鬼滅の刃の物語を年表で解説。鬼の誕生から最終決戦までを時系列で解説します。

全般

鬼滅の刃の舞台は大正時代ですが、無惨と鬼殺隊の戦いは大正時代よりももっと前から始まっています。

戦いは約1000年以上も続いており、平安時代ごろからではないかと言われています。

歴史の中には鬼殺隊が壊滅しかけた出来事もあり、時系列を知るとさらに鬼滅の刃の物語を楽しむことができそうですよね。

そこで今回の記事では、鬼滅の刃の物語を時系列順に詳しく解説していこうと思います!

  • 鬼滅の刃の物語を復習したい
  • 時系列で物語を読み解きたい
  • 時代ごとに起きた出来事が知りたい

ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

鬼滅の刃を年表で読み解く

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

鬼滅の刃の舞台は大正時代ですが、鬼の誕生は約1000年前の平安時代です。

物語の中では西暦は判明していないため、今回は時代ごとに分けて鬼の誕生〜最終決戦までを解説していきます!

平安時代

平安時代は792〜1185年まで続きました。

平安時代にはどのようなことが起きていたのでしょうか。

鬼舞辻無惨が誕生する

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

無惨は平安時代に誕生し、病弱な人間だったのです。

20歳まで生きることはできないと言われていた無惨でしたが、そんな無惨を治したいという一心で治療を行う医者がいました。

しかし症状は良くなることはなく、むしろ悪化していることに腹を立てた無惨は医者を殺害。

医者を殺してからしばらくして処方してもらった薬の効果が現れ、無惨は強靭な肉体を手に入れた代わりに鬼となりました。

不老不死でありながらも日光に当たることができなかったため、無惨は次々と鬼を生み出し、日光を克服しようと動き出します。

産屋敷家が鬼殺隊を作る

産屋敷家は無惨と同じ血筋であり、同じ血筋から鬼を生み出したことで産屋敷家は代々病弱で短命となる呪いにかけられてしまいます。

呪いを解くためには鬼の始祖である無惨を倒す必要があり、産屋敷家は無惨を倒すために鬼殺隊を作り上げました。

戦国時代

戦国時代は1467〜1603年まで続きました。

戦国時代にはどのようなことが起きていたのでしょうか。

全集中の呼吸が誕生する

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

鬼と戦うために習得必須とも言える全集中の呼吸ですが、実は誕生したのは戦国時代です。

全集中の呼吸を生み出したのは継国縁壱であり、縁壱は「日の呼吸」を使っていました。

しかし日の呼吸を上手く扱うことができない剣士たちもいたため、縁壱は1人1人に合わせた呼吸法を伝授していたため、多くの呼吸法が誕生したのです。

鬼殺隊が壊滅の危機に

縁壱が無惨と対峙し取り逃がしたのちに、鬼殺隊の柱に近い実力者であった縁壱の双子の兄・巌勝が鬼になったと報告が入ったのです。

さらに巌勝は無惨への忠誠心を見せるため、当時のお館様を殺し、首を無惨に献上します。

巌勝を認めた無惨は、自身を追い詰めた縁壱が使用していた日の呼吸を消滅させるため、巌勝と共に日の呼吸を使える者たちを次々と殺しました。

こうして鬼殺隊から日の呼吸の使い手はいなくなってしまったのです。

江戸時代

江戸時代は1603〜1868年まで続きました。

江戸時代にはどのようなことが起きていたのでしょうか。

十二鬼月が発足

©吾峠呼世晴/集英社 コミック12巻

上弦の参・猗窩座が無惨によって鬼にされる際に、「強い鬼を12体ほど作る」と発言しています。

これは十二鬼月のことを意味しており、猗窩座が鬼になったのは江戸時代の中期とされているため、十二鬼月は江戸時代に発足されたようです。

大正時代

大正時代は1912〜1926年まで続きました。

