【鬼滅の刃】鎹鴉(かすがいがらす)や他の動物たちの性別や名前は?活躍シーンも紹介

サブキャラ

『鬼滅の刃』で活躍するのは、人間と鬼だけではありません。

鎹鴉(かすがいがらす)をはじめとする動物たちも、重要な役割を担っています。

そんな彼らの性別や名前、活躍シーンなどを紹介したいと思います。

【鬼滅の刃】鎹鴉(かすがいがらす)や他の動物たちの性別と名前

9人の柱、および炭治郎と同期の隊士のカラスについては、公式ファンブック「鬼殺隊見聞録・弐」で紹介されています。

その他の動物たちの性別や名前についても、原作コミック、テレビアニメ、そして公式ファンブックなどで紹介されているものを下記に挙げてみます。

公式ファンブック「弐」の発売前から名前などが明らかにされていた子たちにつきましては、その場面がどこだったかを載せています。

主人 or 相棒種類性別名前紹介場面
我妻善逸オスうこぎ
(通称:チュン太郎)
テレビアニメ第15話
「大正コソコソ噂話」
竈門炭治郎オス天王寺松右衛門
(てんのうじ・まつえもん)
テレビアニメ第10話
「大正コソコソ噂話」
嘴平伊之助オスどんぐり丸公式ファンブック・弐
栗花落カナヲメス五十鈴(いすず)公式ファンブック・弐
不死川玄弥オス榛(はしばみ)公式ファンブック・弐
水柱・冨岡義勇オス寛三郎(かんざぶろう)性別:コミック17巻
名前:コミック20巻
霞柱・時透無一郎メス銀子(ぎんこ)性別:コミック12巻
名前:コミック19巻
恋柱・甘露寺蜜璃メス麗(うらら)公式ファンブック・弐
音柱・宇髄天元オス虹丸(にじまる)公式ファンブック・弐
炎柱・煉獄杏寿郎オス要(かなめ)公式ファンブック・弐
蟲柱・胡蝶しのぶメス艶(えん)公式ファンブック・弐
蛇柱・伊黒小芭内オス夕庵(ゆうあん)公式ファンブック・弐
風柱・不死川実弥オス爽籟(そうらい)公式ファンブック・弐
岩柱・悲鳴嶼行冥オス絶佳(ぜっか)公式ファンブック・弐
蛇柱・伊黒小芭内オス鏑丸(かぶらまる)コミック22巻
珠世と愈史郎オス茶々丸(ちゃちゃまる)コミック22巻
音柱・宇髄天元オス※不明(通称:ムキムキねずみ)コミック9巻

それでは、この子たちについて詳しく見ていきましょう。

【鎹鴉】鬼殺隊の伝令役

我妻善逸の『雀』:チュン太郎(本名:うこぎ)

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

なぜカラスたちの中に『雀』が混じっているの?

この雀は、家族を鬼に殺されています。

自分で鬼を倒すことはできなくても、少しでも役に立ちたくて、伝令役を志願したのだそうです。

なぜ善逸に『雀』があてがわれたの?

このことについては、本編、大正コソコソ噂話、公式ファンブック、どこを見ても明らかにされていませんが、考えられる理由は2つあります。

  • カラスは声が大きくてうるさい = 聴覚の鋭い善逸にはつらい
  • カラスは気が強く、口の悪い子もいる = 気の弱い善逸には合わない
©吾峠呼世晴/集英社 コミック第2巻
©吾峠呼世晴/集英社 コミック第12巻

「伝令役を志願してくれた雀をどの隊士にてるか?」と考えた場合、「カラスでない方が良く、かつ、もし腹が立っても絶対に雀に危害を加えたりはしない優しい子」として、善逸が最適だったのではないでしょうか。

善逸のために一生懸命な『雀』

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

善逸のことを炭治郎に愚痴ったり、自分の言葉を理解してくれない善逸にかみついたりしていますが、それでも善逸のことが心配で心配でたまらないチュン太郎

那田蜘蛛山で、兄蜘蛛の毒に侵された善逸を助けてくれたのは蟲柱・胡蝶しのぶですが、そのしのぶを呼びに行ってくれたのはチュン太郎だったのです。

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第5巻

最終決戦のその後

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第23巻

良かった! チュン太郎も生き延びて、善逸たちと幸せに暮らしたんですね。

そして、無限列車の中で見た「幸せな夢の中」のこのセリフが本当だったことも証明されました。

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第7巻

ところで「うこぎ」って何?

