2019年のアニメ化をきっかけに、社会現象を巻き起こした鬼滅の刃。
連載当時から話題になっていた作品ではありますが、アニメの竈門炭治郎立志編放送終了後は、単行本が本屋から姿を消すほどの人気となり、発行部数も1億5000万部を突破しました。
その人気は衰えることなく、2020年に公開された映画・無限列車編は日本の興行収入が400億を突破し、歴代トップの記録を更新しました!
次々と記録を塗り替えて、まさに日本を代表する作品となった鬼滅の刃ですが、実は今そんな鬼滅の刃がオワコンと言われてしまっているのです…。
そこで今回の記事では、まだまだ鬼滅の刃が大好きな私が鬼滅の刃がオワコンと言われてしまう理由について解説していきます!
- オワコンと言われる理由は?
- 本当に鬼滅の刃はオワコンなの?
- また人気が再熱する可能性は?
気になる方は是非この記事を読んでみてくださいね!
オワコンの意味
そもそもオワコンってどういう意味?という方のために簡単に説明します。
オワコンは、「終わったコンテンツ」の略で、ザックリ説明するともうブームが去ったものに対して使われる言葉です。
2010年頃にネット掲示板で使われるようになった言葉で、誕生から10年ほど経った今ではすでに死語扱いされているようです…。
オワコンは批判的な意味を含む言葉でもあるので、使う場面は選びましょう!
鬼滅の刃が最も盛り上がったのは映画公開のタイミング
そもそも鬼滅の刃の刃のブームはいつから始まったのか?と思って気になったのでGoogleトレンドを使って調べてみました。
こちらは「鬼滅の刃」というワードがどのくらい検索されたかを表すグラフで、対象期間は2019年4月~2022年10月です。
グラフを見ると、アニメ化された2019年4月から徐々に上がってきているのが分かりますね。
そして映画が公開された2020年10月に一番高い数値になっています。
このことから、鬼滅の刃のブームはアニメ化された2019年4月頃に始まり、2020年10月の映画公開が最も盛り上がったと言えるでしょう。
2021年の9月下旬にもう一度見飛型上がりになっていますが、こちらは無限列車編のDVD・Blu-rayの発売が影響していると考えられます。
鬼滅の刃がオワコンと言われる3つの理由
ここからはいよいよ鬼滅の刃がオワコンと言われる理由について考えていきます。
①連載が終了している
オワコンと言われるきっかけになった1番の理由は、連載が終了していることでしょう。
最終決戦で炭治郎が鬼になったことで、まだ連載が続くのでは?と思いましたが、鬼滅の刃は2020年5月18日という人気絶頂の中、惜しまれつつ最終回を迎えました。
今は多くの人とSNSと通じて繋がることが出来るようになり、鬼滅の刃が連載されていた時、週刊少年ジャンプが発売されると、すぐに最新話の話題を色々な人が発信して盛り上がっていました。
特に最終決戦では炭治郎とはじめとしたメインキャラクターたちが次々と無惨にやられてしまい、最後まで生き残ることが出来るのかハラハラしました…。
しかし連載が終了するとそういった発信がなくなるため、話題には上がりにくくなります。
まだ続きのアニメの放送も控えていますが、時間を空けての放送になるので少しずつ周りの熱が引いているというのは正直感じます…。
2020年5月に連載は終了しましたが、その後はまだコミックスの発売や映画無限列車編の公開などイベントがあったので、2021年も鬼滅の刃の人気が衰えることはありませんでした。
②新しい作品に人気が移行した
2つ目の理由は、他の作品に人気が移ってしまったことでしょう。
人気が移ってしまうのは、アニメの放送期間が空いてしまうことが大きな理由です。
実際に立志編のアニメ化は2019年、無限列車の映画化は2020年、遊郭編の放送は2021年と約1年ほど期間が空いています。
・2019年4月 竈門炭治郎立志編が放送スタート
・2020年10月 映画無限列車編が公開
・2021年10月 アニメの無限列車編が放送スタート
・2021年12月 遊郭編が放送スタート
アニメの放送に期間が空いてしまうと、どうしても他の作品に人気が流れてしまいます。
また、鬼滅の刃のアニメ終了後に呪術廻戦や東京リベンジャーズなど話題作品のアニメ化が続いたことも影響していそうです。
今は今期人気になるアニメ!などが特集で組まれるほど、数多くのアニメ作品が放送されています。アニメの製作は時間がかかり作業も大変なため、期間が空いてしまうのは仕方ないのですが、すぐに他の作品に人気が移ってしまうのです…。
③関連商品が売れ残るようになる
人気となったアニメ作品は次々とグッズ化されますよね。
SNSで話題になった商品は、開店前に並んで確実にゲットするという人も少なくありません。
しかし、最近は鬼滅の刃の関連商品の売れ残りが目立つようにもなりました。
私もよくスーパーなので在庫処分価格を目にして、寂しさを感じています…。
ローソンなどのコラボ商品は、人気絶頂時には発売日に行かないと買えないほどの競争率でしたが、今は売り切れることはなくなってきました。
鬼滅の刃は本当にオワコン?
