醜(みにく)い鬼どもは
俺が殲滅(せんめつ)する。
[*殲滅(せんめつ)…すべてを滅ぼすこと。皆殺しにすること。]
みなさん【鬼滅の刃】日々感じてますか?
ド派手に心を燃やしてますか?🔥
さて、今回の記事は、
鬼殺隊最高位(きさつたい‐さいこうい)の柱(はしら)、[風柱(かぜばしら)]、不死川実弥(しなずがわさねみ)の『過去・生い立ち』についてのお話(記事)です。
- 不死川実弥は、鬼になってしまった禰豆子(ねずこ)よりよっぽど、実弥の方が「鬼みたいに怖い」けど、どうしてあんなに怖いの?昔から?
- 不死川実弥は[柱]になる前はどんな人物(性格)だった?
- 不死川実弥の過去・生い立ちがわかるのは何巻で見れる?
など、『不死川実弥の過去・生い立ち』に注目したいと思います。
題して、
【鬼滅の刃】
不死川実弥の過去・生い立ち。
「大切な人を守るためなら、
悪にでもなる」
として、不死川実弥の『過去・生い立ち』についてご紹介します。
画面に[全集中!]でお付き合いください。
【鬼滅の刃】不死川実弥とは?
それは、誰よりも鬼を滅する執念を持つ者
[風柱]不死川実弥
- 鬼殺隊の主軸となる[柱]のひとり。風柱。
- 鬼に対する憎しみと殺意と鬼を滅する事への執念は、柱の中でも随一(ずいいち)とされる。
顔が怖いよ。
不死川実弥の性格
- 恫喝(どうかつ)とさほど変わらない勢いの苛烈(かれつ)で粗暴(そぼう)な言動が目立ち、語尾に「ェ」や「ァ」といった独特のクセをつけることが多い。
- 基本的に神経質で拒絶的な態度を取り、強面(こわもて)と言動も相まって、鬼殺隊内で最も隊士達から怖がられている。
- 粗暴な言動で周囲を威圧しまくる暴風雨のような凶暴な印象の不死川実弥だが、実は常識や規律はしっかり守る律儀な性格。
お館様(おやかたさま)の一声で暴れ馬のような不死川が静かになった!
知性も理性もなさそうなのに
ちゃんと喋り出した。
テメェら、いい度胸だ…。
選べェ、
ここで俺に刻(きざ)み殺されるかァ、
ボコボコに殴りぶち殺されるかァ。
どっちを選んでも殺される…。
不死川玄弥の兄
- 不死川実弥は、竈門炭治郎(かまどたんじろう)の同期である、不死川玄弥(しなずがわげんや)の兄にあたります。
- 玄弥の他に、就也(しゅうや)、弘(ひろし)、こと、貞子(ていこ)、寿美(すみ)の弟と妹がいて、7人兄弟。
【鬼滅の刃】不死川実弥の過去・生い立ち
不死川実弥[過去]弟・玄弥との約束
- 不死川家の大黒柱である不死川兄弟の父親・恭梧(きょうご)は、図体が大きい上に性格が悪く、妻の志津(しず)や子供たちによく暴力を振るっていた。
- そのため、恨みを買って刺されて死んでも子供たちは「自業自得(じごうじとく)」だと割り切っていた。
- 一方、母親にあたる志津は、小柄な体格だったが家族のために一生懸命働いた。
親父が刺されて死んじまった。
あんなのはいない方が清々(せいせい)するけど、父親がいねぇとなると、皆(みんな)心細いだろうから。
【鬼滅の刃】第115話[柱に]
『これからは、俺とお前(玄弥)で
お袋と弟たちを守るんだ』
『これから”は”じゃなくて、
これから”も”、だよな』
『家族は俺たちに二人で守ろう。』
不死川実弥[過去]最愛の母をこの手で
- 『家族は俺(実弥)と玄弥の2人で守る』と約束をして間もない頃、事件は起きた。
- 夜が明けようとしていたとき、兄弟たちが狼(おおかみ)のような獣(けもの)に襲われてしまう。
- 狼のような獣から兄弟たちを守るため、長男である実弥は、包丁を片手に、獣と外へ飛び出した。
- その狼のような獣の正体は、
『あの狼は、狼だと思ったものは、
鬼になった母ちゃんだった』
【鬼滅の刃】第115話[柱に]
- 実弥が無我夢中で戦った獣、鬼の正体が『最愛の母』だったことに気付いたのは、夜が明け始めた頃だった。
- 家族を守るためとはいえ、『最愛の母』を、自分のこの手で殺(あや)めてしまった事実に、茫然(ぼうぜん)とその場に立ち尽くす実弥。
『母を殺めた後(あと)は、
