鬼の始祖である鬼舞辻無惨を倒し、鬼のいない世界を実現させた鬼殺隊。
千年以上にも渡る戦いは終わりましたが、鬼との戦いで多くの人の命が犠牲となりました。
生き残ったキャラクターよりも戦いの中で死亡したキャラクターの方が多く、その多くが今まで鬼殺隊を支えてくれた柱たちでした。
今回の記事では、生き残った柱のその後と死亡した柱の最期について解説していこうと思います。
- 生き残った柱は誰?
- 生き残った柱たちはその後どんなふうに過ごしたの?
- 死亡した柱は?どんな最期だったの?
などが気になった人は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。
無惨討伐後に鬼殺隊は解散
死闘の末に無惨を倒すことができた鬼殺隊。
多くの隊士や隠たちが命を落としましたが、何とか戦いを生き残った者たちも。
鬼殺隊当主である産屋敷輝利哉も生き残ることができ、重傷者たちの容体が落ち着くと、輝利哉は柱合会議を開きました。
そこで輝利哉は生き残った柱たちに対して、妹たちと共に今まで戦ってくれたことに感謝を伝え、鬼殺隊は解散となりました。
生き残った柱のその後
最終決戦後に生き残っていた柱はこちらの3名です。
冨岡義勇 | 最終決戦で右腕を失い、戦いの後になかなか意識が戻りませんでしたが、 しばらくして目を覚ましました。 |
不死川実弥 | 無惨との戦いで一時は意識を失いますが、その後意識を取り戻しました。 |
宇髄天元 | 上弦の陸との戦いで左目と左腕を失い、柱を引退しています。 最終決戦では、産屋敷家の護衛として参戦しました。 |
鬼殺隊解散後はどんな生活を送っていたのか、1人ずつ見ていきましょう。
水柱・冨岡義勇
無惨の攻撃から後輩たちを庇ったことがきっかけとなり、右腕を失った冨岡義勇。
炭治郎が鬼となった時に唯一戦いに参加した柱であり、最後まで戦い続けました。
戦いが終わった後はしばらく昏睡状態となり、危険な状態でしたが無事に目を覚ましました。
犬猿の仲だった不死川実弥と和解?
鬼殺隊時代、犬猿の仲であった冨岡義勇と不死川実弥。
過去に2人は接触禁止令が出されたこともあります。
公式ファンブックでも、不死川は冨岡のことをはっきりと「嫌い」と言っていました。(冨岡は不死川を怒りっぽいと思っていたみたいです…)
ところが最終巻で、2人は一緒にうなぎを食べていたことが判明しました!
2人とも何とも言えない表情をしていますが、一緒に食事に行くという事は和解することができたのでしょう。
最後の柱合会議に参加した柱は冨岡と不死川だけだったので、その時に食事に行く約束をしたのかもしれませんね。
炭治郎とのやり取りをきっかけに前向きになった冨岡は、不死川におはぎを渡して仲良くなろうと作戦を立てていたこともあります。時間はかかりましたが、和解することができて一安心ですね。
心境が大きく変化
鬼殺隊は解散となりましたが、炭治郎と冨岡の手紙のやり取りは続いていました。
以前は手紙の返事をしなかった冨岡ですが、鬼殺隊解散後はきちんと返事をしています。
炭治郎曰く、手紙のやり取りを繰り返しているうちに文面が少しずつ変化しているようで、自分を恥じたり責めることはなくなったとのことです。
現在は穏やかな日々を送っているようで、柔らかい笑顔を浮かべるようになりました。
結婚して子孫を残している
鬼滅の刃の最終回では鬼殺隊の子孫たちや生まれ変わりが登場していますが、冨岡の子孫も登場していました。
子孫の名前は冨岡義一(とみおかぎいち)で、男の子の小学生です。
スイミングスクールに通っており、親友2人と一緒に登校していた際に炭治郎の子孫とすれ違うという形で登場しました。
冨岡の結婚相手がどんな女性だったかは分かっていませんが、冨岡は痣を発現させており、25歳を待たずに亡くなっていた可能性が高いです。
冨岡の年齢は21歳なため、寿命のことを理解してくれた人と考えると、鬼殺隊のことを知っている人と結ばれたのかもしれませんね。
風柱・不死川実弥
最強の十二鬼月である黒死牟と戦い、さらに無惨との戦いも最後まで戦い抜いた不死川実弥。
一度は生死をさ迷い、亡くなったはずの両親と再会しましたが、父親によって突き返されたことで何とか生還することができました。
最後に人間に戻った禰豆子に謝罪し、禰豆子は笑顔で不死川の謝罪を受け入れていました。
竈門家と付き合いがあった
不死川と炭治郎は、炭治郎が鬼である禰豆子を連れていたことをきっかけに、水と油とも言える関係になってしまいました。
柱稽古ではさらに意見が対立し、乱闘騒ぎになったことで接触禁止令が出されてしまっています。
鬼殺隊が解散してしまったら、不死川は竈門家と接点は無くなってしまうだろうと思っていましたが、炭治郎が不死川宛に手紙を出していたことが分かりました。
しかし不死川は文字を読むことはできるものの、書くことができなかったため、返事を出すことはありませんでした。
その代わりに、不死川は炭治郎たちが暮らしている家を訪れ、誰にも声をかけずに縁側にそっと贈り物を置いて行ったのです。
