2020年に映画が公開され、興行収入で日本一を記録し社会現象を巻き起こした鬼滅の刃無限列車編。
私も鬼滅の刃では無限列車編が大好きで、公開日に映画がどうしても見たくて、真夜中にチケットを頑張って手に入れた人間の1人です(笑)
映画の入場者特典には、作中に登場してくる無限列車の切符もありファンにとってはたまらないですよね!
そんな大ヒットを記録した無限列車ですが、無限列車がどこ行きのものであったかは作中では明らかになっていません。
無限列車という名前の通り、途中駅で停車するようなことはなくずっと目的地に向けて走り続けていました。
そこで今回は、無限列車はどこに向かっていたのかをコミックスやアニメ、列車のモデルなどをもとに考察してみたいと思います!
- 無限列車はどこに向かっていたの?
- 炭治郎たちはどこから列車に乗っていたのか?
- そもそも無限列車のモデルはあるの?
などが気になる人は、是非自分の考察と比べてこの記事を読んでみてくださいね!
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無限列車のモデルとなった列車とは?
無限列車のモデルになった列車は、公式からは発表されていません。
映画が大ヒットして、もしかしたら発表があるかも?と期待しまいたが発表されることは残念ながらありませんでした…
しかし、ファンの間では見た目が酷似されていることから国鉄8620形蒸気機関車がモデルじゃないか?と話題になっています。
年代物のためもう実物を見ることができない…なんてことはありません!
2つだけですが、まだ運用可能な状態で保存・設備されているものがあるのです。
早速ファンたちの間でモデルとされている、2つの国鉄8620形蒸気機関車を見ていきましょう!
京都鉄道博物館で展示されている8630号機
まず1つ目は、京都鉄道博物館で展示されている8630号機です。
8630号機は日本で最初の量産タイプの旅客用蒸気機関車であり、製造年は大正3年で、鬼滅の刃の時代設定と近いですね!
京都鉄道博物館では映画公開に合わせて無限列車とのコラボを実施しており、その時にはプレートが「無限」に変わっていました!
すでにコラボは終了していますが、綺麗な状態の8620形蒸気機関車を見たいという方にはオススメです。
京都鉄道博物館では、この8630号機を使って蒸気機関車の乗車体験を実施しています!公式HPなどで営業時間をお知らせしているので、無限列車の気分を味わいたい方は是非チェックしてみてくださいね!
JR九州のSL人吉で運用されている58654号機
次は今もJR九州で業路線上を運行している58654号機です。
8630号機よりも新しく、大正11年に製造されました。
運転日は少ないですが、佐賀から熊本まで運航していて現在もお客さんを乗せて走る数少ない蒸気機関車です。
中もモダンな雰囲気を感じられる作りになっているため、無限列車の乗客の1人の気分を味わえそうです。
乗車の際は、事前予約が必須なので、もし乗ってみたいという方は忘れずに予約してくださいね。
炭治郎たちはどこから無限列車に乗車した?
無限列車の到着駅を考察する前に、まず炭治郎たちはどこから無限列車に乗車したのか考察してみたいと思います。
魘夢の血鬼術が発動するきっかけにもなった、切符にヒントがありました。
「表面太線区内間ノ一駅行キ」となっており、太線で「東京夢限」と書かれています。
切符には東京から夢限へ向かうと書かれているため、炭治郎たちは東京から無限列車に乗ったということになります。
切符には東京から夢限へ向かうと書かれているため、炭治郎たちは東京から無限列車に乗ったということになりますね。
ちなみに、炭治郎が持っていた切符の番号は9373だったため、9125という番号は炭治郎よりも先に乗っていた煉獄の切符と言われています!
無限列車はどこに向かっていたのか?
炭治郎たちが東京から無限列車に乗車していたことは分かったので、いよいよ今回の考察のメインである無限列車の目的地を考察していこうと思います。
原作コミックス、アニメ、映画での情報をヒントに見ていきましょう!
切符にあった「夢限」は存在する?
