上弦の伍で鬼にしては珍しく人外な姿をしており、名前の通り壺の中に身を潜めている玉壺(ぎょっこ)。
玉壺は丁寧な口調で話をしますが性格は外道としか言いようがなく、人間の死体を使って作品を作り出すという異常性を持ち合わせています。
上弦の鬼に相応しい力があるだけでなく、探知能力にも長けていて刀鍛冶の里を見つけることにも成功しました。
血鬼術も厄介なものが多く、中には鬼殺隊とは相性が最悪なものもあります。
そこで今回の記事では、玉壺の血鬼術や強さについて詳しく紹介していきます。
- 玉壺の血鬼術って?
- 玉壺の血鬼術って強いの?
- 上弦の陸の妓夫太郎とはどっちが強い?
などのことが気になったら、是非この記事を読んでみてくださいね。
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玉壺(ぎょっこ)の能力
まずは玉壺の能力について紹介していきます。
上弦の伍である玉壺は、どんな能力を持っているのでしょうか?
壺を使った空間移動
玉壺は、壺を通じて空間を移動することができます。
あらかじめ自分が移動したいところに壺を置いておけば、そこに移動することができ、戦闘でも相手を翻弄することも可能。
玉壺は移動の壺の中に身をひそめることが出来るので、探知探索にはかなり役に立つ能力です。
壺の中へ出し入れが自由
玉壺が作り出した壺の中身は異空間になっており、中に何かを入れることが可能です。
近づいてきた人間を壺の中に引きずり込み、壺の中で殺すこともしていたので、壺より大きいものであっても入れることはできそうですね。
もちろん中に入れたものは外に出すこともできます。
複数の人間を入れることもでき、その人間たちの死体を使って玉壺は作品を作り出し、披露していました。
玉壺が使う壺はいたって普通の見た目のため、見ただけでは玉壺が作り出したものと判断が出来ません。確認のために近づいてしまったら最後、壺の中に引きづりこまれて殺されてしまいます…。
魚のような生き物を生み出す
玉壺の壺からは、魚の姿をした化け物を生み出すことが出来ます。
刀鍛冶の里もこの玉壺が壺から生み出した化け物たちの襲撃にあっていました。
この化け物たちは首を斬っても消滅することはなく、生み出された壺が壊されない限り再生しつづけます。
化け物は柱である甘露寺と無一郎が倒していたので、どのくらいの強さだったのかは分かりませんが、玉壺が上弦の伍であるので、それなりの強さを持っていた可能性が高いです。
玉壺の血鬼術
次に玉壺の血鬼術について説明していきます。
玉壺の血鬼術のほとんどが、壺を使った術です。
さらに壺の中から水生生物を生み出して攻撃してくるので、近距離も遠距離も得意とします。
中には鬼殺隊にとってはかなり厄介な血鬼術もありました。
千本針 魚殺(せんぼんばり ぎょさつ)
壺の中から金魚が現れ、相手に向かって無数の針を飛ばします。
針には毒が仕込まれているため、針を食らってしまうと毒によって次第に体が動かなくなってしまいます。
無一郎は毒針を食らっても呼吸で毒のめぐりを遅らせれいたのか、直後も動くことはできていたものの、戦いが終わると泡を吐いて倒れてしまっており、人を殺す力は十分にありそうです。
水獄鉢(すいごくばち)
壺から粘度の高い水を大量に発生させ、相手を水の檻の中に閉じ込めます。
水中であるため、出ることが出来ないと窒息してしまう恐ろしい技です。
全集中の呼吸を封じられてしまうため、鬼殺隊にとっては相性がかなり悪い血鬼術です。
痣を発現させた無一郎で何とか抜け出すことが出来たので、柱以外の隊士が捕まった場合はほぼ負けが確定してしまう技でもあります。
小鉄が水獄鉢から無一郎を助けようとした際に、触って包丁を使って攻撃していましたが、特に何も起こりませんでした。おそらく水獄鉢は相手を捕らえることに特化しており、毒があったり攻撃をしたりなどの反応はないみたいです。
蛸壺地獄(たこつぼじごく)
壺から巨大なタコの足を出現させて、相手を捕らえて締め上げる術です。
タコの足が壺から出てくるだけと思うとあまり怖い血鬼術と思えませんが、弾力が強く、刃を通しません。
弾力が強すぎで、無一郎が一時的に使用していた刀は簡単に折られてしまいました。
刀を折られ、締めあげられてしまったら逃げることは困難です。
一万滑空粘魚(いちまんかっくうねんぎょ)
壺から鋭い牙を持つ魚を生み出し、相手に食らいつきます。
生み出される魚の数はなんと1万匹にもなり、すべての攻撃を躱すのはかなり困難です。
さらに魚の体液は経皮毒(けいひどく)になっているので、攻撃を避けようと魚に攻撃した際に体液に触れてしまうと、毒を浴びることになってしまいます。
神の手(かみのて)
玉壺が真の姿になった時にしか使用できない血鬼術の1つです。