鼻が利く炭治郎は贈り物から不死川の匂いがしたことで、送り主が不死川であることに気付けました。
直接的な関わりは無かったかもしれませんが、やり取り自体は鬼殺隊解散後も続いていたようです。
結婚して子孫を残している
冨岡と同じく、不死川にも子孫がいることが判明しました。
不死川の子孫である不死川実弘(しなずがわさねひと)で警察官として働いており、玄弥の生まれ変わりと言われている後輩警官と共に登場しました。
毎朝危険な登校をしていると通報を受ける炭治郎の子孫をパトカーで追いかけており、炭治郎の子孫に対して警察官とは思えない口の悪さで忠告をする姿も。
不死川も痣を発現させており、25歳を待たずに亡くなっていた可能性が高いです。
自分が寿命で亡くなるのに結婚するというのは不死川らしくないとも思いましたが、玄弥は最後に実弥の幸せを願っていました。
つらい…思いを…たくさん…した…兄ちゃんは…は…
©吾峠呼世晴/集英社 コミック20巻
幸せに…なって…ほしい…
玄弥の言葉があったからこそ、実弥は自分の幸せのために結婚することを選んだのかもしれません。
音柱・宇髄天元
最終決戦前に上弦の陸との戦いですでに柱を引退していた宇髄天元。
しかし、柱を引退した後も柱稽古に参加して一般隊士たちを鍛えたり、最終決戦時には産屋敷家の護衛として活躍しています。
戦いの後には負傷した隊士たちのお見舞いにも行っており、面倒見の良さが分かりますね。
嫁3人を連れて冨岡と共に温泉に行く
本編ではあまり接点を見ることができなかった宇髄と冨岡。
しかし、公式ファンブックにて2人は鬼殺隊解散後も付き合いがあったことが判明しました。
嫁3人と冨岡を連れて温泉旅行に行っており、楽しい付き合いをしているようです。
ですが温泉が混浴であったため、冨岡は困惑した表情で端っこで温泉に浸かっていました。
まきをが端っこにいる冨岡に呼びかけていますが、呼びかけを無視する様子が描かれています。
宇髄も子孫を残している
冨岡や不死川と同じく、最終回には宇髄の子孫も登場しています。
宇髄は3人も嫁がいることが分かっているので、子孫がいるのは納得ですよね。
宇髄の子孫である宇髄天満(うずいてんま)は体操選手となっており、日本代表として金メダルを獲得するなど大活躍しています。
しかし中指を立てたり記者の首を絞めたりと、ちょっとやんちゃな一面があります。
天満が3人の嫁の誰の子孫なのかは判明していませんが、金メダルを取れるほど身体能力が高いという事から、3人の中でずば抜けて身体能力が高いまきをの子孫なのでは?と言われています。
柱の中で最も長生きした可能性が高い
宇髄は生き残った柱の中で、唯一痣が発現しなかった柱です。
そのため痣の寿命の影響は受けないため、冨岡や不死川よりも長生きできた可能性が高いです。
面倒見の良い性格なので、柱として最後まで鬼殺隊の関係者たちを支えてくれそうですよね。
死亡した柱は6人
9人中6人の柱たちは、残念ながら戦いの中で死亡してしまいました。
死亡した柱はこちらの6人です。
煉獄杏寿郎 | 無限列車編で猗窩座と戦い、致命傷を負って死亡。 |
胡蝶しのぶ | 無限城にて童磨と対峙し、童磨に吸収されて死亡。 |
時透無一郎 | 黒死牟と戦い、最期は胴を真っ二つにされて死亡。 |
悲鳴嶼行冥 | 無惨の攻撃から後輩を庇い、左足を失ったことが原因で死亡。 |
甘露寺蜜璃 | 無惨の攻撃から炭治郎を守った際に反撃を食らい、致命傷を負った後に死亡。 |
伊黒小芭内 | 無惨によって視界を奪われながらも戦い続け、甘露寺を看取ったのちに死亡。 |
自分の命よりも誰かを守ることを優先して戦い続けてくれた柱たちは、その名の通り、鬼殺隊を支える存在でした。
まとめ
生き残った柱のその後について、詳しく解説しました。まとめると…
冨岡義勇 | ・犬猿の仲だった不死川と和解し、一緒にうなぎを食べに行く仲になる。 ・炭治郎の手紙にも返事を出すようになり、少しずつ前向きな性格になっている。 ・結婚しており、子孫は小学生の男の子として最終回に登場。 |
不死川実弥 | ・竈門家とは繋がりがあり、たまに贈り物を届けている。 ・結婚しており、子孫は警察官として最終巻に登場。 |
宇髄天元 | ・冨岡と付き合いがあり、嫁3人と一緒に温泉旅行に訪れていた ・子孫は日本代表の体操選手として登場し、金メダルを取るほどの身体能力を持つ。 |
生き残った柱たちは穏やかな生活を送っており、柱同士で交流があったことも判明しました。
特に犬猿の仲であった冨岡と不死川が和解していたことが衝撃でしたね…!
さらに全員が既婚者となっており、子孫たちは現代で幸せな生活を送っていました。
不死川と宇髄でどんなやり取りがあったのかは描かれていませんが、世話好きな宇髄が不死川の家を訪れているといいなと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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