
これは、日本一慈(やさ)しい、鬼退治の作中に出てきた”花・植物”を集めて、”花言葉”を調べた記事(お話)である。
みなさん【鬼滅の刃】日々感じてますか?
ド派手に!華やかに!心を燃やしてますか?❀
さて、今回の記事は、【鬼滅の刃】に登場する”花・植物”に注目したいと思います。

【鬼滅の刃】の「花」と言えば、“彼岸花(ひがんばな)”や、“藤の花”が思い浮かぶと思います。
“彼岸花”や“藤の花”の“花言葉”はもちろん、単行本23巻の表紙の竈門禰豆子(かまどねずこ)が持っている花の名前や花言葉を調べてみました。
また、黄色い少年こと、我妻善逸(あがつまぜんいつ)が、今までに禰豆子に渡した花は、いったい何の花なのか?を考察したいと思います!
❁この記事で分かること
- 【鬼滅の刃】に登場する”花・植物”の”花言葉”について
- 単行本23巻の禰豆子が持っている花や“鬼滅”に関係する花について
- 善逸が今までに禰豆子に渡した花について(考察)
題して、
【鬼滅の刃】に登場する
”花・植物”を集めてみました。
花言葉を調べると意味が深かった。
として【鬼滅の刃】に登場する「花・植物」(花言葉)についてご紹介します。
画面に[全集中!]でお付き合いください。

【鬼滅の刃】に登場する“花・植物”と“花言葉”
まずは【鬼滅の刃】代表の「花」、「彼岸花」と「藤の花」について見ていきます。
彼岸花(ヒガンバナ)

「彼岸花」は、「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」や「リリコス」という別名でも呼ばれる球根植物のひとつです。
登場巻数 | [サブタイトル] |
<17巻> | ・第146話[誇り] |
<19巻> | ・第163話[心あふれる] |
<23巻> | ・第204話[鬼のいない世界] |
- ヒガンバナ科ヒガンバナ属の球根性の多年草。
「彼岸花」の別名
- 曼珠沙華(まんじゅしゃげ)
- リリコス
- 地獄花(じごくばな)
- 死人花(しびとばな)
- 葬式花(そうしきばな)
- ハッカケババア、
- 葉見ず花見ず
- 狐花(きつねばな)
- 壱師の花(いちしのはな)
- 痺れ花(しびればな)
など、多くの別名(およそ1,000種類以上)がある。
- 「彼岸花」の名前の由来は、秋の彼岸の頃に咲くことからつけられたとされている。
- 万葉集にも「壱師の花」として和歌が詠まれている。(諸説あり)
- 「曼珠沙華」は梵語(ぼんご)で「紅色の花」を意味する。
[梵語(ぼんご)…古代インドの文語であるサンスクリット。サンスクリット語の別称。]
赤色の彼岸花
- 「想うのはあなた1人」
- 「また会う日を楽しみに」
- 「悲しき思い出」
- 「あきらめ」
- 「独立」
- 「情熱」
- 「転生」
白色の彼岸花
- 「また会うのを楽しみに」
- 「想うはあなた」
黄色の彼岸花
- 「深い思いやりの心」
「赤い彼岸花」には「情熱」という“花言葉”があります。
【鬼滅の刃】で「情熱」と言えば、[炎柱(えんばしら)]煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)が思い浮かびました。

テレビアニメ【鬼滅の刃】の主題歌「紅蓮華」や「明け星」のオープニングやエンディングでは、この「赤い彼岸花」が描かれて登場しますが、原作では「赤い彼岸花」は、以外にも後半の方に出てきました。
【鬼滅の刃】に出てくる[青い彼岸花]は存在する?
作中で重要な役割をもたらす「青い彼岸花」。
平安時代、善良な医者がこの「青い彼岸花」を用(もち)いた薬を使用したことで、鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)という「鬼」が誕生してしまうのですが、

【鬼滅の刃】に出てくる「青い彼岸花」は実際に存在するのでしょうか?
結論から申し上げますと、
「青い彼岸花」は存在しません。
ヒガンバナ科に属(ぞく)する「アガパンサス」や「リリコス・スプレンゲリー」など青っぽいヒバンバナはありますが、どのヒバンバナも、真っ青というよりも、ピンクや、紫色に近い水色なので、青色とは言い難(がた)い…。
また[鬼滅の刃 青い彼岸花]と検索すると出てくる「青色のヒガンバナ」は、どれも画像を加工したもののようです。

ただしこの先、品種改良(ひんしゅかいりょう)がされれば、「青い彼岸花」が誕生する可能性もなくはないと思います。
花が誕生すれば、“花言葉”もつくはず。
たとえば、何年もの月日を重ねて生み出された「青いバラ」には、もともとは「不可能」という“花言葉”がつけられていましたが、何年もの月日を重ね、悲願(ひがん)の誕生により「不可能」という“花言葉”は「夢叶う」という“花言葉”に変わったという事例もあります。

もしも「青いバラ」のように「彼岸花」も、品種改良によって「青い彼岸花」が誕生したら、
私は、
- 「鬼舞辻の探し物」
- 「鬼の探し物」
- 「私の想いも同じ」
- 「永遠」
という“花言葉”をつけたいと思いました。
ちなみに「薔薇(バラ)」は、
登場巻数 | [サブタイトル] |
<3巻> | ・おまけページ |
色や本数よって、“花言葉”の意味が変わってくるらしいです。
赤色のバラ
- 「あなたを愛してます」
- 「愛情」
- 「美」
- 「情熱」
- 「熱烈な恋」
- 「美貌」
白色のバラ
- 「純潔」
- 「私はあなたにふさわしい」
- 「深い尊敬」
- 「純潔」
- 「清純」
ピンク色のバラ
- 「しとやか」
- 「上品」
- 「可愛い人」
- 「美しい少女」
- 「愛の誓い」
青色のバラ
- 「夢叶う」
- 「奇跡」
- 「神の祝福」
黄色のバラ
- 「友情」
- 「平和」
- 「愛の告白」
オレンジ色のバラ
- 「無邪気」
- 「魅惑」
- 「絆」
- 「信頼」
緑色のバラ
- 「穏やか」
- 「希望を持ち得る」
紫色のバラ
- 「誇り」
- 「気品」
- 「尊敬」
緋色のバラ
- 「灼熱の恋」
濃紅色のバラ
- 「内気」
- 「恥ずかしさ」
紅色のバラ
- 「死ぬほど恋焦がれています」
黒色のバラ
- 「貴方はあくまで私のもの」
- 「決して滅びることのない愛」
- 「永遠の愛」
虹色(レインボー)のバラ
- 「無限の可能性」
1本
- 「一目ぼれ」
- 「あなたしかいない」
2本
- 「この世界は2人だけ」
3本
- 「愛しています」
- 「告白」
4本
- 「死ぬまで気持ちは変わりません」
5本
- 「あなたに出会えたことの心からの喜び」
6本
- 「あなたに夢中」
- 「お互いに敬い、愛し、分かち合いましょう」
7本
- 「ひそかな愛」
8本
- 「あなたの思いやり、励ましに感謝します」
9本
- 「いつもあなたを想っています」
- 「いつも一緒にいてください」
10本
- 「あなたは全てが完璧」
11本
- 「最愛」
12本
- 「私と付き合ってください」
13本
- 「永遠の友情」
21本
- 「あなただけに尽くします」
24本
- 「1日中思っています」
50本
- 「恒久」
[*恒久(こうきゅう)…長く変わらないこと。永久。]
99本
- 「永遠の愛」
- 「ずっと好きだった」
100本
- 「100%の愛」
101本
- 「これ以上ないほど愛しています」
108本
- 「結婚してください」
365本
- 「あなたが毎日恋しい」
999本
- 「何度生まれ変わってもあなたを愛する」
いや、多すぎ。
藤(フジ)

登場巻数 | [サブタイトル] |
<1巻> | ・第6話[山ほどの手が] |
<4巻> | ・第27話[嘴平伊之助] |
<11巻> | ・第89話[混戦] |
<16巻> | ・第135話[悲鳴嶼行冥] ・第139話[落ちる] |
<19巻> | ・第162話[三人の白星] |
<23巻> | ・第198話[気付けば] ・第203話[数多の呼び水] ・第205話[幾星霜を煌めく命] |
- マメ科フジ属の蔓(つる)性植物。
- 中国語で柴藤花(しとうか)。
- 山野に自生し、直射日光の射(さ)す場所を好む。
- 「藤」は蔓(つる)植物だが、「朝顔」や「クレマチス」とは違い、成長すると幹(みき)は太くなり、木質化(もくしつか)するので、草花ではなく、蔓(つる)性の花木(かぼく)。
[花木(かぼく)…花が咲く木のこと。]
- 日本では古来から「藤の花」を魔除(まよ)けとして捉(とら)え、縁起の良い花だと考えられていた。
- 一説には「藤」の発音が「不死」「不二」と通じることから由来するとも。
- 藤の花房(はなふさ)は、子孫繫栄(しそんはんえい)の象徴(しょうちょう)とされることもあり、これらのことから、人間に害をなす悪霊や悪いものを除(のぞ)く力があるとされた。
藤(全般)
- 「優しさ」
- 「歓迎」
- 「決して離れない」
- 「恋に酔う」
Wisteria(西洋全般)
- 「welcome(歓迎)」
- 「steadfast(確固たる・しっかりした・忠実な)」
「藤」の花言葉の「決して離れない」は、ツルがしっかり巻き付いて育つ様子からきていて、「歓迎」という花言葉は、「藤の花」が垂(た)れ下がる様子が、頭(こうべ)を垂(た)れて迎(むか)えられるような印象を受けることから付けられているという。
【鬼滅の刃】では、鬼殺隊士(きさつたいし)の休息の場所である「藤の花の家紋の家」がありますね。

