【鬼滅の刃】産屋敷家の呪い、産屋敷家一族が呪われた理由とは。

鬼殺隊・隊士

代々鬼殺隊の当主を務めている産屋敷家。

未来予知とも言える特別な能力もあり、その力を使って何度も危機を乗り越えてきました。

九十七代目当主であった産屋敷耀哉は特にその力が強く、能力を使って鬼殺隊の今後の方針を決めるときにも力を使っていました。

そんな特別な力を持っている産屋敷家の一族ですが、一族は呪いが原因で短命であるとされています。

耀哉も呪いの影響を受けており、炭治郎が鬼殺隊に入隊したころにはすでに目が見えなくなってしまっていました。

この産屋敷家の呪いですが、産屋敷家が呪われているのは無惨が大きく関係しています。

今回は、産屋敷家の呪いについて詳しく解説していこうと思います。

  • 産屋敷家の呪いって?
  • 無惨討伐後に呪いは解けたの?
  • 呪いの進行を止める方法はある?

などのことが気になった人は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

産屋敷家の呪い、産屋敷家一族が呪われた理由とは。

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

さっそく産屋敷家の呪いについて解説していきましょう。

産屋敷家は鬼の始祖である鬼舞辻無惨を倒すため、鬼殺隊を立ち上げた一族ですが、それには産屋敷家にかけられた呪いが大きく関係しているのです。

無惨と産屋敷家は同じ血筋

©吾峠呼世晴/集英社 コミック16巻

耀哉と無惨は顔が瓜二つですが、これは2人が同じ血筋であることが理由です。

無惨は鬼として1000年以上生きていますが、鬼になる前は人間でした。

病弱で20歳になるまでには死ぬと言われていましたが、そんな無惨のもとに、少しでも無惨を長生きさせようと治療をしてくれた医者がいました。

しかし医者が調合した薬を飲んでも体調は悪化していく一方で、改善しないことに腹を立てた無惨は、自分を治療してくれた医者を殺害してしまったのです。

医者を殺して少し経つと、無惨は自身の体が変わっていったことに気付きました。

こうして無惨は鬼となり強靭な肉体を手に入れ、唯一の弱点であった太陽を克服するために動き出しました。

産屋敷家は同じ血筋から無惨のような鬼を出したことが原因で早死するようになってしまい、産屋敷家はこのことを「呪い」と呼んでいるのです。

神主から鬼を倒しなさいと告げられる

代々短命となってしまった産屋敷家。

そんな時に、神主から一族から鬼が出ており、その者を倒せば一族は絶えないと告げられました。

このことがきっかけとなり産屋敷家は鬼殺隊を立ち上げたのです。

ちなみに現当主である耀哉は九十七代目当主になります。

耀哉の兄弟は呪いで亡くなった

耀哉は歴代当主の中でもずば抜けたカリスマ性がありましたが、それが理由で当主となったわけではありません。

実は耀哉には当主候補であった男兄弟が何人かいました。

しかし、呪いの影響で他の兄弟が亡くなってしまい、唯一生き残ったのが耀哉でした。

耀哉はわずか4歳でありながら鬼殺隊の当主となり、そこから約19年もの間、当主として鬼殺隊をまとめてきたのです。

産屋敷耀哉の呪いの進行

耀哉の初登場時、すでに耀哉の病状は深刻化しており、失明している状態でした。

呪いがどのように進行していったのか、時系列を見ていきましょう。

悲鳴嶼の回想では症状が見えない

©吾峠呼世晴/集英社 コミック16巻

現在の柱の中で一番の古参である悲鳴嶼と初めて出会ったとき、耀哉の年齢は14歳でした。

顔には現在のような痕はなく、支えてくれる人がいなくても自らの力で立つことができていました。

目にも白濁が無く、まだ視力を失っていないことが分かります。

宇髄の回想では左目に症状あり

©吾峠呼世晴/集英社 コミック10巻

悲鳴嶼に次いで柱となったと考えられる宇髄の回想でも、耀哉は登場しています。

この時の年齢は分かっていませんがおそらく16~17歳くらいの可能性が高く、悲鳴嶼の回想の時からは2~3年経っていると仮定します。

この時もまだ自力で立つことができていましたが、病状が進行したのか左目には痕ができていました。

まだ目には白濁が無かったため、両目は見えていたのかもしれません。

不死川の時には左目が見えていない?

©吾峠呼世晴/集英社 コミック19巻

今いる柱のメンバーの中では、4番目に柱になったとされる不死川が柱になった時の回想にも耀哉は登場していました。

痕は顔の上半分から左目にかけて広がっており、左目は現在のような白濁の状態になっていました。

右目はおそらく見えているようですが体を動かしにくくなっているのか、そばには2人の子供が座っていました。

無一郎と甘露寺の回想では両目が見えない?

