【鬼滅の刃】死亡したキャラクターたちが残した最期の言葉やその意味とは※

全般

鬼滅の刃は、人喰い鬼から人々を守る鬼殺隊の戦いを描いた物語です。

鬼は人よりも遥かに優れた身体能力を持っており、鬼殺隊は生身の体で鬼と戦わなければいけません。

戦死する隊士も多く、鬼殺隊の最高位である柱でさえも死亡してしまうことも。

一方で上弦の鬼のような強い鬼であっても、鬼殺隊の一丸となった攻撃に堪え切れずに死亡してしまう子ともあります。

そこで今回の記事では、死亡したキャラクターたちが残した最期の言葉について解説していこうと思います!

鬼殺隊だけでなく鬼についても解説しているので、などが気になった人は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

【鬼滅の刃】死亡キャラの最期の言葉とは

鬼との戦いの中で死亡してしまったキャラクターたちは、最期にどんな言葉を残したのでしょうか?

鬼殺隊、鬼サイドと分けて見ていきましょう。

鬼殺隊

まずは鬼殺隊サイドのキャラクターたちの最期の言葉を見てきましょう。

鬼殺隊のキャラたちは、最期にどんな言葉を残したのでしょうか。

煉獄杏寿郎

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

煉獄は炭治郎たちと無限列車の任務に参加し、下弦の壱である魘夢を討伐しました。

その後に上弦の参・猗窩座が現れ、戦いの中で煉獄は命を落とします。

煉獄の最期の言葉は、共に任務をこなした炭治郎たちへの言葉でした。

竈門少年 猪頭少年 黄色い少年
もっともっと成長しろ そして今度は君たちが鬼殺隊を支える柱となるのだ
俺は信じる 君たちを信じる

©吾峠呼世晴/集英社 コミック8巻

煉獄の最期の生き様を見た炭治郎たちは、猗窩座との戦いで何もできなかった自分たちの非力さを痛感します。

常に前向きである炭治郎もしばらく落ち込んでいましたが、煉獄の言葉を受け入れられるようになってからはいつも以上に鍛錬に励むようになりました。

最終決戦では柱たちと共に無惨と戦えるまでに成長しており、煉獄の言葉が3人に大きく影響していたことが分かります。

治郎が集中力を極限まで溜めるための反復動作では、家族のことを思い出し、次に煉獄の言葉である「心を燃やせ」を思い出しています。煉獄の言葉が炭治郎の成長にいかに大きく影響していたかが分かります。

胡蝶しのぶ

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

しのぶは無限城での戦いで、姉・カナエの仇でもある上弦の弐・童磨と対峙します。

戦いの中で何度もしのぶは童磨に毒を撃ち込みましたが、毒は分解されてしまい、最後は全身の骨を砕かれて殺され、童磨に吸収されてしまったのです。

しかしその後に童磨は弱体化し、カナヲと伊之助に首を斬られて死亡します。

死後の世界で童磨の死を待っていたしのぶは、童磨と少し話をしたときに共に戦っていた仲間たちへの想いを呟いたのです

まだ鬼の始祖も残っていますが きっともう大丈夫
仲間の誰かが必ずやり遂げてくれる
私はそう確認している

©吾峠呼世晴/集英社 コミック19巻

家族を鬼に殺されて、鬼に対する怒りを糧に戦い続けていたしのぶでしたが、最期は仲間たちを信じて命懸けの作戦を実行。

しのぶの強い想いを受け取ったカナヲは、自身の目を犠牲にしてでも童磨の首を斬り落としました。

姉妹の強い絆が見え、鬼滅の刃のテーマとも言える「人の想い」が伝わるシーンです。

時透無一郎

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

無一郎は無限城での戦いで、上弦の壱・黒死牟と対峙します。

黒死牟の圧倒的な力で満身創痍な状態であったにも関わらず、実弥や悲鳴嶼、玄弥たち勝利に導くために自分の命を投げ出して最後まで戦いに挑み続けました。

死後の世界で兄の有一郎と再会した際に、無一郎は自分の人生についての強い想いを口にしたのです。

僕が何のために生まれたかなんて そんなの自分でちゃんとわかってるよ
僕は幸せになる為に生まれてきたんだ

©吾峠呼世晴/集英社 コミック21巻

兄を目の前で失ったショックで記憶を失いましたが、戦いの中で記憶を取り戻し、本当の自分を取り戻します。

鬼殺隊に入ってからは戦うことに注力していた無一郎ですが、記憶を取り戻してからは仲間と楽しい日々を過ごし、幸せな時間を過ごしていたのです。

幸せというのは長さで決まるものではないという想いが伝わりますよね。

不死川玄弥

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

玄弥は無一郎と同様、無限城での戦いで黒死牟に挑みます。

致命傷を負っていた状態であっても、黒死牟の体の一部を取り込み、実弥や悲鳴嶼、無一郎たちを救うために血鬼術を発動させ、勝利に大きく貢献したのです。

身体が少しずつ消滅していく玄弥を見て泣き叫んだ実弥を見て、玄弥は唯一の家族である実弥の幸せを祈るような言葉を伝えました。

つらい…思いを…たくさん…した…兄ちゃん…は… 幸せに…なって…欲しい…
死なないで…欲しい…
俺の…兄ちゃん…は… この世で… 一番…優しい… 人… だから…
あり…が…とう…兄…ちゃん…

