【鬼滅の刃】コミック16巻のあらすじを紹介します。
この先ネタバレを含みますのでご注意ください。
【鬼滅の刃】16巻のあらすじ※ネタバレ注意
時は大正。
炭を売る少年・炭治郎は、ある日家族を失い、妹の禰豆子は鬼に変貌する。
家族を殺した鬼を討つため、炭治郎と禰豆子は旅立つ!!
鬼殺隊となった炭治郎は任務中、鬼舞辻と敵対している鬼・珠世と出会い、禰豆子を人に戻す手がかりを得る。
刀鍛冶の里を襲った上弦の鬼・半天狗と玉壺との激闘の末、禰豆子はついに太陽を克服。
そして、鬼殺隊では隊士の訓練と柱の痣の発現を目的とした、“柱稽古”が始まる。
炭治郎は岩柱・悲鳴嶼の元を訪ねるが・・・!?
引用元:吾峠呼世晴/集英社・鬼滅の刃コミック15巻
【鬼滅の刃】コミック16巻のみどころ
- 悲鳴嶼行冥の切なく辛い過去とは。
- 鬼舞辻無惨、鬼殺隊本部・産屋敷邸に現る。
- 産屋敷耀哉、命がけの作戦。
- いざ無限城へ。最終決戦の幕開け!?
第134話【反復動作】
岩柱・悲鳴嶼行冥のもとでの訓練を開始した炭治郎たち。
滝行や丸太運び、岩押しなど、強靭な足腰を鍛えることが目的である。
皆で食事をしている際、伊之助が悲鳴嶼の強さは鬼殺隊最強だと語り、炭治郎も賛同した。
悲鳴嶼の訓練を開始して6日が経過し、滝行、丸太運びはクリアした炭治郎。
だが大きな岩を一町先まで運ぶ訓練は、未だに岩を動かす事すらできなかった。
岩を動かそうと夜の間も頑張る炭治郎のもとに、玄弥が現れる。
悲鳴嶼の言いつけを破り、兄・実弥と接触したため、謹慎していたという玄弥。
岩を動かす訓練をする炭治郎に“反復動作”をやっているかと玄弥は尋ねた。
玄弥は、予め決めた動作をすることで、極限まで集中力を高めるのだと語る。
場所は変わり、肆と刻まれた複数の目玉が、隊士を尾行していた。
鬼舞辻の配下・鳴女が、産屋敷邸と禰豆子の居場所を探していたのだった。
第135話【悲鳴嶼行冥】
玄弥に教えてもらった反復動作をさっそく実践する炭治郎。
炭治郎の反復動作は、大切な人の顔と“心を燃やせ”と言う言葉を思い出すこと。
そしてとうとう、炭治郎は岩を動かすことに成功。
なんとか一町先まで岩を動かす事が出来た炭治郎だが、脱水症状で倒れてしまう。
そこへ悲鳴嶼が現れ、炭治郎に水を飲ませた。
訓練達成、里での正しき行動、私は君を認めると突然話し出す悲鳴嶼。
だが、悲鳴嶼の言葉に、里での決断したのは禰豆子だと、炭治郎は言う。
そんな炭治郎を見て、自分の過去を悲鳴嶼は話はじめる。
昔ともに暮らしていた子ども達を救うため、鬼と戦った悲鳴嶼。
だが、子どもの証言により殺人の罪で投獄され、のちにお館様に救われたのだ。
話が終わると悲鳴嶋は、君が道を間違えないように手助けする、と炭治郎に伝えた。
頑張ります、と涙を流す炭治郎の頭を優しくなで、悲鳴嶋は優しく微笑むのだった。
第136話【動く】
悲鳴嶼の訓練を終えたことを善逸に伝えに行く炭治郎。
ここしばらく喋らない善逸のことを炭治郎は心配していたのだ。
やるべきことがはっきりしたと語る善逸。
続けて、これは絶対に俺がやらなきゃと、今までにない険しい表情を善逸は見せるのだった。
訓練先の冨岡邸へ向かう炭治郎は、向かい合う冨岡と実弥の姿を見つける。
次の瞬間、2人は激しくぶつかり合い始める。
木刀が折れ、次は素手で殺し合うという実弥の言動に、待ったをかける炭治郎。
実弥の好物がおはぎがだと、暴露した炭治郎に一発入れると、実弥はその場から立ち去ってしまう。
目が覚めた炭治郎に、喧嘩ではなく柱同士の手合わせだったと冨岡は説明した。