©吾峠呼世晴/集英社 コミック14巻

無一郎と甘露寺はどちらが先に柱になったのかは不明ですが、そこまで違いはなかったはずです。

そして2人の回想にも耀哉は登場しており、その時にはすでに両目が白濁している状態でした。

おそらくもう2人の回想の時には、耀哉は失明しているのでしょう。

無一郎は鬼殺隊で唯一、産屋敷側から直接鬼殺隊に入ってほしいとお願いを受けていましたが、無一郎の住む山に耀哉が直接行くことは難しかったため、妻であるあまねが代わりに訪ねていました。

炭治郎と出会ったときは顔の上半分に症状あり

©吾峠呼世晴/集英社 コミック6巻

炭治郎と出会った時の柱合会議では目が見えておらず、状況を自分の子供たちに確認している状態でした。

痕は完全に顔の上半分の割合を占めており、まだ首元には届いていないように見えますね。

耀哉を支えるように子供たちが傍に控えており、文を読み上げるなど当主の耀哉の仕事のサポートもしています。

まだ立ち上がることはできており、無一郎や甘露寺の回想からはそこまで時間が経っていないのかもしれませんね。

無限列車編では首元に痕が見える

©吾峠呼世晴/集英社 コミック8巻

無限列車編では、煉獄の訃報が伝えられたシーンで登場しました。

今までは首元には痕が見れませんでしたが、この時に初めて左側に痕が確認できます。

耀哉自身も自分の寿命はあと少しだと感じているようで、ここからさらに病状が悪化していきました。

無限列車編が始まる前には、耀哉があまねと共に亡くなった鬼殺隊士たちのお墓参りをしているシーンが追加されていました。1人では困難かもしれませんが、歩くこと自体はできていたみたいです。

遊郭編ではほぼ体全体に広がる

©吾峠呼世晴/集英社 コミック11巻

遊郭編で炭治郎たちが上弦を倒したと報告があったときに登場しています。

起き上がっているのが辛いのか、報告を聞いた際は布団で横になっていました。

痕は首元だけではなくついに両腕までに広がっており、呼吸も荒く、吐血する様子もありました。

柱稽古の時には立ち上がることができなくなる

©吾峠呼世晴/集英社 コミック16巻

刀鍛冶の里編の続きである柱稽古編では、物語は柱たちが柱合会議を開くシーンから始まります。

前回の柱合会議では耀哉がまとめていましたが、今回は妻であるあまねが代理を務めていました。

そしてこの時、ついに耀哉は病状が悪化してしまい柱の前に出ることができなくなったとはっきりと告げられました。

耀哉は体を起こすことも難しくなり、全身を包帯に巻かれいつ亡くなってもおかしくないほどに病が進行してしまったのです。

あまねとの結婚も呪いと関係している

©吾峠呼世晴/集英社 コミック16巻

産屋敷耀哉には、産屋敷あまねという妻がいます。

耀哉のサポートだけではなく、無一郎に会いに行ったり、耀哉の代わりに柱合会議に参加するなど鬼殺隊の活動を影で支えてくれている一面もあります。

子供も5人おり、耀哉が無惨を倒すために自身を巻き込んで爆破した際も傍を離れることはなく、2人が愛し合っていたことが分かりますね。

ですが実は2人の結婚は、耀哉の呪いが関係していたのです。

少しでも生き永らえるために神職と結婚する

無惨がまねいた呪いのせいで、一族が短命になってしまった産屋敷家は、少しでも寿命を延ばすために神職の一族から妻をむかえるようになりました。

あまねはもともと神職の一族の生まれであり、それが理由で耀哉と出会いました。

そして耀哉が13歳、あまねが17歳の時に2人の結婚が決まったのです。

あまねは当初はこの結婚に困惑していましたが、耀哉はそんなあまねの心に気付き、あまねを気遣う言葉をかけました。

貴方が嫌なら私からこの話は断ります

©吾峠呼世晴/集英社 コミック16巻

あまねから断ることができないと分かっていた耀哉は、あまねの立場を気遣ってくれたのです。

この言葉を聞いたあまねは、結婚を決めました。

夫である耀哉や子供たちが無事に過ごせるようにと、凍えるような雪の日でも禊祓(みぞぎはらえ)を欠かさずに行っていました。

初めは政略結婚でしたが、少しずつ2人は本当の夫婦になっていったのです。

神職の妻をむかえることで、産屋敷家はわずかですが寿命を延ばすことができるようになりました。しかしそれでも一族の中で30歳まで生きることができた人はいないみたいです…。

無惨討伐後、呪いはどうなった?

©吾峠呼世晴/集英社 コミック23巻

無惨を倒せば一族は滅びないと告げられ、無惨を倒すことに尽力した産屋敷家。

ついに耀哉の子供である輝利哉(きりや)の代で、無惨を倒すことができました。

今まで産屋敷家の人間は30歳になるまで生きることはできなかったとされていましたが、輝利哉はどうなったのでしょうか?

最終回では鬼のいない世界で暮らす隊士たちの子孫が描かれていましたが、なんとそこにはおじいちゃんになって日本最高齢の記録を更新した輝利哉の姿がありました!

無惨討伐後に輝利哉は呪いから解放され、普通の人たちよりもはるかに長生きできたみたいです。

まとめ

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

産屋敷家の呪いと産屋敷家一族が呪われた理由について解説しました。まとめると…

産屋敷家の呪い、産屋敷家一族が呪われた理由まとめ

・無惨と産屋敷家は同じ血筋であり、鬼を出してしまったことで一族が呪われてしまった
・呪いの影響で産屋敷家の人間は短命であり、30歳まで生きた人はいない
・進行状況を見ると、20歳を超えたあたりから急激に病状が悪化している
・あまねとの結婚も、耀哉の寿命を少しでも伸ばすのが目的だった
・無惨討伐後に呪いは解け、輝利哉は日本記録を更新するほどの長寿となった

無惨と耀哉の顔はそっくりと言われていましたが、血筋が同じという事が理由でした。

そして一族から鬼を出してしまったという理由で産屋敷家は短命になるという呪いをかけられてしまったのです。

討伐後は無事に呪いが解け、輝利哉が長生きしていた様子が描けれてほっとしました。

日本記録を更新しているので、本当は長寿の一族だったのかもしれませんね。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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