配を感じ鯉夏花魁の部屋へと戻る。
部屋には鬼の姿と、体のない鯉夏花魁の姿があったのだった。
鯉夏花魁を解放するよう鬼に向け叫ぶ炭治郎。
鬼の攻撃が来る、と思った瞬間、炭治郎は外へと飛ばされてしまうのだった。
炭治郎は気持ちを落ち着かせ、状況などを整理し始めた。
そして肩紐が切れた木箱を置き、禰豆子に箱から出ないよう言うのだった。
炭治郎と堕姫の攻撃がぶつかり合う。
そして炭治郎は、鯉夏花魁が閉じ込められている部分の帯を切り離すことに成功する。
しかし堕姫は焦る様子などなく、余裕の笑みを見せるのだった。
第77話【轟く】
宇髄は妻の1人、雛鶴がいるという切見世にいた。
無事に雛鶴を救出した宇髄は、鬼の気配を探り地面の下から、戦いの音がすることに気付いた。
そして音の呼吸、壱ノ型・轟(とどろき)を、地面に向けて放つのだった。
堕姫との戦いのなか、刀身が刃こぼれしていることを堕姫に指摘された炭治郎。
炭治郎は、刃こぼれする理由は、自分が“水の呼吸”に適した体ではないのだと考えていたのだった。
だがヒノカミ神楽は強力すぎる故に、連発することができなかった。
しかし炭治郎は、堕姫との戦いのなかで「自分はやれる」と己を鼓舞していた。
心を燃やせと、頭を巡らせるなか、ふと煉獄の姿が脳裏をよぎった。
瞬間、炭治郎は、ヒノカミ神楽を繰り出した。
烈日紅鏡(れつじつこうきょう)、炎舞、と技を連発した。
そして幻日虹(げんにちこう)で、堕姫の裏をかき、ついに隙の糸を嗅ぎ分けることができたのだった。
炭治郎は、すかさずヒノカミ神楽・火車(かしゃ)で堕姫の頸を狙うのだった。
第78話【ぐねぐね】
だが隙の糸は、すぐに切れてしまい、炭治郎の刀が届く前に堕姫に反撃されてしまう。
飛ばされた瞬間、ヒノカミ神楽の反動が炭治郎の体を襲った。
呼吸を整え、なんとか立て直すことができた炭治郎。
攻撃を出すも、堕姫の刃物のような帯にはじかれてしまうのだった。
もっと体温をあげろ、と炭治郎は自分に叫んだ。
ヒノカミ神楽でなら、上弦の鬼ともなんとか渡りあうことができた。
しかし、渡り合うだけではなく、“勝たなければ、“と炭治郎はさらに集中を高めた。
命を守るため、炭治郎は再び心を燃やして、堕姫へと向かっていくのだった。
少し時を遡り、荻本屋では伊之助が鬼の巣を探していた。
そして床下から、鬼の巣へ通じる穴を見つけるのであった。
穴は、頭しか入れることができないほど小さい穴だった。
だが伊之助は、体中の関節を外すことができた。
つまり“頭さえ”入ればどんなに狭いところにも入ることができるのであった。
穴の先には広い空間が広がり、人間が帯に閉じ込められていたのだ。
すると突然、帯が生き物のように動き出し、さらに伊之助に向かって喋りだしたのだった。
第79話【風穴】
伊之助は帯と戦う中で、捕まっている人たちを救出していた。
しかし帯も刀の動きに対して、体をぐねらせ帯を斬らせないようにするのだった。
帯は、“本体”ではない自分を斬っても意味はないと笑う。
加えて、伊之助が帯から切り離した人間たちを再び襲おうと動き出すのだった。
その時、帯から解放された天元の妻“須磨”と“まきを”が伊之助を加勢する。
そしてもう1人、解放された善逸も戦いに加わったのである。
帯は、善逸の技の速さに驚くとともに、別の方で大きな音がなった事に気付く。
音が鳴ったと思われる、上を見上げた瞬間、天井が激しく爆発したのだ。
帯は、地上から、地下まで風穴を開けた人間がいることに驚きながら、煙のなかに人影を見つけるのだった。
地下へと入ってきたのは、宇髄であった。
帯は、宇髄を見た瞬間に柱であることを察知しすぐさま身構えた。
しかしそれよりも早く、宇髄が帯を切り刻んでしまうのだった。
須磨とまきをに声を掛けた宇髄は、「こっからは、ド派手に行くぜ」と声高々に叫んだのだった。
まとめ
ド派手に登場した、柱・宇髄天元と共に遊郭潜入任務へ向かった、炭治郎・善逸・伊之助。
妻が3人もいる宇髄には驚きでした。
女の子が大好きな善逸からしてみれば、羨ましすぎますよね。
さて、それぞれ変装をして遊郭へと潜入します。
しかし、炭治郎・善逸・伊之助の変装姿が、ツッコミどころ満載です。
変装=女装なのですが、もう少し可愛くならなかったの!?と思わずツッコミを入れちゃうほどでした。
何はともあれ、無事それぞれの店に潜入することができ、各自情報を集めました。
そんな中、京極屋に潜入していた善逸が、先に鬼と接触します。
しかし、鬼に正体がバレてしまい、善逸は消息を絶ってしまうのでした。
炭治郎は、潜入していたときと屋の鯉夏花魁に挨拶をし、伊之助と合流しようとします。
炭治郎が、店を出てすぐ鬼の気配を感じ戻ると、上弦の鬼“堕姫”の姿があったのです。
ヒノカミ神楽で、なんとか応戦することができますが、押され気味の炭治郎。
やはり、上弦の鬼は一筋縄ではいきません。
果たして、宇髄が到着するまで持ちこたえることが、出来るのでしょうか。
そして、柱・宇髄天元の強さは、いかほどなのか!?
とても気になりますね。
遊郭潜入任務の幕開けである、第9巻。 ぜひ読んでみてくださいね。
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