2022年4月16日に幕張メッセで行われた「鬼滅の宴『遊郭編』」の見逃し配信は、4月24日で終了しました。
なお、関連グッズはアニプレックスのサイトより5月8日(日)まで購入可能となっています。
鬼滅の宴『遊郭編』コンテンツ
- Aimer『残響散歌』フルバージョン
- 『遊郭編』生アフレコ【前半】
- キャストトーク
- 『遊郭編』生アフレコ【後半】
- Aimer『朝が来る』フルバージョン
- 『刀鍛冶の里編』PV
1.Aimer『残響散歌』フルバージョン
開演後、キャスト5名によるオリジナルのお芝居が少しあります。
今回参加されたキャストは以下のとおりで、妓夫太郎&堕姫役の声優さんのサプライズ出演はありませんでした。
キャラ名 | キャスト |
---|---|
竈門炭治郎 | 花江夏樹 |
竈門禰豆子 | 鬼頭明里 |
我妻善逸 | 下野 紘 |
嘴平伊之助 | 松岡禎丞 |
宇髄天元 | 小西克幸 |
朗読劇の具体的な内容は「遊郭の戦いで全員生き残って良かった。どんな戦いだったのか振り返ろう」というもの。
ただし、善逸だけは「覚えていない。怖いのは嫌だ」といつもの調子。
お前らとの出会い、道中、そしてあの鬼との戦い、ド派手に語り尽くしてやるぜ!
そこからキャスト紹介の映像が流れ、その後、Aimerさんの『残響散歌』が始まります。
Aimerさんのライブで、しかもフルバージョン。
Aimerさんが会場に来られることは伏せられていましたので、会場からは悲鳴のような歓声がわき上がったようです。
2.『遊郭編』生アフレコ【前半】
宇髄天元と竈門炭治郎が初めて出会った場面
音柱・宇髄天元が炭治郎と初めて顔を合わせた産屋敷邸でのことを話し始めます。
竈門の話が地味にグルグル回ってほとんどの柱が否定的だったなあ。第一印象最悪だったぜ!
俺たちだって蝶屋敷であなたに会ったとき、第一印象「最悪」でした!
ヤベぇヤツが来たと思ったぜ!
宇髄さん、あれは「人さらい」ですからね。次からはやめた方がいいですよ
お前らぁ!ああ言えばこう言う!いいから黙って思い出せ!
「俺たちが行く!」
宇髄天元は遊郭に女の隊員を潜入させるため、蝶屋敷にいる「神崎アオイ」と「なほちゃん」の二人を連れて行こうとしました。
その後、なほちゃんに関しては隊員ではないとわかって(乱暴に)返していますが、隊服を着ているアオイはそのまま連れていくことに。
それを見かねた炭治郎は宇髄にこう言い放ち、伊之助と善逸も続きます。
アオイさんの代わりに俺たちが行く!
今帰ったところだが、俺は力が有り余っている。行ってやってもいいぜ!
アアアアオイちゃんを放してもらおうか。たとえあんたが筋肉の化け物でも、俺は一歩もひひひ引かないぜ
・・・あっそォ、じゃあ一緒に来ていただこうかね。
そして炭治郎・善逸・伊之助の3人は、宇髄天元とともに遊郭へ向かうことになったのです。
遊郭潜入
ここでもオリジナル劇が少し入ります。
人がたくさんいることにビビった伊之助は、その恐怖心を隠すためにいつもの「猪突猛進」でお店の前にいた人たちにわざとぶつかって行き、「自分がいちばん強い」と粋がります。
また、善逸は作中と同じく「綺麗なお姉さんがいっぱいだぁ~」と浮かれ気味。
そこへ慌ててやってきた宇髄天元、二人に一撃ずつ喰らわして連れ戻し、自身の嫁が潜入しているお店へ入れるために女装をさせます。
そしてここで善逸(善子ではなく)が特別に三味線の(エア)演奏を披露し、キャストと会場のみなさんも手拍子。
持ち方や動かし方など、たくさん練習されたそうですが「なかなか音と合わずに大変だった」と、後のトークで明かしていました。
後ろに座っていた炭治郎、いや花江さんが、そんな下野さんを見ながら笑いをこらえるのに必死だったのが面白かったです。
炭治郎 vs 堕姫①
炭治郎の潜入していた「ときと屋」の鯉夏花魁を食べるため、帯に閉じ込めようとしていた上弦の陸・堕姫。
そして鬼の気配に気づいた炭治郎はそこへ向かい、堕姫と戦うことになります。
無限列車編では上弦の参・猗窩座と遭遇したものの、実際には戦っていないので、炭治郎にとってはこれが初の「上弦の鬼戦」となりました。
俺はやれるはずだ。いや、やる!