先ほど炭治郎たちはどこから無限列車に乗ったのかを考察した際に切符について触れましたが、切符には東京から夢限へ向かうと書かれていました。
その夢限がどこを意味しているのかが判明すれば、無限列車がどこに向かっているか分かるのですが…夢限という地名はヒットしませんでした。
切符は無限列車を支配していた下弦の壱・魘夢(えんむ)が血鬼術を発動できるように細工されており、インクには魘夢自身の血が使われています。
インクに俺の血を混ぜた切符
©吾峠呼世晴/集英社 コミック7巻
車掌が切符を切って”鋏痕”をつければ術が発動する
目的地として書かれている夢限も、永遠に夢を見続けるという魘夢の血鬼術のような意味の言葉にも思えてきますよね。
もしかしたらここには本当は目的地が書かれているのですが、魘夢の細工の影響で夢限と書かれていたのかもしれません。
鎹鴉(かすがいがらす)からの伝令
炭治郎たちが機能回復訓練で全集中・常中の会得を終えると、鎹鴉から伝令がありました。
無限列車ノ被害拡大 40名以上ガ行方不明
©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable 竈門炭治郎立志編 26話
現地ノ煉獄杏寿郎ト合流セヨ 直チニ西ヘ向カエ
蝶屋敷の場所が東京だとすると、そこから西へ向かえということは関西の方の可能性が高そうです。
東日本という可能性はなくなりましたが、西というザックリした場所なので、もう少し他のヒントも探してみましょう。
こちらは原作コミックスにはなく、アニメで追加されたオリジナルシーンになります。ざっくりの位置とは言え、向かう方角が分かったのは嬉しいですね!
大正時代に運行していた夜行列車にヒントがある?
無限列車は出発時にはすでに日が沈んでおり、夜行列車ということが分かります。
今では新幹線ですぐに関西方面に行けたり、飛行機で全国各地に行けるようになりましたが、当時は関西方面に行くのにも時間がかかりました。
長い時間がかかることから、大正時代には夜に出発して朝に目的地に到着する夜行列車は大活躍だったみたいです!
鬼滅の刃は時代設定が大正とされているので、大正時代の夜行列車の運行状況を調べてみました。
夜行列車の数が思ったよりも多くて驚きましたが、
- 大正時代にあった夜行列車
- 東京から西方面に向かった列車
上記の2つの条件で探してみたところ、東海道本線が条件に当てはまりました。
東海道本線(とうかいどうほんせん)は、東京都千代田区の東京駅から兵庫県神戸市中央区の神戸駅までを結ぶJRの鉄道路線(幹線)である。
東海道本線 Wikipedia
大正時代にはすでに東京駅~神戸駅のルートが確立しており、所要時間はだいたい12時間ほどかかっていたみたいです。
夜に東京を出発して、朝に西の方へ到着するという列車であったのではないでしょうか。
無限列車での戦いを見ると、寝台設備があるようには見えませんでした。当時も寝台列車はあったものの、東京から関西に向かう長距離の列車には寝台列車はなかったみたいです。12時間座りっぱなしはなかなか辛いですね…。
太陽が昇る方向から考察
無限列車では、上弦の参の猗窩座(あかざ)が登場し、炎柱・煉獄杏寿郎と戦います。
戦いの最後は、猗窩座は自分の腕を引きちぎり、何とか太陽から逃げるように去っていきました。
この時の太陽が昇った方向ですが、無限列車の進行方向の反対から昇っていました。
太陽が昇るのは東からなので、無限列車の進行方向は反対の方角である西ということになります。(細かく見ると北西です)
やはり無限列車は関西方面に向かって走っていたという説が有力になりそうですね!
原作コミックスでも太陽が昇る描写がありますが、映画・アニメの方がよりどこから太陽が昇っているかが分かりやすいです!気になった方は映像でチェックしてみてください。
東京にあった環状線ではないかという考察も
私の考察では関西方面に向かった可能性が高いということになりましたが、東京の環状線だったのではという考察も多く見られます。
ちなみに環状線というのは、東京の山手線のように路線のルートが線ではなく、円のようになっているもののことです。
その理由は、無限列車という名前は東京を無限に走り続けるから付けられたのでは?というものでした。
東京を環状線のようにループするように走り続ける=無限列車ということですね。
確かに東京を周回する列車の場合は普通の列車よりも乗車する人が多いので、魘夢にとっては都合がいいので可能性としてはありそうです!
まとめ
無限列車はどこに向かっていたのかを考察してみました。まとめると…
・無限列車のモデルは公式発表されていないが、国鉄8620形蒸気機関車とされている
・炭治郎たちが無限列車に乗ったのは東京から
・大正時代の列車の情報を見ると、現在の東海道本線が最も近い
・鎹鴉の伝令、太陽の位置などから関西方面に向かった可能性が高い
・無限列車という名前から、東京を環状線のように走行していたという考察もある
私の考察では、無限列車は東京を出て関西方面に向かっていたという結論になりました。
やはり任務地の伝令を担当する鎹鴉が西と言っているので、関西方面が有力そうですよね。
この考察をしてから東海道線に乗った時はついつい無限列車のことを思い出してしまいそうです(笑)
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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