戦国の時代の剣士たちの中には、鬼の紋様によく似た痣を出現させた者たちがいました。
痣を出現させると、普段よりも身体能力が向上し、さらなる強敵と戦うことができるようになります。
しかし戦国時代以降、しばらく鬼殺隊には痣を出現させた剣士はいませんでした。
時は流れ、炭治郎が痣を出現させることに成功します。
その後は上弦の鬼たちとの激しい戦いをきっかけに、次々と柱たちが痣を出現させていったのです。
今回の記事では、隊士たちが出現させた痣について詳しく解説します。
- 痣とは?
- 痣を出現させたのは誰?
- 痣が出現した順番は?
などが気になった人は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね?
痣とは?
鬼殺隊の隊士の中には、鬼の紋様によく似た痣が身体に出現しています。
痣を出現させることにより、身体能力を大幅に向上させることができます。
出現させるのは簡単ではなく、厳しい条件を満たさなかればいけません。
さらに痣を出現させるのは身体能力を向上させるというメリットだけではなく、デメリットも存在します。
痣について詳しく見ていきましょう!
発動上弦は体温を39度以上かつ心拍数を200越えにする
痣を出現させるためには、体温を39度以上にしつつ、心拍数を200超える必要があります。
発動条件は、霞柱の時透無一郎によって明らかになりました。
体温39度以上で心拍数200越えというのは、命に関わる状態でもあります。
この状態で戦いを乗り越えることができると、痣を出現させることができるのです。
痣者が1人現れると共鳴して次の痣者が現れる
鬼殺隊の当主である産屋敷家のには、痣者について下記のように記されています。
痣の者が一人現れると共鳴するように周りの者たちにも痣が現れる
©吾峠呼世晴/集英社 コミック15巻
痣者について詳細は産屋敷家でさえも分かっていませんでしたが、痣者が1人現れると、次々と痣者が現れるという事が記されていました。
言い伝え通りに、痣者が1人現れると、そこから連鎖するように次々と柱たちが痣を出現させることに成功しました。
25歳までに死亡する
痣を出現させると、上弦の鬼とも戦える身体能力の高さを得ることができますが、25歳まで死亡するというデメリットも存在します。
痣は寿命の前借りとも言われており、戦国時代に痣を出現させた隊士たちは、たった1人の例外を除けば全員25歳までに亡くなっています。
痣を出現させた人たち
痣を出現させたのは、下記の9人です。
竈門炭治郎 | 上弦の陸・妓夫太郎との戦いの中で出現 |
冨岡義勇 | 上弦の参・猗窩座との戦いの中で出現 |
甘露寺蜜璃 | 上弦の肆・半天狗との戦いの中で出現 |
時透無一郎 | 上弦の伍・玉壺との戦いの中で出現 |
不死川実弥 | 上弦の壱・黒死牟との戦いの中で出現 |
悲鳴嶼行冥 | 柱稽古以降に痣の出現に成功している |
伊黒小芭内 | 無惨との戦いの中で出現 |
継国縁壱 | 生まれながらに痣が常に出現している状態 |
黒死牟 | 鬼殺隊に入隊後、しばらくして出現させる |
全集中の呼吸を鬼殺隊に伝えた縁壱のみ、生まれながらに痣を出現させていました。
その他の隊士たちのほとんどが、上弦の鬼や無惨といった強敵と対峙した時に痣を出現させました。
生まれながらに痣を出現させていた縁壱は、痣の寿命も訪れることはなく、80歳まで生きることができました。
さらに80歳という老体であるにも関わらず、全盛期と変わらない剣技を見せています。
戦国時代では、縁壱や黒死牟以外の隊士たちにも痣が出現していました。そのため実際は9人よりももっと多かったはずですが、何人の人が痣を出現させていたのかは分かっていないため割愛しています。回想では2人の人物が痣を出現させている描写がありました。
痣が出現した順番は?
痣を出現させた人たちが判明したので、次は痣を出現させた順番を見ていきましょう!
