2022年4月17日に幕張メッセで行われた「鬼滅の宴『無限列車編』」、見逃し配信は4月24日で終了いたしました。
なお、関連グッズはアニプレックスのサイトより5月8日(日)まで購入可能となっています。
鬼滅の宴『無限列車編』コンテンツ
- オリジナル朗読劇
- LiSA『明け星』フルバージョン
- 『無限列車編』生アフレコ【前半】
- LiSA『白銀』フルバージョン
- キャストトーク
- 『無限列車編』生アフレコ【後半】
- LiSA『炎』フルバージョン
1.オリジナル朗読劇
無限列車の任務から戻って来た炭治郎・善逸・伊之助が、蝶屋敷で療養しているところから始まります。
あんなに前向きだった炭治郎が毎日落ち込んでいるのを見て、その理由が煉獄さんを失ったショックによるものだと思った善逸は、伊之助にも協力をお願いして、炭治郎に無限列車での任務を思い出させないようにしようと約束。
しかしその翌日、炭治郎を元気づけるために善逸が持ってきたみたらし団子を食べた炭治郎が「うまい!」と言うと、
炭吾郎、今のはギョロギョロ目ん玉っぽいな
約束を破った伊之助を、思わず叩いてしまった善逸でした。
その後、炭治郎は少しずつ元気を取り戻し、3人で「ちゃんとあの日の任務のことを振り返ろう」ということになります。
2.LiSA『明け星』フルバージョン
前日の『遊郭編』でAimerさんが登場してくれましたので、『無限列車編』ではLiSAさん登場の期待が高まっていましたが、そのとおり、ライブで歌声を聞かせてくれました。
3.『無限列車編』生アフレコ【前半】
まずは、炭治郎が煉獄杏寿郎と初めて会った産屋敷邸でのことを話し始めます。
裁判の必要などないだろう!鬼を庇うなど明らかな隊律違反!我らのみで対処可能!鬼もろとも斬首する!
「変な人だった」という印象をもって、無限列車で合流することになります。
煉獄杏寿郎と合流
「うまい!」を連発していた煉獄さんに自己紹介する炭治郎。
善逸と伊之助のことも紹介していますが、煉獄さんがこの二人を名前で呼ぶことはありませんでした。
通路を挟んだ席で騒ぐ伊之助とそれをなだめる善逸に向かって、いつ鬼が出るかわからないから危険だと諭す煉獄さん。
そして車掌さんに切符を切ってもらった直後、煉獄さんが最初の鬼を倒します。
しかし、ここはすでに下弦の壱・魘夢の血鬼術にかかっていて、この鬼を倒す場面も夢だったのでした。
それぞれの夢
3人は、それぞれがどんな夢を見ていたのかを話し始めます。
俺はこんな風に禰豆子ちゃんといいことして遊んでたんだ
俺様はお前たち子分と探検してたぜ!
俺は家族との夢だった
ただし、家族と楽しい時間を過ごしていた夢はここでは触れられていません。
生アフレコは、炭治郎が「これは夢だ」と気づいて走り出し、禰豆子に呼び止められたところから始まります。
お兄ちゃんどこ行くの?今日は山菜、いっぱい採れたよ
「ああ、ここにいたいな、ずっと・・・振り返って戻りたいな。本当なら、ずっとこうして暮らせていたはずなんだ、ここで。本当なら、みんな今も元気で、禰豆子も日の光の中で青空の下で・・・でも、もう俺は失った、戻ることは出来ない!」
「ごめん、ごめんなあ、六太、もう一緒にはいられないんだよ。だけど、いつだって兄ちゃんはお前のことを思っているから、みんなのことを思っているから。たくさんありがとうと思うよ、たくさんごめんと思うよ。忘れることなんてない、いつも心はそばにいる。だからどうか・・・どうか許してくれ」
魘夢との対決
家族が自分を責めたてる夢を見せられた炭治郎は、怒りが爆発します。
「言うはずがないだろうそんなことを、俺の家族が!俺の家族を侮辱するなぁ!!」
しかしここで魘夢の頸を斬ったはずが、それはもう本体ではなくなっており、無限列車全体が巨大な鬼となっていたのでした。
ひとりで戦っていた炭治郎が皆を起こすべく走り出すと、そこに伊之助が屋根を突き破って登場。
うぉっしゃあ!爆裂覚醒!!
