普段はへたれ、しかしいざ戦うと強いという鬼滅の刃の登場人物である我妻善逸。
そんな彼の使う雷の呼吸は、一閃で戦いを決することも出来てしまう居合の剣です。
しかもそんな善逸の師匠は鬼殺隊で元鳴柱まで務めた実力者。
そんな師匠も認める、善逸の才能から放たれる雷の呼吸の技についてご紹介していきたいと思います。
我妻善逸の使う雷の呼吸
雷の呼吸の技は本来であれば六種類あります。
しかしながら善逸はそのうちの一種類しか習得することができませんでした。
それでも善逸はその一種類を応用し戦いに対応していきます。
その応用した物も含めて以下でご紹介していきたいと思います。
霹靂一閃
まずは基本の霹靂一閃から。
雷の呼吸の基礎ともいえる技です。
動きとしては前傾の居合の構えから、強く地面を蹴って一瞬で間合いを詰めて一閃を相手に浴びせるというもの。
放つために毎回前傾の構えが必要となるため、そこから抜刀するまでの間も含めて妨害を受けるなどすると技を繰り出すことができないという欠点もあります。
那田蜘蛛山での戦いでも何度も構えながらも、動作に対して妨害を受けて技が繰り出せないという状況がありました。
霹靂一閃・六連
次に霹靂一閃・六連です。
これは文字通り、霹靂一閃を六連撃するもの。
雷の呼吸の技の中で霹靂一閃のみしか習得できなかった善逸が、その欠点を補うために選択した手法です。
一閃を連続で放つことにより構えの省略が行えたり、対象の認識外から攻撃をすることができたり、複数の敵にも対応ができるようになりました。
その速度はとてつもなく、六回踏み込んでいても相手には雷鳴のような大きな音としてのみ認識されます。
人間のみならず鬼の聴覚でも同様で、それほどまでの速さを持って鬼の頸を落とすのです。
霹靂一閃・八連
次に霹靂一閃・八連です。
こちらもまた、霹靂一閃を八連撃するというもの。
基本的には霹靂一閃と霹靂一閃・六連と同様ですが、映画にもなった無限列車での任務を経て多くを知った善逸が、さらに前に進むために選択した手法と言えるでしょう。
霹靂一閃・神速
続いては霹靂一閃・神速です。
こちらは善逸の切り札ともいえるもので、その速さは通常の霹靂一閃の比ではありません。
超速度ともいうべき速さで、攻撃に使えば一閃に更なる攻撃力を与え、回避脱出などにも活用することが可能です。
ですが、この霹靂一閃・神速は善逸の身体、取り立てて脚にかかる負担がとてつもないもので、万全の状態からでも二度までしか使用することができません。
その負担がどれほどのものかというと、限界である二度まで霹靂一閃・神速を使用した場合には誰の目から見ても明らかなほどに足が変形し、重篤な骨折状態を確認できるほどのものです。
つまりこの技を使用して鬼の頸を落とすことができなかった場合には、善逸はそれ以上なす術がなく死を迎えてしまうという諸刃の技なのです。
火雷神
最後に火雷神のご紹介です。
これは日本神話の雷神の名前を冠した、善逸が自身で編み出した技。
基本的には霹靂一閃と同様に、強烈な地面の踏み込みからの居合斬りではありますが、その全てが霹靂一閃の名を持つ技たちとは別次元のものです。
身体を通常よりもさらに前のめりに、抜いた刀を思い切り振り切るという全身を使ったその動きに、雷の龍のようなものが描かれています。
描かれる龍は主人公・竈門炭治郎の使う水の呼吸の生々流転などにも通ずるものがありますね。
また速さは霹靂一閃・神速をも越えており、その速さは相対する全ての認識を超えた速さで突進して斬撃を相手に浴びせます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
全ては霹靂一閃に始まり、善逸なりに霹靂一閃を進化させ、そして昇華していった先に火雷神が生み出されています。
これは善逸の師匠の言葉にもある通り「ひとつのことを極め抜く」ということを、体現した形なのではないでしょうか。
善逸は誰かを助け守るために強くなり、鬼殺隊士として立派に行動したその姿はきっと師匠も喜んでいることでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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