「チュン太郎」は善逸が勝手に付けた名前

チュン太郎には「うこぎ」という本名があり、テレビアニメ第15話の「大正コソコソ噂話」で雀自身が「僕の本当の名前は『うこぎ』です」と言っています

「僕」と言っているので「オス」です。

「うこぎ」は植物の名前

ウコギとはウコギ科の植物で、米沢地方では古くから食用を兼ねた垣根として利用されています。上杉の知将「直江兼続公」にて米沢で栽培が始まり、後の米沢藩九代藩主「上杉鷹山公」がウコギの垣根を奨励したとされ、春から初夏にかけての新芽が美味しく切り和えやおひたしをはじめ天ぷらなど、様々な料理法でいただけます。

引用元:うこぎの町米沢かき根の会

チュン太郎こと『うこぎ』は「うこぎご飯」が大好物で、そこから取った名前らしいです。

竈門炭治郎の『鴉』:天王寺松右衛門(てんのうじ・まつえもん)

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

鎹鴉のステレオタイプ

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第3巻

主人公のカラスなのでいちばん登場機会も多く、「鎹鴉とはこういうものだ」と認識させるのに十分なインパクトがありますね。

知識はあるけれど品はない

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第3巻

知らなかったことを教えてくれるのは良いですが、口が悪すぎますね。。

だからあまり怒らない炭治郎にあてがわれたのでしょうか。

嘴平伊之助の『鴉』:どんぐり丸

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第5巻

伊之助はメインキャラクターのひとりなのに、カラスの登場シーンがないのはこういうわけだったんですね。

しかし名前が「どんぐり丸」とは・・・善逸の「チュン太郎」と同じく、伊之助が勝手に付けた名前のような気がしますけど、本名のようです。

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第18巻

これは無限城での一コマですが、完全にパワハラですね。

そしてどんぐり丸が連れて行ったのは『上弦の弐・童磨』のところでした。

童磨は伊之助の母親の仇だったからでしょうか? 優秀なカラスですね。

栗花落カナヲの『鴉』:五十鈴(いすず)

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

おそらくは、カナヲをあまり追い立てるようなことはしないカラスだったのではないかと思います。

自分から言葉を発することが少ないカナヲですが、カラスとの意思疎通はできていたのでしょうね。

不死川玄弥の『鴉』:榛(はしばみ)

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

「どうでもいいんだよ、鴉なんて!」といきなり追い払われた気の毒なカラスです。

でも、すぐに善逸が助けてくれました。

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第2巻

善逸のこの姿を見て、チュン太郎は「この子は優しい子なんだ」と認識したかも知れませんね。

また、周りに全く関心を示さないカナヲを見て、五十鈴は何を思ったのでしょう。

水柱・冨岡義勇の『鴉』:寛三郎(かんざぶろう)

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第8巻

無限列車の任務で命を落とした煉獄さんの訃報を伝えにきた場面です。

普通にスマートで格好いいカラスに見えますが、実は、

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第17巻
©吾峠呼世晴/集英社 コミック第20巻

なぜ義勇には「おじいちゃんカラス」なのか?

