これは、
日本一慈(やさ)しい鬼退治、
【鬼滅の刃】が始まる前の
「タイトル候補」の話である。
みなさん【鬼滅の刃】日々感じてますか?
ド派手に心を燃やしてますか?🔥
さて、今回の記事は、
【鬼滅の刃】が始まる前、連載(れんさい)前の「タイトル候補」に注目したいと思います。
題して、
【鬼滅の刃】連載前の
「タイトル候補」は「9つ」。
あなたはどれが好きですか?
として【鬼滅の刃】「タイトル候補」についてご紹介します。
画面に[全集中!]でお付き合いください。
【鬼滅の刃】タイトル候補
コミックス第1巻では、作品の設定や裏話などを紹介する『大正コソコソ噂話(うわさばなし)』と題(だい)して、原作者の吾峠呼世晴(ごとうげ‐こよはる)先生が「【鬼滅の刃】以外の「タイトル候補」が9つあったよ」と、紹介していました。
ちなみに、この『タイトル候補』を紹介たのが、記念すべき、第1回目の『大正コソコソ噂話』だよ。
これも『大正コソコソ噂話』みたいだね。
それでは【鬼滅の刃】以外の「タイトル候補」を1つ1つ見ていきます。
漢字の意味も見ていくよ。
【鬼滅の刃】タイトル候補[鬼滅奇譚(きめつきたん)]
最初のタイトル候補は「鬼滅奇譚」。
「奇譚(きたん)」とは、
「珍(めずら)しい話、不思議な物語」という意味だよ。
『漢字のそれぞれの読み方と意味』
- [音] … 音読み
- [訓] … 訓読み
- [外] … その他の読み方
鬼 | [音]キ[訓]おに <意味> ⑴おに。かいぶつ。ばけもの。もののけ。悪神。 ⑵死者のたましい。 ⑶人間わざとは思われない。すぐれた。「鬼才」 |
滅 | [音]メツ[外]ベツ [訓]ほろ(びる)・ほろ(ぼす) <意味> ⑴火がきえる。あかりがきえる。[対義語:明] ⑵つきる。なくなる。ほろびる。 ⑶なくす。ほろぼす。 ⑷仏陀(ぶつだ)の死。涅槃(ねはん)。仏僧の死。 |
奇 | [音]キ [訓][外]めずら(しい)・く(し)・あや(しい) <意味> ⑴普通とちがっている。めずらしい。 すぐれている。ふしぎ。 ⑵思いがけない。 ⑶はんぱ。2で割り切れない整数。 |
譚 | [音]タン・ダン[訓]はなし <意味> ⑴はなし。ものがたり。⑵かたる。はなす。 |
「奇譚」の「譚」は、1文字で
「はなし」と読めるんですね。
「鬼滅奇譚」は、
「鬼を滅する不思議な物語」
という意味のタイトルになりますね。
【鬼滅の刃】タイトル候補[鬼鬼滅滅(ききめつめつ)]
次のタイトル候補は「鬼鬼滅滅」。
鬼 | [音]キ[訓]おに <意味> ⑴おに。かいぶつ。ばけもの。もののけ。悪神。 ⑵死者のたましい。 ⑶人間わざとは思われない。すぐれた。「鬼才」 |
鬼 | 同上 |
滅 | [音]メツ[外]ベツ [訓]ほろ(びる)・ほろ(ぼす) <意味> ⑴火がきえる。あかりがきえる。[対義語:明] ⑵つきる。なくなる。ほろびる。 ⑶なくす。ほろぼす。 ⑷仏陀(ぶつだ)の死。涅槃(ねはん)。仏僧の死。 |
滅 | 同上 |
「鬼鬼」で調べたら、
「鬼鬼(おにおに)しい」という言葉が出てきました。
- 「鬼鬼しい(おにおに-しい)」とは「鬼のように荒々(あらあら)しく恐(おそ)ろしい。無慈悲(むじひ)である。」という意味でした。
[*無慈悲(むじひ)…思いやりの心がないこと。あわれみの心がないこと。また、そのさま。]
「滅滅」は「陰陰滅滅(いんいんめつめつ)」の四字熟語が出てきました。
- 「陰陰滅滅」の意味は「気の滅入るような、暗いうっとうしい気分。薄(うす)暗くものさびしい雰囲気。」という意味。
- 「陰陰」は、陰気なさま。
- 「滅滅」は、生気がなく暗いさま。
タイトル候補の「滅滅」は「暗い」というイメージより、「滅(めっ)する」の意味が強調されたような感じがします。
「鬼鬼滅滅」は、
「荒々しく恐ろしい鬼(怪物)を滅する」
という意味のタイトルになりますかね?