鬼滅の刃のメインの時代でもあり、立志編〜最終決戦までを炭治郎を中心として見ていきましょう。

立志編

立志編はコミックスでは1〜6巻に当たります。

炭治郎の鬼殺隊入隊から機能回復訓練までを時系列順に見て見ましょう。

竈門家が鬼舞辻無惨に襲われる
©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

ある日、炭治郎の家が鬼による襲撃を受けていて、妹の禰豆子以外の家族はすでに死亡していました。

唯一生き残った禰豆子が目を覚ますと、禰豆子は鬼になってしまっていたのです。

冨岡義勇との出会いで鬼殺隊や鬼の存在を知った炭治郎は、禰豆子を人間に戻るため、鬼殺隊になることを決意しました。

最終選別を突破

鬼殺隊に入隊するためには最終選別という試練で生き残る必要があり、炭治郎は鱗滝左近次の元で修行をすることに。

そして厳しい修行を経て、鬼と戦うために必須とも言える「全集中の呼吸」を習得した炭治郎は最終戦別に挑みます。

規格外の鬼がいたものの、炭治郎は最終選別で生き残ることができ、鬼殺隊に入隊することができました。

浅草で無惨と遭遇
©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

初めての任務を終えた炭治郎が浅草に向かうと、そこには自分の家族を殺し禰豆子を鬼に変えた鬼舞辻無惨の姿がありました。

無惨は普段は人間社会に溶け込んでおり、そばには人間の妻や子供もいたのです。

炭治郎から逃れるために無惨は近くを通った男性を鬼化させ、その場を混乱させ炭治郎の元から姿を消しました。

珠世と愈史郎と出会う
©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

無惨には逃げられてしまいましたが、炭治郎は鬼でありながらも無惨を倒すことを目標としている珠世と愈史郎と出会います。

無惨によって放たれた追っ手が炭治郎たちを苦しめましたが、なんとか打ち倒すことに成功。

炭治郎は無惨を倒すための協力関係を珠世と愈史郎と結び、禰豆子を人間に戻すため、強力な鬼の血を集めるという新しい任務を任されました。

善逸と伊之助と出会う
©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

次の任務に向かう際に、炭治郎は我妻善逸と出会います。

善逸と共に任務に向かった屋敷は鬼の住処となっており、屋敷には善逸と同じく炭治郎と同期である嘴平伊之助の姿がありました。

屋敷の主である鬼・は元下弦の鬼であり、炭治郎は血鬼術に翻弄されながらも響凱を倒します。

伊之助とは一悶着あったものの、その後は共に次の任務へと向かいました。

那田蜘蛛山で累と戦う
©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

善逸、伊之助と共に次の任務先である那田蜘蛛山へと向かった炭治郎。

そこで出会ったのは下弦の伍である累という鬼でした。

累の圧倒的な強さに苦戦する炭治郎でしたが、禰豆子が覚醒し、血鬼術で炭治郎を救います。

あと一歩のところまで追い詰めた炭治郎たちでしたが、累の方が一枚上手で炭治郎たちは再び絶体絶命の危機に。

そんな炭治郎たちの前に現れたのは水柱である冨岡義勇で、義勇は累を討伐し、炭治郎たちは救われたのです。

しかし鬼殺隊でありながら鬼を連れていた炭治郎は、柱合会議にて今後について議論されることになってしまいます。

柱合会議で柱と出会う

柱合会議に参加した炭治郎は、鬼殺隊の主戦力である柱たちと出会います。

柱たちのほとんどは鬼を連れている炭治郎に対して否定的な意見を持っていましたが、鬼殺隊の当主である産屋敷耀哉が現れ、炭治郎たちを認めてほしいと柱たちに訴えかけたのです。

風柱の不死川実弥、蛇柱の伊黒小芭内はそれでも認めない姿勢でしたが、稀血の不死川の血を差し出されても禰豆子は不死川を襲うことはせず、禰豆子は人を襲わないという事が証明されました。