その晩、鬼殺隊の本部・産屋敷邸を尋ねる人物がいた。
病で床にふせていた耀哉は、その人物に「はじめまして」と声を掛ける。
産屋敷邸に現れたのは、宿敵・鬼舞辻無惨だったのだ。
第137話【不滅】
耀哉は、妻のあまねに無惨の風貌を問う。
床にふせる産屋敷の当主の姿に、興醒めしたと語る無惨。
半年前に医者に余命数日と宣告された耀哉。
だが無惨を倒すという一心で今日まで生きながらえていた。
実は、同じ血筋である産屋敷一族と無惨。
無惨が鬼になって以降、産屋敷一族は呪われ、子どもがすぐに命を落とすようになった。
耀哉の話に、無惨は耳を傾ける気も悪びれる様子もない。
君は不滅を夢見ている、という耀哉に対し、禰豆子を手に入れれば叶うという無惨。
だが、夢は叶わないと続ける耀哉。
耀哉は話し続ける。
永遠、不滅なのは人の想いなのだと。
そして耀哉は、無惨の死は、すべての鬼の死、と確信をついた。
その言葉に、無惨ははじめて動揺を見せる。
一方その頃、炭治郎や柱たちが、産屋敷邸へと急いで向かっていたのだった。
第138話【急転】
数日ほど前、柱合会議にて、柱を耀哉の護衛に付けるべきと話題に上がる。
柱になった年月が長い悲鳴嶼が、それは無理だと答える。
その事を思い返しながら、屋敷へと向かう柱たち。
皆が屋敷に着く直前、突然産屋敷邸が激しく爆発してしまう。
爆破に巻き込まれた無惨は、炎の中、耀哉の姿を思い返す。
敵陣の中、警戒をしていた無惨だが、その予想をはるかに上回る行動を耀哉はとったのだ。
無惨の体が再生しようとしたその時、何者かの血鬼術が無惨を襲う。
驚く無惨だが、すぐさま血鬼術を吸収し対応しようと動く。
だが吸収を始めたその刹那、無惨の腹部に珠世が腕をねじ込んだ。
珠世の目的は、“鬼を人間に戻す薬”を無惨に吸収させること。
自分の夫や子、ほかにも大勢の人を殺したことがある珠世。
その罪を償うためにも、珠世は無惨とここで死ぬ覚悟を決めていた。
珠世が岩柱・悲鳴嶼の名を叫ぶ。
現れた悲鳴嶼は、涙を流しつつ無惨の頸を砕くのだった。
第139話【落ちる】
お館様・耀哉との出会いや会話を思い返す悲鳴嶼。
数日前、耀哉から無惨が来ることを告げられていた悲鳴嶼。
産屋敷一族は“先見の明”ともいえる勘が凄まじく当たる。
悲鳴嶼は、耀哉から自分の頸を囮に無惨の頸を取るよう頼まれていた。
無惨の頸を飛ばした悲鳴嶼は、無惨が頸を斬っても死なないことを確信する。
その時、産屋敷邸へ他の柱たちが次々に到着。
このタイミングに柱たちが集結するのも全て耀哉の采配。
悲鳴嶼は、目の前にいるのが鬼舞辻無惨だと叫んだ。
お館様の死、そして追い求めていた敵を前に、皆険しい表情を見せる。
炭治郎、そして柱たちが無惨に向けて一斉に攻撃を放とうとした瞬間。
各々の足元に戸が現れ、無限城へと落とされてしまう。
鬼殺隊を皆殺しにすると叫ぶ無惨。
炭治郎は「必ず倒す」と無惨に向けて叫ぶのだった。
第140話【決戦の火蓋を切る】
落下する炭治郎は、冨岡の助けを受けなんとか着地する。
安堵する間もなく、炭治郎を鬼が襲う。
すぐに対応した炭治郎だが、戸の奥から無数の鬼たちが現れる。
炭治郎が技を出し、すかさず冨岡もサポートし、鬼を一掃。
別の場所では、蛇柱・伊黒が甘露寺を守るため応戦。
また別の場所では、悲鳴嶼と時透がともに行動していた。
時透に尋ねられ、お館様の死と、囮の計画を伝える悲鳴嶼。
鬼殺隊の父ともいえるお館様を奪った無惨に、皆激しい怒りを抱いていた。
実弥、伊之助、玄弥もそれぞれ無限城の中に。
善逸は、なにやら特定の人物を探し走っている様子。
