2025年7月18日についに無限城編第一章・猗窩座再来が公開されました!
柱稽古編に続く物語で、いよいよ最終決戦に向けた戦いが始まりましたね。
物語血の内容はもちろん、アニメならではの作画の美しさ、声優陣の息をのむような演技が高く評価されて、公開されて約1か月ほどで興行収入は200億円を突破しています。
鬼滅の刃と言えば、アニオリシーンが描かれることがたまにあり、原作ファンを話題になることも。
柱稽古編ではかなりアニオリシーンが盛りだくさんとなっていましたが、無限城編ではアニオリシーンは会ったのでしょうか?
今回の記事では、無限城編第一章・猗窩座再来で描かれたアニオリシーンとその意味について解説していこうと思います!
- アニオリシーンはあった?
- アニオリシーンは何を意味している?
などが気になった人は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。
※劇場版のネタバレを含んだ記事になっていますのでご注意ください※
無限城編第一章・猗窩座再来の内容

映画は無限列車編と比べると155分(2時間35分)とかなり上映時間が長くなっています!
それもそのはず、映画では原作の16話分の内容になっており、鬼殺隊が無限城に落ちてから猗窩座との戦いまでが描かれています。
流れとしては原作と同じで、しのぶvs童磨→善逸vs獪岳→炭治郎&義勇vs猗窩座でした。
やはり炭治郎&義勇vs猗窩座がメインになっており、特に義勇と猗窩座の戦いは原作よりも少し長めに描かれていると感じます。
アニオリシーンとその意味

では無限城編第一章・猗窩座再来で描かれえたアニオリシーンについて解説していきます!
どんなアニオリシーンが追加されていたのでしょうか?
悲鳴嶼が隊士たちのお墓参りに行く

産屋敷耀哉が自分と妻、2人の娘と共に自爆したことで戦いが無限城の戦いが始まります。
その際に柱の最古参である悲鳴嶼が、耀哉の作戦を知っていたことが明かされてました。
原作でもこのシーンはありますが、アニオリシーンでは、悲鳴嶼が死亡した隊士たちの墓を訪れており、決戦前に墓参りをしていたことが判明。
耀哉は病気が進行してしまい、隊士たちの墓参りをすることができなくなってしまったため、耀哉の代わりに悲鳴嶼が最期の戦いを前に、隊士たちの墓参りをしていたのかもしれません。
無限城に落とされた隊士たちの反応
原作では無限城に落とされて着地した後から抱えれていますが、劇場版では落下シーンから描かれていてキャラクターによって反応がかなり違っていました。
特にアニオリシーンが多かった隊士たちを見ていきましょう。
炭治郎&義勇
無限城に落とされた際に何とか落下を食い止めようとする炭治郎は、技を出して何とか衝撃を緩和しようとします。
しかし空中では踏ん切りが効かず、このままでは地面に叩きつけられるという絶体絶命な状況に。
その時に義勇が現れ、技を出して何とか自分の落下の勢いを殺しつつ炭治郎を救います。
ここで柱であり数々のピンチを乗り越えてきた義勇と、強くなったもののまだ経験は浅い炭治郎の差が描かれており、柱の凄さが分かります。
伊黒&甘露寺
無限城に落とされるという予期せぬ展開に焦って叫んでしまう甘露寺に対し、落ち着くよう伊黒が声をかけていました。
無限城の広さを即座に把握し、離れ離れにならないように落下しながらお互いの腕を掴むというシーンが追加されています。
落下後は原作通りに甘露寺の周りに群がる鬼を伊黒が一蹴していましたが、原作よりも甘露寺のキュンキュン具合はかなり増していました(笑)。
2人で走り出した時には甘露寺の日輪刀はハート型になっており、自分のことを守ってくれた伊黒に対しての好きがあふれ出しています。
伊之助
おまけ漫画では、無限城に落とされた時には初めての感覚にワクワクしている伊之助が描かれていますが、それ以外では伊之助の落下シーンは描かれませんでした。
アニオリでは伊之助が落下するシーンが追加されており、高い身体能力を生かし、無事に無限城に着地しています。
さらに落下しながら鬼を倒しており、柱稽古を終えてもともと凄かった身体能力がさらに鍛えられたことがはっきりと分かりました。
善逸
善逸は落下している様子は柱稽古編に描かれており、他の隊士たちと違い冷静な表情をしています。
無限城到着後も気絶はしておらず、鬼が襲い掛かってきても慌てることなく倒していました。
しかも瞬殺で倒しており、いつもは臆病だけれど善逸は本当はかなり強いという事を再認識しました。
蟲の呼吸の新しい型

