鬼滅の刃には、鬼を倒すことを目的とする組織である「鬼殺隊」が存在します。
人よりも圧倒的な力を持つ鬼と戦うため殉職率はとても高く、鬼殺隊は何度も絶滅しかけました。
しかし、鬼を倒すという強い想いが繋がり、鬼殺隊は無くなることはなく、最後は一丸となって鬼の始祖である鬼舞辻無惨を討つことができました。
そんな鬼殺隊ですが、隊士としての活躍が認められると階級が上がり、もらえるお給料も変化します。
しかし一番下の階級の時には、命懸けで戦っているのにも関わらず約20万円ほどしか貰えないという噂や、階級には元ネタが存在しているとも言われているのです!
そこで今回の記事では、鬼殺隊の階級の元ネタや昇級方法、お給料について詳しく解説していきます。
- 鬼殺隊の階級の元ネタになったものって?
- 階級はどうやったら上がるの?
- 給料は階級別でどのくらいもらえるの?
- 無惨討伐後の鬼殺隊の給与事情とは?
などが気になった人は、是非この記事を読んでみてくださいね!
鬼殺隊の階級とは?

まずは鬼殺隊の階級を紹介します。
| 順位 | 階級名 |
| 1 | 甲(きのえ) |
| 2 | 乙(きのと) |
| 3 | 丙(ひのえ) |
| 4 | 丁(ひのと) |
| 5 | 戊(つちのえ) |
| 6 | 己(つちのと) |
| 7 | 庚(かのえ) |
| 8 | 辛(かのと) |
| 9 | 壬(みずのえ) |
| 10 | 癸(みずのと)※全員がここからスタート |
鬼殺隊の階級は全部で10個あり、一番上が甲(きのえ)、一番下が癸(みずのと)です。
最終選別を突破すると鬼殺隊への入隊が許可され、全員が一番下の階級である癸からスタートとなります。
煉獄は代々炎柱を務めている家系に生まれていますが、そんな煉獄でさえ階級は癸スタートだったので、例外はなさそうです。
鬼殺隊の階級については、こちらの記事で詳しく解説しているので、気になった方は是非チェックしてみてください。

鬼殺隊で一番強いといえば柱をイメージする人が多いですが、「柱」という階級はありません。柱は甲の中から選ばれた隊士のことを意味するため、柱の階級は甲となります。
階級の元ネタは十干(じっかん)と言われている

階級の元ネタについて公式から発表はありませんが、十干(じっかん)が元ネタとなっているのでは?と言われています。
十干と言われても私はあまりピンとこなかったので、十干について調べてみました!
甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)の総称。これに五行(ごぎょう)の木・火・土・金・水を結びつけ、さらにそれぞれ兄(え)(陽)と弟(と)(陰)を配し、甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)とよぶ。ふつう十二支と組み合わせて用い、年や日などを表す。
引用元:weblio辞書デジタル大辞泉
簡単にまとめると、古代中国で生まれた今でいうところの数の数え方の1つです。
契約書などで主語を「甲」「乙」としていたり、お酒でも「甲類焼酎」と「乙類焼酎」などが使われたりしているので、大人の人はもしかしたら聞き馴染みがあるかもしれません。
鬼殺隊の階級と漢字も同じですし、ほぼ元ネタと言って間違いないでしょう。
鬼滅が好きだから階級を覚えたいけど難しい…という人がいる場合、とっても覚えやすい覚え方があるんです!
木・火・土・金・水の後ろに「え」と「と」を付けると覚えると、階級も覚えやすそうですね!
階級別の給料や昇級する方法って?

階級の元ネタについて解説したので、次は給料や昇級する方法について詳しく解説していきます!
鬼殺隊の給料事情
鬼殺隊は階級別にもらえる給料が異なり、階級が上になればなるほどもらえる給料も上がります。
累に切り刻まれた剣士(サイコロステーキ先輩)も、出世すれば給料が変わるような発言をしていました。
出世すりゃあ上から支給される金も多くなるからな
©吾峠呼世晴/集英社 コミック5巻
現代の会社でも、昇級して上の役職になれば給料が多くなるのでそこは鬼殺隊と全く同じですね。
命懸けで鬼と戦う鬼殺隊ですが、給料はどのくらいもらえるのでしょうか?
一番下の癸は約20万円ほど
公式ファンブックで、一番下の階級の癸のお給料が書かれていました!
現在の価値に置き換えると、癸がもらえるのは約20万円ほどとのことです。
現在の新入社員の初任給が大体20~22万ほどと言われているので、それに近い設定にしたのかもしれません。
でもいくら一番下の階級といっても、命をかけて鬼と戦っているのだから大分給料が低いようにも感じますよね…。
ただ鬼殺隊に入隊を希望する人のほとんどが、鬼を倒したいという強い想いがあって入隊してくるので、給料についてそこまで気にする隊士はいないのかもしれません。
壬~甲までの給料は不明
癸の給料は20万円ほどと判明していますが、それ以外の壬~甲の給料については詳しいことは分かっていません。
そこで、現在の正社員の役職と給料に置き換えてみて考察してみました。
大体、このような給料だったんじゃないかと思います。
| 階級名 | 給料(月収) | 役職 |
| 甲 | 70万円 | 本部長 |
| 乙 | 65万円 | 部長 |
| 丙 | 60万円 | 副部長 |
| 丁 | 55万円 | 次長 |
| 戊 | 50万円 | 課長 |
| 己 | 45万円 | 課長代理 |
| 庚 | 40万円 | 係長 |
| 辛 | 30万円 | 主任 |
| 壬 | 25万円 | 一般社員 |
| 癸 | 20万円 | 新入社員 |
ただ、隊士たちは上の階級に昇進する前に殉職してしまうことが多いです。
そのため、壬以降の階級になるともらえる給料が大きく変化する可能性も考えられます。

