栗花落カナヲが扱う呼吸の型を知っていますか?
胡蝶しのぶの継子である栗花落カナヲですので、蟲の呼吸かと思いますが実は違います。
胡蝶しのぶの姉であるカナエが扱っていた花の呼吸を使っているのです。
蟲の呼吸は薬学に精通していないと対応できない、胡蝶しのぶ独自の呼吸の型ですので栗花落カナヲは自然に花の呼吸を選ぶこととなります。
花の呼吸にはどのような型があり、どんな特徴があるか気になりませんか?
原作の絵と共に、全ての型やなぜカナヲが鬼殺隊に入隊したのか見ていきたいと思います。
栗花落カナヲが繰り出す花の呼吸を見ていこう
義姉であり継子ともさされている栗花落カナヲ(以降、カナヲと表記)は、蟲柱・胡蝶しのぶとは違う花の呼吸の使い手です。
とても美しい技とされている花の呼吸。
作中に使われた技を見ていきましょう。
花の呼吸一覧
弐ノ型 御影梅
球体を描くような連続の剣撃。今回は童磨の血気術を受け流し、凌ぐために使用されました。
肆ノ型 紅花衣
鋭い踏み込みから、敵を横に打ち払って斬る型です。細かく長く途切れることなく攻撃します。
今回は天井で胡蝶しのぶを取り込もうとする童磨に向かって使われました。
カナヲが初めて見せた花の呼吸です。
伍ノ型 徒の芍薬
芍薬の花は花弁が多いです。
この花のように、わずか一息の間に9回も連続して攻撃をする型です。
刃の軌道も芍薬のように鋭角な円を描き本当に花のようになります。
陸ノ型 渦桃
相手の攻撃を避けつつ、身体を反転させて螺旋の軌道で切り裂く型です。
直前に、童磨に動体視力の良さを感づかれたカナヲはその目を潰そうと発せられた攻撃を強靭な体幹を使って避けて、その反動で渦桃を繰り出しています。
動体視力と鍛えられた体幹のセットで繰り出せる技です。
終ノ型 彼岸朱眼
全神経を眼球に集中して動体視力を極限まで高める型。
周りの動きが鈍く遅く見えるけど、代わりに失明のリスクを伴います。
ちなみに、この時カナヲは右目を失明しました。
花の呼吸を見につけた過去を見ていこう
前花柱・胡蝶カナエとの関係
胡蝶カナエ・しのぶ姉妹に初めて出逢ったのは、カナヲが売られ街を歩いている時でした。
いつも笑顔で朗らかな優しいカナエとしっかり者のしのぶに出逢い、カナヲは名前さえつけてもらっています。
カナエとカナヲ似ていますよね。
「エをヲ」・・・「エがヲ」笑顔なんて意味があるのではないかと考察されています。
笑顔と言えば、しのぶも炭治郎に指摘されてしまうほど心は怒っているのに顔はずっと笑顔なんですよね。
それも、カナエが笑った顔が好きだと言ったからというただそれだけ。
カナヲもずっととらえどころがない笑顔をしていますが、同じ理由なのかもしれません。
さらに、最終選別を終えたカナヲはカナエの髪飾りをつけるようになりました。
小さい頃は別な蝶の髪飾りをつけていたけど、最終選別では姉のカナエから力をもらいたくてカナエの髪飾りをつけたんです。
カナヲが最終選別を受けるころには、カナエはもう亡くなっていたのですね。
なぜ鬼殺隊士になったのか
胡蝶カナエは亡くなる時に胡蝶しのぶに鬼殺隊を辞めて欲しい事を伝えたくらいに、なるべく鬼殺隊には入ってほしくないと言う想いを持っていました。
カナヲに関しては、胡蝶しのぶも同意見で自分の気持ちを判断できないと思われていたカナヲが鬼殺隊士にはなれないと思い稽古もしていなかったのです。
しかし、カナヲは蝶屋敷にいる神崎アオイやきぬちゃんたちのように上手く家事やけが人の手当を出来なかったそうです。
そこに加えて、家族を鬼に殺された蝶屋敷の人たちと接しているうちに鬼を許せないと言う想いを強くしていきました。
カナエ姉さんの花の呼吸を見て覚えて、自分で決めてこっそり最終選別を受けました。ずっと自分の意思だと気が付けず、師匠(しのぶ)は何も考えずに頸を斬れと命じていたんです。
まとめ
栗花落カナヲの呼吸やなぜ鬼殺隊に入隊したのか見てきました。
- カナヲは花の呼吸の使い手
- とても美しいと言われている
- カナヲはカナエの髪飾りをつけている
- カナエとしのぶはカナヲを鬼殺隊には入れないと決めていた
- カナヲは内緒で花の呼吸を体得した
- 内緒で最終選別を受けた
『全部どうでもいいから決められないの』と言っていたカナヲですが、自分の意思で花の呼吸を体得して、最終選別まで合格しました。
そこには大きな気持ちが、決意がありましたね。
確かな想いがあるから同期の中でも頭一つ出て強かったんだと思います。
アニメでカナヲの華麗な花の呼吸を見られるのは、まだまだ先になりそうです。
楽しみに待ちましょう。
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