【鬼滅の刃】コミック14巻のあらすじを紹介します。
この先ネタバレを含みますのでご注意ください。
【鬼滅の刃】14巻のあらすじ※ネタバレ注意
時は大正。
炭を売る少年・炭治郎は、ある日家族を失い、妹の禰豆子は鬼に変貌する。
妹を人間に戻し、家族を殺した鬼を討つため、炭治郎と禰豆子は旅立つ!!
鬼殺隊となった炭治郎は任務中、鬼舞辻と敵対している鬼・珠世と出会い、禰豆子を人に戻す手がかりを得る。
新しい刀を求め、隠れ里である刀鍛冶の里を訪れた炭治郎。
しかし里は、上弦の鬼の半天狗と玉壺に侵入され、襲われてしまう。
炭治郎と同じく、里を訪れていた玄弥や恋柱の甘露寺、霞柱の時透と共に戦う炭治郎達。
だが上弦の鬼の二人は強く・・・。
引用元:吾峠呼世晴/集英社・鬼滅の刃コミック14巻
【鬼滅の刃】コミック14巻のみどころ
- 6体目!?半天狗の新たな分身体登場。
- 蘇る、時透無一郎の記憶と過去。
- 愉快痛快!時透VS玉壺、悪口合戦。
- ピンチを救う、恋柱・甘露寺蜜璃到着。
第116話【極悪人】
半天狗の本体の頸に刃を当てた炭治郎。
激しい叫び声を半天狗が上げた瞬間、炭治郎は背後に何者かの気配を感じる。
背後に立ったのは、喜怒哀楽のどの鬼とも違う、新しい気配がした。
禰豆子の手助けで何とか攻撃を避けた炭治郎は、新たな鬼の姿を目の当たりにする。
6体目かとも思ったが、その鬼は喜怒哀楽が合体した鬼であると気付いた。
鬼の見た目は今まで以上に若い。
だがそれに反して、威圧感が今までのどの分身体よりも凄まじい。
半天狗は、追い込まれるほど強くなる鬼だった。
集合体の鬼は、炭治郎たちを“悪人”と呼んだ。
弱き者、つまり小さい半天狗を斬ろうとしたからだと、鬼は語る。
鬼の言葉に体を震わせる炭治郎。
大勢の人を殺しておいて被害者ぶる鬼の言葉に、炭治郎は怒っていたのだ。
お前の頸は俺が斬る、と炭治郎は鬼に宣言するのだった。
第117話【刀鍛冶】
一方、玉壺の血鬼術に捕らわれてしまった時透。
薄れゆく意識の中、時透の目に炭治郎の姿がうつる。
「先のことなんて誰にもわからないのに」と言う炭治郎。
だが時透は、それは炭治郎ではなくほかの“誰か”に言われた言葉だと気付く。
その頃玉壺は、小屋の中にいる鋼鐵塚を見つける。
研磨に集中している鋼鐵塚は、玉壺の襲撃に全く気付かない。
作業に没頭する鋼鐵塚の姿に、玉壺は芸術家として嫉妬するのだった。
水の中の空気も尽き、意識が遠のく時透。
そこへ小鉄が現れ、水獄鉢からなんとか時透を助け出そうと試みる。
だが金魚の鬼にみぞおちを刺されてしまう小鉄。
力を振り絞り、小鉄は水獄鉢に口をつけ、空気を送り込んだ。
瞬間、時透の目に映っていた炭治郎が、違う男性へと姿を変える。
頭のもやが晴れ、男性に言われた言葉を思い出した時透。
時透は、霞の呼吸、弐ノ型・八重霞(やえかすみ)で、一気に水獄鉢を破るのだった。
第118話【無一郎の無】
もやがかかったように忘れていた過去の記憶を思い出し始める。
時透には双子の兄・有一郎がいた。
10歳の時に両親が死んで以降は、兄と2人で暮らしていたのだ。
何かと言葉がきつく、無一郎に対しても冷たく当たる、兄の有一郎。
ある春の日、2人のもとへお館様の妻・あまねが訪ねてきた。
あまねは、2人がはじまりの呼吸の剣士の子孫だということを伝える。
剣士になろうと提案する時透に対して、有一郎はいつも以上にきつい言葉を吐いたのだった。
そして季節が夏になったある夜、家の中に一体の鬼がはいってきた。
兄が傷つけられる姿を目にし、今までに感じたことのない怒りが沸き上がる時透。
気付くと鬼は死にかけており、やがて太陽に焼かれ塵となった。
家に戻った時透は、神様に弟の命を助けてほしいと懇願する兄の姿を目にする。
