【鬼滅の刃】コミック21巻のあらすじを紹介します。
この先ネタバレを含みますのでご注意ください。
【鬼滅の刃】21巻のあらすじ※ネタバレ注意
時は大正。
炭を売る少年・炭治郎は、ある日家族を失い、妹の禰豆子は鬼に変貌する。
妹を人間に戻し、家族を殺した鬼を討つため、炭治郎と禰豆子は旅立つ!!
鬼殺隊となった炭治郎は任務中、鬼舞辻と敵対している鬼・珠世と出会い、禰豆子を人に戻す手がかりを得る。
太陽を克服した禰豆子を狙い、鬼舞辻が産屋敷邸を襲撃。
無限城に突入した鬼殺隊士たちは上弦の弐・参を撃破する!!
そしてついに、上弦の壱をも倒すが、多くの犠牲を払うことに・・・。
炭治郎と残る柱たちは鬼舞辻の元へ急行する!!
引用元:吾峠呼世晴/集英社・鬼滅の刃コミック21巻
【鬼滅の刃】コミック21巻のみどころ
- 時透・玄弥の死と兄妹の絆。
- 鬼舞辻無惨、復活。
- 無惨VS鬼殺隊、最終決戦の幕が上がる。
- 竈門炭治郎死す!?
- 始まりの剣士・縁壱の過去。
第179話【兄を想い弟を想い】
黒死牟が塵となっても向かっていく実弥を、悲鳴嶼が止める。
実弥は気を失ってもなお、動き続けていたのだ。
玄弥は半身を失い、命の終わりが近づいていた。
悲鳴嶼は、玄弥のそばに兄・実弥を寝かせると、時透のもとへ向かう。
しかしすでに亡くなっていた時透。
時透が目を開けると、そこには亡き兄・有一郎の姿が。
涙を流しながら、こっちに来るなと叫ぶ有一郎。
無駄死にという兄に対し言葉を返す時透。
時透の言葉を聞き、有一郎は死なないでほしかったと、時透を抱きしめる。
一方、目を覚ました実弥は、塵となり消えかけている玄弥の姿を目にする。
幼き日のことを謝罪する玄弥。
玄弥の言葉に、死ぬなと叫ぶ実弥。
自分の気持ちを兄に伝えた玄弥は、笑顔で消えてしまう。
弟の死に、実弥は泣き叫ぶ。
そんな実弥に、無惨を倒すまで終わりではない、と悲鳴嶼は涙を見せつつ背中を押すのだった。
第180話【恢復】
鴉によって時透・玄弥の死が伝えられ、涙を流す炭治郎。
猗窩座との戦いのあと、炭治郎は千寿郎からの手紙を読む。
すると炭治郎は、13個あるヒノカミ神楽の型のうち12個しか知らないことに気付く。
たとえ受け継ぐことは出来ていなくても、無惨を倒すのだと心に決める炭治郎。
その頃産屋敷邸では、無惨復活が近づいていることに焦っていた。
無惨のもとに向かう隊士たちに待機命令を出す、輝利哉。
だが、輝利哉の判断より早く復活した無惨を前に、多くの隊士が犠牲となる。
今までとは、様子の違う姿をしている無惨。
輝利哉は、隊士が無惨の体力回復の食糧になることを恐れていたのだ。
無惨は、消えかけている珠世に対し、嘲笑うかのように語り掛ける。
そして珠世は、無惨により消されてしまう。
無惨は次々と近くにいる鬼殺隊士たちを殺していくのだった。
第181話【大災】
沢山の隊士たちが殺され、己の采配ミスだと動揺する輝利哉。
そんな輝利哉に対し、妹・くいなが平手打ちをし、喝を入れる。
気持ちを切り替えた輝利哉は、再び無惨への対応を指示し始めた。
鎹鴉を通じて、無惨の復活が柱をはじめ、鬼殺隊士たちに伝えられる。
鳴女と対峙していた甘露寺と伊黒は、無惨のもとへ向かおうと考えを巡らせていた。
鳴女の血鬼術により、無限城内が再び動き始める。
そしてついに、炭治郎・冨岡の前に鬼舞辻無惨が現れたのだ。
家族や仲間の死を思い返し、怒りの感情とともに刀を構える炭治郎。
そんな炭治郎を落ち着かせる冨岡もまた、怒りを我慢している様子。
炭治郎たちを見た無惨は、「しつこい」と言い放つ。
「私に殺されるのは、大災に遭ったのと同じ」と、人間の死をなんとも思っていない無惨。