しのぶと童磨の戦いで、原作には登場しなかった蟲の呼吸の型が登場!
「虻咬ノ舞 切裂の誘い(もうかのまい せっさくのさそい)」というもので、聞き取ることはできなかったのですが劇場版のノベライズで知ることができました。
さらに劇場版では蟲の呼吸のエフェクトがかなりすごいことになっており、型の名前になっている蟲がエフェクトとして描かれているのです!
蜈蚣ノ舞・百足蛇腹の演出がすごい
しのぶが童磨の首を狙い、毒を撃ち込む際に使った「蜈蚣ノ舞・百足蛇腹(ごごうのまい・ひゃくそくじゃばら)」は原作と同じですが、演出が大きく変わっていました。
童磨を囲むように全方位に素早く動き回り、上弦の弐の童磨であってもしのぶの動きをとらえることができません。
童磨が壁際に逃げた際もしのぶの勢いは止まらず、踏み込みの際には壁を破壊しています。
一般隊士たちの活躍

劇場版で最もアニオリが多かったと言えるのが、一般隊士たちの戦いです。
原作では一般隊士たちの活躍はあまりなく、負傷した善逸を守るシーンくらいでした。
柱稽古編でもアニオリで多くの一般隊士たちが描かれていましたが、その隊士たちが無限城で活躍していたのです!
柱の代わりに鬼と戦う
柱と一般隊士たちには大きな差があり、柱稽古を通じてほとんどの隊士たちが自分の力のなさを痛感していました。
しかしそれと同時に、柱たちなら上弦や無惨にも勝てるという希望を持つことができたのです。
無限城に落とされてからも仲間たちと協力しながら、鬼と戦っています。
悲鳴嶼と無一郎と会った時にも助けを求めるのではなく、この場は自分たちに任せて先に進んで欲しいと口にしており、柱稽古を経験して意識が大きく変わっていました。

伊黒と甘露寺も一般隊士たちと遭遇していますが、隊士たちは2人に助けを求めることはなく、2人の消耗を少しでも減らすために道を作っていました。隊士たちの成長が感じられます…!
柱稽古編の1話に出てきた鬼の姿も
柱稽古編の第1話では、不死川と伊黒が鬼を追い詰めますが無限城に逃げられてしまうというアニオリが描かれています。
無限城編をよく見ていると、その時に逃げた鬼も登場しています!
物語の中盤だったと思うので、気になる人はぜひ鬼にも注目してみてください!
村田の水の呼吸

善逸が獪岳に勝利した後、愈史郎が治療をするときに鬼に襲われないように村田と2人の隊士が善逸の護衛をします。
原作も同じ流れですが、鬼が来た時の村田たちの戦いは描かれていませんが、ついに村田が水の呼吸を使うシーンがアニオリで追加されました!
仲間たちが鬼の動きを止めた時に、村田が水の呼吸・弐ノ型・水車で見事に鬼を倒しています。
ただ悲しいことに、炭治郎や義勇のように水のエフェクトは描かれていませんでした。
斬撃が少し水色かな‥というくらいだったので、やはり炭治郎や義勇は水の呼吸を極めているんだなと感じるシーンでもあります。