ちなみに炭治郎の同期のカナヲ、玄弥の階級は丁です。カナヲはしのぶの継子であり、玄弥は悲鳴嶼の弟子であったので任務も多く、上の方の階級だったのかもしれません。
柱になれば欲しいだけ貰える

一番上の位は甲ですが、甲の中から選ばれたさらに優れた隊士たちに与えられる称号である「柱」となると、どのくらいもらえるのでしょうか?
実は、柱になると給料は決まった額ではなく、欲しいだけ貰えるみたいです!!
さすが鬼殺隊を支える存在である柱ですね…!
さらにお金だけでなく、望めば自分の屋敷を支給してもらうことも可能です。
隊士の治療を行っている蝶屋敷も、鬼殺隊から支給された蟲柱・胡蝶しのぶの私邸です。
恋柱・甘露寺蜜璃も私邸を持っていて養鶏を楽しんでいたので、屋敷を作る時は自分の要望を聞いてくれるのかもしれません。
好きなだけお金も貰えて、自分の屋敷まで支給してもらえるなんて破格な待遇ですが、柱になるためには厳しい条件をクリアしなければいけません。
・階級が甲であること
・十二鬼月を倒す or 鬼を五十体倒す
単独ではないとはいえ、何度も十二鬼月と戦って生き残っている炭治郎でさえも、階級は上から3番目の丙だったことから、甲になるのがどれほど大変な道のりであるか分かります。
その大変さを乗り越え、みんなから尊敬されている柱だからこそ好きなだけ貰えるのかもしれません。
昇級する方法

昇級する方法ですが、多くの鬼を倒して隊士として活躍することです。
はっきりと原作で昇級するための条件などは書かれていませんが、間違いないでしょう。
さらにただ鬼を倒すだけではなく、十二鬼月のような力を持った鬼を倒すとさらに評価されるみたいです。
この昇級について炭治郎は知らなかったため、昇級しても鎹烏などを通して報告を受けるといったことはなさそうでした。
ちなみに、炭治郎は無限城の最終決戦の時点で階級は丙になりました。
炭治郎の階級は、下記のように昇級していたことが分かっています。
最終選別突破⇒癸(一番下)
遊郭にて上弦の陸と戦う前⇒庚(下から4番目)
無限城編⇒丙(上から3番目)
※1つずつ昇級していったのか、飛び級だったのかは分かっていない
柱と共闘と言っても、下弦だけでなく上弦の鬼も倒している炭治郎でさえ、一番上の甲になることはできませんでした…。
柱になるのが大変なのは分かっていましたが、甲になることも相当難しいですね。
無一郎は刀を握ってたった二ヶ月で柱にまで上り詰めましたが、彼がいかにすごいかが分かります。

炭治郎たちの先輩である村田は、那田蜘蛛山編では階級が庚であり、炭治郎たちよりも階級は上でした(炭治郎たちは癸だったため)。しかし、遊郭編まで進むと炭治郎たちは庚に昇給していましたが、村田の階級は変わっていませんでした…。
無惨討伐後の鬼殺隊の給料事情

