【鬼滅の刃】コミック11巻のあらすじを紹介します。
この先ネタバレを含みますのでご注意ください。
【鬼滅の刃】11巻のあらすじ※ネタバレ注意
時は大正。
炭を売る少年・炭治郎は、ある日家族を失い、妹の禰豆子は鬼に変貌する。
妹を人間に戻し、家族を殺した鬼を討つため、炭治郎と禰豆子は旅立つ!!
鬼殺隊となった炭治郎は任務中、鬼舞辻と敵対している鬼・珠世と愈史郎から、禰豆子を人に戻す手がかりを得る。
新たな任務で音柱の宇髄と共に、花街の調査を進める炭治郎たちは、上弦の陸・堕姫と対峙する。
炭治郎や禰豆子が苦戦する中、堕姫の頸を落とす宇髄だったが、その中から兄・妓夫太郎が現れる。
堕姫と猛毒の血鎌を操る妓夫太郎、二人となった鬼を倒す術は・・・!?
引用元:吾峠呼世晴/集英社・鬼滅の刃コミック11巻
【鬼滅の刃】コミック11巻のみどころ
- 敵の頸を同時に斬れ、宇髄・炭治郎・善逸・伊之助、共同闘争。
- ついに決着!?激闘の行方はいかに。
- 宇髄と伊之助に迫る命の危機。体を蝕む毒を取り除く方法とは。
- 堕姫と妓夫太郎の過去と兄妹の絆。
第89話【混戦】
上弦の鬼との戦いは激しさを増していた。
宇髄は妓夫太郎の素早さや、カマキリのような太刀筋に苦戦を強いられる。
炭治郎は、飛んでくる血鎌を受けるなど、必死に宇髄のサポートに回るのだった。
炭治郎の傷が深く、無理に動いていることを宇髄は気付き、早々に決着をつけねばと考えていた。
伊之助と善逸も同様に、堕姫の帯攻撃に苦戦中していたのだ。
その時、宇髄の妻・雛鶴が、妓夫太郎に向け無数のクナイを放つ。
クナイに何か仕込まれていると感じた妓夫太郎は、斬撃でクナイをはじいた。
一瞬の隙をみて、妓夫太郎に迫り、両足を斬ることに成功した宇髄。
妓夫太郎は、クナイに塗られていた毒により体が再生しないことに気付く。
体が痺れた妓夫太郎に、すかさず炭治郎が間合いを詰める。
だが妓夫太郎に焦る様子は見られず、にやりと楽し気に笑ったのだ。
第90話【感謝する】
クナイを飛ばした、雛鶴は毒が作るわずかな隙に勝利の希望を願う。
炭治郎と宇髄は、それぞれ妓夫太郎の頸めがけて刃を振るう。
だが、妓夫太郎はあっという間に毒を解毒してしまったのだ。
妓夫太郎が繰り出す円斬旋回・飛び血鎌と、宇髄の音の呼吸、肆ノ型・響斬無間がぶつかり合う。
爆風のなか目をこらすと、妓夫太郎の姿が見当たらない。
宇髄が気付いた時には、妓夫太郎はすでに雛鶴を狙い動いていた。
雛鶴が殺されようとした寸前、炭治郎が技を出し雛鶴を助け出す。
炭治郎は、水の呼吸とヒノカミ神楽を合わせて動くことに成功したのだ。
そうすることで、水の呼吸よりも攻撃力はあがり、ヒノカミ神楽より長く動くことが可能となる。
妓夫太郎が、炭治郎と雛鶴を狙ったその時、宇髄が妓夫太郎の背後まで迫ったのだった。
第91話【作戦変更】
妓夫太郎の頸に迫る様子を見て、堕姫と対峙する伊之助が焦っていた。
合わせて頸を斬らなければという伊之助に、善逸が諦めず攻撃を続けようと声を掛けた。
一方、宇髄と炭治郎の刃が妓夫太郎の頸を挟む。
とうとう頸を斬ったと思いきや、妓夫太郎は鎌で2人の刀を受け止めたのだった。
すかさず宇髄は、妓夫太郎の真後ろから頸を狙うも、妓夫太郎は頸をぐりんと回し刃を止めてしまう。
妓夫太郎の飛び血鎌が再び、炭治郎たちを襲った。
そこへ、堕姫の攻撃に押された伊之助と善逸が、炭治郎の方へとやってくる。
2人から、まずは3人で堕姫の頸を斬ろうと作戦変更を伝えられたのだ。
伊之助が真っ直ぐ堕姫の方へ走り、炭治郎と善逸が伊之助を攻撃から守った。
堕姫の頸を捉えた伊之助は、日輪刀をのこぎりの様に使い、堕姫の頸を斬ることに成功する。