伊之助&善逸 vs 帯鬼
人間を帯に閉じ込めて保存していた「貯蔵庫」にたどりついた伊之助は、閉じ込められている人たちを次々に救出。
しかし、帯鬼が本体でないことを知って焦ります。
ホントだったらやべぇぞ、戦いに終わりがねえ!
するとそこに伊之助によって帯から救出された善逸が登場し、伊之助の前で初めて技を披露。
お前、ずっと寝てた方がいいんじゃねえか?
炭治郎 vs 堕姫②
最初は押されっぱなしの炭治郎でしたが、堕姫の残虐さに己を忘れるほどの怒りがこみ上げ、その力で堕姫を追い詰め始めます。
「ヒノカミ神楽・灼骨炎陽(しゃっこつえんよう)」
この技に、さすがの堕姫もダメージを喰らいます。
ところが「お兄ちゃん、息をして!」という亡き妹・花子の言葉に我に返り、その場で咳き込んで膝をついた炭治郎。
もしそのまま戦い続けていたら命が危なかったほど、己の体の限界を超えた攻撃をしていたのでした。
禰豆子 vs 堕姫
その炭治郎にとどめを刺そうとする堕姫に対し、箱から飛び出して兄を守った禰豆子。
しかし、相手は『上弦の陸』、同じ鬼でも格が違い、最初は一方的にやられています。
ところがこの戦いの中で、禰豆子の鬼化がどんどん進み、再生速度も上弦に匹敵、少なくとも堕姫を上回るほどの変貌を遂げました。
ちなみにこの場面の生アフレコで鬼頭さんが来ていた羽織には、禰豆子の鬼の紋様がデザインされています。
その後、血を流す人間を見て襲いかかろうとする・・・というところまでで前半が終わり、ここから少しオリジナル劇が入ります。
その後はずいぶん派手に暴れたみてぇだが、竈門が何とかなだめ寝かせたんだったな。大変だったな。
はい。禰豆子になかなか俺の言葉が通らなくて。子供の頃、母さんによく聞かされていた子守歌を歌ったら、やっとおとなしく寝てくれて。
前半最後に妓夫太郎の登場場面があり、「続きは後半で」ということになります。
3.キャストトーク
キャストが交代で休憩を取ることも兼ねたトークコーナー。
今回も2組に分かれ、3人ずつでトークが繰り広げられました。
1組目(小西さん・鬼頭さん・下野さん)
MCは小西さんで、鬼頭さんと下野さんに、前回行われた2019年の「鬼滅の宴」との違いを聞いていました。
前回はオリジナル劇もかなりありましたが、今回は本編の内容がほとんど。
ベテラン声優として、これまで何度も「朗読劇」というものを経験している小西さんですが、いずれも「生アフレコ」「トーク」「バラエティ要素」といったものをバランス良く含んだものだったらしく、今回のような「本編をほぼフル」というものは初めてだったようです。
ちなみに小西さん、宇髄天元と同じ爪にすべく、48歳にしてジェルネイルを初体験。
左目のメイクは前日にしてもらったそうですが、結局一晩で崩れてしまい、本番直前まで直してもらっていたとか。
2組目(鬼頭さん・花江さん・松岡さん)
2組目は、まずオープニングで登場したAimerさんの話題に。
声優さんたちがAimerさんと直接会うのはこの日が初めてで、花江さんは楽屋へ挨拶に行ったそうです。
そしたらAimerさんから「好きです」「Twitterフォローしてもいいですか?」と言われたとか。