【鬼滅の刃】タイトル候補[悪鬼滅々(あっきめつめつ)]
次のタイトル候補は「悪鬼滅々」。
悪 | [音]アク・オ [訓]わる(い) [外]あ(し)・にく(む)・いずくん(ぞ) <意味> ⑴正しくない。よくない。不道徳。 また、法律に反すること。 ⑵みにくい。不快な不調和な。不適当な。 |
鬼 | [音]キ[訓]おに <意味> ⑴おに。かいぶつ。ばけもの。もののけ。悪神。 ⑵死者のたましい。 ⑶人間わざとは思われない。すぐれた。「鬼才」 |
滅 | [音]メツ[外]ベツ [訓]ほろ(びる)・ほろ(ぼす) <意味> ⑴火がきえる。あかりがきえる。[対義語:明] ⑵つきる。なくなる。ほろびる。 ⑶なくす。ほろぼす。 ⑷仏陀(ぶつだ)の死。涅槃(ねはん)。仏僧の死。 |
々 | [外]おなじ・くりかえし・のま ・同じ漢字を重ねた際の代用字。 ・踊(おど)り文字の1つ。 ・「同じ」という意味を持つ「くり返し符号」 ・漢字ではなく「記号」のようなもの。 |
[*悪ぞ(いずくん‐ぞ)…「いずく(何処(どこ))にぞ」の変化した語。漢文訓読の用語で、下に推量表現を伴って反語を表す。どうして(…であろうか、そうではない)。他にも「安ぞ・焉ぞ・奚ぞ・寧ぞ」とも書く。]
「悪鬼」はそのまま「悪い鬼」で、「滅々」は「滅する」を強める表現ですね。
「悪鬼滅々」は、
「悪い鬼を滅する」
という意味のタイトルですね。
シンプルで分かりやすいです。
【鬼滅の刃】タイトル候補[鬼殺の刃(きさつのやいば)]
次のタイトル候補は「鬼殺の刃」。
「鬼滅の刃」に近いです。
鬼 | [音]キ[訓]おに <意味> ⑴おに。かいぶつ。ばけもの。もののけ。悪神。 ⑵死者のたましい。 ⑶人間わざとは思われない。すぐれた。「鬼才」 |
殺 | [音]サツ・サイ・セツ [訓]ころ(す)[外]そ(ぐ)・そ(げる)・けず(る) <意味> ⑴命を絶つ。ころす。 ⑵なくす。けす。 ⑶へらす。そぐ。 ⑷語勢を強めるために添える助字(じょじ)。 |
の | 前後の文字をつなぐ接続詞のひとつ。 |
刃 | [音]ジン[外]ニン [訓]は[外]やいば・き(る) <意味> ⑴刀の焼きを入れてよく切れるようにした部分。 やいば。また、やいばのついた兵器。はもの。 ⑵”はもの”で切る。きりころす。 |
「鬼殺の刃」は、
「鬼を殺す刃(刀)」
という意味のタイトルになりますね。
ちなみに、鬼殺隊(きさつたい)最高位の[柱(はしら)]たちが持つ武器、日輪刀(にちりんとう)には、「惡鬼滅殺(あっきめっさつ)」の文字が刻まれています。
- 「殺」の意味、「⑷語勢を強めるために添える助字」の意味で考えると、「滅滅」や「滅々」と同じように、「滅殺」は「滅する」を強調した意味になりそうです。
- なので、日輪刀に刻まれた文字「惡鬼滅殺」は、「悪い鬼を滅する」という意味になるのではないでしょうか?