その結果、炭治郎と禰豆子は処罰を受けることはありませんでした。

機能回復訓練を行う
©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

那田蜘蛛山での怪我が回復した後、炭治郎たちは蝶屋敷にて鈍った身体を鍛えなおす機能回復訓練に参加することになります。

訓練を繰り返すことで少しずつ身体の感覚が戻ってきたものの、胡蝶しのぶの継子であり、炭治郎たちの同期でもある栗花落カナヲには勝つことができませんでした。

しかし炭治郎はカナヲに勝つことを諦めず、蝶屋敷の女の子たちの助言を得て、自力で柱やカナヲが習得しているという「全集中の呼吸・常中」の習得の習得に成功。

ついに訓練でカナヲに勝利し、それを見て焦った善逸と伊之助も無事に常中を取得することができました。

無限列車編

無限列車編はコミックスでは7〜8巻に当たります。

炎柱・煉獄杏寿郎と炭治郎たちの無限列車での戦いについて見ていきましょう。

下弦の壱・魘夢と戦う
©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

常中を取得した炭治郎たちは、次の任務地である無限列車へと向かい、炎柱の煉獄杏寿郎と合流します。

しかし無限列車にはすでに下弦の壱である魘夢に心酔していた乗客が紛れ込んでおり、炭治郎たちは魘夢の血鬼術にかかり、眠りに落ちてしまいました。

唯一血鬼術にかからなかった禰豆子の助けもあり、炭治郎は血鬼術を自力で解くことに成功し、仲間たちも解放させます。

炭治郎と伊之助は魘夢と戦い、善逸と禰豆子、煉獄は魘夢の攻撃から乗客たちを守る為に奮闘。

何度かピンチは訪れたものの、炭治郎と伊之助が力を合わせることで魘夢を倒すことができました。

上弦の参・猗窩座と煉獄が戦う
©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

乗客を守り魘夢を倒した炭治郎たちでしたが、満身創痍な状態にもかかわらず、上弦の参・猗窩座が現れたのです。

炭治郎たちを守る為に煉獄が1人で猗窩座と戦いますが、少しずつ不利な戦況に。

煉獄は猗窩座の首を斬るために、炎の呼吸の奥義を繰り出しましたが、猗窩座の攻撃を受けてしまい、致命傷を負ってしまいます。

それでも首を斬ることを諦めずに戦い続け、猗窩座を倒すことはできなかったものの、炭治郎や乗客たちを守り抜いたのです。

もう自分は助からないことを悟った煉獄は、炭治郎たちに自分の想いを託し、息を引き取りました。

遊郭編

遊郭編はコミックスでは8〜11巻に当たります。

音柱・宇髄天元と炭治郎たちの遊郭での戦いについて見ていきましょう。

宇髄、善逸、伊之助と共に遊郭に潜入
©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

無限列車での激闘の後、一時は自信を無くした炭治郎たちでしたが、煉獄から託された想いを繋ぐために再び立ち上がります。

そんな炭治郎たちの前に現れたのは、音柱・宇髄天元でした。

宇髄は遊郭での任務で自身の嫁たちが行方不明になったことで共に潜入してくれる隊士を探しており、炭治郎たちが目に止まり、共に遊郭へと潜入することに。

遊女として内側から探るため、宇髄以外のメンバーで女装をして情報を集めていると、吉原で花魁として活躍している鯉夏花魁が攫われてしまいます。

鯉夏花魁を攫ったのは上弦の陸・堕姫であり、堕姫は遊郭で蕨姫花魁として生活していました。

堕姫は圧倒的な強さで炭治郎を追い詰めましたが、宇髄によって首を斬られてしまいます。

首を斬られても堕姫は消滅せず、堕姫の背中から真の上弦の陸である妓夫太郎が姿を現したのです。

上弦の陸・堕姫&妓夫太郎と戦う
©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

妓夫太郎が姿を現したことで戦況は不利になり、攻撃を防ぐことで精いっぱいの状況になってしまいます。

堕姫と妓夫太郎は同時に首を斬らないと倒すことができないため、炭治郎、善逸、伊之助が力を合わせて堕姫に挑み、首を斬ることに成功しました。

しかし宇髄に致命傷を与えた妓夫太郎が3人に襲い掛かり、絶体絶命の状態に。

そんな中でも炭治郎は勝利を諦めず、油断した2人の隙をついて千載一遇のチャンスを生み出したのです。

チャンスを見逃さず、宇髄や善逸、伊之助も戦線に復帰し、堕姫と妓夫太郎の首を狙います。

