出会ったばかりのかまぼこ隊は、戦いを怖がってばかりいる善逸や共闘できずに1人で突っ走ってしまう伊之助に対して、炭治郎が何とかまとめているといった感じでしたよね。
それが多くの鬼との戦いを経験して強くなり、最後には鬼の始祖である無惨との戦いにも柱と共闘できるほどの強さにまで成長しました。
最終決戦時には、階級が丙(ひのえ)になっており、なんと十段階あるうちの上から3つ目になっていたのです!
出会ったときはまだかまぼこ隊の先輩であった村田をいつの間にか追い抜いており、新人としてはものすごい昇級スピードですよね!(村田の階級は庚で上から7番目)
しかも炭治郎は無限城での猗窩座(あかざ)との戦いで、水柱である冨岡義勇に柱に届く実力があるとさえ言われています。
そこで今回の記事では、かまぼこ隊の3人が柱になれたのかどうかを考察してみたいと思います!
- かまぼこ隊の3人は柱になる実力があるの?
- 柱になったときの肩書はどうなる?
- 現役の柱たちとの力の差はどのくらいあるのか?
などが気になった人は、是非この記事を読んでみてくださいね!
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かまぼこ隊とは?
かまぼこ隊とは、炭治郎・善逸・伊之助の3人組のことを意味します。(禰豆子を含めた4人組を意味することもあります!)
炭治郎たちが初めて出会った際に、伊之助が炭治郎の名前を呼び間違えたことが由来となっています。
かまぼこ権八郎!お前に勝つ!!
誰なんだそれは!!
この時の伊之助の「かまぼこ権八郎」という呼び間違えの「かまぼこ」という部分を取って、ファンの人たちが3人のことをかまぼこ隊と呼び始めたみたいです。
ちなみにかまぼこ隊という言葉は公式では使われたことはないため、非公式のものとなります。
柱になる為の条件
柱になる為にはいくつか条件があり、実績が全てではありません。
①階級が甲(きのえ)であること
②鬼を50体以上倒す または 十二鬼月を倒す
甲は十段階ある階級の中で一番上の階級なので、どんなに強い人でもいきなり柱になれる!というわけではないみたいです。
炭治郎たちも最終決戦の前に十二鬼月を柱と共闘ではありますが倒しており、それでも柱になっていないのにはこの条件を満たしていなかったためです。
炭治郎は上弦の陸と肆の討伐にも関係しているのですが、最終決戦時に丙だったので、甲になるにはかなりの時間がかかりそうですね…。
かまぼこ隊は柱になれたのか?
無惨を倒した後は鬼殺隊は解散となり、隊士たちはそれぞれの道を生きることになりました。
もし鬼殺隊が解散しなかった場合、かまぼこ隊は柱になれたのでしょうか?
階級が甲になるという条件を満たしたと仮定し、最終決戦までの功績を踏まえて考察していこうと思います!
竈門炭治郎は柱になれたのか
まずはかまぼこ隊のまとめ役でもある炭治郎から考えてみようと思います。
炭治郎が柱になれた可能性ですが、これまでの功績を考えると柱になる実力があると思います。
鬼殺隊入隊から最終決戦までの功績はこのような感じですね。
・元下弦の陸・響凱を討伐
・下弦の伍・累と禰豆子と共に戦い、善戦
・下弦の壱・魘夢(えんむ)の血鬼術を破り、煉獄、善逸、伊之助、禰豆子と共に討伐
・上弦の陸・堕姫と妓夫太郎を宇髄、善逸、伊之助、禰豆子と共に討伐
・上弦の肆・半天狗を甘露寺、禰豆子、玄弥と共に討伐
・上弦の参・猗窩座(あかざ)を冨岡と共に討伐
・無惨の討伐に大きく貢献
・その他、十二鬼月でない鬼を複数体討伐
さすが主人公、十二鬼月の討伐を何度も経験していますね!
