胡蝶しのぶの継子であり、炭治郎たちの同期でもある栗花落カナヲが実は目がとてもいい事を知っていますか?
栗花落カナヲの目は捉えどころがないような目をしているとも言われています。
どうでもいいの 全部どうでもいいから自分で決められないの
目に力がないカナヲですが、その高い目の能力から鬼をも警戒させる力を持っています。
しかし、最終決戦後にカナヲは目が失明してしまうのでした。
今回の記事では、カナヲの目はどんな能力をもつのか、どこで身につけた能力なのか、そして失明した理由を徹底的に掘り下げていきたいと思います。
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栗花落カナヲは目がいい?優れた特性とは。
同期5人、それぞれが持つ五感の特性
栗花落カナヲ(以後、カナヲと表記)の同期と言えば、炭治郎・善逸・伊之助そして不死川玄弥の4人です。
そして、この5人は人間に備わっている『五感』が優れていると言われています。
その優れた能力を順番にみていきましょう。
炭治郎『嗅覚』
炭治郎は人間の匂いと鬼の臭いの違いだけではなく、相手の精神状態や物に残っている香りから相手の事を判断できる能力が高いです。
善逸の匂いから、彼が強い事を知っていました。
匂いでどこから攻撃が来るのか判断すると言った描写も多いです。
善逸『聴覚』
善逸は音で人間と鬼を判断できます。
周囲の状況を音で判断できる能力も備えていて、生き物の小さな音や遠くの日との会話も聞こえ遊郭に潜入した際に力を発揮しました。
炭治郎が匂いで善逸の強さを判断していたように、善逸は音で炭治郎の人となりを知ります。
炭治郎の優しさや悲しい過去を音で判断して、同じく音で鬼だと分かっていた禰豆子をしっかり守るんですよね。善逸も十分優しい人だと思います。
伊之助『触感』
肌で感じる事で、敵の居場所などを捉えることが出来ます。
伊之助が体得している獣の呼吸漆の型:空間識覚は両手を広げて集中し、周囲の見えない敵の居場所や状況を捉えるものです。
ただただ、野性的なだけじゃないんですね。
不死川玄弥『味覚』
身体能力が低く、呼吸も使えない不死川玄弥は苦肉の策として鬼を食べていました。
しかし、一時的でも鬼の能力を使える事は鬼殺隊の中でも唯一の事ですので特異体質と言えます。
鬼を食べる事を良しとしていない者もいましたが(特に兄の不死川実弥は心配するあまり反対していた)、胡蝶しのぶなどのサポートもありどんどん強くなっていったのです。
栗花落カナヲ『視覚』
相手の肩や視線、膝やひじの動きから次の相手の動くを予測できる能力を持っています。
蝶屋敷での機能回復訓練で、炭治郎たちが苦労したのも頷けますね。
カナヲは同じ時に鬼殺隊に入ったのに継子だし、本当にすごいんだ!!!
上弦の弐・童磨との戦いでもその視覚は発揮されていて先に目を潰しておこうと思われてしまうほどでした。
上弦の鬼との戦いでも認められるカナヲの視覚の能力はすごいですよね。
栗花落カナヲが動体視力を見につけたであろう過去とは
さて、このカナヲの能力は生まれ持ったものなのでしょうか?
同期5人の能力からするとある程度の能力は既に備わっている天性のものかもしれません。
しかし、カナヲの悲しい過去から見ると生きていくために身に着けた能力であることが分かってきます。
カナヲは胡蝶しのぶ・カナエ姉妹に出逢う前両親からの暴力でたくさんの兄弟を失いました。
自らももちろん、様々な暴力を受けていましたがしっかりと暴力を振う相手を見る事で急所を外し、なんとか生きてこられたのです。
実の親からの暴力を受けていたから身に着いた能力を、救ってくれた胡蝶姉妹によって才能としてもらえたカナヲは幸せだったと思います。
栗花落カナヲは失明した?その原因とは。
花の呼吸 終ノ型
カナヲが会得している呼吸は『花の呼吸』です。
これは胡蝶カナエが扱っていた呼吸の型で、カナヲは見よう見まねで会得したようです。
様々な型がありますが、胡蝶しのぶの悲願である上弦弐・童磨を倒すために繰り出したのが『花の呼吸 終ノ型 彼岸朱眼』でした。
長時間使用する事で失明をしてしまう可能性がありますが、動体視力を極限まで上げる事が出来て周囲の動きが鈍く遅く見えると言います。
短時間の使用でしたので右目の失明だけで済みましたが、無事に童磨の頸を斬れたのでした。
鬼となった炭治郎を救うためにもう一度
カナヲは最後にもう一度『花の呼吸 終ノ型 彼岸朱眼』を使います。
それは、鬼となった炭治郎を救うためでした。
最終決戦の前に、胡蝶しのぶがつくった『鬼を人間に戻す薬』を渡されていました。
この薬を鬼となった炭治郎に打ち込むために、動きを読み解くために花の呼吸を使うのです。
彼岸朱眼を使う事で、炭治郎からの攻撃も急所を外す事が出来て無事に人間に戻すことが出来たんですね。
ちなみに、今回も非常に短い時間の使用だったので左目は無事でした。
炭治郎とカナヲ、どちらも左目だけが無事という夫婦になりましたね。(お互い助け合って生きただろうけど大変だっただろうなと思います。)
まとめ
栗花落カナヲの目について見てきました。
- カナヲは五感のうちの視覚の能力に長けている
- 同期5人はそれぞれ五感の優れた能力を持っていた
- 視覚が研ぎ澄まされたのは、両親からの暴力で死なないための悲しい理由があった
- カナヲの目が失明したのは『花の呼吸 終ノ型 彼岸朱眼』のせい
- 短時間使用だったら左目は無事
- 動体視力を極限まであげて物事を遅く見えるようになった
- 炭治郎を人間に戻すためにもう一度『花の呼吸 終ノ型 彼岸朱眼』を使った
カナヲの目は物語前半、魂がこもっていないような何を考えているのか分からないような目をしていました。
それが、炭治郎と出会った事でどんどん変わって行き最後には自らの意思で炭治郎を救うために失明を恐れず『視覚』の能力を十二分に発揮しましたね。
とても強い女性であり、魅力的な目をするように描写にも変化があることが分かります。
ぜひ、もう一度鬼滅の刃を読み返したりアニメを観る際はカナヲの目の変化についても注目していってください。
では次回も、鬼滅の刃をとことん掘り下げていきたいと思います。
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