首を斬るために渾身の力を込めたとき炭治郎の額に痣が発現し、ついに妓夫太郎の首を斬り、善逸と伊之助も堕姫の首を斬り、同時に斬ることに成功しました。

全員が重傷であったものの、誰1人欠けることなくついに上弦の鬼を倒すことができたのです。

刀鍛冶の里編

刀鍛冶の里編はコミックスでは12〜15巻に当たります。

霞柱・時透無一郎の戦いや、恋柱・甘露寺蜜璃と炭治郎たちの刀鍛冶の里での戦いについて見ていきましょう。

霞柱・時透無一郎と恋柱・甘露寺蜜璃と出会う

遊郭での戦いで日輪刀を破損してしまった炭治郎は、修理のために日輪刀を造る刀鍛冶たちが生活している里へと向かいます。

里では霞柱である時透無一郎と出会いますが、考え方の違いから分かり合うことはできませんでした。

一方で恋柱の甘露寺蜜璃は自身に兄妹が多くいることもあってか、竈門兄妹に対して好意的に受け止めてくれていて、2人を応援してくれたのです。

さらに同期である不死川玄弥と出会いますが、玄弥は上弦の鬼を倒した炭治郎を敵対視しており、炭治郎は歩み寄ろうとしましたが、玄弥からは拒絶されてしまいました。

上弦の肆・半天狗と戦う
©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

刀鍛冶の里の場所が特定されてしまい、上弦の肆・半天狗と上弦の伍・玉壺に潜入されてしまいます。

炭治郎は禰豆子と玄弥と共に半天狗と戦いますが、次々と分身を生み出す半天狗の血鬼術に苦戦。

そんな中、甘露寺が3人の元へと駆けつけて最強の分身である憎珀天の足止めを任され、炭治郎たちは本体の首を斬ろうと奮闘します。

しかし日の出の時間が近づき、影になる場所がなく、炭治郎が日光から禰豆子を守らなければいけない状況に。

炭治郎が自分を守ってしまっているから行動ができないと理解した禰豆子は、炭治郎を蹴り飛ばし、炭治郎へ半天狗の元へ行くように送り出したのです。

日光に焼かれる禰豆子を見た炭治郎は、涙を流しながら里の人に襲い掛かった半天狗の首を斬り、勝利しました。

禰豆子が太陽を克服
©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

太陽によって焼かれてしまったと思われた禰豆子でしたが、なんと禰豆子は太陽を克服。

以前よりも人間の姿に近づき、たどたどしくはあるものの言葉を話せるようにもなったのです。

太陽を克服した瞬間を半天狗が見ており、半天狗を通じて無惨にも禰豆子が太陽を克服したことが知られてしまいました。

禰豆子が太陽を克服したタイミングで鬼の出現が著しく減り、今後の動きについて柱合会議が行われることになります。

柱稽古編

柱稽古編はコミックスでは15〜16巻に当たります。

柱たちに稽古をつけてもらっている炭治郎の様子について見ていきましょう。

柱に稽古をつけてもらう

鬼の出現が減ったタイミングで、鬼との総力戦が迫っていることを察した鬼殺隊は、隊士たちの全体的な能力を向上させようと柱稽古を行うことに。

隊士たちが順に柱のもとに訪れ、稽古をつけてもらうという内容であり、どの柱の稽古もかなり辛いものでした。

炭治郎も遊郭編での怪我の治療が終わったのちに合流し、順調に稽古をこなしていきます。

不死川実弥の稽古でひと悶着あったものの、最も辛いとされていた岩柱・悲鳴嶼行冥の稽古も合格をもらうことができました。

無惨が産屋敷邸を襲撃
©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

柱稽古を行っていたある日の夜、鳴女の能力によって産屋敷邸を見つけることに成功した無惨が、耀哉の前に現れたのです。

耀哉は無惨が来ることを予知しており、慌てた様子もなく無惨と言葉を交わしました。

最期に耀哉は無惨に話を聞いてくれたことに感謝を伝え、あらかじめ準備していた爆薬を使い、自身だけでなく妻や子供も巻き込んだ大爆発を起こしたのです。

鬼である無惨にもダメージを与え、姿を隠していた珠世が現れ無惨に薬を打ちこみました。

その後すぐに耀哉の危機を知って駆けつけた柱や炭治郎たちが集結し、無惨に襲い掛かります。

しかし無惨は鳴女の能力を使い鬼殺隊全員を無限城へと落とし、ついに最後の戦いが始まりました。

無限城編

無限城編はコミックスでは16〜23巻に当たります。

鬼と鬼殺隊との最後の戦いについて見ていきましょう。

無限城編は、上弦の鬼たちと鬼殺隊の戦いを意味することもありますが、ここでは無限城編は、無限城での戦いから無惨との最終決戦までとして解説していきます!