【鬼滅の刃】タイトル候補[滅々奇譚(めつめつきたん)]
次のタイトル候補は「滅々奇譚」。
滅 | [音]メツ[外]ベツ [訓]ほろ(びる)・ほろ(ぼす) <意味> ⑴火がきえる。あかりがきえる。[対義語:明] ⑵つきる。なくなる。ほろびる。 ⑶なくす。ほろぼす。 ⑷仏陀(ぶつだ)の死。涅槃(ねはん)。仏僧の死。 |
々 | [外]おなじ・くりかえし・のま ・同じ漢字を重ねた際の代用字。 ・踊(おど)り文字の1つ。 ・「同じ」という意味を持つ「くり返し符号」 ・漢字ではなく「記号」のようなもの。 |
奇 | [音]キ [訓][外]めずら(しい)・く(し)・あや(しい) <意味> ⑴普通とちがっている。めずらしい。 すぐれている。ふしぎ。 ⑵思いがけない。 ⑶はんぱ。2で割り切れない整数。 |
譚 | [音]タン・ダン[訓]はなし <意味> ⑴はなし。ものがたり。⑵かたる。はなす。 |
「滅々奇譚」は、
「滅する不思議なお話」
という意味のタイトルになりますね。
「滅々奇譚」のタイトルだと、
「何を滅するお話なのか」、
ワタシには「どういう物語なのか想像しにくいかなぁ…」と感じました。(個人の感想)
【鬼滅の刃】タイトル候補[鬼殺譚(きさつたん)]
次のタイトル候補は「鬼殺譚」。
鬼 | [音]キ[訓]おに <意味> ⑴おに。かいぶつ。ばけもの。もののけ。悪神。 ⑵死者のたましい。 ⑶人間わざとは思われない。すぐれた。「鬼才」 |
殺 | [音]サツ・サイ・セツ [訓]ころ(す)[外]そ(ぐ)・そ(げる)・けず(る) <意味> ⑴命を絶つ。ころす。 ⑵なくす。けす。 ⑶へらす。そぐ。 ⑷語勢を強めるために添える助字(じょじ)。 |
譚 | [音]タン・ダン[訓]はなし <意味> ⑴はなし。ものがたり。⑵かたる。はなす。 |
「鬼殺譚」は、
「鬼を殺すお話」
という意味のタイトルになります。
先ほどの「滅々奇譚」よりも、
わかりやすい、ストレートな表現のタイトルです。
わかりやすいですが、ストレート過ぎて、私的には「うーん…(゜-゜)」です。(好みの問題)
鬼は人間だったんだ。
悲しい生き物だ。
悪い鬼との区別もつかないなら柱なんてやめてしまえ!!
作中の炭治郎(たんじろう)も言っていたように、善良な鬼も存在するので、「鬼殺譚」のタイトルだと、ストレート過ぎて、「皆(鬼)殺し」のイメージが強いように感じました。(個人の感想)
【鬼滅の刃】タイトル候補[空想鬼滅奇譚(くうそうきめつきたん)]
次のタイトル候補は「空想鬼滅奇譚」。
1番最初のタイトル候補の
「鬼滅奇譚」の頭に
「空想」が付きました。
空 | [音]クウ [訓]そら・あ(く)・あ(ける)・から [外]うつ(ろ)・す(く)・うつ(ける)・むな(しい)・あな・うろ <意味> ⑴大地の上方。そら。 ⑵何もない。内容がない。よりどころがない。 むだ。からになる。からにする。 ⑶(仏教)因縁の作った仮の相で、実体がないこと。 ⑷航空に関すること。 |
想 | [音]ソウ・ソ[訓][外]おも(う) <意味> ⑴物事の形やありさまを心の中に思いさだめる。 おもいやる。おもいはかる。 ⑵絵画・音楽・小説などの組み立てについての計画。 ⑶(仏教)五蘊(ごうん)の1つ。対象を心に思い浮かべること。 |
[*五蘊(ごうん)…五陰(ごおん)とも。仏教で人間存在を構成する要素をいう。また人間存在を把握する、色(しき)、受(じゅ)、想(そう)、行(ぎょう)、識(しき)の5つの方法をいう。]
「鬼滅奇譚」の部分は、割愛(かつあい)します。
[*割愛(かつあい)…惜しいと思うものを、思いきって。手放したり省略したりすること。]
「空想鬼滅奇譚」のタイトル候補を見たときの第一印象は、「空想なの!?まぁ物語というものはノンフィクションが多いけれど。」でした。(笑)
ちなみに「空想」の意味は、
「現実にはあり得ないこと、現実とは何ら関係のないことを頭の中だけであれこれと思いめぐらすこと。」を意味するよ。
紋逸(もんいつ)のアレのことだろ?
※「紋逸」は、我妻善逸(あがつまぜんいつ)のことです。
※「アレ」は、我妻善逸が書いた自伝「善逸伝(ぜんいつでん)」のことです。
俺は、身長が九尺(きゅうしゃく)(270㎝)の[鳴柱(なりばしら)]なんだぜ!俺の大活躍を見てね!
