人気絶頂の中、連載が終了した鬼滅の刃。
物語の最後では、隊士だけでなく隠たちも力を合わせて、一丸となって無惨を討伐することに成功しました。
大勢の仲間が命を落としましたが、全員が自分が生き残ることよりも、無惨を倒すことに尽力し、勝利を掴むことができたのです。
最終回では鬼のいない世界で生活をしている子孫たちの様子が描かれており、平和な世界が続いていることが判明しました。
しかし、無惨討伐後の隊士たちはどんな生活を送っていたのかは詳しく描かれていません。
そこで今回の記事では、無惨討伐後の鬼殺隊はどうなったのかについて、考察を交えて解説していこうと思います!
- 無惨討伐後、鬼殺隊はどうなった?
- 隊士たちはどんな生活を送っていたの?
- 無惨討伐後も隊士たちの交流はあったの?
などが気になった人は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。
無惨討伐後の鬼殺隊はどうなった?
鬼の始祖である鬼舞辻無惨を倒すことを目的として結成された鬼殺隊。
1000年以上前から存在しており、何度も壊滅の危機はありましたが、無くなることはありませんでした。
無惨討伐という悲願が達成された後、鬼殺隊は解散することになりました。
生き残った2人の柱である冨岡と不死川は、最後の柱合会議に参加し、鬼殺隊当主である産屋敷輝利哉から解散が言い渡されています。
解散後の隊士たちの生活
最終決戦終了時点で、生き残ることができた主要キャラクターは下記の9人です。
竈門炭治郎 | 無惨との戦いで左腕が機能しない状態になり、右目の視力も低下。 痣を発現させ戦い続け代償として、以前のような体力は無くなった。 |
竈門禰豆子 | 珠世としのぶが開発した薬で人間に戻る。鬼となった炭治郎の攻撃を受けたものの無事に回復した。 |
我妻善逸 | 最終決戦で足を酷使した影響で、早朝に足が痛むようになる。 |
嘴平伊之助 | 炭治郎たちと比べると比較的軽症であるものの、隊士時代よりは体力が低下。 |
栗花落カナヲ | 優れた視力を持っていたが、花の呼吸の終ノ型・彼岸朱眼を使った影響で視力が低下してしまう。かすかに見えるとう状態になる。 |
冨岡義勇 | 無惨の攻撃から後輩たちを庇い、左手を失う。鬼となった炭治郎と戦い、その後は一時昏睡状態となってしまうが何とか回復。 |
不死川実弥 | 最終決戦で右手の人差し指と中指を欠損してしまう。冨岡と同じく、一時は昏睡状態になるがその後は回復。 |
宇髄天元 | 遊郭編での妓夫太郎との戦いで、左腕と左目を失う。毒で一時は危険な状態であったものの、禰豆子の血鬼術のおかげで一命を取り留めた。 |
産屋敷輝利哉 | 戦いの中で父・耀哉が亡くなり、当主として最終決戦に参戦。無惨から反撃を受けたものの、最後まで指令役として鬼殺隊を支え続けた。 |
この9人は、鬼殺隊が解散したあとはどんな生活をしていたのでしょうか?