玉壺が触れたものを全て魚に変化させるという恐ろしい技です。
自分がこの血鬼術を1撃でも食らってしまうと、魚になってしまい負けが決定します。
しかもこの血鬼術は無生物も対象となるので、日輪刀も魚に変化させることもできます。
普段の壺の中にいる姿は仮の姿で、脱皮を行うと「真の姿」に変身することができます。
見た目にはあまり変化はありませんが、人間と同じ位置に腕が出現していたりと少しだけ外見が人間よりになった姿です。
金剛石よりも硬い鱗を体にまとっている状態になります。
この姿を見せるのは無一郎で3人目だったようです。
仮の姿の玉壺の攻撃もやっかいなものが多かったですが、真の姿となった玉壺が使う血鬼術は即死のものばかり!見た目は変化がほとんどありませんが、血鬼術の強さは段違いですね…
陣殺魚鱗(じんさつぎょりん)
こちらも神の手と同じく、真の姿になった時に使用する血鬼術です。
全身をまとっている硬い鱗を使い、高速で広範囲に縦横無尽に飛び回ります。
触れるだけで魚に変えられてしまう神の手と並行して使用するため、こちらも1撃でも食らってしまうと即死となる恐ろしい技です。
無一郎は攻撃をかわし、首を斬っていたので玉壺の血鬼術のすごさが伝わりにくいですが、真の姿となった時の血鬼術は、上弦の鬼の中でも上位に入る厄介さがあります。
玉壺と妓夫太郎の強さを比較
玉壺の血鬼術や能力について説明しましたが、無一郎1人に倒されてしまったので、玉壺って本当はそんなに強くないのかな?と思ってしまいますよね。
数字では玉壺の下である上弦の陸の妓夫太郎とだったらどっちが強いのか気になります。
そこで、血鬼術の強さや倒し方などを考慮して、どちらの方が強いのか考察してみようと思います!
血鬼術は玉壺の方が攻略が難しい
血鬼術の強さでは、玉壺の方が強いかなと思いました。
玉壺の血鬼術は鬼殺隊の全集中の呼吸を妨害するものや、触っただけで即死するといったものがあり、ダメージを受けずに倒さなければ攻略が出来ません。
妓夫太郎も血鬼術に毒があり、触れただけで相手を窮地に追い込むことが出来ますが、炭治郎や伊之助が攻撃を食らっても、致命傷になったものの即死とまではいきませんでした。
毒を使う点で2人の攻撃は似ていますが、相手を即死させることが出来る玉壺の方が、血鬼術としては優れているように思えます。
倒す難易度は妓夫太郎の方がわずかに上
倒す難易度では、悩みましたがわずかに妓夫太郎の方が上かなと思いました。
先ほど玉壺の方が血鬼術が強いと言いましたが、妓夫太郎を倒す為には妹の堕姫の存在が大きく関わってきます。
妓夫太郎と堕姫は2人で1つの鬼であり、片方の首を斬っただけでは消滅せず、両方の首を同時に斬らなければいけません。
堕姫は妓夫太郎と比べると戦闘能力は劣りますが、同時に2人の首を斬るとなると単独ではかなり難易度が上がります。
なので倒す難易度は、わずかに妓夫太郎の方が上だと思います。
結論:玉壺の方が強い
どちらも上弦の鬼としてかなり厄介な相手ではありますが、やはり数字通り玉壺の方が強いという結論です。
血鬼術では玉壺が優勢で、倒す難易度では妓夫太郎の方が上ということになりましたが、やはり玉壺の触れたものを魚に変化させてしまう「神の手」が強すぎるという結果になりました。
さらに玉壺は強さだけでなく、壺を使った移動や生き物の生成などが可能で、戦い以外の面でも妓夫太郎を上回っており、それが玉壺が伍の数字を与えられた理由かもしれません。
堕姫の帯もかなり使い勝手は良さそうですが、玉壺は今まで見つけられなかった刀鍛冶の里を見つけ出すほどの探知探索能力があります。血鬼術の力だけでなく、無惨にとって有益な情報を得るという姿勢も評価されているかもしれませんね。
まとめ
玉壺の血鬼術や強さについて解説しました。まとめると…
・壺を使った能力が多く、移動や生き物を生み出すことが可能
・血鬼術は近距離戦にも遠距離戦にも応用できるものが多い
・鬼殺隊の攻撃の要でもある全集中の呼吸を使えなくする血鬼術も存在する
・真の姿になれば、触っただけで相手を即死させることが出来る血鬼術もある
・倒しにくいのは妓夫太郎だが、血鬼術やその他の能力を考慮すると、玉壺の方が強い
真の姿を見せたものの、痣を発現させた無一郎1人に倒されてしまい、あまり強くないというイメージも持たれている玉壺ですが、上弦の伍に相応しい強さがあることが分かりました。
触れたものを即死させる血鬼術を持っている鬼は上弦の鬼は他にいませんし、刀鍛冶の里を見つけ出す探知探索能力も持っています。
アニメでは玉壺の血鬼術がどのように表現されるのか楽しみですね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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