一方、蟲柱・胡蝶しのぶは、近くにあった扉に手をかけ開いた。
なかには、多くの人間を食べる鬼の姿が。
人の気配に気付いた鬼が、しのぶに声を掛ける。
振り返った鬼の目には、“上弦の弐”の文字が刻まれていたのだった。
第141話【仇】
昔鬼に殺された、しのぶの姉・カナエ。
頭から血をかぶったような鬼、亡き姉が言っていた鬼がまさに目の前にいる。
上弦の弐・童磨は、笑顔でしのぶに挨拶をした。
死を怖がる人間を喰べてあげることで、苦しみから救っているのだと話す童磨。
童磨の言葉を否定したしのぶは、この羽織に見覚えはないかと問う。
カナエを思い出す童磨の目に、日輪刀を突き刺すしのぶ。
頸を斬らなきゃ、と童磨が言った直後、体を毒が蝕み、苦しみ出す童磨。
だが少しすると童磨は、毒を分解してしまう。
さらに、毒の調合を変える刀のしくみを童磨は見破っていた。
しのぶとの戦いを無邪気に楽しむ童磨。
一方のしのぶも焦る様子はなく、想定内だと言い刀を構えるのだった。
第142話【蟲柱・胡蝶しのぶ】
童磨が人間だった頃。
彼の両親は自分たちの子・童磨が神の声が聞こえると信じた。
幼い頃から崇められ祈られ続けた童磨。
そうするうちに、気の毒な人を助けるために自分は生まれたと童磨は考えはじめる。
童磨と対峙するしのぶ。
毒の攻撃をして5回目、毒への耐性の速さをみて上弦の強さをしのぶは感じていた。
しのぶは連撃で大量の毒を打つべく、蟲の呼吸、蜻蛉ノ舞(せいれいのまい)・複眼六角を繰り出す。
しのぶの速さに感心する童磨。
だがしのぶも、童磨の攻撃を受けてしまっていたのだ。
自分の体が大きければ、頸を斬ることができた。
くじけそうになるしのぶの目の前に、姉・胡蝶カナエが現れる。
姉に背中を押され、しのぶが立ち上がる。
次の一手が読めないほどの速さで、攻撃を仕掛けるしのぶ。
蟲の呼吸、蜈蚣ノ舞(ごこうのまい)・百足蛇腹(ひゃくそくじゃばら)が童磨を襲う。
体格を活かした低い攻撃で、しのぶの日輪刀が童磨を体ごと突き上げるのだった。
まとめ
悲鳴嶼の訓練を受ける炭治郎たち。
炭治郎と伊之助の発言で、悲鳴嶼が鬼殺隊最強であることが明らかになります。
まさか、悲鳴嶼が一番強かったとは予想外でした。
これから悲鳴嶼の強さを見るのが楽しみですね。
ほかの柱や隊士たちもですが、皆つらい過去ばかりで胸が締め付けられます。
子どものために戦った悲鳴嶼が、子どもの発言によって殺人の罪を被るなんて・・・。
悲鳴嶼もまた、辛く悲しい過去があったんですね。
そして、今回物語が大きく動きました。
なんと鬼殺隊本部・産屋敷邸に鬼舞辻無惨の姿が。
さらに産屋敷一族と無惨に繋がりがあったとは、驚きでした。
無惨が来襲し、一体どうなるのかと思いきや、無惨の思考を上回るお館様・耀哉。
自らと、妻・子とともに屋敷を爆破するなんて想像もできませんでしたね。
そして珠世も悲願を達成するため、その身を犠牲に。
珠世の作った薬は、無惨を人間に戻す効果が見られるのでしょうか。
お館様の采配もあり、無惨のもとへ集結した柱たち。
このまま決戦かと思われましたが、無惨もただではやられません。
自分のテリトリーである無限城へと戦いの場を移しました。
無限城を進む中で、胡蝶しのぶは姉の仇である上弦の弐・童磨に接触。
あれほど怒りをあらわにするしのぶをみたのは、初めてですね。
毒の効かない童磨に、くじけそうになったしのぶを姉が励まします。
そして、しのぶは童磨に重い一撃を食らわせるのでした。
物語が急展開する16巻。
物語はクライマックスへ進んでいく、そんな戦いの幕開けです。
ぜひ読んでみてくださいね。
関連記事