この世のすべてが急速に色を失い、
擦(す)り切れて、褪(あ)せていった。』
【鬼滅の刃】第168話[百世不磨]
- 茫然と立ち尽くす実弥の所に駆け付けた玄弥が、包丁を持った血だらけの兄・実弥と倒れている母の姿を目撃する。
- まだ幼くて事実を知らなかった玄弥は、兄(実弥)が、母親を殺したと勘違いをしてしまい、実弥に向かい「人殺し!」と実弥を責めてしまった。
『酷(ひど)いこと言って、
ごめん、兄ちゃん』
『俺たちを守るために戦って、
夜が明け始めた外に落ち初めて、
家族を襲ったのが
母ちゃんだと気づいた時、
兄ちゃんは
どんな気持ちだったろうか。
最愛の母を手にかけて
打ちのめされていた時に、
必死で守った弟から
罵倒(ばとう)されて、
どんな気持ちだっただろうか。
一緒に守ろうって
約束したばっかりだったのに。』
【鬼滅の刃】第115話[柱に]
不死川実弥[過去]粂野匡近との出会い
猫に木天蓼(またたび)、
鬼には稀血(まれち)。
【鬼滅の刃】第167話[願い]
『自分の血が特別なんだと気づいたのは、鬼を狩り始めてすぐだ。』
『そもそも鬼にされた母が俺が出血した途端(とたん)、動きが鈍(にぶ)くなった。』
【鬼滅の刃】第168話[百世不磨]
- 鬼殺隊も日輪刀も存在すら知らなかった実弥は、山ほどの刃物で武装(ぶそう)して、鬼が出る夜の中を藻搔(もが)き回った。
- 稀血を使い、自分の腕を斬り、鬼と戦い、鬼を捕(と)らえ、鬼を日の光で焼き殺す、といった自殺行為のような無謀(むぼう)な戦い方をしていた。
『死ななかったのは、この血で鬼を酔わせられたおかげ、運が良かっただけ』
『同じ鬼を追っていて出会った、鬼殺隊の粂野匡近(くめのまさちか)が”育手(そだて)“を紹介してくれたおかげ』
【鬼滅の刃】第168話[百世不磨]
不死川実弥に”育手”を紹介してくれた、粂野匡近とのお話は、小説版【鬼滅の刃】の[風の道しるべ]で登場しています。
でも俺は、知っている
『善良な人間から次々死んでいく。
この世の不条理(ふじょうり)を』
『下弦の壱(かげんのいち)は、
匡近と二人で倒したのに、
柱になったのは俺だけだった』
【鬼滅の刃】第168話[百世不磨]
不死川実弥[過去]産屋敷耀哉との出会い
『頭に来るんだよ。人が苦しんでいるっていうのに、笑っている奴が』
『自分の手を汚さず、命の危機もなく、
一段高い所から涼しい顔で指図だけするような奴が』
【鬼滅の刃】第168話[百世不磨]
いいご身分だなァ、おいテメェ、
産屋敷(うぶやしき)様よォ!
- 「隊員のことなんざァ、ただの”捨て駒”としか思っていないんだろう」と産屋敷耀哉(うぶやしき‐かがや)に食って掛かる実弥。
アンタ、武術(ぶじゅつ)も
何も齧(かじ)ってすらねぇだろォ。
見れば一発でわかる。
そんな奴が鬼殺隊の頭だとォ?
虫唾(むしず)が走るぜェ!
- 食って掛かる実弥に対し、産屋敷(お館様)は、優しいまなざしを向けた。
ごめんね
『刀は降ってみたけれど、すぐに脈が狂ってしまって、十回もできなかった』
『叶うことなら私も、
君たちのように体一つで人の命を守れる強い剣士になりたかった』
『けれど、どうしても無理だったんだ。
つらいことばかり、
君たちにさせてごめんね』
【鬼滅の刃】第168話[百世不磨]
・・・・・。
『言葉が出て来なくなった』
【鬼滅の刃】第168話[百世不磨]
君たちが捨て駒なら、
私も同じく捨て駒だ。
『私の代わりはすでに居(い)る』
『実弥は柱合会議(ちゅうごうかいぎ)に来たのが初めてだから勘違いしてしまったのだと思うけれど、私は偉(えら)くも何ともないんだよ』
『みんなが善意で、それその如(ごと)く、扱ってくれているだけなんだ。嫌だったら同じようにしなくていい』
『実弥は柱として人の命を守っておくれ。それだけが私の願いだよ』
【鬼滅の刃】第168話[百世不磨]
匡近が死んで間も無いのに、
呼んでしまってすまなかったね。
兄弟のように仲良くしていたから
尚更(なおさら)つらかっただろう。
!!