「藤の花の家紋の家」では、鬼殺隊を無償で手助けしてくれるので、まさに「藤」の“花言葉”「歓迎」の花言葉がピッタリ合います。
一方で、「藤の花」が垂(た)れ下がる様子から「頭(こうべ)を垂(た)れて」の文章を見て、鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)のパワハラ会議始まりのセリフが思い浮かんだのは私だけでしょうか?(笑)

頭(こうべ)を垂(た)れて蹲(つくば)え、
平伏(へいふく)せよ
「鬼」がなぜ、「藤の花」が嫌いなのか、詳(くわ)しくは作中には描(えが)かれていませんが、「藤の花」は、“魔除け(まよけ)”として捉(とら)えられていることや、“直射日光”が射(さ)す場所を好んだりと、「鬼」が苦手とするようなものばかりなので、または、無惨様が「(藤の花のように)頭を垂れろ」とうるさいから、【鬼滅の刃】の「鬼」は「藤の花」が嫌いになったのではないでしょうか?

竹(タケ)

登場巻数 | [サブタイトル] |
<1巻> | ・第1話[残酷] ・第2話[見知らぬ誰か] ・第4話[炭治郎日記・前編] |
<4巻> | ・第27話[嘴平伊之助] |
<8巻> | ・第66話[黎明に散る] ・第67話[さがしもの] ・第68話[使い手] |
<13巻> | ・おまけページ |
<16巻> | ・第136話[動く] |
<21巻> | ・第186話[古の記憶] |
<22巻> | ・第195話[めまぐるしく] |
1番最初に登場した「竹」は、禰豆子の口枷(くちかせ)に使った「竹」です。
きっと、禰豆子の口枷(くちかせ)に使った「竹」は、冨岡義勇(とみおかぎゆう)さんの水筒(すいとう)だったんじゃないかなって思ってます。
理由は「生殺与奪の権」のときの背景が、竹藪(たけやぶ)っぽくなかったことと、わざわざ山を降りて「竹」を切ってくるのも時間がかかるだろうし…。
- イネ科タケ亜科に属(ぞく)する植物。
- 単子葉(たんしよう)植物イネ科タケ亜科に属する植物の内、成長と共に外皮が剥離(はくり)し、非常に大きく成長する種類の総称。
- 笹(ささ)と混同されやすい。
- 一般的にはあまり知られていないが「竹」も花を咲かせる。
- 認知度が低いのは、何十年(もしくは、何百年)に一度しか咲かず、一度咲いてしまうと枯(か)れてしまったり、咲いても“わかりづらい”ということからだという。

確かに分かりづらい。
イネ科なので、稲っぽい。
竹(全般)
- 「節度」
- 「節操ある」
[節操(せっそう)…自分の信念をかたく守って変えないこと。自分の信じる主義・主張などを守りとおすこと。]
Bamboo(西洋全般)
- 「loyalty(忠誠・忠義)」
- 「strength(強さ)」
- 「steadfastness(不動)」
[忠義(ちゅうぎ)…主君や国家に対して真心をもって仕える・こと(さま)。忠節。忠誠。]

「竹」は硬(かった)くて丈夫で、且(か)つ、しなやかで、曲げることもできたりするから、籠(かご)や、ほうき、楽器にもなるんだ。
いろんな場面で登場してるよ。

フガフガ
第1話[残酷]~
- 禰豆子の口枷(くちかせ)
第2話[見知らぬ誰か]
第4話[炭治郎日記・前編]
- 炭治郎が刀の鍛錬(たんれん)に使った「竹」。
第67話[さがしもの]
- 千寿郎(せんじゅろう)くんがお家の前(煉獄家)の玄関を掃除してた、竹ぼうき。
13巻[おまけページ]
- 趣味の「尺八(しゃくはち)」をピューと吹く、27歳・おとめ座の悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)。
- 長時間吹きすぎて、おばあさんから、ホウキで叩かれたことがあるらしい。

・・・・・・
あとは、背景に「竹」が描かれることが多かった。気がする。木だけに(?)
竹林を背景に登場した人物
- 嘴平伊之助(はしびらいのすけ)
- 時透無一郎(ときとうむいちろう)
- 竈門炭治郎(かまどたんじろう)
- 冨岡義勇(とみおかぎゆう)
- 不死川実弥(しなずがわさねみ)
- 継国縁壱(つぎくによりいち)
- 鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)
- 珠世(たまよ)
ちなみに「藁(わら)」は、
登場巻数 | [サブタイトル] |
<1巻> | ・第2話[見知らぬ誰か] |
<8巻> | ・第66話[黎明に散る] |
<15巻> | ・第131話[来訪者] |
<17巻> | ・第151話[鈴鳴りの雪月夜] |
刀の鍛錬(たんれん)をする際に「竹」以外に「藁(わら)」を巻いた「巻き藁」を使っている[柱]の姿もある。
「巻き藁」を使ってたと思われる人物
- 不死川実弥(しなずがわさねみ)
- 冨岡義勇(とみおかぎゆう)
また、炭治郎の幼少期に父・炭十郎と一緒に「藁(わら)」を使い、「草鞋(わらじ)」を作っている場面がある。
白詰草(シロツメクサ)

登場巻数 | [サブタイトル] |
<1巻> | ・第5話[炭治郎日記・後編] |
<7巻> | ・第55話[無限夢列車] |
- マメ科シャジグソウ属の植物で、クローバーの1種。
- 花の名前の由来は、花が白いことと、かつてオランダからガラス器を輸送する際に、クッションとして箱に詰められていたことが名前の由来だとされている。

白詰草(しろつめくさ)で花の輪(わ)っか作ってあげるよ、禰豆子ちゃん!
俺、本当にうまいのできるんだ!
白詰草・クローバー(全般)
- 「約束」
- 「幸運」
- 「私を思って」
- 「復讐」

白詰草(しろつめくさ)は、葉っぱの枚数によって“花言葉”が変わるんだぜ。
知ってた?
1枚
- 「困難に打ち勝つ」
- 「始まり」
- 「開拓」
- 「初恋」
2枚
- 「素敵な出会い」
- 「平和」
- 「調和」
3枚
- 「愛」
- 「希望」
- 「信頼」
4枚
- 「幸運」
- 「私のものになって」
5枚
- 「財運」
6枚
- 「名誉」
7枚
- 「無限の幸福」
8枚
- 「家内安全」
- 「子孫繫栄」
9枚
- 「神の運」
10枚
- 「完成」
- 「成就」
白詰草は、ポジティブな“花言葉”以外に「復讐(ふくしゅう)」という怖さを感じる“花言葉”もありますが、これは、他の“花言葉”の「私を思って」「約束」したことが裏切られた場合、愛が憎(にく)しみに変わり「復讐」となる、という解釈(かいしゃく)がなされているようです。
※(唐突)妄想タイム
「大人になったらボクのお嫁さんになってね」なんて言いながら、白詰草(クローバー)で作った花冠(はなかんむり)を禰豆子の頭にのせてあげる善逸。
その「約束」が守れなかった時に「復讐」の“花言葉”に変わっていってしまうのかもしれない…。(コワ)

禰豆子ちゃんは
絶っっっっっ対!!
俺が守る!!!
だから安心して
嫁(とつ)いでおいで!!
花冠をした人
- 真菰(まこも)
- 胡蝶しのぶ(こちょうしのぶ)
- 竈門禰豆子(かまどねずこ)
意外と少ない。
松(マツ)

登場巻数 | [サブタイトル] |
<2巻> | ・第8話[兄ちゃん] |
<6巻> | ・第45話[鬼殺隊柱合裁判] |
<7巻> | ・第56話[目覚めろ] |
<14巻> | ・第123話[甘露寺蜜璃の走馬灯] |
<16巻> | ・第137話[不滅] |
<19巻> | ・第168話[百世不磨] |
<20巻> | ・第177話[弟] |
<23巻> | ・第204話[鬼のいない世界] |
1番最初に登場した「松」は、鬼殺隊になるための試験、「最終選別」が終わったあとのお館様のお庭に初登場しました。
1番印象に残ってる「松」は、やっぱり、伊黒小芭内(いぐろおばない)が、山猫みたいに、お館様の庭の「松」に登ったのが印象に残ってます。
大切なことなのでもう1度言います。
『お館様の庭に生えてる「松」の木です』伊黒さんが登ってるのは。