口数が少なくギャアギャア騒がれるのを嫌う(好きな人はいないでしょうが)ので、「多少頼りないけど、必要なとき以外はおとなしめなカラス」として選ばれたのでしょうかね、かなり強引な推測ですが。

霞柱・時透無一郎の『鴉』:銀子(ぎんこ)

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第12巻

銀子は無一郎自慢のカラス、いや逆、無一郎は銀子自慢のご主人です。

無一郎のことが好き過ぎて、他の動物を飼おうとすると嫉妬します(だから無一郎はペットが飼えない)。

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第12巻

無一郎が「始まりの呼吸の剣士の子孫」だということも知っていて、他の剣士を見下しています。

ただ、それもひたすら「無一郎愛」が強いが故のこと。

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第19巻

これは無限城で無一郎が上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)に貼り付けにされたとき、必死に助けを呼びに行っている場面です。

無一郎の死後、銀子がどうなったかは不明です。

公式ファンブック『鬼殺隊見聞録・弐』で、銀子のその後が判明しました。

時透くんのカラス「銀子」は、最終決戦後、痩せ細って具合を悪くしてしまいました。しかし、俺のカラス「天王寺松右衛門」が助けて、元気になったんだ。そしてなんと、その後この2羽は結婚したんですよ!!

恋柱・甘露寺蜜璃の『鴉』:麗(うらら)

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第15巻

右が蜜璃のカラス「麗」、左の偉そうなカラスは無一郎の「銀子」です。

カラスたちの態度から、痣の発言状況の説明はこうだったのではないかと推察します。

  • 麗:「あの、、蜜璃様に痣が現れたんです。多分、見間違いではないと・・・」
  • 銀子:「無一郎に痣が出たわ。まあ当然よね、あの子なら」

音柱・宇髄天元の『鴉』:虹丸(にじまる)

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第10巻

虹丸は元々派手で着飾るのが好きだったらしいので、もしかしたら虹丸の方から「俺にもそれ(アクセサリー)をくれ」と宇髄に言ったのかも知れません。

宇髄とおそろいのこの格好がサマになっているということは、単なる派手好きなだけではなく、オシャレのセンスもあったと考えて良さそうですね。

映画の中で煉獄さんの訃報を伝えにきた宇髄のカラスは、とても格好良かったです、宇髄よりもカラスの方に目がいってしまうぐらい

原作のカットではここにカラスは出てこないのですが、劇場版で格好良く登場させた制作スタッフのセンスがさすがです。

炎柱・煉獄杏寿郎の『鴉』:要(かなめ)

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第8巻

煉獄さんぐらいの体格があると、カラスを乗せている画がとてもサマになりますね。

「要」が煉獄さんをすごく慕っていて、煉獄さんも「要」をとても可愛がっていたことをうかがわせる素敵な画です。

煉獄さんのことを最後まで見守り続け、目に涙を光らせながら皆に伝えに行った姿は忘れられません。

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第8巻

「要」にとって、煉獄さんのことを伝えに行くのがいちばんつらかったのは、やはり煉獄家だったのではないでしょうか。

原作の中でのこういった「幕間のカット」は、義勇のカラスのような比較的コミカルなものが多いのですが、こんな悲し過ぎる画になっているカットは、ここだけだったと思います。

蟲柱・胡蝶しのぶの『鴉』:艶(えん)

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第7巻

しのぶは、すでに無限列車の任務に就いていた煉獄さんに『日の呼吸』について聞いてくれるよう、「艶」にお願いしています。

しかし、炭治郎たちが無限列車で煉獄さんと合流したとき、煉獄さんはまだカラスの伝令を受けていないようでしたね。

蛇柱・伊黒小芭内の『鴉』:夕庵(ゆうあん)

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第22巻

伊黒は腕力に恵まれなかった分、分析力には長けていて、カラスからの報告を「単なる伝令」として聞くのではなく、そこから状況を読み解いて、すぐ戦いに生かすことができる剣士でした。

カラスたちは自分の担当している鬼殺隊士の特徴を把握した上で、いろいろな報告をしていたと思われます。

例えば、無一郎の赫刀のことを伝えたところで、あまり意味がない剣士もいますよね、誰とは言いませんが。

なんか背中が少しチクチクする

風柱・不死川実弥の『鴉』:爽籟(そうらい)

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第16巻

産屋敷邸が鬼舞辻無惨の襲撃に遭ったとき、誰よりも早く柱を連れて来たのが実弥の「爽籟」でした。

その名前は「風」に由来しています。

爽籟(そうらい)
「爽籟」と清々しく爽やかな秋の風をいいます。
「籟」は穴が三つある笛のことで、古代の人はその笛を吹くことを「吹籟:すいらい」とよんでいました。そして、松を渡る微細な風があたかも笛の音に聞こえることから「松籟:しょうらい」という言葉が生まれ、さらに秋風の響きを「爽籟」と名付けたのです。