無惨の言葉に、炭治郎の表情が変わる。
炭治郎は、無惨は存在してはいけない生き物だ、と無惨に向けて言うのだった。
第182話【激怒】
炭治郎は、今までに感じた事がないほどの厭悪(えんお)を無惨に対し感じる。
頸を斬っても死なない無惨を、どうにか太陽のもとに引きずり出さなければ。
これからが本当の戦いだと、炭治郎は気を引き締めた。
無惨の攻撃が2人を襲う。
刃物のような切れ味の腕が、凄まじい速さで伸縮。
間合いもとんでもなく、感覚で避けるだけが精一杯。
何とか攻撃を避け、間合いを詰めた炭治郎。
だがその刹那、炭治郎の視界が揺れる。
気付かぬ間に、無惨の攻撃によって片目を潰されてしまった炭治郎。
逃げ回る2人に無惨は、伊黒と甘露寺が鳴女によって殺されたと語る。
匂いで攻撃を回避しようとする炭治郎だが、壁にぶつかってしまう。
無惨の攻撃が迫り、絶体絶命の炭治郎を救ったのは、死んだはずの甘露寺・伊黒。
情報の誤りを鳴女に問う無惨。
実は鳴女の視界を愈史郎が操り、偽の情報を流したのだ。
珠世を殺され怒る愈史郎は、鳴女を操作し無惨を地上へ叩きだそうと考えていたのだった。
第183話【鬩ぎ合い】
愈史郎の作戦で、激しく移動を始める無限城。
鳴女と対峙していた際、甘露寺と合流した愈史郎。
愈史郎は、甘露寺に今回の作戦を簡単に伝え、協力を仰いだのだ。
一方の無惨も、鳴女を誰かが操っていることに気付いていた。
愈史郎を細胞ごと吸収しようとしはじめる無惨。
鳴女を通して、愈史郎と無惨の鬩ぎ合いも激しくなる。
無惨の気をそらすため、伊黒・冨岡が無惨に攻撃を仕掛けた。
無限城の移動を阻止するため、無惨は鳴女を殺してしまう。
愈史郎は鳴女の細胞が死滅する前に、無惨と隊士たちを地上に出そうと奮闘。
炭治郎や柱たちも攻撃を試みるが、無惨の攻撃を避けるので精一杯。
無惨の攻撃が迫りピンチに陥る甘露寺を、炭治郎が日輪刀を投げつけ救う。
そして激しい衝撃と共に、とうとう無限城が地上へと押しだされたのだった。
第184話【戦線離脱】
無惨がついに地上へ。
だが飛び出た場所は、輝利哉たちの予想をはるかに外れた市街地。
さらに、夜明けまでまだ1時間半もあるという状況だ。
瓦礫の中から、無惨が現れる。
怒りの様子の無惨の攻撃は、さらに激しさを増す。
腕の攻撃に加え、背中に生えた鞭のようなものでの攻撃。
柱たちは、攻撃の合間を縫って無惨の頸を狙う。
伊黒の刀が無惨の頸を斬る。
しかし無惨は、斬られた瞬間に再生してし、斬ること自体が不可能なのだ。
間合いに近づきすぎた柱たちに無惨の攻撃が迫る。
柱や炭治郎を攻撃から庇ったのは、他の隊士たち。
仲間に続こうとする炭治郎だが、突然吐血し倒れてしまう。
私に傷つけられた者は終わる、と語る無惨。
無惨の視線の先には、変わり果て倒れる炭治郎の姿が。
攻撃に混ざられている血は、猛毒と同じだという無惨。
そして無惨は、「竈門炭治郎は死んだ」と言い放つのだった。
第185話【匂いのない世界】
珠世の薬により、床に伏せていた禰豆子に亡き父が語り掛ける。
炭治郎が危ない、という言葉に目を覚まし立ち上がる禰豆子。
そして禰豆子は扉を蹴破り、急に走り出す、
突然の出来事に、禰豆子を追うか迷う輝利哉。
悩む輝利哉の肩に、亡き父・耀哉が触れ、禰豆子は好きにさせるよう語った。
森の中を、加速し走る禰豆子。
そのスピードは、鱗滝でも追いつけないほど。
父の面影に導かれ、禰豆子は炭治郎のもとへと急いだ。
一方、無惨と対峙する、冨岡・伊黒・甘露寺。
無惨の攻撃が迫る甘露寺を、駆けつけた悲鳴嶼が救う。
実弥も駆け付け、戦いに参戦。
冨岡は、傍にいた村田に炭治郎の手当てを託す。
炭治郎は、ふと青空の下に立っていた。
