鬼滅の刃の登場キャラクターの中でも屈指の聴覚を持つ、それが我妻善逸です。
生き物から聞こえてくる音を聞きとり、感情を聞き分け、そして音楽の才能まで開花させてしまったと言う、列挙するだけでもう驚きの聴覚ですよね。
そんな善逸の音楽の才能が垣間見えるシーンは遊郭編にありますが、しっかりと描かれているとは言い難い一瞬の物です。
それでもこれは絶対音感だ、そう思わせる何かを感じずにはいられません。
本当に耳に関することは善逸の右に出る者はいないのではないかという彼の持つ聴覚について、今回は絶対音感を中心にご紹介していきましょう!
遊郭編で見せた絶対音感
善逸は一度聴いただけで、その通りに三味線や琴を弾くことが出来ます。
それは遊郭編での出来事から発覚するのですが、それはほんの1シーン程度の出来事です。
しかしはっきりと描かれたそのシーンは善逸の耳の良さから、絶対音感を持っていると言えるものでした。
炭治郎、伊之助と共に遊郭に赴きそれぞれ別の店へと入り込み調査を行うことになった善逸でしたが、なんと善逸が一人売れ残ってしまいます。
結果として三人を伴っていた音柱・宇髄天元によってタダ同然で売り払われる形になってしまいますが、それに怒る善逸は引き取られた店で「アタイ吉原一の花魁になる!」と息巻き三味線をかき鳴らしていました。
その様子はあまりにもとんでもない形相で、同様に三味線を引く女性たちが困惑し怯んでその手が止まってしまうほどです。
更にその周りの人たちからは迫力がすごいや不細工などと言われ放題でしたが、耳の良さから一回聞いたら三味線も琴も弾けることについては評価されていました。
ほとんどの周りの女性たちが引いてしまっている中で、そのうちの一人にはこれくらい強い気持ちがある方がのし上がるとまで言われてしまう始末です。
善逸としては宇髄に対して怒り狂い、我を忘れていただけなのですが、それでも惜しみなくその耳を活用しているあたりはさすがと言えるでしょう。
これは遊郭編序盤の中での一幕ですが、これだけでも善逸は絶対音感を持っていると感じるには十分です。
何故なら音を認識する能力が、並外れて秀でているということがいかんなく現れているからに他なりません。
絶対音感とは
ここで絶対音感について確認しておきましょう。
ある音(純音および楽音)を単独に聴いたときに、その音の高さ(音高)を記憶に基づいて絶対的に認識する能力である。 狭義には、音高感と音名との対応付けが強く、ある楽音を聞いたときに即座に音名・階名表記を使用して表現できる能力である。 別名として「絶対的音感」「絶対的音高感」などがある。 相対的な音程で音の高さを認識する相対音感に対して、音高自体に対する直接的な認識力を「絶対音感」と呼ぶ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/絶対音感
この内容からも一度聞いただけで三味線や琴を上手く弾ける、ということは絶対音感と評して良さそうです。
厳密にいうと聞いた音に対して音名・階名が判別し表現できるということになるようなのですが、その音の連なりが音楽なのでやはり絶対音感といえるだけの能力を善逸が持っていることは間違い無さそうですね。
■善逸の聴覚について
では、善逸の聴覚についてもここで触れておきたいと思います。
彼は登場時から、もともと耳がいいと語られており、そのあまりに優れた聴覚は、人間を含めて生き物から出ている音を聞き取ることができるほど鋭敏です。
相手が嘘をついているかどうか、声やその他のいろいろな音から判断することもできるほどでした。
その聴覚で聞き取った炭治郎の音を「泣きたくなるような優しい音」がすると称した善逸。
他にも鬼の音は独特だと話していたり、多くの人のことを音と共に判断しているところがあります。
きっと彼の聴く世界は、普通の聴覚を持つ人々とは全く異なるものなのでしょうね。
そんなこともあって、遊郭編での三味線を弾くというシーンは納得の瞬間です。
後に怒りが収まり、落ち着いてからの情報収集においても善逸の聴覚は最大限に活用されていて、探している人物の情報を探したり鬼の音を判別したりという活躍ぶりでした。
まとめ
人並外れた聴覚が善逸を絶対音感の持ち主にしているのは間違い無さそうです。
もともとの聴覚がずば抜けているなんてものではないだけに、三味線や琴のみにとどまらずもっと多くの楽器を演奏することが可能なのではないでしょうか。
そんな善逸の姿も見てみたくなってしまいますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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