そして禰豆子と善逸も参戦します。
うーん、うたた寝してる間にこんなことになっていようとは、よもやよもやだ!
煉獄さんは細かい斬撃を入れて鬼の再生を少し遅らせた隙に、炭治郎たちへこの戦いの指示を出します。
この汽車は8両編成だ。俺は後方5両を守る。残りの3両は黄色い少年と竈門妹が守る。君と猪頭少年はその3両の状態に注意しつつ、鬼の頸を探せ!
そして炭治郎と伊之助の二人は、鬼の頸があると感じた前方へ向かいます。
「伊之助、呼吸を合わせろ。鬼の頸を斬るんだ。連撃いくぞ!!」
「ヒノカミ神楽・碧羅の天!」
4.LiSA『白銀』フルバージョン
ここでエンディングテーマの『白銀』をLiSAさんが熱唱。
つまり、最後に歌ってくれるのが『炎』だということですね。
5.キャストトーク
1組目(日野さん、花江さん、鬼頭さん)
今回の「鬼滅の宴」の順番、なぜ『無限列車編』が『遊郭編』よりも後だったのか?
それを不思議に思った人も多かったと思いますが、その理由が日野聡さんのスケジュールの都合だったことを、日野さんご本人がここで明かしてくれました。
また、これは前日の小西さんも言っていたことですが「今回のイベントは生アフレコが多い」。
『鬼滅の刃』の朗読劇イベントは、他の作品に比べてかなり特殊なのかもしれませんね。
そして久しぶりに産屋敷邸でのシーンを演じてみて「(この頃の煉獄さんは)こんなにブッ飛んでたんだな」と改めて思ったそうです。
2組目(鬼頭さん、下野さん、松岡さん)
下野さんと松岡さんは、最初のオリジナル朗読劇で体を使った長いアドリブがあり、そこを熱く語っていました。
「花江さんが羽織と禰豆子の箱を身に付けてくるまでの間のアドリブ」だったのですが、花江さんはもう準備ができているにもかかわらず、しばらく舞台の袖からニヤニヤしながら見ていたのだそうです。
松岡さんの位置からは、出てくる仕草のフェイントをかけてくる花江さんがよく見えていたそうですが、松岡さんの方を見ていた下野さんにはそれがわからず、ひたすら「いつまでこれ(ジャンプ)続けるんだろう」と思っていたとか。
やっと登場した花江さん、いや炭治郎は明らかに笑っていて、数分間ジャンプし続けていた善逸と伊之助は息も絶え絶えだったのでした。
6.『無限列車編』生アフレコ【後半】
前半のシーンで、魘夢のセリフは煉獄さんに細かい斬撃を入れられて「何が!?」と言うところと、最後の断末魔の叫びのみしかありませんでした。
しかし後半の猗窩座との戦いは、ほぼ全シーンを再現してくれています。
そこまでガッツリ再現するのですから、日野さんおひとりの生アフレコなわけはありませんね。
いい刀だ
事前には出演者として名を連ねていなかった猗窩座役の石田彰さんがサプライズ登場します。
「鬼にならないなら殺す」
『柱』と『上弦の参』との激しい戦いに、炭治郎と伊之助は全く動くことができません。
煉獄さんも後輩たちをこの戦いに参加させる気はなく、待機命令を出して二人を従わせています。
煉獄 vs 猗窩座
ここではあえて画像を多く入れていきます。
「生身を削る思いで戦ったとしても、全て無駄なんだよ杏寿郎」
「俺は俺の責務を全うする。ここにいる者は誰も死なせない!一瞬で多くの面積を根こそぎえぐり斬る『炎の呼吸・奥義』!」
「やはりお前は鬼になれ杏寿郎!俺と永遠に戦い続けよう!!」
「心を燃やせ。限界を超えろ。俺は炎柱・煉獄杏寿郎!玖ノ型・煉獄!!」
「破壊殺・滅式!」
「死ぬ!死んでしまうぞ杏寿郎!鬼になれ!鬼になると言え!お前は選ばれし強き者なのだ!!」
「生まれついて人よりも多くの才に恵まれた者は、その力を世のため人のために使わねばなりません。弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です。責任を持って果たさなければならない使命なのです。忘れることなきように。私はもう長く生きられません。強く優しい子の母になれて幸せでした。あとは頼みます」
「母上、俺の方こそ、あなたのような人に生んでもらえて光栄だった!」
「しまった、夜明けが近い。早く殺してこの場を去らなければ。・・・腕が、抜けん。夜が明ける。ここには陽光が差す。逃げなければ。逃げなければ!」
伊之助、動け!煉獄さんのために動け!!