無一郎の無は“無限の無”、という兄の言葉を改めて思い出した時透。
その言葉に突き動かされ、時透は玉壺のもとへと向かうのだった。
第119話【よみがえる】
鋼鐵塚の集中を切らそうと、攻撃を続ける玉壺。
なかなか手を止めない鋼鐵塚に玉壺は意地になっていた。
その時、時透の斬撃が玉壺を襲う。
玉壺は、時透の顔に見慣れぬ痣があることに気付く。
体が麻痺しているにも関わらず、涼しい顔で攻撃する時透に驚く玉壺。
玉壺は血鬼術で再び時透を捕らえるも、鉄穴森から受け取った剣で、時透は血鬼術を一刀両断する。
新たな刀を手に、最初に刀を打ってくれた、亡き鉄井戸の言葉を思い出す時透。
霞の呼吸、伍ノ型・霞雲の海(かうんのうみ)で、玉壺の頸へと迫る。
だが素早く壺から壺へと移動した玉壺。
速さにはついてこれない、と笑う玉壺に対し感覚が鈍くなったのでは、と返す時透。
玉壺が気付ぬうちに、時透の攻撃が頸をかすめていたのだった。
第120話【悪口合戦】
舐めるなという玉壺の言葉に、別に舐めてるわけじゃないと返す時透。
時透と玉壺は、互いに譲らず言い合いを続ける。
すると突然、不思議そうな顔をして壺を見つめる時透。
壺が歪んでいる、と言う時透に、玉壺は激しく激怒した。
玉壺の血鬼術・一万滑空粘魚が時透を襲う。
無数の魚の群れを、時透はいとも簡単に切ってしまう。
さらに粘魚の毒の体液も、すべて斬撃で弾き飛ばしたのだ。
時透は、間髪入れずに玉壺の頸を狙う。
攻撃をかわした玉壺は、脱皮をし、本来の姿を見せてやると笑う。
真の姿になり、スピードと攻撃力が増した玉壺。
さらに玉壺の拳が触れたところは、魚になってしまうという。
自分の能力を自慢気に語る玉壺。
だがそんな玉壺に対し、時透は「当たらないと意味がない」と不敵な笑みを浮かべるのだった。
第121話【異常事態】
血鬼術・陣殺魚鱗(じんさつぎょりん)が、激しく襲いかかる。
時透を捕らえたと感じた玉壺だが、時透の体は朧の様に消えてしまう。
玉壺は時透の姿を追い攻撃を当てるも、どれもゆらりと姿を消してしまうのだ。
まるで霞に巻かれているような感覚に陥る玉壺。
その時、玉壺の隣に時透の姿が現れる。
瞬間、玉壺の頭は地面へと落下した。
何が起きているか理解が追い付かない玉壺。
なんと玉壺も気付かない間に、頸を斬ることに成功していた時透。
手負いの時透が、上弦の鬼を倒したのはとんでもない異常事態。
負けを認めない玉壺。
頸だけになってもなお、人間を罵倒する玉壺に対して、時透は斬撃を入れとどめを刺すのだった。
第122話【それは一時的な興奮状態】
戦いを終えた時透のもとに鉄穴森が駆け寄る。
身を案じる鉄穴森に、大丈夫という時透の様子が何やらおかしい。
すると時透は、突然泡を吹いて倒れてしまう。
時透の容体に焦る鉄穴森。
そこへ死んだと思われていた小鉄が姿を現した。
炭治郎から預かった煉獄の鍔が小鉄を守ったのだ。
亡き煉獄の面影に涙を流す時透。
すると時透の周りに父や母、兄が現れ、時透を褒めてくれたのだった。
一方、半天狗との戦いを続ける炭治郎たちは、集合体の鬼相手に、ピンチを迎えていた。
喜怒哀楽の鬼の攻撃も使うことができ、さらに技の威力も増していたのだ。
鬼の操る木の竜に食べられ、押し潰されそうになる炭治郎。
そこへ、恋柱・甘露寺蜜璃が駆け付ける。
鬼に対し物申す甘露寺の言葉を、鬼は遮り攻撃を仕掛ける。
甘露寺は、恋の呼吸、参ノ型・恋猫しぐれで、鬼の斬撃自体を斬ってしまうのだった。
第123話【甘露寺蜜璃の走馬灯】
極めて薄く、柔らかい甘露寺のみが扱える日輪刀を手に戦う甘露寺。
絶え間なく恋の呼吸を出し、鬼の技を弾き飛ばす。
広範囲攻撃の血鬼術・無間業樹(むけんごうじゅ)にも、伍ノ型で対応。