伊之助は、再び頸がくっつかないように、堕姫の頸をもち本体から離れるのだった。
第92話【虫ケラボンクラのろまの腑抜け】
伊之助は全速力で走った。
しかし、喜びも束の間、伊之助の胸を妓夫太郎の鎌が貫いてしまったのだ。
伊之助はその場に倒れ込む。
なぜ妓夫太郎がこちらにいるのか、と疑問に思った炭治郎は宇髄の方へ目を向けた。
静かに倒れる宇髄の姿を見つけ、炭治郎は言葉を失ってしまう。
その時、堕姫の攻撃が炭治郎を襲い、とっさに善逸が炭治郎を庇ったのだ。
足元が崩れ、炭治郎たちは崩れる瓦礫に巻きこまれてしまうのだった。
目を覚ました炭治郎の前に妓夫太郎が立っていた。
妓夫太郎は、炭治郎以外の全員がもう駄目だと話す。
全員みっともないが、お前が一番みっともないと炭治郎をあざ笑う妓夫太郎。
妓太郎は、炭治郎を罵り続けた。
天を仰いだ炭治郎は、「俺は準備してたんだ」と言い、妓夫太郎に頭突きをくらわす。
よろめく妓夫太郎の足には、雛鶴のクナイが刺さっていた。
炭治郎はすかさず妓夫太郎の頸を狙う。
こんな状況になってもブレない炭治郎の姿に、妓夫太郎は驚愕するのだった。
第93話【絶対あきらめない】
炭治郎は叫び声を上げて、頸を断とうとしていた。
まさかの形勢逆転に焦った堕姫が、炭治郎に向け攻撃をしようと動く。
だが堕姫の攻撃は、瓦礫から抜け出した善逸によって防がれる。
善逸は、雷の呼吸、壱ノ型・霹靂一閃神速で堕姫の頸を斬る寸前まで追い詰める。
一方、持てる力を振り絞り妓夫太郎の頸を斬ろうとする炭治郎。
だが毒を分解した妓夫太郎の攻撃力が増幅し、あと一歩のところで刀が弾かれてしまうのだった。
怒りの妓夫太郎が、炭治郎に向けて鎌を振り下ろした。
そこへ死んだと思われた宇髄が現れる。
宇髄は筋肉で心臓の動きを止め、死んだように見せていたのだ。
“譜面”が完成した勝ちに行くぞと宇髄は叫ぶ。
サポートを受け、再び妓夫太郎に迫る炭治郎。
妓夫太郎の鎌が炭治郎の顎を貫通するが、炭治郎は構わず刀を振り下ろしたのだった。
第94話【何とかして】
炭治郎の刃が、妓夫太郎の頸を捉えた。
渾身の力を、この一撃に込める炭治郎。
すると、炭治郎の額の痣がじわじわと形を変え始め、炭治郎の力が増加していった。
頸を半分まで斬られかけていた妓夫太郎。
その頃、善逸も堕姫の頸を狙い懸命に刃に力を込める。
そんな善逸のもとに、刺されたはずの伊之助が駆け付けた。
炭治郎・善逸・伊之助は叫び声と共に、一層力を込めて刀を振り切った。
そしてついに、堕姫と妓夫太郎の頸を同時に斬ることに成功したのである。
力を使い果たし、膝をつく炭治郎。
すると焦った表情の宇髄の姿が目に映る。
「逃げろ」という宇髄の叫び声が響く。
同時に、妓夫太郎の体から今まで以上に規模の大きい飛び血鎌が放たれたのだった。
第95話【最期】
炭治郎が目を覚ますと、禰豆子が心配そうに覗き込む。
攻撃により、崩壊したあたりを見て、炭治郎は唖然とする。
炭治郎は、毒を受けたのに動けていることに疑問に感じた。
遠くから善逸の声が聞こえ、急いで向かう。
怪我をしているものの、善逸の命に別状はないようだった。
善逸からの知らせで、急いで伊之助のもとへ行くと、毒により危険な状況であった。
すると禰豆子が、伊之助の体を燃やし始める。
血鬼術により、毒が燃えたのか、伊之助は危機を脱したのだ。
その頃、宇髄も毒により危うい状況にいた。
そんな宇髄のもとに、禰豆子が現れ、先ほどと同様に宇髄の体を燃やしたのだった。
体から毒が消え驚く宇髄も、無事一命を取り留める。
炭治郎は、鬼の頸を確認しに堕姫達の元へ向かう途中、上弦の血を採取すると茶々丸に託した。