※[鳴柱]とは、「雷の呼吸(かみなりのこきゅう)」の使い手が[柱]になった時に使われる名称のことです。
善逸がホラを吹いてます。
「ホラの呼吸」です。
[*法螺を吹く(ほら‐を‐ふ‐く)…物事をやけに大袈裟(おおげさ)に話したり、出鱈目(でたらめ)をいうこと。口から出まかせ。]
「空想鬼滅奇譚」は、
「現実にはありえないような
鬼を滅する不思議な物語」
という意味のタイトルになります。
【鬼滅の刃】タイトル候補[鬼狩りカグツチ(おにがりかぐつち)]
次のタイトル候補は「鬼狩りカグツチ」。
「鬼狩り」は、
作中にも出てくる言葉ですね。
「鬼殺隊」のことを指しています。
鬼 | [音]キ[訓]おに <意味> ⑴おに。かいぶつ。ばけもの。もののけ。悪神。 ⑵死者のたましい。 ⑶人間わざとは思われない。すぐれた。「鬼才」 |
狩 | [音]シュ[訓]か(る)・か(り) <意味> ⑴鳥獣(ちょうじゅう)をかり立ててとらえること。 もとは、おもに冬のかり。 ⑵命を受けて守る所。任地。 |
り | かな文字の1つ。 |
[*任地(にんち)…仕事のために居住(きょじゅう)する土地。赴任地(ふにんち)。]
「カグツチ」は「火の神様」のことで、古事記(こじき)では「迦具土神」と記してあるよ。
「鬼狩りカグツチ」は、
「鬼を狩る、火の神様」
という意味のタイトルになります。
「鬼を狩る、火の神様」→「鬼狩りのヒノカミ様」→「鬼を狩る、ヒノカミ神楽(かぐら)」。
カッコいいですが、ちょっと”ネタバレ”しそうなタイトルだと思いました。
炎の呼吸を
「火(ひ)の呼吸」と
呼んではならない。
「カグツチ」が「火の神様」だとしたら[炎柱(えんばしら)]煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)が、「炎の呼吸」、「火」を使うから「火の神様」で、炭治郎は「日の呼吸(ヒノカミ神楽)」だから・・・、と物語の途中で、ごちゃごちゃしちゃいそうな場面を思い浮かべました。
【鬼滅の刃】タイトル候補[炭のカグツチ(すみのかぐつち)]
それでは、最後のタイトル候補「炭のカグツチ」を見ていきます。
「カグツチ」は、
先ほど炭治郎が説明してくれた通りで「火の神様」のことです。
炭 | [音]炭[訓]すみ <意味> ⑴木を焼いて作った燃料。すみ。 ⑵地中からとる石化燃料。 ⑶元素の1つ。「炭素」の略。 |
「炭のカグツチ」は、
「炭の火の神様」
という意味のタイトルになります。
鬼が出て来なくなりました。(笑)
「炭のカグツチ」は、”日本昔話”でありそうなタイトルですね。
炭を売る「炭売り」の少年と「炭売りの少年」を見守る「火の神様」お話。
その昔話には「鬼」は出てきません。
「炭売り」と「火の神様」の物語です。(笑)
「火の神様≒鬼」の可能性もありえそうですが。(※個人の妄想です)
「炭売りと火の神様」の物語、
それはそれで、おもしろそうだな。
「善逸伝」に追記しておこう。
出た!ホラの呼吸!
ホラを吹く善逸。
ホラ逸。
略(りゃく)すな!!
もう色んなことが大渋滞だよ!!
※ツッコミ役が善逸しかいないので、善逸がボケにまわってしまうと大渋滞します。
<おまけ>[鬼滅の刃(きめつのやいば)]
【鬼滅の刃】の漢字の意味はこちらです。
鬼 | [音]キ[訓]おに <意味> ⑴おに。かいぶつ。ばけもの。もののけ。悪神。 ⑵死者のたましい。 ⑶人間わざとは思われない。すぐれた。「鬼才」 |
滅 | [音]メツ[外]ベツ [訓]ほろ(びる)・ほろ(ぼす) <意味> ⑴火がきえる。あかりがきえる。[対義語:明] ⑵つきる。なくなる。ほろびる。 ⑶なくす。ほろぼす。 ⑷仏陀(ぶつだ)の死。涅槃(ねはん)。仏僧の死。 |
の | 前後の文字をつなぐ接続詞のひとつ。 |
刃 | [音]ジン[外]ニン [訓]は[外]やいば・き(る) <意味> ⑴刀の焼きを入れてよく切れるようにした部分。 やいば。また、やいばのついた兵器。はもの。 ⑵”はもの”で切る。きりころす。 |
「鬼滅の刃」は、
「鬼を滅する刃(刀)」
という意味のタイトルです。
【鬼滅の刃】は、やっぱり「鬼滅の刃」がしっくりきますね。
鬼も出てくるし。(笑)
私は【鬼滅の刃】のタイトルが「鬼滅の刃」で、ほんっっっっっッとに!!よかったと思います。(笑)
みなさんは、どのタイトル候補が好きですか?
まとめ
今回は、【鬼滅の刃】連載前の「タイトル候補」は「9つ」。あなたはどれが好きですか?として、【鬼滅の刃】「タイトル候補」についてご紹介しました。
『大正コソコソ噂話』のページに書かれてる吾峠呼世晴先生の手書きの文字、可愛いですよね。
文字を見ると女性なのかな?って思うのですが、どうなんでしょう。
今回はここまでです。
最後まで[全集中!]でお読みいただきありがとうございました!
それではまた、アニメ【鬼滅の刃】の『大正コソコソ噂話』で「タイトル候補」の奇譚(不思議なお話)がされる時まで。
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