鬼滅の刃がオワコンと言われるようになった理由を3つ上げましたが、本当に鬼滅の刃はオワコンなのでしょうか?
私の個人的な意見では、オワコンという扱いではないかなと思います。
次はまだまだオワコンでない理由を解説していきます!
①そもそも以前の人気が異常だった
無限列車編の映画公開時の人気は、まさに社会現象と言える勢いがありました。
映画の公開初日は異例とも言えるほどの上映回数でしたが、そのほとんどの席が埋まるという結果に。
公開からわずか10日で興行収入は100億を突破し、公開73日間でついに日本の歴代興行収入1位になるというのは鬼滅が大好きな私でも驚きでした。
現在はその勢いが落ち着いているだけで、完全に人気がなくなったというわけではないと思います。
制作会社のufotableが鬼滅の刃とのコラボカフェを運営していますが、現在も事前に抽選を行い、当選した人しか行くことが出来ませんし、ファンはたくさんいる証拠です。
②企業とのコラボが実施されている
現在も多くの企業と鬼滅の刃はコラボが実施されています。
月に1度はコラボ発表をしているので、まだまだ鬼滅の刃の人気は衰えていない証拠ですよね。
③アニメの視聴率も高い
2022年2月に遊郭編の最終回が放送されましたが、視聴率は大台と言われる10%とは行きませんでしたが、9.1%と、深夜に放送していたアニメとしてはかなりの高視聴率を記録しました。
放送中もSNSでは鬼滅の刃のアニメの話題が上位を占め、人気の高さが分かります。
遊郭編の放送時間は23時15分からと、子供が見るには少し遅い時間であったため、放送時間がもう少し早ければ視聴率はもう少し高くなっていたでしょう。
人気が再熱する可能性はある?
無限列車編の映画公開ほどの人気は難しいかもしれませんが、まだ話題になる可能性は十分あります!
2023年には遊郭編の続きである「刀鍛冶の里編」のアニメ放送も決定しており、また話題になるのは間違いありません。
さらにその後には最終決戦と続くので、その時にもう一度すごい人気になりそうです。
まとめ
鬼滅の刃がオワコンと言われる理由と、本当にオワコンなのかについて解説しました。まとめると…
オワコンと言われる理由
・連載終了から2年以上が経っている
・アニメの放送期間が空いてしまい、人気が他の作品に移ってしまっている
・鬼滅の刃の関連商品の売れ残りが目立つようになる
まだオワコンとは言えない理由
・前の人気が異常で、今は人気が落ち着いているという状況
・現在も多くの企業とコラボが実施されている
・遊郭編のアニメの視聴率も高い
社会現象を巻き起こした勢いが落ち着き、今は安定した人気があるという状態が私的には一番しっくりきます。
どの人気作品でもブームが去るというのは必ず起こることなので、まだまだ話題に上がる鬼滅の刃はオワコンと言われるには早いように感じました。
無限列車編の時のようなブームになるのは難しいかもしれませんが、2023年には刀鍛冶の里編のアニメ化も決定しており、また話題になることは間違いありません。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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