竈門炭治郎
炭治郎は以前住んでいた家に戻り、妹の禰豆子、善逸、伊之助と4人で暮らしはじめました。
長い間竈門家は留守にしていましたが、町の人たちが家はいつでも暮らすことができる状態に管理してくれていたのです。
無惨との戦いで炭治郎は力を使い果たしており、かなり体力が落ちてしまい、左手はまったく機能しない状態です。
体調管理のため、月に1度蝶屋敷を訪れて健康診断を受けています。
再び炭焼きとして仕事を始める
鬼殺隊解散後、輝利哉から大量のお金をもらっていた炭治郎ですが、そのお金は使わずに再び炭焼きの仕事を始めました。
これは今後の生活や、禰豆子のために使わずに残しておこうという考えがあったからです。
この頃はガスも普及し始めていましたが、「炭治郎が炭が良い」と言ってくれるお客さんも多く、町に売りに出掛ければすべて売れてしまうほどの人気でした。
輝利哉からのお金は、断れば断るほど大量のお金が送られてきたみたいです。炭治郎は痣を発現させ、以前のように体が動かなくなっていることを心配して輝利哉が援助してくれたのかもしれません。
村田や鱗滝たちが家を訪ねてくることも
鬼殺隊では交流関係が広かった炭治郎は、師である鱗滝や兄弟子である冨岡だけでなく、村田や竹内などが家に遊びに来ていたようです。
炭治郎は隊士だった頃からたくさんの人たちと手紙で交流していたため、もしかしたらその人たちも竈門家を訪れていたのかもしれません。
手紙の返事は来ませんでしたが、実弥にも手紙を出し続けていました。
竈門禰豆子
炭治郎や善逸、伊之助と共に以前に自分が暮らしていた家に戻りました。
禰豆子は家事全般をして、体力が低下してしまった3人を支えてくれています。
伊之助は分からないことがあると禰豆子に尋ねると、禰豆子は丁寧に教えてくれたことから、伊之助は禰豆子によく懐いたようです。
たまに伊之助と一緒に蝶屋敷を訪れ、蝶屋敷の女の子たちを遊んでおり、交流は続いていることが判明しました。
我妻善逸
伊之助と一緒に、竈門家で4人で生活することになりました。
元から食べることが好きだった善逸は、鬼殺隊解散後は体を動かすことがなくなったため、5キロも太ってしまいました。
禰豆子の気を引こうと甘えることが多く、その態度を見かねた炭治郎に注意される場面も。
叱られたことでへそを曲げた善逸は、自分が主人公で禰豆子がヒロインである「善逸伝」を書きあげましたが、その滅茶苦茶な内容に炭治郎からは酷評されてしまいました。
禰豆子にプロポーズするため態度を改める
善逸が甘えても、禰豆子は嫌な顔一つせずに善逸を甘やかしました。
しかし、そんな状況を見ていた炭治郎は善逸に今のままでは禰豆子に意識してもらえないと助言します。
禰豆子が好きならしっかりしないと
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録・弐
甘えてばかりいたらどんどん「弟」だって認識されて異性として見てもらえなくなるぞ
次の日から善逸は態度を改め、朝も早起きをして、足が痛いとも騒ぐこともなくなりました。
数日後に禰豆子に想いを伝え、1年後に返事を聞かせて欲しいと告白。
善逸のあまりの大声に、禰豆子はその日は寝るまで耳が聞こえにくい状態になってしまいました。
その後に2人は結ばれ、結婚していたことが明らかになりました。善逸はずっと禰豆子を想っていたので結ばれて本当に良かったです!
嘴平伊之助
善逸と同じく、炭治郎と禰豆子の家で一緒に生活するようになりました。
炭治郎や善逸と比べると戦いの後遺症も少なく、炭治郎が炭を売りに行くときは一緒について行ったり、禰豆子が出かけるときは用心棒としてついて行ったりしていく様子が描かれています。
特に母親のように優しい禰豆子に懐いているようで、後ろをついてまわる姿が微笑ましいと炭治郎は想っているようです。(善逸は嫉妬で怒り狂っていましたが…)
伊之助は山育ちのため常識が他の人と違っている場面が多々見られますが、禰豆子はそんな伊之助を馬鹿にしたりせず、優しく丁寧に教えてくれることから伊之助が懐くようになりました。
神崎アオイと結婚する
どういった経緯があったのかは分かっていませんが、伊之助はアオイと結婚していたことが判明しました!