※戦国時代の隊士である縁壱や黒死牟は含みません。
1.竈門炭治郎
大正時代の隊士の中で最初に痣を出現させたのは竈門炭治郎です。
遊郭編での上弦の陸である妓夫太郎の首を切る時に、渾身の力を入れようとした際に痣を出現させました。
その後は刀鍛冶の里で半天狗との戦いを経験して、痣を出現させる感覚を掴むことに成功します。
さらに柱稽古中には、痣が大きくなっていると玄弥に指摘されており、痣者の中で唯一痣の大きさが変化していると言及されています。
痣は額に出現
炭治郎の痣は左の額に出現しました。
元から炭治郎の左の額には痣がありましたが、これは弟が火鉢を倒してしまった時に、弟を庇った時にできた火傷の後でした。
その後に最終選別で負った傷がきっかけで色が濃くなり、現在の形になっています。
2.時透無一郎
次に痣を出現させたのは、霞柱の時透無一郎です。
刀鍛冶の里編で上弦の伍である玉壺と戦い、戦いの中で兄の有一郎の言葉を思い出すと同時に痣を出現させました。
その後は痣のコントロールもできており、黒死牟戦でははじめから痣を出現させた状態で交戦しています。
痣を出現させたときの状況も鮮明に覚えており、無一郎の説明のおかげもあり、痣を出現させるための条件が明らかになりました。
痣は両方の頬に出現
無一郎の痣は、両頬に出現しました。
霞のような形をしており、玉壺戦では炭治郎と同じ焦げ茶色の色の痣でした。
しかし黒死牟との戦いの最後では、痣の色がエメラルドグリーンのような色に変化しています。
3.甘露寺蜜璃
3番目に痣を出現させたのは、恋柱の甘露寺蜜璃です。
無刀鍛冶の里編で上弦の肆である半天狗の分身・憎珀天との戦いの中で出現させました。
この時に甘露寺は、炭治郎たちを守るために自分の力を最大限に発揮させようと意識を集中させていました。
痣は首に出現
甘露寺の痣は、首元に出現しました。
ハートを2つ重ねたような形をしており、恋の呼吸というのが一目で分かる模様になっています。
4.冨岡義勇
4番目に痣を出現させたのは、水柱の冨岡義勇です。
無限城で上弦の参である猗窩座と戦った時に出現させました。
猗窩座の強さに圧倒された冨岡でしたが、強者との戦いの中で閉じていた感覚が研ぎ澄まされたことがきっかけになっています。
痣は左頬に出現
冨岡の痣は、左の頬に出現しました。
波のような模様になっており、痣の色も青色でした。
5.悲鳴嶼行冥
5番目に痣を出現させたのは、岩柱の悲鳴嶼行冥です。
無限城で上弦の壱である黒死牟との戦いの中で出現させていました。
悲鳴嶼は自らの意思で痣を出現させており、黒死牟との戦いの前にすでに痣の習得ができていた可能性が高いです。
柱稽古は、柱たちは痣の出現を目的としていたため、柱稽古の中で悲鳴嶼は痣の出現に成功していたのかもしれません。
悲鳴嶼がいつ痣を出現させていたのか詳細は分かっていません…。そのため、話数の順番では悲鳴嶼の痣が判明したのが5番目だったので、今回は5番目にしました。
痣は両方の前腕に出現
悲鳴嶼の痣は、両腕の前腕部に出現しました。
岩がひび割れたような模様をしており、痣の範囲は他の人たちと比べるとかなり広いです。
6.不死川実弥
6番目に痣を出現させたのは、風柱の不死川実弥です。
無限城で上弦の壱である黒死牟との戦いの中で出現させていました。
黒死牟の攻撃により重傷を負った不死川でしたが、悲鳴嶼の助太刀により、傷口を結い合わせる応急処置を行います。
深い呼吸を繰り返し、戦場に戻ろうとしたタイミングで痣が出現しました。
痣は右の頬に出現
不死川の痣は、右の頬に出現しました。
風車のような形をしており、色は緑色で一目で風の呼吸の使い手であることが分かります。
7.伊黒小芭内
7番目に痣を出現させたのは、蛇柱の伊黒小芭内です。
最終決戦での無惨との戦いの中で出現させていました。
鎹鴉から無一郎が日輪刀を赫刀へと変化させた際の状況を伝えられ、伊黒は赫刀を出現させるために強く刀を握りしめます。
その時に痣が出現し、同時に日輪刀を赫刀に変えることにも成功しています。
痣は左腕から胸にかけて出現
伊黒の痣は、左腕から胸にかけて出現しました。
蛇のような模様であり、出現した痣の中では珍しく外からは分からない場所に出現しています。
初めての痣者は日の呼吸の使い手である可能性が高い
大正時代の隊士たちの中で一番初めに痣を出現させたのは、柱ではなく一般隊士であった炭治郎でした。
この時の炭治郎の実力は、柱たちと比べるとまだ未熟であったにもかかわらず、なぜ炭治郎が一番初めの痣者になったのでしょうか?
それは、炭治郎が使っていた呼吸が関係している可能性が高いです。
炭治郎は、使い手がいなくなってしまっていた日の呼吸を唯一使うことができました。
戦国時代の初めての痣者であり、かつ全集中の呼吸を伝えた縁壱が使っていた呼吸も日の呼吸です。
初めての痣者は日の呼吸の使い手となることが決まりとなっており、その後、共鳴して実力者たちである柱たちに痣が出現していったのかもしれません。
まとめ
痣が出現した人や、痣が出現した順番について解説しました。まとめると…
・痣を出現させることで身体能力が向上し、強敵たちと渡り合えるようになる
・痣が出現する条件は、体温を39度、心拍数を200以上にすること
・痣を出現させることができたのは、9名の隊士たちだけ
・①炭治郎→②無一郎→③甘露寺→④冨岡義勇→⑤悲鳴嶼→⑥不死川→⑦伊黒の順番で出現
・初めての痣者となるのは、日の呼吸の使い手である可能性が高い
痣を出現させることができたのは9人の隊士たちで、大正時代ではじめの痣者となったのは、日の呼吸(ヒノカミ神楽)の使い手である炭治郎でした。
痣を出現させたときの戦闘シーンは、今までの戦闘よりもさらに激しく描かれるはずなので、アニメで描かれるのが楽しみですね!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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