他のキャストに比べてセリフが少なめな鬼頭さんは、1組目に続いて2組目にも登場していますが、鬼化が進んだ禰豆子のうなり声はかなり喉を消耗したらしく、松岡さんに「今なら『弱クテゴメンネ』ができるんじゃないですか?」と言われます。
まず本家の松岡さん、そして鬼頭さん、最後に「僕クオリティ高いですよ」と自負する花江さん(本当にクオリティ高かったです)の順にそのセリフを披露。
ただ、元のセリフは「弱クテゴメンネ」ではなく「ゴメンネ弱クッテ」なのですが、本家の松岡さんが最初に「弱クテゴメンネ」と口にされましたので、そこは皆さんで合わせたのかもしれませんね。
尚、この伊之助のセリフを聞いて、舞台裏のスタッフさんが小躍りして喜んでいたことを、後で下野さんが教えてくれました。
4.『遊郭編』生アフレコ【後半】
妓夫太郎登場
いよいよ妓夫太郎が登場し、戦いは後半へ。
宇髄、炭治郎、善逸、伊之助、それぞれの活躍シーンをじっくり見せてくれます。
「俺は君に言いたいことがある。耳を引っ張って怪我をさせた子に謝れ。(中略)自分がされて嫌だったことは人にしちゃいけない」
「血鬼術・円斬旋回・飛び血鎌!」
「複数の方向なら二刀流の俺様に任せておけコラァ!(中略)行くぜ!遅れんじゃねぇぞ、子分ども!」
「獣の呼吸・陸ノ牙・乱杭噛み!」
この後、堕姫の頸を持って走るのですが、松岡さんの息づかいがすごかったです。
そして、
ごめん、ごめん・・・みんな、ごめん
「謝らないでお兄ちゃん。どうしていつも謝るの?(中略)お兄ちゃんならわかってよ。私の気持ちを、わかってよ!」
絶対諦めない
そして最後はテレビアニメの第11話「絶対諦めない」がたっぷり詰め込まれていました。
「譜面が完成した!勝ちに行くぞぉ!!」
「渾身の一撃じゃ足りない!その百倍の力を、ひねり出せ!!ガアアアア!!」
尚、妓夫太郎と堕姫の過去については、ここでは一切触れられていませんでした。
確かに、鬼殺隊のメンバーにとっては、妓夫太郎と堕姫(梅)の過去は知らないことですものね。
「生きてて良かった」
5.Aimer『朝が来る』フルバージョン
最後にまたAimerさんが登場、エンディングテーマの『朝が来る』をフルバージョンで披露してくれました。
6.『刀鍛冶の里編』PV
恋柱・甘露寺蜜璃役の花澤香菜さんと、霞柱・時透無一郎役の河西健吾さんが登場。
私、いたずらに人を傷つける奴にはキュンとしないの
邪魔になるから、さっさと逃げてくれない
尚、その『刀鍛冶の里編』がいつから始まるのかの告知はありませんでした。
まとめ
今回の『鬼滅の宴』は、日本中に鬼滅ブームを巻き起こした「無限列車編」、その次の「遊郭編」が終わって間もない頃ということもあり、イベント参加チケットの抽選倍率はとても高かったものと思われます。
ただ、全国各地でのライブビューイングと、生配信&見逃し配信も行っていたことで、その素晴らしい内容をより多くのファンに楽しんでもらえる配慮がされていたのはとても有り難いことでした。
『遊郭編』の翌日、2022年4月17日に行われた「鬼滅の宴『無限列車編』」につきましては、こちらをご覧ください。
尚、2019年の『鬼滅の宴』については下記の記事で紹介していますので、こちらも是非ご覧ください。
関連記事