言い方が伊黒さんみたいに
“ネチネチ”してるわね♡
蛇(へび)みたいで素敵~♡
- マツ科マツ属の植物で、おもに北半球に存在する。
- 種類は、世界に100種類ほどあり、大きいものでは50mの樹高のもある。
- 日本には「アカマツ」「リュウキュウマツ」「ゴヨウマツ」「ハイマツ」「クロマツ」「チョウセンゴヨウ」の6種類の自生が見られる。
- 寿命が長いことで知られていて、最高齢のもので5,000歳のものもある。
「松」の名前の由来は、いくつかあり、
- 冬になっても葉は緑のまま、雪や霜(しも)も待つ(まつ)から。
- マツは持つ(もつ)で「久しきを持つ(長生きをする)」から。
- 枝に葉がたくさんまつわりついていることから「まつわる木」が転じた。
- 葉が二股に分かれていることから「股(また)」が転じた。
松(全般)
- 「不老長寿」
- 「同情」
- 「向上心」
- 「哀れみ」
- 「可哀想」
- 「慈悲」
- 「永遠の若さ」
- 「勇敢」
- 「松」の“花言葉”の由来は、真冬でも青々とした葉を茂らせ、寿命も長いことと、縁起物としての位置づけからイメージされ、「不老長寿」「永遠の若さ」「勇敢」「向上心」という花言葉がついたとされている。
- 「哀れみ」「可哀想」「慈悲」「同情」は、ギリシャ神話に基(もと)づくとされている。

日本では、お正月に門松(かどまつ)を
立てる習慣があるでしょ?
あれって、“魔除け(まよけ)”の意味があるらしいの♡
それから、えーっと、あ!
ギリシャ神話のお話の内容はね、
とある女神様が、叶わぬ恋の相手を
「松」変えてしまったっていうお話みたいよ。
恋が叶わなかったのね…。
とても悲しいわ…。
桃(モモ)

登場巻数 | [サブタイトル] |
<4巻> | ・第33話[苦しみ、のたうちながら前へ] ・第34話[強靭な刃] |
<7巻> | ・第55話[無限夢列車] |
- バラ科モモ属の植物。
- 別名「花桃」。
- 縄文時代よりも前から日本では「桃」が栽培されていたが、江戸時代までは甘い品種がなく、主に観賞用や薬用として利用されていた。
- そのあとは、甘い品種が渡ってきたことで、品種改良が盛んに行われ、観賞用の「花桃」と食用の「実桃」に分けられた。
桃(全般)
- 「私はあなたのとりこ」
- 「気立てのよさ」
- 「恋のとりこ」
- 「チャーミング」
フランス
- 「辛抱」
- 「忍耐」
桃の実
- 「天下無敵」

日本神話の言い伝えで、イザナギノミコトが“鬼”に「桃」の実を投げて追い払ったことから「天下無敵」の“花言葉”がつけられたんじゃないかって言われているよ。
桃の実を投げたのは、獪岳(かいがく)です。
桃の実を投げつけられたのは善逸です。
善逸は鬼ではありません。(立場が逆?)
柿(カキ)

登場巻数 | [サブタイトル] |
<5巻> | ・第38話[本物と偽物] ・おまけページ |
- カキノキ科カキノキ属の植物。
- 世界に分布するカキノキ属植物は、約500種にもなると言われている。
「柿」の名前の由来は、いくつかあり、
- 「堅(カタキ)」が語源で、果実が硬(かた)いことが由来という説。
- 「輝き(カガヤキ)」という「柿の実」の表面がツヤツヤと光っていることが由来という説。
- 「アカキ」が語源とされている、「赤い実」が由来という説。
柿の諺(ことわざ)
- 「柿が赤くなると医者が青くなる」という諺(ことわざ)がある。

「柿」(実)には、
風邪をひきにくくする“ビタミンC”が多く含(ふく)まれていてます。
ですので「柿」の収穫(しゅうかく)の季節、「柿」を食べる頃には病人も減り、医者は仕事がなくなって困ることから、『柿が赤くなると医者が青くなる』みたいですよ。

青い…大丈夫か?

アオイ?ですか?
アオイは今、
昼食を作ってくれていますが?
何かご用ですか?

・・・・・・
※義勇さんは「しのぶの顔が青い」から心配して「大丈夫か?」と声をかけた体(てい)で。
柿(全般)
- 「自然美」
- 「優しさ」
- 「知恵」
- 「優美」
- 「恵み」
- 「広大な自然の中で私を永遠に眠らせて」

これを

「柿」ですね。
アオイに切ってもらうより、
そのまま皮ごと食べることをお勧(すす)めします。
「柿」の皮にも沢山、栄養が含(ふく)まれてますので。

・・・・・・
※義勇さんは「しのぶの顔が青い」から心配して「柿」を差し出すも、会話がかみ合わない体(てい)で。
榊(サカキ)

登場巻数 | [サブタイトル] |
<5巻> | ・第39話[走馬灯の中] |
<15巻> | ・第130話[居場所] |
これは考察ですが、炭治郎の「走馬灯の中」で、幼き日の炭治郎が手に持っている、植物は「榊(サカキ)」ではないかと思いました。
理由は下の概要・花言葉から。
- モッコク科サカキ属の植物。
- 神棚(かみだな)に供えたり、神社の社頭に飾られたり、日本の伝統的な行事によく登場し、神事の玉串として利用されることで知られている。
[神事(しんじ・かみごと)…神に関するまつりごと、儀式。]
[玉串(たまぐし)…神道の神事において参拝者や神職が神前に捧げる紙垂や木綿をつけた榊の枝である。]
- 「榊(サカキ)」は古くから、あの世とこの世、そして神と人を分けるための境界を示す木とされてきた。
- この意味から「境木」が転じて「榊(サカキ)」と名付けられたと考えられている。また、先端の尖(とが)っている植物は、神が降りる依代(よりしろ)とされることも、神事に利用されてきた理由のひとつ。
[依代(よりしろ)…神霊が寄りつくもの。神霊は物に寄りついて示現(じげん)されるという考えから、憑依(ひょうい)物としての樹木・岩石・動物・御弊(ごへい)など。]
- 江戸時代には月に2度、神棚(かみだな)に飾った「榊(サカキ)」を取り換(か)える習慣があった。
榊(全般)
- 「控えめな美点」
- 「揺るがない」
- 「神を尊ぶ」

小さい頃、父さんの真似(まね)をして「ヒノカミ神楽」を舞ったんだ。
そのとき禰豆子は、でんでん太鼓を持ってたよ。

んんー

うちは火の仕事をするから、怪我(けが)や災(さいわ)いが起きないよう、年の始めは、“ヒノカミ様”に舞いを捧(ささ)げて、お祈りしてたんだ。
父さんが舞う「ヒノカミ神楽」は、カッコよかったな。

んっんー♡
睡蓮(スイレン)

登場巻数 | [サブタイトル] |
<5巻> | ・第41話[胡蝶しのぶ] |
<16巻> | ・第140話[決戦の火蓋を切る] ・第141話[仇] ・第142話[蟲柱・胡蝶しのぶ] |
<17巻> | ・第143話[怒り] |
<18巻> | ・第157話[舞い戻る魂] ・第160話[重なる面影・蘇る記憶] |
<19巻> | ・おまけページ ・第163話[心あふれる] |

「睡蓮」と言えば
「モネ」が有名だよな。

もね?…ですか?

フランスの画家よ!
- スイレン科スイレン属の水生植物。
- 別名:「羊草(ヒツジグサ)」「ナイルの花嫁」。
- フランスの画家、クロード・モネが、水生植物の「睡蓮」を題材に描いた一連の絵画の総称。
- 花の名前の由来は、朝に咲いて夕方に閉じる「睡蓮」の花の生態が由来とされていて、「睡眠をとる蓮(ハス)の花」が語源となり「睡蓮」となった。
- また、別名「ナイルの花嫁」は、「睡蓮」が、ナイル川の河畔(かはん)に1年中咲いていることが由来とされている。
[河畔(かはん)…川のほとり。かわばた。かわぎし。]
睡蓮(全般)
- 「清純な心」
- 「信頼」
- 「無垢」
- 「愛情」
- 「信仰」
- 「冷淡」
- 「終わった愛」
- 「滅亡」
白色のスイレン
- 「純粋」
- 「純心」
- 「潔白」
ピンク色のスイレン
- 「信頼」
黄色のスイレン
- 「優しさ」
- 「甘美」
「清純な心」「信頼」「愛情」は、大事なものを包んでいるように咲く花の姿が由来。
「信仰」は、古代エジプトでは「睡蓮」が「復活の儀式」や「葬儀(そうぎ)」などに用いられていたことが由来。
「冷淡」「終わった愛」「滅亡」は、ギリシャ神話の美しい妖精、ニンフと英雄のヘラクレスのお話が由来。

お前ら「睡蓮(スイレン)」と
「蓮(ハス)」の違いわかるか?

