鬼滅の刃には、鬼を倒すことを目的とする組織である「鬼殺隊」が存在します。
人よりも圧倒的な力を持つ鬼と戦うため殉職率はとても高く、鬼殺隊は何度も絶滅しかけました。
しかし、鬼を倒すという強い想いが繋がり、鬼殺隊は無くなることはなく、最後は一丸となって鬼の始祖である鬼舞辻無惨を討つことができました。
そんな鬼殺隊ですが、隊士としての活躍が認められると階級が上がり、もらえるお給料も変化します。
さらに階級には元ネタが存在しているとも言われているのです!
そこで今回の記事では、鬼殺隊の階級の元ネタや昇級方法、お給料について詳しく解説していきます。
- 鬼殺隊の階級の元ネタになったものって?
- 階級はどうやったら上がるの?
- 給料は階級別でどのくらいもらえるの?
などが気になった人は、是非この記事を読んでみてくださいね!
鬼殺隊の階級とは?
まずは鬼殺隊の階級を紹介します。
順位 | 階級名 |
1 | 甲(きのえ) |
2 | 乙(きのと) |
3 | 丙(ひのえ) |
4 | 丁(ひのと) |
5 | 戊(つちのえ) |
6 | 己(つちのと) |
7 | 庚(かのえ) |
8 | 辛(かのと) |
9 | 壬(みずのえ) |
10 | 癸(みずのと)※全員がここからスタート |
鬼殺隊の階級は全部で10個あり、一番上が甲(きのえ)、一番下が癸(みずのと)です。
最終選別を突破すると鬼殺隊への入隊が許可され、全員が一番下の階級である癸からスタートとなります。
煉獄は代々炎柱を務めている家系に生まれていますが、そんな煉獄でさえ階級は癸スタートだったので、例外はなさそうです。
鬼殺隊の階級については、こちらの記事で詳しく解説しているので、気になった方は是非チェックしてみてください。
鬼殺隊で一番強いといえば柱をイメージする人が多いですが、「柱」という階級はありません。柱は甲の中から選ばれた隊士のことを意味するため、柱の階級は甲となります。
階級の元ネタは十干(じっかん)と言われている
階級の元ネタについて公式から発表はありませんが、十干(じっかん)が元ネタとなっているのでは?と言われています。
十干と言われても私はあまりピンとこなかったので、十干について調べてみました!
甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)の総称。これに五行(ごぎょう)の木・火・土・金・水を結びつけ、さらにそれぞれ兄(え)(陽)と弟(と)(陰)を配し、甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)とよぶ。ふつう十二支と組み合わせて用い、年や日などを表す。
引用元:weblio辞書デジタル大辞泉
簡単にまとめると、古代中国で生まれた今でいうところの数の数え方の1つです。
契約書などで主語を「甲」「乙」としていたり、お酒でも「甲類焼酎」と「乙類焼酎」などが使われたりしているので、大人の人はもしかしたら聞き馴染みがあるかもしれません。
鬼殺隊の階級と漢字も同じですし、ほぼ元ネタと言って間違いないでしょう。
鬼滅が好きだから階級を覚えたいけど難しい…という人がいる場合、とっても覚えやすい覚え方があるんです!
木・火・土・金・水の後ろに「え」と「と」を付けると覚えると、階級も覚えやすそうですね!
階級別の給料や昇級する方法って?
階級の元ネタについて解説したので、次は給料や昇級する方法について詳しく解説していきます!
鬼殺隊の給料事情
鬼殺隊は階級別にもらえる給料が異なり、階級が上になればなるほどもらえる給料も上がります。
累に切り刻まれた剣士(サイコロステーキ先輩)も、出世すれば給料が変わるような発言をしていました。
出世すりゃあ上から支給される金も多くなるからな
©吾峠呼世晴/集英社 コミック5巻
現代の会社でも、昇級して上の役職になれば給料が多くなるのでそこは鬼殺隊と全く同じですね。
命懸けで鬼と戦う鬼殺隊ですが、給料はどのくらいもらえるのでしょうか?
一番下の癸は約20万円ほど
公式ファンブックで、一番下の階級の癸のお給料が書かれていました!