そして自分が、匂いも何もない世界にいる事に気付くのだった。
第186話【古の記憶】
見慣れない景色に、走馬灯かと戸惑う炭治郎。
足元には見なれない子どもがおり、自分のことを父さんと呼んでいた。
子どもが指さす方を見ると、そこには、始まりの呼吸の剣士・縁壱が。
縁側に座り、誰かに話を聞いてほしかったと語り始める縁壱。
13番目の型について聞きたい炭治郎だが、思ったことが全然話せない。
縁壱は、母や兄のこと、家を出た時のことなどを話す。
出家のため寺に向かおうとしたのを止め、一昼夜走り続けたという縁壱。
走り続けた縁壱は少女・うたと出会う。
うたの話を聞き、一緒にうたの家で暮らすことになった縁壱。
10年後、夫婦となった縁壱とうた。
だがある日、出掛けた縁壱が家へ戻ると、うたと腹の子は殺されてしまっていたのだ。
うたの亡きあと、鬼狩りとなった縁壱は、みなに呼吸を教えた。
それから間もなく、鬼の始祖・鬼舞辻無惨と出会った縁壱。
無惨と出会った瞬間、自分は無惨を倒すために生まれてきたのだ、と縁壱は確信したのだった。
第187話【無垢なる人】
無惨の速さと間合いの広さに、生まれてはじめて背筋がひやりとした縁壱。
“透き通る世界”で見た無惨の体には、7つの心臓と5つの脳があった。
縁壱の斬撃が、無惨の体を斬り裂く。
とどめを刺そうと、縁壱が無惨に一歩近づいたその時。
無惨の肉体は、突然弾け飛んだ。
1800に散らばった肉片のうち、1500と少しをその場で斬った縁壱。
だが、残りの小さな肉片は縁壱から逃れるように消えてしまう。
その後、駆けつけた仲間から兄が鬼になった事を聞く。
鬼舞辻を逃がしたことも含め、諸々の責任を取り縁壱は、鬼狩りを追放。
炭吉にこれまでのことを話し、縁壱は心苦しいと呟く。
深く傷ついた縁壱に、炭吉の子が抱っこをしてほしいと近づいた。
抱っこされ喜ぶ子どもを見た瞬間、縁壱の目から涙が溢れ出た。
帰ってきた炭吉の妻が、泣いてしゃがみ込む縁壱の頭をなでる。
炭吉を通して一連を見ていた炭治郎。
炭治郎は、縁壱の心が少しでも救われることを願わずにはいられなかった。
まとめ
仲間が犠牲になってしまうが、なんとか上弦の壱・黒死牟に勝利した悲鳴嶼と実弥。
時透と兄・有一郎の会話。
玄弥と実弥のやり取り。
兄妹の絆と切なさに涙が止まりませんでした。
一方、ついに鬼舞辻無惨が復活してしまいます。
見た目も、以前とは全く異なっていました。
復活するやいなや、鬼殺隊士たちを大量虐殺し、体力を回復する無惨。
正真正銘の鬼ですね。
そしてついに、炭治郎はじめ、柱が無惨のもとへ。
しかし、無惨の圧倒的な強さに大苦戦の炭治郎たち。
そんな中、珠世の願いで隊士に扮していた愈史郎が、鳴女の視覚を乗っ取ります。
愈史郎の力もあり、無惨を地上に叩きだすことに成功。
しかし外はまだ夜。
夜明けまで1時間半という状況でした。
そして戦いのなか、無惨の攻撃を受け倒れてしまった炭治郎。
無惨は、炭治郎は死んだのだと語るのでした。
無惨の言葉は、本当なのでしょうか!?
炭治郎の危機を受け、眠っていた禰豆子も炭治郎のもとに向かうのでした。
意識を失った炭治郎は、記憶の遺伝の中で始まりの呼吸の剣士・縁壱と遭遇。
縁壱の話に出てきた無惨の体の構造。
心臓が7つに脳が5つ。
そんなにあるの!?と驚きでしたね。
この情報が今後の戦いに役立ってくるのでしょうか?
それ以前に、炭治郎は本当に死んでしまったのでしょうか。
続きが気になり過ぎますね。
無惨の復活や、最終決戦、縁壱の過去など盛りだくさんの21巻。
ぜひ読んでみてくださいね。
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