【鬼滅の刃】コミック18巻のあらすじを紹介します。
この先ネタバレを含みますのでご注意ください。
【鬼滅の刃】18巻のあらすじ※ネタバレ注意
時は大正。
炭を売る少年・炭治郎は、ある日家族を失い、妹の禰豆子は鬼に変貌する。
妹を人間に戻し、家族を殺した鬼を討つため、炭治郎と禰豆子は旅立つ!!
鬼殺隊となった炭治郎は任務中、鬼舞辻と敵対している鬼・珠世と出会い、禰豆子を人に戻す手がかりを得る。
上弦の鬼との戦いの中で太陽を克服した禰豆子を狙い、鬼舞辻が産屋敷邸に襲来。
鬼殺隊士たちは鬼舞辻を追い、無限城に突入する!!
炭治郎と水柱・冨岡は上弦の参・猗窩座の強さを前に苦戦を強いられるが・・・!?
引用元:吾峠呼世晴/集英社・鬼滅の刃コミック18巻
【鬼滅の刃】コミック18巻のみどころ
- 父の教え、“透き通る世界”に入った炭治郎の能力はいかに!?
- 頸を斬っても死なない猗窩座との戦いの行方。
- 猗窩座の悲しき過去が明らかに。
- 童磨と伊之助の接点、伊之助の母・琴葉とは。
第152話【透き通る世界】
父に教えられた“透き通る世界”に入れた時、予測と回避の速度が上がることに気付く炭治郎。
猗窩座と対峙し、冨岡は実力差を感じ始める。
冨岡に近づき、もう終わりにしようという猗窩座。
猗窩座の腕が冨岡の腹部に貫通したかと思われた。
しかし、攻撃が届く前に炭治郎が、猗窩座の腕を切断する。
炭治郎の様子の変化に驚く冨岡。
それは、猗窩座も同様で、体中の細胞が炭治郎に対する危険を感じていた。
猗窩座は、終式・青銀乱残光(あおぎんらんざんこう)を凪で受け止めようと構える冨岡。
一方の炭治郎は、対峙する2人の体が透き通って見えていた。
不思議な事に時間の進みや、動きがゆっくりと見えるのだ。
攻撃を防ぎきれず、膝をつく冨岡に語り掛ける猗窩座。
猗窩座の背後に炭治郎が迫るが、猗窩座は気付いていない。
炭治郎が猗窩座の名を叫び頸を狙う。
身構える猗窩座だが、ヒノカミ神楽・斜陽転身により頸を斬られるのだった。
第153話【引かれる】
闘気のない炭治郎の攻撃に戸惑いを隠せない猗窩座。
予期せぬ事態に即座に対処しようとする猗窩座だが、そのスピードを炭治郎は上回る。
数百年間の武術の粋を、真正面から打ち砕かれた猗窩座。
まだ戦える、と猗窩座は斬れた頸を押さえ繋げようとする。
冨岡は日輪刀を飛ばし、猗窩座の頸を胴体から離す。
戦いが終わったと思われたその時、猗窩座の体の崩壊がピタリと止まる。
そしてなんと、頸の切断面が閉じ、胴体が動き攻撃を始めたのだ。
体の限界を迎えていた炭治郎は、猗窩座の蹴り技をもろに受けてしまう。
猗窩座が、別の何かに変化しようとしていることに気付く炭治郎。
無惨同様、頸を斬っても死なない鬼へと。
戦おうとする炭治郎だが、限界を超え失神する。
炭治郎に迫る猗窩座を冨岡が止める。
攻撃を続けようとする猗窩座の腕を誰かが引っ張る。
猗窩座が目を向けると、「狛治さんもうやめて」と女性が泣きながら手を引くのだった。
第154話【懐古強襲】
長時間にわたる戦いの中、冨岡の体も限界が近づいていた。
冨岡は自分がそうしてもらったように、何としてでも炭治郎を守ろうと踏ん張る。
一方、意識の中で自分を止めようとする女性と話す猗窩座。
女性は泣きながら、やめましょうと猗窩座に懇願する。
どうして強くなりたいのか、と女性に尋ねられた猗窩座。
その言葉に猗窩座は、人間のころのことを徐々に思い出す。
父と二人暮らしをしていた猗窩座、もとい人間の頃の名は狛治(はくじ)。
貧しい狛治は、父の薬を買うためにスリを繰り返し、何度も奉行所に捕らえられた。
奉行所から自宅に戻ると、父が自ら首を括り死んだことを聞かされる。