獣の呼吸、壱ノ牙・穿ち抜き!
「逃げるな馬鹿野郎!馬鹿野郎!卑怯者!煉獄さんは負けてない!誰も死なせなかった!守り抜いた!お前の負けだ!煉獄さんの勝ちだ!」
「もうそんなに叫ぶんじゃない。腹の傷が開く。君も軽傷じゃないんだ。竈門少年が死んでしまったら、俺の負けになってしまうぞ。こっちにおいで。最後に少し話をしよう」
「俺がここで死ぬことは気にするな。柱ならば、後輩の盾となるのは当然だ。柱ならば、誰であっても同じことをする。若い芽は摘ませない。俺は信じる。君たちを信じる」
「母上、俺はちゃんとやれただろうか。やるべきこと、果たすべきことを、全うできましたか?」
「立派にできましたよ」
現在地
蝶屋敷の縁側で、炭治郎、善逸、伊之助のみんなが泣いていて、禰豆子が炭治郎を慰めています。
やっぱり何度思い出しても悔しいな。これからもし同じような状況になっても、きっとそこには分厚い壁があって、その先で戦っているもっとすご人がいるんだ。俺はこれから、煉獄さんみたいに、誰かを守れるのかな・・・
言われただろ?「信じる」って!だったらお前のやることはひとつしかねえだろ!
炭治郎、煉獄さんは凄かったけど、炭治郎がいなかったら俺たち今ここにいないよ。今日、あの日の任務を改めて話してそう思った。だからさ、お前なら、俺たちなら、きっとできるから!これからも一緒に頑張って行こうぜ!
二人ともありがとう。そうだよな。ごめん、俺また弱気になっちゃって。これから何があっても、どんなに過酷な任務があっても、煉獄さんから託されたものを胸に頑張る。理不尽に奪わせない、もう二度と、誰も、俺たちと同じ悲しい思いをさせない。心を燃やして。だから、今日だけはさ・・・もうちょっとだけ、泣いていいかな・・・
7.LiSA『炎』フルバージョン
『竈門炭治郎のうた』のメロディーをバックに、それまでの思い出の場面が映し出され、煉獄さんの最後の笑顔のあと、LiSAさんの『炎』が始まります。
無限列車編は、この『炎』までがひとつの作品ですよね。
もうすぐ朝ご飯の時間だな。煉獄さんみたいにたくさん食べて、あの人みたいに強くならなくちゃね
3人で「うまい!!」
みんな、ありがとう。達者でな。心を燃やせ
まとめ
最後、キャストが勢揃いして順に退場していく場面では、猗窩座役の石田彰さんの姿がありませんでした。
これはやはり、煉獄さんと猗窩座が同じ場所に立つことをあえて避けた演出だったのではないかと思います。
しかし、いつもは最後に鬼頭明里さんと一緒に退場する花江さんが、この日は一人で残っていました。
そしてそこに石田彰さんが登場。
お二人は5秒ほど向き合って、それから正面に一礼し、二人で去っていきました。
この「鬼滅の宴-無限列車編」の前日に行われた「鬼滅の宴-遊郭編」につきましては、こちらをご覧ください。
尚、2019年の『鬼滅の宴』については下記の記事で紹介していますので、こちらも是非ご覧ください。
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