違いですか??

えっ💦違い?えーっと…💦
ふわぁーってなってるのが
「睡蓮(スイレン)」で、
ひゅってなってるのが
「蓮(ハス)」かしら?💦

???
睡蓮(スイレン) | 蓮(ハス) | |
科 ・ 属 | スイレン科 スイレン属 | ハス科 ハス属 |
特 徴 | 浮揚性植物 水面に葉を浮かべる | 挺水植物 水面から葉を立ち上がらせる |
花 | 水面に咲く 花弁:細長くシャープ | 水面よりも上の方で咲く 花弁:幅広で丸みがある |
葉 | 水面に浮かぶ 葉に切れ込みがある | 水面よりも上の方にある 葉に切れ込みがない |

あらやだ💦違ったわ💦
ふわぁーってなってるのが
「蓮(ハス)」で、
ひゅってなってるのが
「睡蓮(スイレン)」ね!

???
ちなみに「蓮(ハス)」の花言葉は、
- 「清らかな心」
- 「休養」
- 「神聖」
- 「雄弁」
- 「沈着」
- 「離れていく愛」
- 「救済」

俺は、“万世極楽教(ばんせいごくらくきょう)”の教祖(きょうそ)なんだ。
信者の皆(みんな)と幸せになるのが、俺の務(つと)め。
上弦の弐(じょうげんのに)の童磨(どうま)との戦いで、「睡蓮(スイレン)」のようなものがありましたが、「水面よりも高い」ところに「花」が咲いており、「蓮(ハス)」かな?と思いましたが、葉っぱには「切れ込み」があったので、「睡蓮」だと思います。

その花、「睡蓮(スイレン)」でも「蓮(ハス)」でもなく、偽物(にせもの)ではないですか?
感情が芽生えたなんて嘘を吐く主人にそっくりな花ですよ、きっと。

あ!しのぶちゃん!

気色悪いので、
名前呼ばないでください
瓢箪(ヒョウタン)

登場巻数 | [サブタイトル] |
<6巻> | ・第45話[鬼殺隊柱合裁判] ・第50話[機能回復訓練・後編] |

しのぶ様はよく、カナヲさんに稽古(けいこ)をつけるとき、「瓢箪(ひょうたん)」を吹かせていました。
しかもこの「瓢箪(ひょうたん)」は、特殊ですから、通常の「瓢箪(ひょうたん)」よりも、硬(かった)いです。
この硬(かった)い「瓢箪(ひょうたん)」を吹いて破裂させてました。
- ウリ科ユウガオ属の植物。
- 別名:ヒサゴ(瓢、瓠、匏)・葫蘆(コロ)・なりひさご・ふくべ
- ヒョウタンの実を加工して作られるも容器も「ひょうたん」と呼ばれる。
- 「瓢箪(ヒョウタン)」の花は、白色で、夕方から朝方にかけて花を咲かせる夜開性植物。

「瓢箪(ひょうたん)」の実は、食べることもできますが、その味はとても苦く食べれるものではありません。
日本では乾燥させて入れ物などで使われることが多いそうですよ。
機能回復訓練(きのう‐かいふく‐くんれん)では、全集中の呼吸・常中(じょうちゅう)を鍛(きた)えるために使いました。
あとは鎮痛薬(ちんつうやく)(痛み止め)が入った水を「瓢箪(ひょうたん)」に入れて持ち歩いています。
鬼殺隊(きさつたい)柱合裁判(ちゅうごう‐さいばん)では、炭治郎くんに使いました。
瓢箪(全般)
- 「幸福」
- 「平和」
- 「繁栄」
- 「利得」
- 「夢」
- 「円満」
- 「手に負えないほどの重さ」
「瓢箪(ひょうたん)」の花言葉の「夢」と「手に負えないほどの重さ」をみて、なぜか「胡蝶の夢」を思い浮かべました。
胡蝶しのぶの姉・胡蝶カナエの「鬼と仲良くする夢」をずっと1人で抱えてきた、しのぶ。
- 『鬼が人を殺しといて可哀想?そんな馬鹿な話はない』
- 『でもそれが姉の願いだったら私が継がなければ』
- 『姉が好きだと言ってくれた笑顔を絶やすことなく』
「手に負えないほどの重さ」の「夢」。

梅(ウメ)

登場巻数 | [サブタイトル] |
<6巻> | ・第46話[お館様] |
<11巻> | ・第97話[何度生まれ変わっても(後編)] |
<14巻> | ・第123話[甘露寺蜜璃の走馬灯] |
<16巻> | ・第137話[不滅] |
- バラ科サクラ属の落葉高木、またはその果実のこと。
- 果実を利用する品種は「実梅(みうめ)」として扱われ、未熟なものは有毒。
- 日本では6月6日が「梅の日」とされている。
- 奈良時代頃まで「梅(ウメ)」が「お花見」の定番だった。

昔の「お花見」は「サクラ」じゃなくて「ウメ」だったらしいわ!
桜餅(さくらもち)じゃなくて、梅餅(うめもち)ってことね!

花より団子
食いしん坊
[花より団子(はなよりだんご)…花を見るより、団子を食べる方がいい。風流より実利を重んじること。ことわざ。]
梅(全般)
- 「上品」
- 「忠実」
- 「忍耐」
- 「高潔」
梅(西洋)
- 「Keep your promise(約束を守る)」
- 「fidelity(忠実)」
- 「beauty and longevity(美と長寿)」
紅梅(赤・ピンク)
- 「あでやかさ」
白色の梅
- 「気品」
宇髄天元(うずいてんげん)の左目のメイクも、梅っぽい。紅梅っぽい。

地味なんだよ顔が。
派手さ、華やかさ、
「あでやかさ」が欲しいだろ?
そして、
宇髄天元と戦った上弦の陸(じょうげんのろく)・堕姫(だき)の人間の時の名前は「梅」で、周囲からは「白梅(しらうめ)」ちゃんと呼ばれていた。

- 「美しく」強い「鬼」は何をしてもいいのよ…!!(美と長寿)
- お兄ちゃんとも「約束」したんだから。(約束を守る)
- [柱]を倒せば、あの方に喜んで戴(いただ)けるわ。(忠実)

団栗(ドングリ)

登場巻数 | [サブタイトル] |
<7巻> | ・第55話[無限夢列車] |
<22巻> | ・第196話[私は] |
<23巻> | ・第205話[幾星霜を煌めく命] |

こっち来い!ホラ!!
ツヤツヤのドングリやるから!
ホラ!!

ふんふん
- 広義(こうぎ)には、ブナ科の果実の俗称(ぞくしょう)。
[広義(こうぎ)…1つの言葉の持つ意味の範囲に幅があるとき、広い方の意味。]
[俗称(ぞくしょう)…正式の名前ではないが、世間一般に通用している名称。通称。]
- 狭義(きょうぎ)には、クリ、ブナ、イヌブナ以外のブナ科の果実。
[狭義(きょうぎ)…ある言葉が広い意味範囲と狭い意味範囲をもつとき、その狭い方の意味。]
- ドングリの帽子のように見える部分は「殻斗(かくと)」という。
- 「殻斗(かくと)」は、栄養を実(種子)に行き渡らせる役割を担(にな)っている。
伊之助は、下弦の壱・魘夢(えんむ)の見せる夢の中で、うさぎの禰豆子(ピョン子)にツヤツヤのドングリを渡してるが、第196話[私は]では、禰豆子が伊之助からもらっている記憶が残っており、夢の中だけではなく、現実でも渡していたことが窺(うかが)える。
現実でも渡したと思われるドングリは、きっと、禰豆子が太陽を克服(こくふく)した後に伊之助が、ひたすら自分の名前を覚えさせて、うまく言えたご褒美(ほうび)にあげたのではないかと思ってます。

親分(おやぶん)いのすけ!