狛治の負担になると、自ら死を選んだ父。
悲しみをかき消すように、喧嘩をする狛治。
そんな狛治の前に、道着を来た男が現れ狛治をボコボコに負かしてしまう。
男・慶蔵がやっている道場に連れてこられた狛治。
猗窩座は、人間だった頃の過去・慶蔵と恋雪との出会いを鮮明に思い出すのだった。
第155話【役立たずの狛犬】
師範・慶蔵の道場は、その昔、慶蔵が山賊に襲われた老人を助けたお礼で譲り受けた。
道場の土地を狙う、隣の剣道場から嫌がらせを受けていたこともあり、門下生は一向に増えず。
だが稽古と恋雪の看病を通して、狛治の心は救われていく。
3年経ったある日、慶蔵から道場を継ぎ、恋雪と夫婦になる提案をされた狛治。
自分に対し、恋心を抱いてくれていたなど、狛治は思いもよらない。
後日、祝言を上げる報告のため1人父の墓参りに訪れた狛治。
夕方、道場に戻った狛治は、慶蔵と恋雪が毒殺されたことを聞かされる。
慶蔵と狛治の手腕にかなわない為、誰かが道場の井戸に毒を入れたのだ。
怒り狂った狛治は、毒をいれた隣接する剣道場を襲撃。
67名を素手で惨殺した。
剣道場襲撃後、夜道をふらつく狛治の前に、無惨が現れる。
鬼になった狛治は、人間の記憶を忘れ、猗窩座として再び強さばかり追い求めるようになったのだった。
第156話【ありがとう】
意識を取り戻した炭治郎は、冨岡を攻撃しようとする猗窩座に向かっていく。
しかし、握力がなくなった手から日輪刀が抜け、炭治郎は猗窩座の顔面を殴る。
パンチをする炭治郎に慶蔵の面影を見た猗窩座。
猗窩座の攻撃を予測し、身を挺して冨岡を庇おうとする炭治郎。
ふと目を向けた炭治郎は、猗窩座が自分に対し微笑むのをみた。
次の瞬間、猗窩座は自分の体を自分で攻撃。
炭治郎に完敗したと認める猗窩座。
しかし本人の意思を無視し、体は再生し続ける。
猗窩座の意識の中に、父や慶蔵が現れる。
だが、無惨が猗窩座を鬼の意識の中へと引っ張ろうとする。
すると目の前に恋雪が現れ、猗窩座を優しく包み込む。
狛治へと姿を変えた猗窩座は、泣きながら恋雪に抱きつき守れなかったことを謝罪。
すると体も再生をやめ、塵になっていくのだった。
第157話【舞い戻る魂】
恋雪と共に炎に包まれ消える猗窩座。
戦いが終わり安堵した炭治郎と冨岡は、疲労により失神。
猗窩座の死に、同じ上弦の黒死牟や童磨も気付く。
その頃、童磨と対峙するカナヲ。
猗窩座の死に涙を流す童磨を、カナヲは制し、嘘ばかりつかなくていいと語る。
何も感じないことを隠す姿が滑稽だ、と嘲笑うカナヲ。
童磨自身、感情を感じず、それを取り繕っているのだとカナヲは言い放つ。
童磨は、カナヲのとげのある言葉に、はじめて重々しい雰囲気を見せた。
カナヲは童磨に対し毒のある言葉を吐き続ける。
次の瞬間、童磨の素早い動きが、カナヲを襲う。
ぎりぎりで攻撃をかわしたカナヲは、身を返しながら童磨の腹部を斬りさく。
童磨の動きに適応し、反応速度が上がったカナヲ。
そんなカナヲの動きを見た童磨は、しのぶよりも実力が上なのではと考えるのだった。
第158話【破茶滅茶】
童磨を相手に、今までに対峙した鬼とは比べ物にならない強さを感じるカナヲ。
カナヲが立っていられるのは、しのぶを殺された怒りがあってこそ。
喉の奥が煮えたぎるほどの怒りを感じるのは、カナヲにとって初めての経験。
花の呼吸、伍ノ型・弐ノ型で攻めるカナヲだが、童磨にさらりと受け流されてしまう。
一方の童磨も、カナヲの目が特殊であることに気付く。
童磨の広範囲に及ぶ血鬼術により、むやみに近づくことができない。
ふと童磨が消えたと思った次の瞬間、日輪刀を奪われてしまったカナヲ。
続け様に、血鬼術・散り蓮華がカナヲに迫り絶体絶命。