無惨との戦いでは柱や多くの一般隊士たちが命を落としましたが、全員が最後まで一丸となって戦ったことで無惨の討伐に成功しました。
そして無惨を倒すという目的を達成した鬼殺隊は、その後解散することになります。
解散後は隊士たちは仲間たちとの交流を続けつつ、各々普通の生活を始めることに。
隊士たちのほとんどは無惨との戦いの後遺症が残り、以前のように体を動かすことができなくなっています。
そんな隊士たちのことを想い、耀哉の跡を継ぎ鬼殺隊の当主となった97代目当主・産屋敷輝利哉は隊士たちがその後の生活に困らないようにお金のサポートしていることが判明しました。
炭治郎たちは炭焼きの仕事を再開していましたが、輝利哉はそれでもお金を送ってくれているみたいです。
目玉が飛び出るほどの額を送られ炭治郎はお金の受け取りを断ったものの、断ると金額が増えるため、輝利哉が隊士たちに対して深く感謝していることが伝わります。
いつまで輝利哉がサポートをしていたのかは分かりませんが、輝利哉の性格を考えると、戦ってくれた隊士たちが亡くなるまでずっとサポートをしていた可能性が高そうです。
仕事探しもサポートしている?
隊士の中には、幼い時から鬼殺隊として戦っていたため、いざ働こうと思うとなかなか就職先を見つけることができないという人も多そうですよね。
産屋敷家は死刑囚であった悲鳴嶼を救ったりと、色々な方面に顔が広いことが判明しています。
隊士たちの中で、もし働きたいという人がいた場合は、仕事の紹介や学校への入学の手続きなどもサポートしてくれそうです。
鬼殺隊の福利厚生は意外と手厚い?

鬼殺隊の給料事情は一番下の階級である癸の時は約20万円、柱となれば好きなだけ貰えるという実力社会であったという事が分かりました。
命懸けの戦いで給料がそんな低いのは…と思いますが、実は鬼殺隊の福利厚生はかなり手厚いのです!
鬼殺隊の福利厚生について詳しく見ていきましょう。
藤の花の家紋の一族のサポートを受ける

過去に鬼殺隊に命を救われ、恩返しとして隊士たちを助けてくれる一族がいます。
任務終わりの隊士は藤の花の家紋の家に行き、食事や着替えだけでなく、怪我をした隊士がいる場合は医者を呼んでくれたりと手厚いサポートを受けることができるのです。
鼓屋敷で怪我を負った炭治郎、善逸、伊之助は、共に「ひさ」という名前のおばあさんの家を訪れましたが、ひさは3人の怪我が良くなるまでずっとお世話をしてくれました。
任務に必要なものも準備してくれる
任務で遊郭を訪れた際に炭治郎たちは女装をしてお店に侵入しますが、その時の化粧品や着物などを準備してくれたのも藤の花の家紋の一族でした
必要なものは宇髄から伝えており、宇髄が炭治郎たちに作戦を説明しているうちにすべて用意してくれています。
ひさの時もそうでしたが、藤の花の家紋の一族の人たちは仕事がみんな早いです…!
日輪刀や隊服の支給

鬼との戦いに必須である日輪刀と隊服は、最終選別を突破した時に支給されています。
しかし戦いの中で隊服がボロボロになったり、時には日輪刀が刃こぼれしてしまうことも。
こういった場合は、鬼殺隊では無償で新しい隊服を用意してくれ、日輪刀の修復にも対応してくれるのです。
基本的には隊士に担当の刀鍛冶が付いており、刀の修復が完了すると隊士の元へ届けてくれますが、時には隊士たちが里へ直接出向くこともあります。
隊士が里を訪れた際には藤の花の家紋の家のように隊士たちをもてなしてくれ、衣食住をサポートしてくれるので安心です。
死亡弔慰金などもあった?
鬼殺隊の隊士は、鬼との戦闘で命を落とす人がかなり多いです。
中には家族を残して死亡してしまう隊士もいる可能性があり、そういった遺族に向けた弔慰金もあったかもしれません。
隊士たちはみんな遺書を書いているため、隊士が亡くなった時には遺書を家族に渡す際に、弔慰金も渡しているという可能性は高そうですよね。
まとめ

鬼殺隊の階級の元ネタ、階級別の給料や昇級する方法などについて解説しました。まとめると…
・階級の元ネタになっているのは十干(じっかん)の可能性が高い
・一番下の階級である癸の給料は大体20万円ほど
・柱になると好きなだけ給料をもらうことが出来て、屋敷なども支給してもらえる
・壬~甲の給料は不明だが、現代の役職に置き換えると5万アップずつくらいと考えられる
・鬼を多く倒すことで昇級でき、十二鬼月などの強力な鬼を倒すとさらに評価される
・福利厚生面は充実しており、身の回りのサポートや装備品なども支給してもらえる
・無惨討伐後も金銭面でサポートしてもらっていた
十干というのはあまり知られていませんが、鬼滅の刃をきっかけに覚えたという人も多いみたいです。
給料は一番下の癸が20万円と分かりましたが、正直に言うと命をかけてるのにそれしかもらえないの…?と思ってしまいますが、これだけ福利厚生が手厚いと生活するには問題なさそうですよね。
柱になれば望む分だけ給料をもらうことが出来ますが、それは今までの功績があってからこそなので納得です。
鬼殺隊解散後も、体を動かすことが難しい隊士たちのために金銭面でもサポートしてくれていて、産屋敷家の隊士たちを大切に想う気持ちが伝わりますよね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!


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