おやぷんいもすけ
ドングリ(全般)
- 「永遠の愛」
- 「もてなし」
- 「愛は永遠に」
- 「勇敢」
第205話[幾星霜を煌めく命]では、伊之助が「ドングリ」で作ったネックレスのようなものをアオイに渡しているように窺(うかが)える。
(愛の告白かしら♡)
きっと「ドングリ」のネックレスの作り方は、善逸と禰豆子の2人に教わったんじゃないかな、と勝手に想像して『ムフフ』てます。
紅葉(モミジ)

登場巻数 | [サブタイトル] |
<8巻> | ・第66話[黎明に散る] |
<14巻> | ・第119話[よみがえる] |
<23巻> | ・第205話[幾星霜を煌めく命] |
- ムクロジ科カエデ属の落葉低木の楓(かえで)の仲間。
モミジの種類は、いは大きく分けて
- 「イロハモミジ」
- 「ヤマモミジ」
- 「オオモミジ」
の3種類。
- 一般的には「イロハモミジ」を指すことが多い。
モミジ(全般)
- 「美しい変化」
- 「遠慮」
- 「隠棲」
- 「隠退」
- 「大切な思い出」
- 「非凡な才能」
- 「自制」
[隠棲(いんせい)…俗世間をのがれて静かにくらすこと。隠栖。]
[隠退(いんたい)…社会的な役職から身をひくこと。退隠。]
イロハモミジ
- 「大切な思い出」
- 「美しい変化」
ヤマモミジ
- 「遠慮」
- 「自制」
- 「節制」
- 「大切な思い出」
- 「美しい変化」
オオモミジ
- 「調和」
- 「美しい変化」
- 「遠慮」
- 「約束」
- 「謹慎」
- 「大切な思い出」
- 「自制」
お館様(耀哉(かがや)・輝利哉(きりや))の背景、刀鍛冶の里(かたなかじのさと)編では、時透無一郎(ときとうむいちろう)の日輪刀(にちりんとう)の前担当者の刀鍛冶(かたなかじ)、鉄井戸(てついど)さんの背景に描かれていて、「紅葉(モミジ)」全体の“花言葉”の「隠退」の「社会的な役職から身をひくこと」の意味が強調されているように感じました。

私ももう長くは生きられない。
近いうちに杏寿郎や、
皆(みんな)のいる…黄泉の国(よみのくに)に行くだろうから。
鉄井戸「儂(わし)ももう長くはない。命を惜(お)しむ歳(とし)ではないが、どうにもお前さん(無一郎)が気がかりじゃ」

銀杏(イチョウ)

登場巻数 | [サブタイトル] |
<14巻> | ・扉絵[無一郎の無] ・第118話[無一郎の無] ・第119話[よみがえる] |
<21巻> | ・第179話[兄を想い弟を想い] |
- イチョウ科イチョウ属の落葉高木の裸子植物。
- 別名:ギンナン(銀杏)・ギンキョウ(銀杏)・ギンナンノキ。
- 「イチョウ」は約2億年前から存在する「生きた化石」と呼ばれている。
- 太古の昔には世界中で自生したと考えられているが、現在は中国原産の1種類のみ。
イチョウ(全般)
- 「荘厳」
- 「長寿」
- 「鎮魂」
[荘厳(そうごん)…(宗教的な)重々しさがあって立派なこと。見事でおごそかなこと。]
[鎮魂(ちんこん・たましずめ)…人の魂(たましい)を鎮(しず)めること。]
「イチョウ」は、時透無一郎と兄・有一郎が、一緒にいるときに描かれていることが多い。気がする。

僕は幸せになるために
生まれて来たんだ。
幸せは、命の長さではない。
家族と過ごした時間、仲間のために命をかけて戦ったこと。
ささやかな喜びの中で
精一杯に生きた僕は、幸せなんだ。

ちなみに、第118話[無一郎の無]の無一郎くんの記憶が戻った場面で「両親が死んだのは十歳の時だ」のセリフの後ろに咲いている花は、「ハクサンイチゲ」かなと思いました。
「ハクサンイチゲ」の花言葉は、
- 「幸せを招く花」
桜(サクラ)

登場巻数 | [サブタイトル] |
<17巻> | ・第147話[小さな歯車] |
<19巻> | ・第163話[心あふれる] |
<22巻> | ・第188話[悲痛な恋情] |
<23巻> | ・扉絵[幾星霜を煌めく命] ・第204話[鬼のいない世界] ・第205話[幾星霜を煌めく命] |
- バラ科サクラ属の落葉高木、または低木。
- 日本に自生する「桜(サクラ)」の原種は約9種類。
- 自然交雑でできた品種や、人工的に作られた品種も含めると、600種類以上あると言われている。
「桜(サクラ)」の別名
- 「曙草(あけぼのそう)」
- 「徒名草(あだなぐさ)」
- 「夢見草(ゆめみぐさ)」
- 「手向け花(たむけばな)」
桜(全般)
- 「精神美」
- 「優美な女性」
- 「純潔」
- 「私を忘れないで」
染井吉野(ソメイヨシノ)
- 「純潔」
- 「優れた美人」
山桜(ヤマザクラ)
- 「あなたに微笑む」
- 「淡泊」
冬桜(フユザクラ)
- 「冷静」
枝垂桜(シダレザクラ)
- 「優美」
- 「ごまかし」
八重桜(ヤエザクラ)
- 「豊かな教養」
- 「おしとやか」
河津桜(カワヅサクラ)
- 「思いを託します」
- 「純潔」
江戸彼岸(エドヒガン)
- 「心の平安」
大島桜(オオシマザクラ)
- 「心の美しさ」
- 「純潔」
寒緋桜(カンヒザクラ)
- 「高尚」
- 「心の美」
- 「愛国心」
- 「優れた美人」
- 蝶屋敷に咲いている「桜」は「必勝」という名がついている。

初代・花の呼吸の剣士が
植えた桜の木なんだって。
“必勝”っていう
名前がつけてあるの。

へぇ!!
カッコいいなぁ。
蝶屋敷に咲いてた花・植物(考察)
躑躅(ツツジ)or皐月(サツキ)
登場巻数 | [サブタイトル] |
<8巻> | ・第70話[人攫い] |
<15巻> | ・第131話[来訪者] |
煉獄杏寿郎の死から4ヶ月が過ぎようとしていた場面。(第70話[人攫い])
炭治郎、善逸、伊之助の3人が、蝶屋敷3人娘(きよ・すみ・なほ)と一緒に協力をしながら鍛錬(たんれん)をしている、蝶屋敷の庭にある花は「ツツジ」または「サツキ」ではないかと思いました。

- ツツジ科ツツジ属の植物。
- 主にアジアに広く分布し、ネパールの国花となっている。
- 漢字の「躑躅」の「躑(てき)」は『たたずむ、行きなやむ、あしぶみする』、「躅(ちょく)」は『あしずりする、あがく』といった意味で「躑躅(てきちょく)」とは、『歩行の進まない状態、あしぶみ』を意味する。
- 中国語では「躑躅(てきちょく)」を『彷徨う、徘徊する』という意味がある。
- 昔「ツツジ」を食べた羊が、足踏みをして、徘徊して死んでしまったことから漢字の「躑躅(てきちょく)」がつけられたという。
ツツジ(全般)
- 「節度」
- 「慎み」
赤色のツツジ
- 「恋の喜び」
白色のツツジ
- 「初恋」
アザレア(英語)
- 「temperance(節制、禁酒)」
- 「take care of yourself for me(私のためにお体を大切に)」
- 「fragility(もろさ、はかなさ)」

- ツツジ科ツツジ属の植物。
- 旧暦でいう皐月(さつき)(5月)に花が咲くことから「サツキ」という名前がつけられた。
- 「サツキ」は「ツツジ」の仲間で見た目も「ツツジ」とよく似ているが、おおまかに分類すると、4月から5月上旬あたりにかけて早く咲くものを「ツツジ」、遅く咲くものを「サツキ」と分けている。
サツキ(全般)
- 「節約」
- 「協力」
- 「幸福」
- 「貞淑」
- 「節制」

1人じゃないことは、
幸せなことだと思う。
「サツキ」の“花言葉”の「協力」と「幸福」の意味をみて、炭治郎たちが「協力」しながら、鍛錬(たんれん)をする場面にピッタリだと思いました。
そう、1人じゃない。みんながいる「幸せ」。
鍛錬をする炭治郎たちの近くにある蝶屋敷に咲いている花は「サツキ」なのかもしれない。
躑躅(ツツジ) | 皐月(サツキ) | |
開花時期 | 4月~5月 | 5月~6月 |
花 | 大きめ | 小さめ |
葉 | 大きめ 楕円形で丸っぽい | 小さめ ツヤがあり、 葉先はやや尖っている |
新芽 | 花よりも先に出る | 花が散ってから出る |
第131話[来訪者]では、カナヲが「師範(しはん)、お戻りでしたか」と胡蝶しのぶに声をかけている後ろに「ツツジ」または「サツキ」のような花が咲いている。
花が大きいから「ツツジ」かもしれない。
紫陽花(アジサイ)

登場巻数 | [サブタイトル] |
<8巻> | ・第70話[人攫い] |
- アジサイ科アジサイ属の落葉低木の1種。
- 5月~7月に開花、6月~7月上旬頃(ちょうど梅雨(つゆ)の時期)に見ごろを迎える。
- 別名:「七変化」
- 「アジサイ」の花色が変わるメカニズムは、酸性の土壌では、青色、中性・アルカリ性の土壌では赤色が強く出る。
- 青、ピンク、白、紫色などの花に見える部分は、実は花びらではなく「がく」が大きく発達したもの。
「紫陽花」の別名の「七変化」をなぜか知っていたので、擬態(ぎたい)が巧(うま)い鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)みたいだなぁ、と思って『鬼舞辻無惨の擬態』についての記事のアイキャッチ画像を「紫陽花」にしたのを思い出しながら、ここの記事「紫陽花」の“花言葉”を調べていると、なんと「紫陽花」の「誕生花」が「6月3日」、『6(む)3(ざん)』だったのです。

