漫画も映画も大ヒットをとばしている『鬼滅の刃』!
中でもコミカルなキャラとして人気の『我妻善逸』ですが、生い立ちについては謎が多かったりします。
・善逸の生い立ちってどうだったの?
・善逸のどんな子供時代を過ごしたの?
・善逸が雷の呼吸の使い手になった経緯は?
我妻善逸にどんな過去があり、今のような魅力的なキャラになったのか、ファンなら気になるところですよね?
そこで、今回は我妻善逸がどのような生い立ちで、鬼殺隊まで入るまでに成長していったのかをまとめました。
この記事を読めば我妻善逸の事がもっと好きになって、鬼滅の刃をより深く楽しむ事ができますよ。
我妻善逸の生い立ち
我妻善逸は、作中では16歳の姿が描かれています。
高校1〜2年生の年齢ですが、その波乱万丈な生い立ちは、大きく分ければ以下の5段階に分けることができるでしょう。
誕生から鬼殺隊で活躍するまで、順を追ってチェックしていきましょう。
我妻善逸誕生
元柱である善逸の育手、じいちゃんとの回想シーン。
親のいないおれは誰からも期待されない、誰かに望まれることもないと思っていた。
と、あります。
さらに、嘴平伊之助が「俺は捨て子だ。母親は俺がいらなかったんだ」と言い放つシーン。
伊之助の前かけには名前が記載されています。
それを知っていたため、「やむにやまれぬ事情があったんだろ。本物の捨て子ならおくるみに名前も入れねえよ。俺みたいにな」
そう善逸が毒づくシーンもあり、善逸は捨て子だったことがわかります。
愛されなかったことから、忘れるためにも親はいないことにしているのだと思います。
我妻善逸の幼少期
善逸は優しくされたら好きになってしまうところがあり、女性に対する免疫のなさを感じます。
これらは女性とふれあう機会の少なかった環境だったのでは、と予想しました。
『女に騙されて借金したんだよ。借金を肩代わりしてくれたジジイが”育手”だったの!!』
という善逸のセリフがあります。
臆病者で弱音をすぐはく性格でしたが女性好きが災いして、鬼殺するはめになってしまったという事情がみてとれます。
こうして修行に取り組みはじめるのです。
ここで善逸の髪色について簡単に説明します。
もともと黒髪だったが修行中きのうえに隠れていたら雷に打たれて金髪になったらしいよ。
と、著者が巻内にて手書きスケッチし記している箇所があります。
しかし、我妻善逸は修行したくなくて逃げ回っていたのではありません。
大好きなじいちゃんのために寝ずに隠れて修行していたのに思うように上達できなかった。
そのことをふがいなく思い隠れていたのです。
そんな弱音をきいたじいちゃんが、
『お前には才能が…』
といいかけているシーンがあります。
じいちゃんは偶然善逸を助けたのではなく、善逸に才能があることを見抜いていたのかもしれません。
兄弟子との出会い
もともとじいちゃんの弟子だった獪岳。
まだ柱になる前の悲鳴嶼行冥がいっしょに過ごしていた子供達のうちの1人。
プライドが高く望むばかりの性格でいつも不満をかかえていました。
うまくいかないことを人や関係のせいにして責任転換することもあり、鬼殺仲間との関係もあまりよくなかったようです。
「壱ノ型はすべての基本なのにそれができないなど…」
と、陰口をたたかれることもありました。
善逸は壱ノ型しかできませんが、獪岳は壱ノ型だけできません。
善逸はそれをいった隊員を殴りますが、事情を知らない(気付いていない)獪岳は「問題をおこすな」と一蹴します。
そんなこともあり元々仲は良くない2人でした。
そんな中、善逸と獪岳を共同で雷の呼吸の後継にしたことが引き金となってしまい獪岳は鬼になってしまいます。
その責任を取る形でじいちゃんは自決。
敵討ちのために上弦となった獪岳と対峙します。
そこで善逸が考えた善逸だけの技を使い獪岳の首を切ることに成功するのです。
懸命に修行に励む姿をみていた善逸は尊敬し背中をおっていました。
獪岳に対する思いは嫌いの感情だけではなかったようです。
もっと周りをみられる余裕が獪岳にあれば2人の関係は良いものであったかもしれません。
雷の呼吸を習得
善逸は修行の時間以外もこっそり練習していました。
しかしそれほどに練習しても雷の呼吸壱ノ型しかできませんでした。
「がんばっているんだけど全然上達しないんだ」
そんなふうに弱音を吐いてしまいます。
そんなとき、「善逸極めろ。泣いてもいい、逃げてもいい、ただ諦めるな。誰よりも強靭な刃になれ。一つのことを極めろ」
そういって、じいちゃんは見限ることなく、根気よく叱ってくれていたのです。
そんな支えもあり、壱ノ型のみの習得ではありましたがそこから発展させて獪岳を倒せるくらいの独自の技をつくりあげていくのです。
鬼殺隊へ入隊と、その後
雷の呼吸を習得後は、鬼殺隊入隊のための最終選別を受けます。
『しぬしぬしぬしぬ…』
ボロボロですが生き残っています。
気絶し雷の呼吸を発揮したのだと思います。
この入隊試験でカナヲ、伊之助、炭治郎、玄弥と同期入隊となります。
善逸は炭治郎、伊之助とともに任務にあたったり、全集中の呼吸取得のために修行することになります。
なかなか修行はうまくいかず心折れそうになるときもありました。
しかし、仲間の支えもあってなんとか取得しどんどんたくましく成長していくのです。
まとめ
我妻善逸は身寄りなく、元柱のじいちゃんに弟子として育てられました。
兄弟子の獪岳は善逸のことを疎ましく思っていたが、じいちゃんは弟子2人を分け隔てなく大切に思っていました。
それは善逸も同じで獪岳のことは嫌いだったが、ひたむきに努力する姿をみて尊敬していたしじいちゃんと同じように大事に思っていたのです。
しかし、獪岳には気持ちが伝わっておらず強くなれないこと、壱ノ型が使えないことにいらだちを抱えながら過ごしていました。
その不満が彼を鬼にさせ、責任を取る形でじいちゃんは自決。
善逸は自分の技を極め、獪岳を打つ形でじいちゃんの無念を晴らすのです。
善意はただの女好きではなく、身寄りのなかった自分を育ててくれた人のために修行し任務にあたります。
そうして、善逸は臆病で弱虫だった自分と決別し強くたくましく成長していったのです。
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