上弦の鬼の討伐数は、作品に登場するキャラ―クターで最も多いのが炭治郎です。
さらに炭治郎は始まりの呼吸である「日の呼吸」を使うことができる唯一の隊士でもあります。
無限城での猗窩座との戦いを目の前で見ていた冨岡は、炭治郎の実力についてこのように評価していました。
お前のその実力は柱に届くと言っても過言ではない
©吾峠呼世晴/集英社 コミック17巻
上弦の参を相手にこれ程…
柱の中でも古参である冨岡に認められ、柱になる為の条件でもある十二鬼月討伐に大きく貢献していることから、階級が甲になれば柱になれる可能性は高かったはずです。
炭治郎が柱になった場合の肩書
炭治郎がもし柱になった場合は、「日柱(ひばしら)」になるでしょう。
炭治郎は日の呼吸だけでなく水の呼吸も使うことができますが、適性が高いのは日の呼吸なため水柱になる可能性は低いと思います。
日の呼吸を使う人が柱になったことがあるかは公式では明らかになっていませんが、ほとんどの柱の肩書が呼吸をもとにしているため、日柱としました。
隊士の呼吸の適性は、日輪刀に現れます。水の呼吸の適性が高い場合は刀身が水色になりますが、炭治郎の日輪刀は漆黒でした。日の呼吸を使っていた縁壱も日輪刀は漆黒だったので、炭治郎は日の呼吸の適性が高いことになります。
我妻善逸は柱になれたのか
次にかまぼこ隊のムードメーカの善逸を考えてみようと思います。
善逸が柱になれた可能性ですが、かまぼこ隊で唯一上弦を1人で討伐に成功しているので柱になる実力があると思います。
まずは善逸の鬼殺隊に入ってからの功績を見てみましょう。
・下弦の壱・魘夢(えんむ)を、煉獄、炭治郎、伊之助、禰豆子と共に討伐
・上弦の陸・堕姫と妓夫太郎を宇髄、炭治郎、伊之助、禰豆子と共に討伐
・新上弦の陸・獪岳(かいがく)を1人で討伐
・無惨の討伐に大きく貢献
・雷の呼吸で新たな型を誕生させた
・その他、十二鬼月でない鬼を複数体討伐
埋め合わせとして上弦になった獪岳ですが、上弦の数字を与えているのは無惨のため、上弦の実力がなかったわけではありません。(鬼になったばかりで血鬼術を使いこなしていないなどはあったかもしれませんが…)
それを1人で討伐しており、炭治郎と同様に善逸も階級が甲になれば柱になっていた可能性は十分あり得ます。
善逸が柱になった場合の肩書
善逸が柱になった場合は、「鳴柱(なりばしら)」になるでしょう。
ほとんどの柱の名前は使っている呼吸の名前をそのまま柱の称号にするのですが、雷の呼吸は鳴柱と呼ばれていたということがファンブックで明らかになりました。
善逸の師範であった桑島慈悟郎(くわじまじごろう)も元柱であり、彼も鳴柱として活躍していたようです。
嘴平伊之助は柱になれたのか
最後はかまぼこ隊の中で好戦的な性格をしている伊之助について見ていきます。
伊之助が柱になれたかどうかですが、伊之助も他の2人同様柱になれた可能性があると思います。
では伊之助の鬼殺隊での功績を見ていきましょう。
・下弦の壱・魘夢(えんむ)を、煉獄、炭治郎、善逸、禰豆子と共に討伐
・上弦の陸・堕姫と妓夫太郎を宇髄、炭治郎、善逸、禰豆子と共に討伐
・上弦の弐・童磨をしのぶ、同期の栗花落カナヲと共に討伐
・無惨の討伐に大きく貢献
・全集中の呼吸を独学で会得し、独自の呼吸を生み出している
・その他、十二鬼月でない鬼を複数体討伐
伊之助も他の2人と同様、十二鬼月の討伐を経験しています。
なんといっても伊之助は炭治郎が会得するのに時間がかかった全集中の呼吸を独学で会得しており、そこから自分の呼吸を編み出していました!
自分の呼吸を編み出した人は何人かいましたが、育手を介さずに全集中の呼吸を身に着けたということが判明しているのは伊之助だけです。
戦闘力だけではなく、漆ノ型のように周りをサポートするような型もあり、柱として十分に活躍できるのではないかと考えられます。
伊之助が柱になった場合の肩書
伊之助が柱になった場合は、「野獣柱(やじゅうばしら)」、「猪柱(いのばしら)」、「獣柱(けだものばしら)」のいずれかになると思います。
他の2人と比べて肩書候補が多い理由は2つあります。
- 獣の呼吸は伊之助が編み出した呼吸であるため、今まで柱になった人がない
- 作中で伊之助が野獣柱と猪柱の2つの案を出していたから
ほとんどの呼吸は使っている呼吸をそのまま柱の肩書とするので獣柱が有力だと思ったのですが、野獣柱と猪柱の方が語呂はいいですよね(笑)
せっかく伊之助本人が案を出しているので、意見を尊重して個人的には猪柱が良いなと思います。
現柱と同じ力はあるのか?
かまぼこ隊が柱になれる実力は十分にあると分かりましたが、歴代の中でも最強と言われた現柱と同じくらいの実力はあったのでしょうか?
柱に近い実力はあれど、かまぼこ隊は現柱たちと比べると実力は少し劣るのではと思います。
十二鬼月の討伐に成功しているかまぼこ隊ですが、善逸の獪岳討伐以外では柱との共闘になっており、柱の力が大きく影響しています。
また、最終決戦の際には痣の発現に柱たちは成功していますが、かまぼこ隊は炭治郎以外は痣を発現させていません。
近い実力はあっても、鬼と戦ってきた経験が柱と比べるとかまぼこ隊には圧倒的に少ないため、さすがに現柱の実力には届かないのでは?と感じます。
現柱は全員が鬼殺隊に入ってからは1年ほどが経過しています。さらにお館様の発言から、少なくとも全員が柱になって半年は経過していることが分かります。そう考えると、戦いの回数はかなりの違いがありそうですね。
まとめ
今までの功績をもとに、かまぼこ隊は次世代の柱になれたのかについて考察してみました。まとめると…
・かまぼこ隊が柱になれた可能性は高い
・炭治郎が柱になった場合、肩書は日柱が有力
・善逸が柱になった場合、肩書は鳴柱
・伊之助が柱になった場合、肩書は猪柱、野獣柱、獣柱のいずれか
・柱になれる可能性は高いが、実力では現柱にはわずかに届いていない
今までの功績を見ると、100年以上倒すことができなかった上弦の鬼の討伐に大きく貢献しており、柱になれる要素は十分に揃っていたと思います。
最終決戦後も、もし鬼殺隊が存続した場合は、空いた柱の席を埋めるとなった場合はかまぼこ隊は最有力候補であることは間違いないでしょう。
1人で強くなっていくのではなく、仲間との共闘でかまぼこ隊の成長を感じられるのも鬼滅の刃という作品の1つの魅力ですよね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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