何やら話し声のする方へ炭治郎たちが向かう。
頸だけになった堕姫と妓夫太郎が、消えゆく中で言い争いをしていたのだった。
第96話【何度生まれ変わっても(前編)】
お互い罵り合う堕姫と妓夫太郎。
勢いのまま、堕姫を否定しようとする妓夫太郎の口を炭治郎がふさいだ。
たった2人の兄妹なんだからと炭治郎は、堕姫たちに語る。
堕姫は「お兄ちゃん」と叫びながら静かに消えていくのだった。
消えゆく堕姫に、“梅”と人間の頃の名を叫んだ妓夫太郎。
妓夫太郎と堕姫は、遊郭の最下層に生まれた。
殺されかけたり、罵詈雑言を浴びたりしながら、妓夫太郎は必死に生きていた。
妹・梅が生まれたことをきっかけに、妓夫太郎のなかで何かが変わり始める。
妓夫太郎にとって梅は、自慢の妹であった。
だがある日、妓夫太郎が仕事から戻ると、客に手をあげた梅は、生きたまま焼かれてしまう。
妓夫太郎は梅を抱きかかえ歩くが、途中で力尽き道端に倒れ込んだ。
雪のなか倒れる妓夫太郎の前に、鬼が現れる。
“上弦の陸”と目に刻まれた鬼は、妓夫太郎と堕姫に無惨の血を与え、2人を鬼にしたのだった。
第97話【何度生まれ変わっても(後編)】
自分が育てていなければ、梅の生きる道は違っていたのではないか。
妓夫太郎の唯一の心残りは、梅であった。
真っ暗な空間に立つ妓夫太郎のもとに、人間の頃の姿をした堕姫が駆け寄る。
後を追いかけてくる堕姫に、「ついてくるな」と妓夫太郎は叫ぶ。
堕姫は泣きながら謝り、妓夫太郎の背中にしがみついた。
「生まれ変わってもお兄ちゃんの妹になる」と泣きながら叫ぶ堕姫。
妓夫太郎はそんな堕姫の体を支えると、一緒に闇の方へ歩み始めるのだった。
その頃、宇髄のもとに柱の伊黒小芭内が現れ、ネチネチと嫌味を言っていた。
若手が育たないという伊黒に宇髄は「お前の大嫌いな若手が育っている」と、炭治郎たちの成長を伝えたのだ。
場所は変わり、産屋敷邸では上弦を倒したという報告に、お館様が歓喜していた。
また、別の場所では、上弦の鬼たちが集められた。
それは、鬼殺隊に上弦の鬼が敗れたことを示していたのだった。
まとめ
2人で1つの堕姫と妓夫太郎。
2つの頸を一緒に斬り落とさないといけないという条件に、苦戦を強いられてしまいます。
特に妓夫太郎の強さが、ずばぬけていましたね。
柱の宇髄と炭治郎、2人を相手にしているにも関わらず全く引けを取りません。
むしろ炭治郎たちが押されていました。
また堕姫相手に炭治郎・善逸・伊之助の3人で共闘するシーンがあります。
3人が互いに信じている気持ちが伝わってくるので、個人的に好きな場面です。
後半には、炭治郎以外みんな妓夫太郎たちに倒されてしまったのかと焦りました。
でもどんな状況でも、諦めない炭治郎の姿はさすがですね。
炭治郎が作った千載一遇のチャンスに共鳴するかのように、他3人も立ち上がります。
そしてついに、堕姫と妓夫太郎の頸を同時に斬ることに成功したのです。
禰豆子の活躍もあり、伊之助・宇髄ともに一命を取り留めて本当に安心しました。
堕姫と妓夫太郎の過去の話も描かれていましたが、胸がしまつけられてしまいます。
互いを想う兄妹の絆。
生まれ変わっても2人が一緒であることを願わずにはいられません。
なにはともあれ、無事上弦の鬼を倒した炭治郎たち。
勝利に喜ぶお館様が気になる台詞を言っていたり、猗窩座が無限城に呼ばれたり・・・。
続きがどうなるのか気になりますね。
遊郭での死闘の完結編である11巻。
ぜひ読んでみてくださいね。
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