鬼の頸へと刃を立てた甘露寺。
それは本体じゃないという炭治郎の言葉は間に合わず、甘露寺は至近距離で衝撃波を受けてしまう。
衝撃波でも肉体が壊れない甘露寺を見て、鬼は甘露寺が特異体質であることに気付く。
とどめを刺そうとする鬼の拳が到達する一瞬の間に、甘露寺は走馬灯を見ていた。
17歳のとき、体質や髪色が原因でお見合いが破談になってしまった甘露寺。
それ以降、甘露寺は髪を黒く染め、か弱く振舞い自分を偽った。
自分ではない振りをすることに甘露寺は大きな疑問を抱いていた。
そこで走馬灯は終わり、甘露寺は目を覚ます。
甘露寺は、炭治郎・禰豆子・玄弥に抱えられていることに気付いた。
自分を懸命に守ってくれ、自分に希望を託す炭治郎たちの言動が甘露寺の胸に響く。
続く鬼の激しい攻撃を、弾き飛ばした甘露寺は「本気を出す」と鬼に叫ぶのだった。
第124話【いい加減にしろ、バカタレ】
女の子なのに、人間じゃないみたい、などと言われることが怖くて無意識に力をセーブしていた甘露寺。
だが、炭治郎たちの言葉で心を決めた甘露寺は、全力で鬼に向かっていく。
先ほどよりも速さが増した甘露寺に違和感を抱く鬼。
見ると甘露寺の頸もとに、鬼の紋様に似た痣が発現していたのだ。
甘露寺が、鬼を足止めしている間に本体を探そうと動く炭治郎たち。
本体が入っている木を見つけるが、振り落とされないようにしがみ付くので精一杯だった。
すると突然、玄弥が木に嚙みつき始める。
玄弥もまた特異体質を持っていた。
優れた咬合力と消化器官をもち、一時的に鬼の体質になることができる。
玄弥と禰豆子の協力で、ついに本体が入っている木の破壊に成功する。
しかし、なんとそこに本体の姿は見当たらない。
一足先に脱出した半天狗の姿を見つけ、逃げるな、と炭治郎が叫ぶ。
するとちょこまかと逃げる半天狗に痺れを切らし、玄弥が半天狗めがけ大木を投げつけたのだった。
まとめ
半天狗の頸を斬った、と思いきやまた新たな分裂体に行く手を阻まれてしまいます。
しかも、喜怒哀楽すべてが合わさった強力な一体が現れ、ピンチを迎える炭治郎たち。
一方、時透を捕らえた玉壺は、鋼鐵塚のもとへと迫ります。
さすが職人と言うべきなのか、鋼鐵塚の集中力には、玉壺と同じように驚いてしまいました。
そして明らかになる、鋼鐵塚の素顔・・・。
まさかこのタイミングで素顔が明らかになるとは思いませんでした。
激闘のほかに、鋼鐵塚の素顔も見逃せませんね。
捕らわれた時透は、小鉄の頑張りもあって無事水獄鉢からの脱出に成功します。
さらには、忘れていたこれまでの記憶が蘇るのでした。
両親や双子の兄の死、時透には悲しい過去があったのですね。
記憶を取り戻した時透は、さらにパワーアップ。
玉壺を圧倒、頸を斬ることに成功しました。
ここでの、玉壺と時透の悪口合戦のシーンは14巻のなかでもとても好きなシーンです。
戦いの最中なんですが、思わず笑いがこぼれてしまいます。
その頃、ピンチの炭治郎たちのもとに強力な助っ人が到着します。
恋柱の甘露寺蜜璃です。
可愛い見た目に反して、凄まじく強い甘露寺。
さすが、柱ですね。
戦いのなか、甘露寺の首元に謎の痣が現れます。
実は、玉壺と戦っていた時透や、炭治郎にも痣が現れていました。
あの痣は、一体何なのでしょうか。
気になりますね。
甘露寺の手助けのおかげで、半天狗の本体へと近づく炭治郎たち。
ですがずる賢い半天狗は、一足先に逃げ始めていたのでした・・・。
時透VS玉壺の勝負の決着。
甘露寺や時透の過去が描かれた14巻。 ぜひ読んで見てくださいね。
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