「柱」が鬼殺隊最高位の称号である理由と、メンバーが9名である背景を考察※

キャラクター

鬼殺隊には、最も位が高い剣士として「柱」が存在します。

柱たちは一般隊士たちとは違い、下弦の鬼が相手であれば単独で討伐ができるほどの強さを持ちます。

現在は9名の柱が存在し、全員が個性的で魅力が詰まった人物であるため、鬼滅の刃に登場するキャラクターの中でも特に人気がありますね。

そんな「柱」という称号ですが、なぜ鬼殺隊の最高位の称号が柱であるのかご存じでしょうか?

今回の記事ではなぜ最高位の称号が「柱」であるのか、理由を考察していこうと思います!

  • 鬼殺隊最高位の称号が「柱」である理由は?
  • そもそも「柱」とはどういう意味を持つの?
  • 現在の柱が9名なのは何か理由があるの?

上記のことが気になった人は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

柱の意味とは

柱が最高位の称号である理由を考察する前に、そもそも「柱」という言葉にはどんな意味があるのでしょうか?

まずは柱という言葉の意味を調べてみました。

【1】[名]
1 地面・礎石・土台の上に垂直に立て、屋根・梁 (はり) ・床など上部の荷重を支える材。
2 縦に長く1の形状をしたもの。「火の―が立つ」「水―」
3 グループの中心となる人。頼りとなる者。「一家の―」「チームの―」
4 物事全体の中心となるもの。「賃上げを―に要求を決定する」
5 書物の欄外にある見出し。
6 「貝柱」の略。
【2】[接尾]
神仏、高貴な人、または遺骨などを数えるのに用いる。「二―の神」「五―の英霊」

引用元:goo辞書

名詞として使われているイメージが多いですが、数量を数えるときに使われる接尾語としても使用されているみたいです。

鬼殺隊最高位の称号はなぜ【柱】なのか?

©吾峠呼世晴/集英社 コミック6巻

柱の意味も分かったので、鬼殺隊の最高位の称号がなぜ柱なのか?という理由を考察していきます。

ぜひ皆さんの考えと比べてみてください。

鬼殺隊を支える存在だから

アニプレックスチャンネル

まず考えられるのは、鬼殺隊を支える存在という意味で柱となったのではないでしょうか。

柱の意味の中にも、グループの中心になる人、頼りになる人という意味で使われると書かれていました。

柱たちは一般隊士たちが対処できなさそうな任務の担当をすることがほとんどで、まさに頼りになる組織の中心人物ですよね。

最近では、一般隊士たちの質が全体的に低下してしまい、それをカバーしているのが多忙である柱となっていて、鬼殺隊が何とか保っている状態になっているみたいです。

このことから、柱は鬼殺隊を支える存在という意味でつけられた可能性が高いです。

TVアニメで柱合会議が放送される前には、柱を紹介する映像がYouTubeで公開されました。その時にも、「鬼殺隊を支える九つの柱」という文章が掲載されていました。

作中にも鬼殺隊を支えるという意味で使われている

無限列車編で、鬼殺隊を支えるという意味合いで柱という言葉が使われているシーンがあります。

炎柱である煉獄杏寿郎は、猗窩座との戦いで致命傷を負ってしまいます。

最後まで猗窩座の首を斬ろうと奮闘した煉獄でしたが、日の出が迫り猗窩座の逃亡を許してしまいます。

そして猗窩座が去った後、自分の命があとわずかと察した煉獄は、炭治郎たちに向けて激励の言葉を送りました。

そして今度は君たちが鬼殺隊を支える柱となるのだ
俺は信じる

©吾峠呼世晴/集英社 コミック8巻

煉獄も鬼殺隊を支える存在という意味で柱と言っており、そういった意図で鬼殺隊最高位の称号が柱となった可能性はかなり高そうですよね。

神様のような強さという意味

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

柱には接尾語として数量を数えるときに使うこともあり、神仏や高貴な人を数えるときに使用されます。

鬼殺隊は人間よりもはるかに優れた身体能力を持つ鬼から人を助ける組織であり、普通の人ではまず太刀打ちできません。

自分の命を顧みず人々を助ける鬼殺隊の中で、最高位にまで上り詰めることができれば「神様のような強さ」と言っても過言ではありません。

柱という称号を使うことで、「神様のような強さを持った人たち」という意味を含んでいるようにも思えますね。

鬼から守ってくれる神仏という意味も?

神仏には、人々を病や災いから守ってくれる神様や仏様もいます。

鬼滅の刃に登場する上弦の鬼は、病気がモチーフになったと言われていますので、もしかしたら鬼 = 病から守ってくれる存在として柱という称号になった可能性もありそうです。

人柱という由来も?

