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『鬼滅の刃』で注目される「毛筆フォント」、書いたのは誰?フォント(書体)の入手方法は?

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©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

『鬼滅の刃』で「毛筆フォント」が使われたシーンといえば、

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

主人公の竈門炭治郎が鬼殺隊本部に連行されたときの「『柱』紹介場面」ですね。

この毛筆書体の力強さが印象的で、しかも『鬼滅の刃』の世界観とマッチしていて、一度見たら忘れられないほどのインパクトがあります。

そしてこの毛筆書体、もちろん、基となっているのは「手書きの毛筆文字」なのですが、既にフォント化されているので、購入すれば誰でも使えるのです(さすがに「無料」ではありません)。

そこで、『鬼滅の刃』で使われたフォントは何という名前なのか、どこで購入できるのか、そして制作したのはどんな人なのかを、紹介していきたいと思います。

『鬼滅の刃』で使われた毛筆フォントについて

使用された毛筆フォント紹介

テレビアニメ『鬼滅の刃』では、下記3つのフォントが使用されています。

いずれも「株式会社昭和書体」によって制作されたもので、もちろん一般販売もされています

フォントイメージ使われた箇所
闘龍(とうりゅう)書体空を舞う若い龍柱の氏名(「煉獄杏寿郎」など)
陽炎(かげろう)書体ゆらゆらと地を這う陽炎柱名(「炎柱」など)
黒龍(こくりゅう)書体暗雲を荒々しく漂う牡の龍一部平仮名(「しのぶ」など)

フォント入手方法

通常、1書体で1万円以上するのですが、「とりあえず、鬼滅の刃で使われているフォントが欲しい!」という人が増えているためか、お得なセット販売をしてくれています。(いずれも2021年8月18日時点のもの)

・株式会社昭和書体『鬼セット』(闘龍+陽炎)税込 3,300円 ※通常の87%オフ

デザインポケット『鬼滅のフォント三書体セット』(闘龍+陽炎+黒龍) 税込 5,500円 ※通常の86%オフ (※10月31日で終了しました)

ちなみに私は「鬼滅のフォント三書体セット」を購入いたしました

フォント名の頭にある「KSW」とは?

フォントをダウンロードすると、各書体の頭に「KSW」というアルファベット3文字が付いています。

これは、制作・販売会社である昭和書体の前身「コーエーサインワークス」の略です。

テレビアニメで実際に使われたシーン

闘龍(とうりゅう)書体:「柱の氏名」に使用

『鬼滅の刃』で主に使われているもので、「柱の氏名」はこのフォントです。

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

「闘龍書体」は、闘争心にあふれ、力がありあまった若い龍が、空を舞うさまをイメージして作られました。力強さ、荒々しさを持ちながらも、堂々と伸び渡る文字が、『龍』にふさわしい雄大なイメージを感じさせます。
力強い筆の運びによって生み出された大胆なかすれが残されている一方で、文字の一画一画は丁寧に描かれており、可読性を損なうことなく、インパクトのある毛筆表現を可能にしています

部分引用:デザインポケット「闘龍書体」

陽炎(かげろう)書体:柱名(右上の『○柱』の部分)で使用

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

なお、「実弥」の「弥」の字だけは「闘龍書体」ではなく「陽炎書体」が使われています。

「弥」だけフォントを変えるとか、ものすごいレベルのこだわりだな。

「陽炎書体」は「デザイン毛筆書体」として揮毫(きごう)された書体で、ゆらゆらと地を這う陽炎をイメージして作られました。
その名の表わすように、画線には、揺らめく炎のようなゆらぎが残っていますが、そうしたデザイン的な画線処理が施されている一方で、ほかの書体に比べて太さの変化が少なく、漢字も一画一画が丁寧に描かれています。
そのため可読性も高く、デザインに毛筆表現を取り入れたいときに使いやすい書体と言えます。

部分引用デザインポケット「陽炎書体」

黒龍(こくりゅう)書体:平仮名など一部分で使用

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

「胡蝶しのぶ」の「しのぶ」のところが「黒龍書体」になっています。

「黒龍書体」は、牡の龍が暗雲立ち込める空を荒々しく漂うさまをイメージして作られました。太い線と細い線が入り混じる緩急のついた画線は、まるで猛々しい龍の感情の抑揚を表わしているかのようです。
正方形の型にはめることを意識しすぎることなく、ダイナミックに描かれた一つ一つの文字は、一見アンバランスにも思えますが、文章として組むとその力強いイメージで見事に調和します。

部分引用デザインポケット「黒龍書体」

これらのフォントを生み出したのは誰?