名前…
- 隣にいた当時の[花柱(はなばしら)]胡蝶カナエ(こちょうかなえ)から『不死川くん、お館様は当主(とうしゅ)になられてから、亡くなった隊員の名前と生い立ちは、全て記憶してらっしゃるのよ』と明かされる。
- 胡蝶カナエの言葉を聞き、『…俺でさえ、一緒に戦って死んだ隊士全ての名前は覚えきれていない』と驚きを隠せない実弥。
実弥、鬼殺隊の子供たちは皆、遺書(いしょ)を書いているよね。
『その遺書の内容がね、不思議なことに殆(ほとん)ど似通(にかよ)っているんだ。』
『匡近も同じだったよ』
『渡そうと思っていたんだ、実弥に』
『匡近は、失った弟と実弥を重ねていたんだね』
『光り輝く未来を夢見てる。私の夢と同じだよ』
【鬼滅の刃】第168話[百世不磨]
『大切な人が笑顔で天寿(てんじゅ)を全うする、その日まで幸せに暮らせるよう、
決してその命が理不尽に脅(おびや)かされることがないよう願う。
例えその時、自分が生きて、
その人の傍(かたわ)らにいられなくとも、
生きていて欲しい。
生き抜いてほしい。
【鬼滅の刃】第168話[百世不磨]
【鬼滅の刃】不死川実弥と竈門兄妹
善良な鬼と悪い鬼の区別もつかないなら、柱なんてやめてしまえ!!
【鬼滅の刃】第45話[鬼殺隊柱合裁判]
鬼となった母をこの手で殺めてしまった不死川実弥の【過去】。
子供を庇(かば)い、暴力を振るわれる優しい母ですら、鬼となると理性が効(き)かず、いとも簡単に家族を食い殺してしまった。
分かりません、お館様。
人間ならば生かしておいてもいいが鬼は駄目(だめ)です。
承知(しょうち)できない。
【鬼滅の刃】第46話[お館様]
実弥自身、身内が鬼になった悲しみと苦しみを炭治郎以上に知り尽くしている。
炭治郎の「善良な鬼と悪い鬼の区別もつかないなら、柱なんてやめてしまえ!!」の言葉は、受け入れ難(がた)い言葉だったと思います。
善良な鬼の存在を認めるということは、そうなり得たかもしれない母親の可能性を潰(つぶ)したという事実を否応(いやおう)なしにも、つきつられてしまうこととなり、母親を殺めたことに対する強い罪悪感が芽生えることとなります。
[*否応なし(いやおう-なし)…良いとも悪いとも言わせることなく。否応なく。]
【鬼滅の刃】不死川実弥の「過去・生い立ち」がわかるのは「○巻○話」
不死川実弥の過去・生い立ちは、【鬼滅の刃】13巻115話[柱に]で観られます。
他には、
- 19巻168話[百世不磨]で観られます。
- 小説版『風の道しるべ』で読めます。
まとめ
今回は、【鬼滅の刃】不死川実弥の過去・生い立ち。「大切な人を守るためなら、悪にでもなる」として、不死川実弥の『過去・生い立ち』についてご紹介しました。
※[泣いた赤鬼]は童話(児童文学)です。
さねみん、めっちゃいい人!
なんなの!泣かすんじゃないわよ!!怖い顔すんじゃないわよ!!(褒め言葉)
落ち着け
不死川実弥の過去・生い立ちを知るまでは、「禰豆子を刺した酷い奴」としか見れなかった。
「この世に鬼さえいなければ」
「実弥や玄弥のお母さんが鬼にされなければ」
「鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)が実弥たちの母を鬼にしなければ」
・・・・あれ?どうして鬼舞辻無惨は、実弥たちのお母さん、志津さんを鬼にしたんだろう?
志津さんも実弥と同じで稀血だったのかな?・・・ん?稀血の人が鬼になったら、どうなるんだろう?
(妄想が止まらなくなったので)今回はここまでです。
最後まで[全集中!]でお読みいただきありがとうございました!
それではまた、不死川実弥の過去・生い立ちが観れるその時まで。
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