人柱と聞くと、「神様にお供えする生贄となった人」というイメージがありますが、実は他にも「ある目的のために犠牲となって死んだ人」という意味もあります。

柱たちは全員が強者であり、その分他の隊士と比べると危険な任務を担当することが多いです。

それでも「鬼から人を守り抜く」という目的のために、全員が自分を犠牲にしてでも戦います。

柱たちの戦いを見ると、自分の命を優先することは一度もなく、全員が自分以外の誰かを守ることを第一に考えて戦っていました。

そういった柱たちの姿を見ていると、人柱が由来になったと言えるかもしれません。

柱が9名いるのにも理由があった

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

現在の柱は、全員で9名います。

水柱冨岡義勇(とみおかぎゆう)
蟲柱胡蝶しのぶ(こちょうしのぶ)
炎柱煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)
音柱宇髄天元(うずいてんげん)
霞柱時透無一郎(ときとうむいちろう)
恋柱甘露寺蜜璃(かんろじみつり)
岩柱悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)
風柱不死川実弥(しなずがわさねみ)
蛇柱伊黒小芭内(いぐろおばない)
現在の9名の柱たち

実は柱には定員が9名であり、今はすべて埋まっている状態になります。

なぜ柱の定員が9名なのか?という疑問がありますが、「柱」という漢字の画数が9画だからと公式ファンブックにて明らかになりました。

鬼滅の刃には設定が凝っている箇所がたくさんありますが、柱の定員の決め方はすごくシンプルで驚きました(笑)。

全て席が埋まっていることが珍しい

現在は定員である9名がすべて埋まっている状態ですが、実はこれはかなりレアなことです。

いくら優秀な剣士であっても、そのほとんどが成長過程の段階で鬼との戦いで死亡してしまい、柱となることができないからです。

不死川が風柱に就任した際は、柱は不死川を除くと4人しかいない状態でした。(悲鳴嶼、宇髄、冨岡、胡蝶カナエが柱でした。煉獄槇寿郎も柱でしたが、任務を放棄していた時期になります)

煉獄が炎柱に就任した際も定員は空きがある状態だったので、現在の柱たちが優秀な剣士であることが分かります。

物語の途中で、煉獄が殉職、宇髄が柱を引退してしまいますが、その空席も埋まることはありませんでした。

柱になるための条件

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 外伝

鬼殺隊の最高位である柱ですが、柱になるためにはかなり厳しい条件があります。

柱になるための条件

・階級を甲にする。(一番上の階級)
・十二鬼月を倒す、または鬼を五十体倒すのいずれかを達成する。

この2つの条件を満たすことで、柱に就任することができます。

十二鬼月を倒すという条件ですが、単独で倒すという条件はないみたいです。

実際に、不死川は粂野匡近(くめのまさちか)という甲である隊士と共に下弦の壱を討伐して柱に昇格しています。

柱という階級は存在しない

柱は鬼殺隊の最高位ではありますが、柱という階級は存在しないため、柱たちも階級は甲となっています。

階級が一番上である甲の中から柱候補が誕生し、条件を満たした人が階級は甲で柱という称号がもらえるといった仕組みになっています。

ただ甲の隊士たちとは違い、鬼殺隊の印である「藤花彫り」では柱の人たちは階級である甲と浮かばず、柱の頭文字だけが浮き出るみたいです。(例:水柱の場合は水と浮き出る)

「藤花彫り」というのは、「階級を示せ」という言葉と筋肉の膨張によって、手の甲に自身の階級を出すことができる鬼殺隊の証です。最終選別を突破すると、隊服を支給するタイミングで藤花彫りが行われます。

炭治郎は階級が丙だから柱になっていない

©吾峠呼世晴/集英社 コミック6巻

炭治郎は無限列車編では煉獄たちと下弦の壱を、遊郭編では宇髄たちと協力して上弦の陸を、刀鍛冶の里編では甘露寺たちと協力して上弦の肆を倒しています。

鬼殺隊が上弦の鬼に勝ったのは約100年振りであり、かなりすごい功績を残しています。

しかし炭治郎は柱になることはなく、無惨討伐後は鬼殺隊は解散となってしまいました。

あんなに炭治郎活躍してたのに柱になれないの!?と思いましたが、炭治郎は最終決戦の時の階級は丙(上から3番目)でした。

炭治郎は条件である、「階級が甲であること」を満たしていなかったので、柱になることができなかったようです。

まとめ

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

なぜ最高位の称号が「柱」であるのか、そのほか柱についての情報を解説しました。まとめると…

柱についてまとめ

・鬼殺隊を支える存在という意味で柱という称号になった。(有力説)
・柱は神様を数えるための接尾語であり、神様のように強い力を持ったという意味が由来?
・鬼から人々を守ってくれる神様のような存在という意味で柱となった?
・人柱の「ある目的のために犠牲となる」という意味も含まれている?
・柱の定員は9名であり、柱という漢字が9画だったのが理由
・柱になるためには階級を甲にして十二鬼月を倒す、または鬼を五十体倒す

柱という称号になった理由は、「鬼殺隊を支える存在」という意味を兼ねているという理由でした。

他にも神様のような強さという意味も含まれていそうですね。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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