引用元:万葉集遊楽

岩柱・悲鳴嶼行冥の『鴉』:絶佳(ぜっか)

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第8巻

悲鳴嶼さんは目が見えないことで感覚が研ぎ澄まされているものの、やはり目でしか追えない情報もあると思います。

悲鳴嶼さんの「絶佳」は、最終決戦のときも戦況を逐一報告していたそうです。

絶佳(ぜっか)

すぐれていて美しいこと。非常にすぐれていること。また、そのさま。

引用元:精選版 日本国語大辞典

お館様の『鴉』 ※性別・名前不明

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第16巻

首に「ふさ」を巻いているのが特徴です。

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第15巻

これは、鬼の珠世さんのところへ行ったときの場面です。

他のカラスたちとは明らかに違うたたずまいですね。

セリフがカタカナではないところからも、人間と同じように流暢にしゃべっている様子がうかがえます。

【蛇】『鏑丸(かぶらまる)』:蛇柱・伊黒小芭内の相棒

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

子供の頃からの唯一の友達

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第22巻

伊黒は生まれてからずっと座敷牢に入れられていて、鏑丸はその座敷牢に迷い込んできた蛇でした。

俺の一族は、この蛇鬼(下肢が蛇のような女の鬼)が人を殺して奪った金品で生計を立てていた。(中略)俺は珍しく(370年ぶりに)生まれた男で風変わりな目をしていた為この女に大層気に入られ、成長して食える量が増えるまで生かされていたのだ。

引用元:コミック第22巻

伊黒の視覚になり、常に一緒だった

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第22巻

無惨戦での活躍

伊黒は生まれつき右目が弱視で、自分の視覚にもなってくれる鏑丸は、なくてはならない存在でした。

最後の無惨戦でも、鏑丸は伊黒のために必死で戦います。

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第22巻

このとき鏑丸がくわえた2枚の紙は、視覚を操る愈史郎の血鬼術です。

1枚を鏑丸、もう1枚を伊黒が付けることで、すでに両目が見えなくなっていた伊黒は鏑丸の視覚を共有できるようになり(人間の見え方とは違っていたようですが)、戦い続けることができたのでした。

蜜璃を心配する鏑丸

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第23巻

無惨戦で大怪我を負った蜜璃に対し、本当に心配そうに顔を寄せる鏑丸。

常に伊黒と一緒にいたのですから、蜜璃にも可愛がられ、鏑丸も蜜璃を慕っていたと考えるのが自然でしょうね。

実は表情豊かな鏑丸

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第14巻

蜜璃の食べっぷりに目をむいて驚いている鏑丸。

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第11巻

おや? 実は鏑丸の好みは蜜璃よりも胡蝶しのぶ?

伊黒の死後も生き続けた鏑丸

伊黒は蜜璃とともに無惨戦で命を落としています。

ずっと一緒にいた鏑丸は、二人が寄り添ったままで最期を迎えたところを見守っていたのでしょうね。

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第23巻

その後、鏑丸は風柱・不死川実弥(しなずがわさねみ)が連れ帰り、栗花落(つゆり)カナヲの元に届けられました。

「相棒を失った鏑丸」と「視力をほとんど失ったカナヲ」を繋いであげるなんて、実弥はなんていい奴なんでしょう。

ぶっきらぼうに「ほらよ」ってな感じで鏑丸をカナヲに託す姿が目に浮かぶようです。

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第23巻

鏑丸は、この二人の視覚(炭治郎は無惨戦で右目を失っている)になってくれたんですね。

そして、炭治郎とカナヲのカラスも無事だったようです。

尚、鏑丸についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

【猫】『茶々丸』:珠世と愈史郎の使い

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

「鬼の血」を運ぶのが仕事

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第3巻

鼓の鬼・響凱(きょうがい)の血を採ったときに出てきたのが初任務でした。

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第11巻

こちらは遊郭で、上弦の陸(ろく)・妓夫太郎(ぎゅうたろう)の血を採ったときです。

無限城での戦いの直前に鬼になった猫

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第22巻

珠世の力で鬼になった茶々丸は、無惨戦で限界ギリギリの状態だった柱たちに薬を打つため、鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)のすぐ近くまで行っています。