呼吸のエフェクトは、その剣士がどのくらい呼吸を極めているかによって違ってくるみたいです。なので柱たちや炭治郎が呼吸を使うとエフェクトが発生しています。原作の設定でも村田のエフェクトは薄くて見えないと言われていたので、まさにその通りの演出でした‥!
産屋敷輝利哉たちの奮闘
耀哉に代わり、鬼殺隊の当主となった産屋敷輝利哉。
生き残った2人の妹と共に、愈史郎の血鬼術を頼りに無限城の地図を作成しつつ、作戦を練っていました。
原作でも輝利哉たちの奮闘が描かれていますが、無限城の広さが想像以上のものになっており、輝利哉たちがその膨大な広さに苦戦するシーンが追加されています。
鴉を通して無限城から無惨を探し出そうとするものの、鬼殺隊から無惨を守るために無限城は変形と増築を続け、鬼殺隊を翻弄していました。
屋敷には隠たちも姿もあり、輝利哉たちが作成した地図を並べサポートしています。
愈史郎の血鬼術

愈史郎の血鬼術は、血鬼術で作った札を額に乗せると視覚を共有することができます。
鴉に札を与え無限城を飛び回ることで、鬼殺隊の状況をすぐに共有することや、無限城の地図を作成することを可能にしていました。
原作でも愈史郎の能力はかなり重宝されており、この力がなかったら無惨に勝つことはできなかったとも言えるでしょう。
便利な愈史郎の血鬼術ですが、劇場版では原作では描かれていない情報が追加されていました。
札を使って鬼の位置を把握することができるのですが、それだけではなく鬼の強さまで可視化することができるみたいです。
実際に輝利哉が愈史郎の血鬼術越しに無限城を見ていた時に、上弦の鬼たちと他の鬼たちとでは見え方がかなり違っていました。
童磨との戦いに伊之助が、黒死牟の戦いに実弥や悲鳴嶼がすぐに駆けつけることができたのも、この力があったからかもしれません。
猗窩座の過去

劇場版の見どころの1つとも言える猗窩座の過去。
原作でも猗窩座の過去は鬼の中でも詳細に描かれていましたが、劇場版でも原作の流れはそのままにアニオリのシーンがいくつかあったので見ていきましょう!
お手玉をする狛治
恋雪の看病の合間に、手持ち無沙汰になった時に狛治がお手玉をするシーンが追加されています。
恋雪たちと出会ったばかりの時にはお手玉は1つでしたが、時間が経つにつれてお手玉は2つ、3つと少しずつ増えていきます。
唯一の家族であった父親が亡くなって1人だった狛治に、大切なものが少しずつ増えていったように見えました。
お手玉の色も恋雪と慶蔵をイメージするような色合いになっています。
しかし2人が毒殺された後に登場するお手玉は2つは破けて中身が出てしまっていて、1つだけが離れた位置に置かれた描写になっていました。
鬼となった狛治が離れた1つのお手玉で、破けてしまった2つのお手玉が亡くなった恋雪と慶蔵を表しているのかもしれません。
慶蔵との鍛錬
慶蔵に引き取られた狛治は、慶蔵に素流という武術を教わっていました。
原作ではあまり鍛錬の様子は描かれていませんでしたが、アニオリとして2人の鍛錬する様子が少し詳しく描かれています。
その時に狛治は道着を着ているのですが、はじめは白の帯をしているのですが、年月が経つと黒帯に変化していました。
元から強かった狛治でしたが、真面目に鍛錬に取り組むことでさらに実力を伸ばしていたことが伝わります。
炭治郎と義勇を心配する鎹鴉

猗窩座との戦いに勝利したものの、ダメージは大きく炭治郎と義勇は気を失ってしまいます。
そんな2人を心配する鎹鴉たちのシーンが追加されていました。
炭治郎の鴉は口が悪く炭治郎のことを子分のように思っているようですが、炭治郎が気を失って倒れた時にはそばにより、声をかけていました。
過去には怪我をしている炭治郎に対しても容赦がありませんでしたが、やはり炭治郎を大切に思っているんですね。
まとめ

無限城第一章・猗窩座再来のアニオリシーンとその意味について解説しました。
筆者としては、柱稽古編から繋がっている一般隊士たちの無限城での活躍が見ることができたのがとても嬉しかったです…!
立志編からモブの鏡として人気が高かった村田の水の呼吸も見ることができて、すごくテンションが上がりました!
これからの戦いのことを考えると少し辛い感情もありますが、一般隊士たちの成長が目に見えて分かるのは感動しますよね。
もっと細かく見ると他にもアニオリシーンがありそうなので、何度も劇場にも通ってみようと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

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