書家・綱紀栄泉(つなのり・えいせん)氏

これらのフォントは、書家の綱紀栄泉(つなのり えいせん)氏の手によって作られました。

綱紀氏は、本名・坂口綱紀(さかぐち こうき)さんといって、毛筆フォントを制作・販売している株式会社昭和書体の取締役会長・坂口茂樹氏のお父様です。

綱紀氏は昭和10年(1935年)生まれの86歳。(お誕生日は11月18日だそうです)

「父の書く文字を資産として残したい」、茂樹氏のその思いから、毛筆フォントの制作が始まりました。

「字を書いている」のではなく「絵を描いている」

綱紀栄泉氏ご本人が、この毛筆フォントを制作するにあたり「字を書いているのではなく、絵を描いている」と表現されています。

かつては画家を志していた綱紀氏、文字を「絵」としてイメージすることで(このアイデアは茂樹氏によるもの)、様々な書体を生み出すことに成功しました。

また、綱紀氏はフォントとなる文字を描くときに、いわゆる「書道では御法度」な手法も使っています。

  • 一度書いた文字はいじらない → 必要に応じて手直し
  • 書いた部分への付け足しはしない → 流れるような線を付け足して繋げる
  • 書き順(下から跳ね上げる等)厳守 → 逆から書く場合もあり など

いずれも「見栄え」と「統一感」を重視した結果、生まれた手法だそうです。

実際に描かれているときの動画はこちらになります。(『鬼滅の刃』のキャラクター名です)

フォント化した書体が広く世に出回るようになったきっかけ

素晴らしい毛筆書体をいくつも生み出し、地道な営業活動も功を奏して、次第に顧客は増えていきました。

そしてそこから「もっとたくさんの人に知ってもらい、購入してもらう」という大きなビジネスに繋げるため、大きな賭けに出たのです。

それは、綱紀氏の孫である坂口太樹(たいき)氏(昭和書体の現社長)の発案による、「国内最大規模の印刷展示会への出展」でした。

そこでこの毛筆書体に目を留めた企業のひとつが、フォントメーカー大手のモリサワだったのです。

今では「フォントが一人歩き」(良い意味で)

桁違いの販売網を持つモリサワと業務提携することで、テレビ番組のテロップや食品のパッケージなど、ありとあらゆるところで使われるようになった昭和書体のフォント。

そして「鬼滅の刃で使われたフォント」ということから、更に認知度が上がったようです。

こっちの方が先に使われていたんですけどね。(ちなみに「闘龍書体」です)

見覚えのある書体だとは思っていたのだ。ここで「見えるのか?」という突っ込みはご遠慮願いたい。

何か作ってみたくなったので(パワポだけで)作ってみた

右側のコピーは、公式ファンブック『鬼殺隊見聞録・弐』から拝借しました。

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

伊之助のコピーは「陽炎」、名前は「闘龍」です。

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

猗窩座の方は、大きさはちょこちょこ変えているものの、フォントはすべて「闘龍」です。

3書体を同じ字で見比べてみよう

個人的には、無惨はいちばん右の「陽炎」がイメージに合うように思いますが、どうでしょうか?

まとめ

最初にテレビアニメで「柱紹介シーン」を見たときは、「これは誰かが『鬼滅の刃』のために書いたものなんだろうな」と思っていました。

そして、それぞれの『柱』という字を見比べてみて「こんなに同じように書けるものなのだろうか、プロだとそれができるのだろうか」などと思ったりしていたのです。

しかし、「煉獄杏寿」と「時透無一」の「」を何度も何度も見比べて「どう見ても同じだ」と確信し、そこでようやく調べてみてわかったのが「フォント化された文字」ということでした。

綱紀栄泉氏は、ご自分の書体を目にする度に「使ってくれてありがとう」と思っているそうです。

でも「使っている側から『ありがとう』とは言われたことがない。一度ぐらい言ってくれてもいいのに」と笑うお茶目な一面も。

こんな素晴らしい書体を生み出してくださって、本当にありがとうございます!

なお、茂樹氏と太樹氏のインタビューはこちらに掲載されておりますので、是非ご覧ください。

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