最初、柱たちはこれが薬だとは知らず、何か攻撃されたと思って焦りますが、すぐに薬が効き始め、茶々丸に助けられたと理解します。

そしてこの直後、茶々丸は無惨に斬られてしまいました。

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第22巻

しかし、愈史郎に体をくっつけてもらうと体が再生できたようで、事なきを得ています。

最終決戦のその後

「愈史郎さん、死なないでくださいね」

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第23巻

炭治郎に「死なないでくださいね」と言われたときの愈史郎の表情は、何を意味しているのでしょうか。

全てが終わったら珠世の後を追って死のうと思っていたところ、炭治郎の言葉にハッとしたのでしょうか。

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第23巻

愈史郎はずっと珠世を思って生き続けています。

そんな愈史郎にとって、「珠世が愈史郎のために鬼にした茶々丸」の存在が慰めになっていることは間違いありませんね。

尚、茶々丸についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

【鼠】忍獣「ムキムキねずみ」:音柱・宇髄天元の使い

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第9巻

初登場シーンでねずみたちが持っているのは、伊之助の刀です。

何の前触れもなくいきなり登場しますが、この場面の直前に伊之助が「ねずみ共! 刀だ!」と叫んで呼んでいるので、あらかじめ宇髄から「刀が必要になったときは、ねずみたちが運んでくれる」と聞いていたのでしょうね。

なんで刀を自分で持ち歩いていなかったかというと、俺と惣一郎(※炭治郎)と紋逸(※善逸)は女の格好をさせられて「遊郭」に潜入していたからだ。

2回目の登場シーンはこちらです。

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第9巻

善逸の刀を運んできたのが2回目の登場シーンで、これが最後の登場場面となりました。

テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編の予告内で、この『忍獣ムキムキねずみ』について、宇髄が解説してくれています。

本体表紙に登場する動物たち

本編ではありませんが、本体表紙(表紙カバーの下)や扉絵にだけ登場している動物たちもいます。

いずれも意外な(?)キャラクターと一緒で、原作者・吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)先生のキャラクター愛を感じるカットでもあります。

柱と動物

岩柱・悲鳴嶼行冥と『猫』

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第15巻

悲鳴嶼さんは猫が大好きで、同じく猫好きの甘露寺蜜璃と猫話で盛り上がるそうです。

風柱・不死川実弥と『犬』

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第19巻

実弥は動物好きなんでしょうね。

このやさしい表情を見ていると、鏑丸を連れ帰って来てくれたのも十分うなずけます。

人間だった頃の上弦の鬼と動物

妓夫太郎(ぎゅうたろう)&梅(共に後の『上弦の陸』)兄妹と『蛇』

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第11巻

昔は彼らも、こんな無邪気な顔をしていたんですね。

狛治(はくじ・後の『上弦の参・猗窩座』)&恋雪(こゆき)と『猫』

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第18巻

これがあの猗窩座の人間だったときの姿かと思うと・・・

まとめ

『鬼滅の刃』は、鬼も含めて個々のキャラクターの設定がしっかりしているので、登場人物ひとりひとりがとても際立っています。

そのため、動物たちが人間や鬼を差し置いて目立つようなことはないのですが、実は脇でとても重要な役割を果たしてくれていますね。

いや、そういうところも含めて「動物たちのキャラクター設定もしっかりしていた」ということなのでしょう。

出番は少ないですが、彼らも誰一人(いや一羽、一匹)欠けても、この物語は成り立ちませんでした。

そして、やはりその可愛らしい姿は癒やしてくれる存在でもあります。

最終巻の「鬼のいない世の中」になってからの平和なカットで、この動物たち(宇髄のねずみ以外)がちゃんと描かれていることからも、彼らの重要性がわかりますね。

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