現在の価値に置き換えると、癸がもらえるのは約20万円ほどとのことです。
現在の新入社員の初任給が大体20~22万ほどと言われているので、それに近い設定にしたのかもしれません。
でもいくら一番下の階級といっても、命をかけて鬼と戦っているのだから大分給料が低いようにも感じますよね…。
ただ鬼殺隊に入隊を希望する人のほとんどが、鬼を倒したいという強い想いがあって入隊してくるので、給料についてそこまで気にする隊士はいないのかもしれません。
給料は思ったよりも高くないですが、福利厚生の面ではとても恵まれています。
隊服や刀も支給され、藤の花の家では食事や宿泊の面倒も見てもらえます。
炭治郎を見ていると、怪我をしている時以外に休みはなさそうなので、お金を使う機会もあまりなさそうです。(あばらが折れていても任務に行っていましたが…)
壬~甲までの給料は不明
癸の給料は20万円ほどと判明していますが、それ以外の壬~甲の給料については詳しいことは分かっていません。
そこで、現在の正社員の役職と給料に置き換えてみて考察してみました。
大体、このような給料だったんじゃないかと思います。
階級名 | 給料(月収) | 役職 |
甲 | 70万円 | 本部長 |
乙 | 65万円 | 部長 |
丙 | 60万円 | 副部長 |
丁 | 55万円 | 次長 |
戊 | 50万円 | 課長 |
己 | 45万円 | 課長代理 |
庚 | 40万円 | 係長 |
辛 | 30万円 | 主任 |
壬 | 25万円 | 一般社員 |
癸 | 20万円 | 新入社員 |
ただ、隊士たちは上の階級に昇進する前に殉職してしまうことが多いです。
そのため、壬以降の階級になるともらえる給料が大きく変化する可能性も考えられます。
ちなみに炭治郎の同期のカナヲ、玄弥の階級は丁です。カナヲはしのぶの継子であり、玄弥は悲鳴嶼の弟子であったので任務も多く、上の方の階級だったのかもしれません。
柱になれば欲しいだけ貰える
一番上の位は甲ですが、甲の中から選ばれたさらに優れた隊士たちに与えられる称号である「柱」となると、どのくらいもらえるのでしょうか?
実は、柱になると給料は決まった額ではなく、欲しいだけ貰えるみたいです!!
さすが鬼殺隊を支える存在である柱ですね…!
さらにお金だけでなく、望めば自分の屋敷を支給してもらうことも可能です。
隊士の治療を行っている蝶屋敷も、鬼殺隊から支給された蟲柱・胡蝶しのぶの私邸です。
恋柱・甘露寺蜜璃も私邸を持っていて養鶏を楽しんでいたので、屋敷を作る時は自分の要望を聞いてくれるのかもしれません。
好きなだけお金も貰えて、自分の屋敷まで支給してもらえるなんて破格な待遇ですが、柱になるためには厳しい条件をクリアしなければいけません。
・階級が甲であること
・十二鬼月を倒す or 鬼を五十体倒す
単独ではないとはいえ、何度も十二鬼月と戦って生き残っている炭治郎でさえも、階級は上から3番目の丙だったことから、甲になるのがどれほど大変な道のりであるか分かります。
その大変さを乗り越え、みんなから尊敬されている柱だからこそ好きなだけ貰えるのかもしれません。
昇級する方法
昇級する方法ですが、多くの鬼を倒して隊士として活躍することです。
はっきりと原作で昇級するための条件などは書かれていませんが、間違いないでしょう。
さらにただ鬼を倒すだけではなく、十二鬼月のような力を持った鬼を倒すとさらに評価されるみたいです。
この昇級について炭治郎は知らなかったため、昇級しても鎹烏などを通して報告を受けるといったことはなさそうでした。
ちなみに、炭治郎は無限城の最終決戦の時点で階級は丙になりました。
炭治郎の階級は、下記のように昇級していたことが分かっています。
最終選別突破⇒癸(一番下)
遊郭にて上弦の陸と戦う前⇒庚(下から4番目)
無限城編⇒丙(上から3番目)
※1つずつ昇級していったのか、飛び級だったのかは分かっていない
柱と共闘と言っても、下弦だけでなく上弦の鬼も倒している炭治郎でさえ、一番上の甲になることはできませんでした…。
柱になるのが大変なのは分かっていましたが、甲になることも相当難しいですね。
無一郎は刀を握ってたった二ヶ月で柱にまで上り詰めましたが、彼がいかにすごいかが分かります。
炭治郎たちの先輩である村田は、那田蜘蛛山編では階級が庚であり、炭治郎たちよりも階級は上でした(炭治郎たちは癸だったため)。しかし、遊郭編まで進むと炭治郎たちは庚に昇給していましたが、村田の階級は変わっていませんでした…。
まとめ
鬼殺隊の階級の元ネタ、階級別の給料や昇級する方法などについて解説しました。まとめると…
・階級の元ネタになっているのは十干(じっかん)の可能性が高い
・一番下の階級である癸の給料は大体20万円ほど
・柱になると好きなだけ給料をもらうことが出来て、屋敷なども支給してもらえる
・壬~甲の給料は分かっていないが、現代の役職に置き換えると5万アップずつくらいと考えられる
・鬼を多く倒すことで昇級できる
・十二鬼月などの強力な鬼を倒すとさらに評価される
十干というのはあまり知られていませんが、鬼滅の刃をきっかけに覚えたという人も多いみたいです。
給料は一番下の癸が20万円と分かりましたが、正直に言うと命をかけてるのにそれしかもらえないの…?と思ってしまいますよね。
柱になれば望む分だけ給料をもらうことが出来ますが、それは今までの功績があってからこそなので納得です。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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