自分で自分が怖くなりました。
アジサイ(全般)
- 「移り気」
- 「浮気」
- 「無情」
- 「家族」
- 「団らん」
- 「和気あいあい」
アジサイ(西洋)
- 「heartlessness(冷酷)」
- 「boastfulness(高慢)」
- 「You are cold(あなたは冷たい人」
[高慢(こうまん)…自分が優れていると思って、他をあなどる・こと(さま)。]
青色のアジサイ
- 「辛抱強い愛情」
- 「冷淡」
- 「あなたは美しいが冷淡だ」
- 「無情」
- 「清澄」
- 「知的」
紫色のアジサイ
- 「謙虚」
- 「清澄」
- 「神秘的」
ピンク色のアジサイ
- 「元気な女性」
- 「強い愛情」
白色のアジサイ
- 「寛容」
- 「一途な愛」
ガクアジサイ(原種は青)
- 「謙虚」
アナメル(緑色の品種)
- 「ひたむきな愛」
ちなみに、「紫陽花」が登場した場面は、宇髄天元(うずいてんげん)が、蝶屋敷の女の子たちを攫(さら)おうとしてた場面です。

人さらいです〰〰〰っ!
高いところから
落とされましたぁ!!
アオイさんの
お尻を叩きましたぁ!!

宇髄さん、お茶でも飲みながら
詳(くわ)しくお話聞かせてください。
あ、そうそう!
新しい茶葉(猛毒)を見つけたので、
それを淹(い)れますね!

そのお茶、
毒入ってんだろ、絶対。

宇髄さんは、元・忍びですよね?
毒の耐性(たいせい)があると
伺(うかが)っています。
ですので、大丈夫ですよ!
飲んでも。(にこ)
「紫陽花」の“花言葉”「あなたは美しいが冷淡だ」は、人攫(ひとさら)いの宇髄天元と、笑顔で毒を入れようとする胡蝶しのぶにピッタリ…、な気がする。
カナヲが落とした花瓶に活けた花
刀鍛冶の里での戦いの後、2ヶ月もの間、意識がなかった炭治郎が、目を覚まし、意識を戻したことに驚喜(きょうき)するカナヲ。
登場巻数 | [サブタイトル] |
<12巻> | ・第99話[誰かの夢] |

戦いの後、2ヵ月間、
意識が戻らなかったのよ。
目覚めて良かった…。
そして、カナヲが先ほどまで持っていた花瓶は床に落としたままであり、割れた花瓶の「花」に注目すると、中心部分にシャワーヘッドのような、花柱(かちゅう)が見えます。
これは「蓮(ハス)」の特徴に似ています。
- [シャワーヘッドみたいな花]と検索すると「ハス」が出てくる。
「蓮(ハス)」の“花言葉”については、「睡蓮(スイレン)」の項目にも書きましたが、「清らかな心」「休養」「神聖」「雄弁」「沈着」「離れていく愛」「救済」です。
カナヲが炭治郎のために活けた花は、きっと「ゆっくり休んで」の「休養」だったのではないでしょうか?
そして目を覚ました炭治郎。
「休養」の“花言葉”は、もう必要ないから、落としたまま、だったのかもしれない。
隠(かくし)・後藤『いや、片付けろや』
その他の花・植物
木炭
※何の「木」を使ったのか、不明なため、“花言葉”はありません。
登場巻数 | [サブタイトル] |
<1巻> | ・第1話[残酷] |
<14巻> | ・第117話[刀鍛冶] |

厄除の面
※何の「木」を使ったのか、不明なため、“花言葉”はありません。
登場巻数 | [サブタイトル] |
<1巻> | ・第4話[炭治郎日記・前編] ・第5話[炭治郎日記・後編] ・第6話[山ほどの手が] ・第7話[亡霊] |

鱗滝(うろこだき)さんが彫ってくれた狐(きつね)のお面だよ。
みんな鱗滝さんが大好きなんだ。
禰豆子が入る木箱
- 炭治郎が昼間、鬼になってしまった妹・禰豆子を背負うための箱。
- 太陽の光を遮(さえぎ)り、禰豆子を安心して運べる便利な代物。
- 鱗滝(うろこだき)さんが、非常に軽い「霧雲杉(きりくもすぎ)」という木で作ってくれた。
登場巻数 | [サブタイトル] |
<2巻> | ・第10話[人攫い沼]~ |
「霧雲杉」という「杉の木」はありませんでしたが、実在するもので「霧島杉(きりしますぎ)」や「雲杉(くもすぎ)」という名称の「杉の木」はあるようです。
杉(全般)
- 「堅固」
- 「雄大」
[堅固(けんご)…⑴意志が強く、簡単に相手に従ったり動かされたりしない・こと(さま)。⑵防備がしかっりとしていて、容易には破られない・こと(さま)。⑶じょうぶであること。健康なさま。]
「堅固」の意味の「意志が固い」と「防備がしっかりしている」「丈夫であること」が、なんとなく禰豆子にピッタリな“花言葉”だと思いました。
鈴蘭(スズラン)
妹の花子と弟の茂に「お兄ちゃんはどんな人をお嫁さんにしたい?」と聞かれた長男・炭治郎は、2人がまだ小さいので、2人にもわかりやすいもの(花と動物)で例えた。

鈴蘭のような柴犬!
ジャンプGIGA2016vol.1
おまけ4コマ[不器用なので]
お兄ちゃんが「犬」と結婚すると聞いて、動揺(どうよう)する花子と茂。
スズラン(全般)
- 「純粋」
- 「純潔」
- 「再び幸せが訪れる」
- 「謙虚」
ちなみに、禰豆子は「飛車(ひしゃ)みたいな人」が好きらしい。

玄弥が半天狗に投げた木
※何の「木」を投げたのか、不明なため、“花言葉”はありません。
登場巻数 | [サブタイトル] |
<14巻> | ・第124話[いい加減にしろ バカタレ] |
<15巻> | ・第125話[迫る夜明け] |

木刀
※何の「木」を使った「木刀」なのか、不明なため、“花言葉”はありません。
登場巻数 | [サブタイトル] |
<1巻> | ・第6話[山ほどの手が] |
<7巻> | ・第55話[無限夢列車] |
<15巻> | ・第133話[ようこそ…] |
<16巻> | ・第136話[動く] |
木刀を持ってた人物
- 竈門炭治郎(かまどたんじろう)
- 煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)
- 煉獄千寿郎(れんごくせんじゅろう)
- 不死川実弥(しなずがわさねみ)
- 冨岡義勇(とみおかぎゆう)
義勇さんと実弥んは意外と仲良し。
薬湯
※何の「薬草」を使っているのか、不明なため、“花言葉”はありません。
登場巻数 | [サブタイトル] |
<6巻> | ・第49話[機能回復訓練・前編] |
薬湯によく使われている草花や薬草
- ヨモギの葉や枝先である艾葉(がいよう)
- 甘草(かんぞう)
- 当帰(とうき)
- 生姜(しょうきょう)
- 大茴香(だいういきょう)
- 人参・陳皮(ちんぴ)
- 十薬(じゅうやく:ドクダミ)
- 葛根(かっこん)

薬湯は「反射訓練」で使ったよ。
「反射訓練」で使った薬湯は、独特な“におい”がしたよ。
※つまり、“くさい”ってことです。

俺は女の子に
お茶をぶっかけたりしないぜ✧
※善逸は女の子の前なので、カッコつけてますが、お茶ではなく「薬湯」です。
水仙(スイセン)
ジャンプGIGA 2017vol.4[伊之助(いのすけ)御伽草子(おとぎぞうし)]で、伊之助に“おかき”をくれたり、百人一首で言葉を教えてくれたりと、伊之助の育ての親?のような、たかはるのおじいちゃん。
たかはるの祖父
- 「(ふんどしには)嘴平伊之助(はしびらいのすけ)と書いてあるな」
- 「これがお前の名前じゃろう」
- 「おっ父(とう)とおっ母(かあ)がつけてくれたんじゃ、大切にせいな」
と自分の名前を教えてもらっている伊之助の後ろに、「水仙(スイセン)」だと思われる花が咲いている。
水仙(全般)
- 「うぬぼれ」
- 「自己愛」
- 「エゴイズム」
日本水仙
- 「自己愛」
白色のスイセン
- 「神秘」
- 「尊敬」
黄色のスイセン
- 「私のもとへ帰って」
- 「愛に応えて」
ラッパスイセン
- 「尊敬」
- 「心づかい」

黙(だま)れ小僧(こぞう)!
いつものアレを寄こせ!!
“おかき”を持って来い!
ここは俺の縄張(なわば)りだ!!