攻撃をよく見て、被害が最小限の場所を探すカナヲだが、見極めるには困難を要する。
その時、天井を突き破り現れたのは、鴉に案内されてここへたどり着いた伊之助。
すかさず、獣の呼吸、伍ノ牙・狂い裂きで、カナヲのピンチを救うのだった。
第159話【顔】
現れるやいなや、童磨の顔を凝視する伊之助。
童磨が上弦の弐であることを見抜いたと、伊之助は得意気に語る。
大怪我をしたカナヲを見た伊之助は、「怪我するとしのぶが怒るぞ」と焦って言う。
その言葉に表情を曇らせたカナヲを見て、しのぶの死を悟った伊之助。
伊之助は、しのぶに優しく手当てしてもらったことや、しのぶの姿を思い出す。
怒りをあらわにしたし、伊之助は童磨へと向かっていく。
伊之助は、童磨の扇攻撃を足で払い防ぐと、一旦距離をとる。
童磨がふと見ると、伊之助はカナヲの日輪刀を取り返していたのだ。
すぐさま童磨が伊之助に迫る。
対する伊之助も、玖ノ牙で応戦。
伊之助の戦闘スタイルを面白がる童磨。
だが一瞬の隙をつかれて、童磨に猪の被り物を奪われてしまう。
伊之助の素顔を見た童磨は、伊之助の顔に見覚えがあると怪しく笑うのだった。
第160話【重なる面影・蘇る記憶】
僕たち何処かで会ったよね?という童磨の言葉を完全否定する伊之助。
そして童磨は、15年ほど前に出会った赤ん坊を抱いた女性について話しだす。
伊之助と全く同じ顔をしたその女性を、伊之助の母親だと童磨は言う。
自分には母親はいない、と童磨に斬りかかる伊之助。
母だという女性が、指切りの歌をよく歌っていたと聞くと伊之助の頭に、ふと歌が流れる。
耳なじみのある歌と共に、母の顔を思い出す伊之助。
伊之助の母・琴葉を食べるつもりはなかったと話す童磨。
だが、童磨が信者を食べていることに気付き、琴葉は伊之助を連れ寺院を飛び出す。
童磨に追われ後がなくなった琴葉は、そのまま童磨により命を奪われてしまう。
伊之助だけは、母が崖から川へ落としたため殺されずに済んだのだ。
巡り合わせは奇跡だ、と語り立ち上がる伊之助。
母と仲間を殺した鬼が目の前にいる。
童磨に対し「テメェには地獄を見せてやる」と、決意新たに構える伊之助だった。
まとめ
透き通る世界を習得し、猗窩座の頸を断った炭治郎。
気配なく背後に立ったのに、「今からお前に頸を斬る」と叫ぶあたりが炭治郎らしいですね。
頸を斬った猗窩座ですが、すぐには死にません。
なんと戦いの中で、猗窩座もまた頸を斬っても死なない鬼へと変化を始めたのです。
炭治郎・冨岡、再びピンチ。
だがそんな猗窩座は意識の中で、徐々に人間だった頃の記憶を取り戻していきます。
そして明らかになる、猗窩座の過去。
この漫画の登場人物に共通して言えることですが、過去が切なすぎますね。
父親の死を経験し、再びできた守りたい人たちも殺され。
とてつもない悲しみと空虚感に襲われる狛治。
戦いの最後、恋雪に猗窩座が抱きつくシーン。
また出会えて本当に良かった!と思わずにはいられませんでした。
長い猗窩座との戦いもついに終幕です。
一方しのぶとカナエの仇・童磨と対峙するカナヲ。
はじめは何とか渡り合っていましたが、徐々に劣勢に。
そんなカナヲのピンチを救い現れたのは、伊之助でした。
童磨との出会いは偶然ではなく必然。
なんと伊之助の母親・琴葉は童磨に殺されていたのでした。
カナヲも伊之助も、童磨に肉親を殺されたということになります。
なんという因縁の対決でしょう。
ですが相手は、上弦の弐。
2人で童磨に勝つことは出来るのでしょうか!?
猗窩座や伊之助の過去、対・猗窩座戦の終幕が描かれた18巻。
ぜひ読んでみてくださいね。
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