伊之助と言えば、蝶屋敷で暮らしていた神崎アオイとたびたび衝突していましたよね。
禰豆子が蝶屋敷に遊びに行くときに、伊之助も用心棒としてついて行っていたため、鬼殺隊解散後も2人は交流があり、それがきっかけで結ばれたのかもしれません。
栗花落カナヲ
カナヲは戦いの中で目を酷使した結果、視力がほとんどなくなってしまいました。
そんなカナヲに気付いたのか、不死川実弥が伊黒小芭内の相棒であった鏑丸をカナヲに託し、現在はカナヲと共に暮らしています。
しのぶが亡くなった後は、カナヲがアオイと協力して医者として蝶屋敷を受け継いでいます。
唯一生き残った鬼である愈史郎とも交流があり、分からないことがあると愈史郎に手紙を出して聞いているようです。
炭治郎と結ばれる
以前から炭治郎に好意を持っているように見えたカナヲですが、最後は無事に炭治郎と結ばれました。
炭治郎は痣を発現させる、無惨討伐後に無惨によって鬼とされるなど体を酷使しており、月に一度定期健診で蝶屋敷を訪れています。
カナヲは炭治郎の診察を担当しており、話をする機会はありました。
炭治郎は自分に向けられた好意には鈍そうなので、カナヲからアタックしたのかもしれませんね。
冨岡義勇
昏睡状態で危険な状態でしたが、何とか回復することが出来ました。
隊士時代の時は長い髪を1つに結った髪型でしたが、左手を失った影響なのか、解散時には短髪姿になっていました。
自分を卑下した発言もしなくなり、表情も豊かで笑顔を見せることもあります。
羽織は最終決戦でボロボロになってしまいましたが、禰豆子が元通りに直してくれたことに感動し、お礼に着物や宝石などを送ったことで善逸からは敵として認定されてしまいました。
詳細は分かっていませんが最終回には子孫が登場しており、結婚していたことが判明しています。
不死川と宇髄とも交流を持つように
隊士時代は同じ柱たちの中でも浮いた存在であった冨岡。
しかし鬼殺隊解散後も、生き残った柱である不死川と宇髄と交流は続いていました。
宇髄とは嫁3人と一緒に温泉旅行に行ったのですが、温泉が混浴だったため、困惑した表情で入浴している様子が描かれています。
犬猿の仲であった不死川とは、うな重を一緒に食べに行ったことが分かりました。
両者とも何とも言えない表情でしたが、きちんと和解することができて一安心です。
不死川実弥
冨岡と同じく一時は昏睡状態になりましたが、持ち前の体の丈夫さで何とか一命を取り留めました。
蝶屋敷で禰豆子と鉢合した際に、実弥は禰豆子に過去に刺したことや、炭治郎が鬼化した時に何もできなかったことを謝罪。
禰豆子がまったく気にしていないと笑うと、その様子を弟の玄弥の姿と重ねた実弥は、優しい笑顔を見せて禰豆子の頭を撫で、去っていきました。
無事に和解できた2人でしたが、この様子をたまたま見ていた善逸は陰でキレていました。
冨岡と同じく最終回には子孫が登場していたため、誰かと結婚していたことが判明しました。
竈門家とは交流があった?
炭治郎から手紙をもらっていたものの、利き手の人差し指と中指を黒死牟戦で失ったため、返事を出すことはありませんでした。
しかし手紙をもらったことは嬉しかったため、お礼としてこっそり竈門家を訪れ、自分の好物であるおはぎを黙っておいて行きました。
冨岡ともうな重を食べに行っていたので、自分から誘うことはあまりなさそうですが、仲間たちが実弥との交流を続けようと連絡をし続けていたのかもしれません。
宇髄天元
遊郭での戦いをきっかけに柱を引退しましたが、最終決戦では禰豆子や輝利哉の用心棒として参戦しました。
無惨討伐後に重傷であった炭治郎のお見舞いにも訪れていました。
3人の嫁とは相変わらず仲が良く、温泉旅行にもよく行っているようです。
冨岡と実弥の様子を見ていた?
柱だった時から面倒見の良い性格であった宇髄。
冨岡と温泉旅行に行ったり集合写真を嫌がる不死川を誘うなど、人付き合いが苦手な2人の面倒をみていたのかもしれません。
冨岡と実弥が一緒にうな重を食べに行けたのも、もしかしたら宇髄のおかげかもしれませんね。
産屋敷輝利哉
幼いころから次期当主として育ち、最終決戦では亡き父に代わりまだ8歳であったにも関わらず、鬼殺隊の司令塔として参加しました。
生き残った隊士たち全員に対して、生活に困らない十分なお金を送っていました。
産屋敷家は呪いによって全員が短命でしたが、輝利哉は歳を重ねても症状がでることはありませんでした。
それどころか現代の日本最高年齢保持者となるほどの長寿になっていることが最終回で判明しました!
年相応の姿を見せるようになる
まだ子供であるにも関わらず、鬼殺隊当主として最終決戦の指令役を務めた輝利哉。
父や母、姉たちが亡くなった直後でも、生き残った妹たちと共に戦い続けました。
鬼殺隊解散後は妹たちと仲良く遊ぶ姿が描かれており、ようやく子供らしく元気に遊ぶことができるようになりました。
まとめ
無惨討伐後の鬼殺隊について解説しました。
鬼舞辻無惨討伐後、鬼殺隊は解散となってしまいましたが、ほとんどの人が仲間たちのの交流を続けていました。
戦ってくれた隊士たちに対して、輝利哉が金銭面で援助してくれていたというのは驚きでした…!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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