白樺(シラカバ)

春頃、人が訪(たず)ねてきた。
お館様のお内儀(おないぎ)様だ。
あまりにも美しいので、僕は初め、
白樺(しらかば)の木の精だと思った。
[お内儀(おないぎ)…他人の妻を敬っていう語。]
※産屋敷耀哉(うぶやしきががや)の妻・あまねのこと。
登場巻数 | [サブタイトル] |
<14巻> | ・第118話[無一郎の無] |
時透無一郎があまね様を見て、「白樺(シラカバ)」の精だと思った。
白樺(全般)
- 「いつまでもあなたを待ちます」
- 「忍耐強さ」
- 「光と豊富」
- 「柔和」
[柔和(にゅうわ)…やさしくおだやかな・こと(さま)。]
無一郎くんの“たとえ”が上手すぎる件。

朝顔(アサガオ)
登場巻数 | [サブタイトル] |
<18巻> | ・第153話[引かれる] |
第153話[引かれる]の恋雪(こゆき)と思われる人物の足元に「朝顔(アサガオ)」らしき花が咲いている。
もしかしたら、「朝顔(アサガオ)」ではなく、「昼顔(ヒルガオ)」や「夕顔(ユウガオ)」、「夜顔(ヨルガオ)」のどれか、かもしれない。

同じ種類の花に見える
- 「朝顔(アサガオ)」
- 「昼顔(ヒルガオ)」
- 「夕顔(ユウガオ)」
- 「夜顔(ヨルガオ)」
の中に1つだけ、
種類(科)が違う花があるのよ。
どれだかわかるかしら?
- ヒルガオ科サツマイモ属。
- 日本で最も発達した園芸植物。
- 朝顔(全般):「愛情」「結束」「明日もさわやかに」「あなたに絡みつく」
- 青色:「短い愛」
- 白色:「あふれる喜び」「固い絆」
- 紫色:「冷静」「平常」
- 赤色:「はかない情熱的な愛」
- ピンク:「安らぎに満ち足りた気分」
- ヒルガオ科ヒルガオ属。
- 夏に「アサガオ」に似た桃色の花を咲かせ、昼になっても花がしぼまないことからこの名がある。
- 昼顔(全般):「絆」「友達のよしみ」
- ウリ科ユウガオ属。
- 大きな果実を実らせることが特徴。
- 同じく大きな実を実らせるウリ科の植物に「瓢箪(ヒョウタン)」がある。
- 夕顔(全般):「はかない恋」「夜の思い出」「魅惑の人」「罪」
- ヒルガオ科サツマイモ属。
- 別名「夜会草(ヤカイソウ)」とも呼ぶ。
- 「朝顔(アサガオ)」と大変良く似ていることと、夜に花を咲かせることからこの名がついたとされている。
- 夜顔(全般):「夜の思い出」「夜」「妖艶」

1つだけ種類が違うのは、
「夕顔(ユウガオ)」でした。
「夕顔(ユウガオ)」だけ
「ウリ科」の植物なのよ。

うむ!勉強になったな!
それから
「朝顔(アサガオ)」と
「夜顔(ヨルガオ)」が
「サツマイモ属」だったとは
驚いた!あっぱれ!!

“さつまいも”にも花は咲くのよ。
花の形は「朝顔(アサガオ)」を
小さくしたような形で、
薄(うす)いピンク色をしているの。
ただ、ある条件が揃(そろ)わないと、
なかなか咲かない、
珍(めずら)しい花なのよ。
もし見ることができたら
「幸せ」になれるかもね。
“さつまいも”の花言葉
- 「乙女の純情」「幸運」
木天蓼(マタタビ)

登場巻数 | [サブタイトル] |
<19巻> | ・第167話[願い] |

猫に木天蓼(またたび)
鬼には稀血(まれち)
- 「猫に木天蓼」は、非常に好きなもののたとえ。また、それを与えれば必ず効果があることのたとえ。
- 猫は「木天蓼(マタタビ)」という植物にできる木の実が大好きで、この木の実を食べると、猫がふらふらとお酒を飲んで酔っ払ったようになってしまうことから、この諺(ことわざ)が生まれたとされる。
- 「木天蓼(マタタビ)」は、マタタビ科のつる性の植物。
木天蓼(全般)
- 「夢見る心地」
- 「晴れやかな魅力」

稀血(まれち)か…。
微酔(ほろよ)う感覚も、何時(いつ)振りか…。愉快(ゆかい)…。
薄・芒(ススキ)
登場巻数 | [サブタイトル] |
<20巻> | ・第174話[赤い月夜に見た悪夢] ・第178話 [手を伸ばしても手を伸ばしても] |
- イネ科ススキ属。
- 秋の七草のひとつ「尾花(おばな)」として、万葉集にも多く読み込まれている。
- 「ススキ」が読み込まれた歌は40首以上とされる。
ススキ(全般)
- 「活力」
- 「生命力」
- 「心が通じる」
- 「隠退」
[隠退(いんたい)…社会的な役職から身をひくこと。退隠。]
上弦の壱(じょうげんのいち)・黒死牟(こくしぼう)の回想シーンに、赤い月と共に登場する。

栗(クリ)
登場巻数 | [サブタイトル] |
<21巻> | ・第187話[無垢なる人] |
- 炭治郎の先祖の炭吉(すみよし)の記憶の夢を見る炭治郎。
- 炭吉の妻・すやこが栗を拾(ひろ)って帰ってきた。
- 大きい栗が拾えたらしい。
栗(全般)
- 「贅沢」
- 「私に対して公平であれ」
- 「満足」
- 「豊かな喜び」

ちなみに、
カナヲの名字は『栗の花が落ちる』と書いて「栗花落(つゆり)」と読みますね。

「栗花落(つゆり)」も素敵な名字ですが、私と同じ名字の「神崎(かんざき)」を選んでほしかったです。

杜若(カキツバタ)

もし君と何気ない日常で
出会うことができていたら、
どんなに良かっただろう。
鬼のいない平和な世界で、
もう一度人間に生まれ変われたら、
今度は必ず君に好きだと伝える。
登場巻数 | [サブタイトル] |
<22巻> | ・第188話[悲痛な恋情] |
伊黒小芭内が甘露寺蜜璃に想いを伝える(セリフ)場面にある花は「杜若(カキツバタ)」ではないかと考察しました。
カキツバタ(全般)
- 「幸運は必ず訪れる」
- 「幸せはあなたのもの」
- 「贈り物」
- 「思慕」
カキツバタ(英語)
- 「message(メッセージ)」
- 「hope(希望)」
- 「faith(信頼)」
[思慕(しぼ)…したうこと。恋しく思うこと。]
日々草(ニチニチソウ)
登場巻数 | [サブタイトル] |
<22巻> | ・第192話[廻る縁] ・おまけページ |
炭治郎の先祖・炭吉の子供、“すみれ”が、継国縁壱(つぎくによりいち)に渡したお花。
日々草(全般)
- 「楽しい思い出」
- 「友情」
- 「生涯の友情」
白色のニチニチソウ
- 「生涯の友情」
ピンク色のニチニチソウ
- 「優しい追憶」
善逸が禰豆子に渡した花(考察)
最初に渡した花
鼓屋敷(つづみやしき)での戦いの後、怪我を負った炭治郎たちは、藤の花の家紋の家に休息をとっていたのだが、炭治郎は困っていた。

善逸は、禰豆子が妹だと
わかった途端(とたん)に、
ヘコヘコしだすし、
伊之助は所構(ところかま)わず、
頭突きをしてくる…。
どうしたものか。
登場巻数 | [サブタイトル] |
<4巻> | ・第28話[緊急の呼び出し] |
骨折が癒(い)えた頃、緊急の指令が来たときに、善逸が禰豆子に渡していた花に注目。
これは、最初「クリンソウ」かな?と思いましたが、いろいろ調べてみた結果、「フロックス属」の「蔓花忍(ツルハナシノブ)」までたどり着きました。

- ハナシノブ科フロックス属の宿根草。
- 別名「宿根フロックス」「フロックス・ストロニフェラ」「クリーピング・フロックス」
- 「芝桜(シバザクラ)」「花魁草(オイランソウ)」の近い縁種で、花は「ハナシノブ」に似ている。
- 「花魁草(オイランソウ)」は「フロックス」の別名。
- 属名の「フロックス(Phlox)」は、ギリシア語の「phlox、またはphlogos(炎、火焔)」の意で、花色から着けられたといわれている。
「フロックス」(花魁草)全般の花言葉
- 「あなたの望みを受けます」
- 「一致」
- 「合意」
- 「同意」
- 「協調」
「フロックス」西洋の花言葉
- 「Harmony(調和)」
- 「our souls are united(私たちは魂で結ばれている)」
蔓花忍(全般)
- 「謙遜」
- 「敬愛」
- 「温和」
- 「清楚」
どんな禰豆子ちゃん(鬼)でも「尊敬し、親しみの心をもって(敬愛)、受け入れるよ」と意味を込めて、善逸は「フロックス属」の「蔓花忍(ツルハナシノブ)」を渡したのかもしれない。
禰豆子に話しかける善逸が持ってる花
日輪刀(にちりんとう)が還(かえ)ってきたとき、伊之助は蝶屋敷の庭で刀をカスタマイズしてた時、善逸は箱の中に入っている禰豆子に話しかけていた。