義勇と共に猗窩座と戦う
©吾峠呼世晴/集英社 コミック17巻

無限城に落とされた炭治郎は冨岡義勇と共に無惨を探しますが、2人の前に猗窩座が立ちふさがります。

義勇は猗窩座との戦いの中で痣を発現させ対等に渡り合いますが、徐々に体力が削られ不利な状態に。

そんな中炭治郎は以前父から教わったことを思い出し、「透き通る世界」を習得し、義勇を窮地から救うことに成功します。

猗窩座の攻撃を見極め、炭治郎はついに猗窩座の首を斬りますが、猗窩座は首の弱点を克服。

止めがさせずに追い詰められた2人でしたが、2人の行動を見た猗窩座は人間だった頃の記憶を取り戻し、最後は負けを認め自ら死ぬことを選び消滅しました。

猗窩座を倒した2人は、再び無惨を倒すために無限城内を進みます。

無限城が崩壊

すでに珠世の薬を分解した無惨は、炭治郎と義勇の前に現れました。

無惨の攻撃範囲は上弦の鬼の比ではなく、間合いに入り込むことさえ難しい状況でした。

そんな中、鳴女と交戦していたはずの甘露寺と伊黒が参戦し、無惨は無限城を操る鳴女が愈史郎によって乗っ取られていたことに気付きます。

何とか鳴女を取り戻そうとした無惨でしたが、柱たちからの猛攻を受けなかなか助けに入ることができず、最後は鳴女を諦め自らの手で殺害しました。

鳴女が死亡したことで無限城は崩壊し、ついに無惨を地上に出すことに成功したのです。

無惨との最終決戦に挑む
©吾峠呼世晴/集英社 コミック21巻

無惨との最終決戦が始まりましたが、夜明けまでは1時間以上あり、その間鬼殺隊は無惨を地上に留めなければ勝つことができません。

一丸となって無惨に挑みますが、無惨は圧倒的な力で鬼殺隊を追い詰めます。

多くの隊士が戦線を離脱してしまい、炭治郎もその中の1人でした。

柱を中心として何とか無惨に立ち向かいますが、全員が攻撃を受けてしまい動けない状態に。

それでも無惨を倒すために何度も立ち上がり、夜明けを待ちます。

すると珠世の薬による効果が少しずつ現れ、無惨が著しく弱体化していったのです。

負ける可能性がよぎった無惨は逃げ出そうとしましたが、鬼殺隊や隠が全員で無惨を足止めし、ようやく夜明けを迎え、無惨は太陽によって消滅しました。

炭治郎が無惨により鬼化
©吾峠呼世晴/集英社 コミック23巻

太陽によって消滅したはずの無惨ですが、消滅する直前に自身の血をすべて炭治郎に注いでいたのです。

炭治郎は無惨の血に適応してしまい、鬼となり鬼殺隊に襲い掛かりました。

人を襲う前に炭治郎を太陽によって殺そうとしましたが、炭治郎はすぐに太陽を克服。

そして伊之助に襲い掛かろうとしたとき、人間に戻った禰豆子が炭治郎を止め、意識を取り戻すように必死に訴えかけます。

それでも炭治郎は攻撃を止めませんでしたが、目の前にいる禰豆子を食べようとする様子もなく、炭治郎も必死に抗っているという事が判明。