できなかったこと、
できるようになるの嬉しいよね。
炭治郎は俺を
ずっと励(はげ)ましてくれたよ。
いいお兄ちゃんだよねえ、
禰豆子ちゃん。
登場巻数 | [サブタイトル] |
<6巻> | ・第51話[日輪刀還る。] |
箱に入ってる禰豆子に話しかけてるときに善逸が持っていた花は、「松葉海蘭(マツバウンラン)」だと、考察しました。
- コマノハグサ科ウンラン属。
- 葉の形が「松葉」、花が「ウンラン」に似ていることからこの名前がついたとされてる。
- 見た目はかわいいものの、雑草として扱われることが多い。
- 繁殖力が強いため、あっという間に広がり、庭に入り込むと駆除が面倒になることがある。
松葉海蘭(全般)
- 「輝き」
- 「喜び」
『できないことが、できるようになる』って、嬉しいですよね。(喜び)
嬉しいと心がキラキラしますよね。(輝き)
禰豆子の記憶の中の善逸と花束
人間に戻りかけた禰豆子の記憶の中に、花束を持った善逸の姿が思い浮かぶ。
登場巻数 | [サブタイトル] |
<22巻> | ・第196話[私は] |
善逸が持っていた花束は「3種類」の花。
- 赤色の「撫子(ナデシコ)」、
- 「勿忘草(ワスレナグサ)」、
- 白色の「アネモネ」、
ではないかと思います。
撫子(全般)
- 「大胆」
- 「純愛」
- 「貞節」
赤色のナデシコ
- 「純粋で燃えるような愛」
白色のナデシコ
- 「器用」「才能」
ピンク色のナデシコ
- 「純粋な愛」
勿忘草(全般)
- 「私を忘れないで」
- 「誠の愛」
- 「真実の友情」
青色のワスレナグサ
- 「真実の愛」
白色のワスレナグサ
- 「私を忘れないで」
ピンク色のワスレナグサ
- 「真実の友情」
支那勿忘草(シナワスレナグサ)
- 「真の愛情」
アネモネ(全般)
- 「はかない恋」
- 「恋の苦しみ」
- 「見捨てられた」
- 「見放された」
- 「薄れゆく希望」
- 「真実」
- 「君を愛す」
- 「嫉妬のための無実の犠牲」
白色のアネモネ
- 「真実」「期待」「希望」
赤色のアネモネ
- 「君を愛す」
紫色のアネモネ
- 「あなたを信じて待つ」
- 「悲しみ」
ピンク色のアネモネ
- 「待ち望む」
「アネモネ」の全般の“花言葉”を調べていて、ちょっとびっくりしましたけど、善逸は本当に禰豆子ちゃんが好きなんだなって伝わります。
いつも怯(おび)えてる善逸が、禰豆子ちゃんだけに見せる笑顔がホっっっントに素敵です。
白詰草の花冠
最後の方のページ、善逸と雀(すずめ)のチュン太郎が一緒に、禰豆子の頭に花冠(はなかんむり)をのせている場面です。
登場巻数 | [サブタイトル] |
<23巻> | ・第205話[幾星霜を煌めく命] |
魘夢(えんむ)が見せる夢の中で「白詰草(シロツメクサ)」の輪を作るのがうまいと言っていた善逸が、現実に禰豆子に渡しています。
よーく見ると四つ葉のクローバーのようなものが、4つあるのが見えます。

生き物からは
とにかく音がしている。
たくさんの音が
零(こぼ)れ出している。
聴覚が優れている善逸は、風でクローバーが揺(ゆ)らぐ音などを聞き分けて、四つ葉のクローバーを4つも見つけたのかもしれない。
四つ葉のクローバーの花言葉
- 「幸運」「私のものになって」
ん?「私のものになって」×4…。コワ。
禰豆子が持っていた花(考察)
幼少期の禰豆子が持っていた花
遊郭編で、禰豆子の鬼化が進み、炭治郎が子守唄を歌い、禰豆子が幼少期の記憶を思い出す場面。
登場巻数 | [サブタイトル] |
<10巻> | ・第85話[大泣き] |
お母さんが歌う子守唄を聞いた禰豆子は、お母さんに質問をします。

お兄ちゃんお目々が赤いのは、
おなかにいた時に、おかあさんが
赤い木の実を食べたから?
禰豆子の幼少期に持っていた花に注目しました。
禰豆子が幼少期に持っていた花は「カタバミ」ではないかと考察しました。
理由は花言葉から。
カタバミ(全般)
- 「輝く心」
- 「喜び」
- 「母の優しさ」
- 「あなたと共に」
ただ、「カタバミ」は、5枚の花びらが基本?みたいなので、違うかもしれない。
禰豆子が持っている花の枚数は6~7枚のように見える。

23巻表紙の禰豆子が持つ花
登場巻数 | [サブタイトル] |
<23巻> | ・表紙[幾星霜を煌めく命] ・第204話[鬼のいない世界] ・おまけページ |
【鬼滅の刃】のファンの間では、禰豆子が持っている花は白色の「木蓮(モクレン)」、「白木蓮(シロモクレン)」ではないかという意見が多く見られました。
モクレン(全般)
- 「自然への愛」
- 「持続性」
白色のモクレン
- 「高潔な心」
- 「慈悲」
紫色のモクレン
- 「自然への愛」
また、次に多かったのは「梔子(クチナシ)」でした。
クチナシ(全般)
- 「喜びを運ぶ」
- 「洗練」
- 「とても幸せです」
少しだけピンクがかった色にも見えるので、禰豆子が持っている花は「木蓮(モクレン)」だと思います。
ただ「梔子(クチナシ)」の花言葉「とても幸せです」もキュンとする。
炭治郎と禰豆子の家族が眠る場所に咲いた花(考察)
登場巻数 | [サブタイトル] |
<23巻> | ・第204話[鬼のいない世界] |
- 「たくさんの人に助けてもらって、俺も禰豆子も戻ってくることができました」
- 「これからどんなにつらいことがあっても、助け合い、前を向いて生きていきます」
- 「みんなに繋いでもらった命で俺たちは、一生懸命生きていきます」
炭治郎と禰豆子、善逸、伊之助が、炭治郎と禰豆子の家族が眠る場所へ手を合わせる場面です。
最初は「白詰草(シロツメクサ)」かな?と思いましたが、「白詰草(シロツメクサ)」には、「復讐」という“花言葉”があったので、「白詰草(シロツメクサ)」に似た花を探しました。
炭治郎と禰豆子の家族が眠る場所に咲いていた花は「蓮華草(レンゲソウ・ゲンゲ)」ではないかと考察しました。

- マメ科ゲンゲ属の越年草(えつねんそう)。
[越年草(えつねんそう)…秋に発芽し、越冬(えっとう)し、翌年に枯れる植物のこと。]
- 「ゲンゲ」「レンゲ」とも呼ばれる。
- 葉より突き出して花をつける。
- 花色は、紅紫色だが、まれに白色(クリーム色)の株もある。
蓮華草(全般)
- 「心が和らぐ」
- 「私の苦しみを和らげる」
- 「あなたは私の苦痛を和らげる」
- 「私の幸福」
- 「あなたと一緒なら苦痛が和らぐ」
- 「感化」
炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助、みんなが一緒なら、どんなつらいことも前を向いていける。(苦痛が和らぐ)
また【鬼滅の刃】の主題歌[紅蓮華(ぐれんげ)]、紅色の「蓮華(レンゲ)」があります。
「紅蓮華」は、実は「蓮華(レンゲ)」ではなく、赤や紅色の花を咲かせる「蓮(ハス)」の花のことを指すようです。
そして、「紅蓮華」の“花言葉”は、
「愛情」
まとめ
今回は、【鬼滅の刃】に登場する”花・植物”を集めてみました。花言葉を調べると意味が深かった。として【鬼滅の刃】に登場する「花・植物」(花言葉)についてご紹介しました。
- 【鬼滅の刃】に登場する“花・植物”を集めて“花言葉”を調べてみると、場面と花言葉の意味が合致する場面が多く、鳥肌だった。
- 単行本23巻の禰豆子が持っていた花は、「白木蓮(シロモクレン)」が有力。
- 善逸が今までに禰豆子に渡した花は、「白詰草(シロツメクサ)」など、すべて「愛」が詰まった“花言葉”だった。
(ちょっと重たい)
今回はここまでです。
最後まで[全集中!]でお読みいただきありがとうございました!
それではまた、【鬼滅の刃】に登場するの「花や植物」が芽吹くその時まで。
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