炭治郎を元に戻そうとする中、鬼を人間に戻す薬を持っていたカナヲが自身の目を犠牲にして攻撃を躱し、何とか薬を打ちこむことに成功したのです。

炭治郎が人間に戻る
©吾峠呼世晴/集英社 コミック23巻

薬の効果で炭治郎は意識を取り戻しますが、戻ろうとする炭治郎を無惨が引き止めます。

無惨に投げかけられた言葉の数々に心が折れかけた炭治郎ですが、共に戦った仲間たちが炭治郎の背中を押し、さらに炭治郎の帰りを待つ人たちの手が差し伸べられたのです。

炭治郎は差し出された手を掴み、目を覚ますとそこには禰豆子や満身創痍であった仲間たちの姿がありました。

意識を取り戻し、無事に人間に戻ることができたことで完全に無惨は消滅し、ようやく鬼のいない世界が訪れたのです。

現代(令和時代)

©吾峠呼世晴/集英社 コミック23巻

最終話では舞台は現代となり、鬼殺隊の子孫たちが暮らしている様子が描かれました。

人物の中には、戦いの中で死亡してしまった隊士と姿がそっくりなキャラクターも登場しており、転生した姿ではないかと考察されています。

炭治郎はカナヲ、善逸は禰豆子、伊之助はアオイと結ばれており、鬼と戦うことなく平和な生活を送っていました。

舞台は大正初期の可能性が高い

鬼滅の刃では大正時代の物語と言うことは判明していますが、西暦までは分かっていません。

ですが、実は舞台は大正初期と言う可能性が濃厚なのです!

大正初期と言われる理由について解説していきます。

浅草で吾妻座が登場する

炭治郎が無惨と出会った浅草で、「吾妻座」に似た建物が登場しています。

これは大正9年(1920年)に焼失しているため、もし描かれたものが吾妻座であった場合は焼失前の時代となる為、1912~1920年の間になります。

最終選別での手鬼の発言

最もヒントとなっているのは、最終選別での手鬼の発言です。

手鬼は炭治郎の師匠である鱗滝によって捕まえられたことを憎んでおり、江戸時代の慶応の頃だったと言っています。

さらに捕まってから47年経過しているとも言っており、整理すると手鬼は47年前の慶応時代(1865~1868年)に捕まったという事になります。

逆算してみると、1912~1915年と言うことになり、大正時代に直すと大正元年~4年の間になります。

まとめ

©吾峠呼世晴/集英社 コミック1巻

鬼滅の刃の物語を時系列順で解説しました。

炭治郎が鬼殺隊に入る前から解散までで、4~5年しかたっていなかったことは驚きですよね!

はっきりとした年表は物語中には登場しませんが、おそらく炭治郎を中心とした物語は大正元年~大正5年(1912~1916年)であった可能性が高そうです。

時系列で物語を読み解きたい!と言う方のお役に少しでも立てていたら嬉しいです。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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