©吾峠呼世晴/集英社 コミック21巻

命懸けで自分を守ってくれた実弥にひどい言葉を投げかけてしまったことを後悔していた玄弥。

ずっと冷たくされたのは自分を戦いから遠ざけるためだったと知り、実弥は昔と変わらずに誰よりも優しい人であることを実感したのです。

兄として、鬼殺隊の柱として人を守ってきた実弥の幸せを祈る優しい言葉でした。

悲鳴嶼行冥

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

悲鳴嶼は黒死牟との戦いが終結後、最終決戦での無惨との戦いに参戦します。

無惨の攻撃から後輩たちを庇った影響で足を切断されてしまいましたが、最後まで無惨の動きを止めるために尽力しつづけ鬼殺隊を勝利に導きました。

勝利したものの悲鳴嶼は致命傷を負ってしまいましたが、そんな悲鳴嶼のもとに過去に共に生活していた子供たちが現れたのです。

鬼殺隊に入る前の悲鳴嶼は孤児の子供たちと共に生活をしていましたが、鬼に襲われた時の子供たちの行動に深く傷つき、容易に人を信用できなくなっていました。

しかしそれは悲鳴嶼の思い違いであり、本当は子供たちは目の見えない大好きな悲鳴嶼を救うために行動していたのです。

子供たちの本当の想いを知った悲鳴嶼は、昔と同じように子供たちに優しく声をかけたのです。

そうか…ありがとう…
じゃあ行こう…皆で…行こう…

©吾峠呼世晴/集英社 コミック23巻

亡くなった子供たちは悲鳴嶼を抱きしめ、悲鳴嶼は鬼殺隊に入隊する前のような穏やかな笑顔を浮かべて息を引き取りました。

甘露寺蜜璃

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

甘露寺は無惨との最終決戦で一度は戦線離脱するものの、重傷を負いながらも最後まで戦い続けます。

炭治郎を助けようとしたときに無惨の攻撃を受けて片腕を失い、最後は伊黒に抱えられて息を引き取りました。

自分の実力不足を謝罪した甘露寺でしたが、伊黒にすぐさま否定されてしまい、甘露寺は秘めていた伊黒への想いを告白します。

伊黒さんと食べるご飯が一番美味しいの
だって伊黒さんすごく優しい目で私のこと見ててくれるんだもん
伊黒さん 伊黒さん お願い
生まれ変われたら また人間に生まれ変われたら
私のことお嫁さんにしてくれる?

©吾峠呼世晴/集英社 コミック23巻

甘露寺は「自分よりも強い素敵な殿方と出会うため」と言う変わった動機で鬼殺隊に入隊し、柱にまで上り詰めています。

ありのままの自分を受け入れてくれる鬼殺隊が自分の居場所となり、その中で伊黒との時間を特別に感じており、甘露寺は伊黒のことがずっと好きでしたが告白できずにいたのです。

自分がもう死ぬと分かった時に素直に自分の想いを伝え、来世では一緒になる約束を交わすことができました。

伊黒小芭内

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

伊黒は無惨との最終決戦で最も戦い続けた柱でもあり、目が潰されてしまってからも鏑丸との連携で無惨と戦い続けます。

しかし伊黒の傷は深くもう永くないと分かった時に、同じく重傷であった甘露寺に自らの羽織をかけ、最後の残された時間を甘露寺と過ごすことを決めたのです。

甘露寺の思いがけない告白を受けた伊黒でしたが、伊黒も素直に自分の想いを伝えました。

勿論だ
君が俺でいいと言ってくれるなら
絶対に君を幸せにする
今度こそ死なせない 必ず守る…

©吾峠呼世晴/集英社 コミック23巻

伊黒は自分の一族が鬼の力を借りて人々から金品を奪い生計を立てていることを恥じており、自分自身も汚れた存在だと考えていたのです。

そのため甘露寺に好意を伝えようと思ったことはなく、もし生まれ変わってまた出会うことができたら想いを伝えようとしていました。

ですが甘露寺から真っすぐに想いを伝えられ、伊黒は甘露寺を抱きしめ、最後は甘露寺の想いを受け止めて自分の想いをきちんと伝えることができたのです。

産屋敷耀哉

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

呪いの影響で、耀哉は柱稽古の時にはすでに寝たきりの状態でした。

耀哉は屋敷に無惨が襲撃に来ることを予知し、屋敷で妻と2人の娘と共に無惨が来るのを迎え撃ちます。

そしてついに目の前に訪れた無惨に、耀哉は自身の話を聞いてくれたことを感謝したのでした。

ああ…こんなに話を聞入れくれるとは思わなかったな…
ありがとう 無惨

©吾峠呼世晴/集英社 コミック16巻

耀哉は無惨に自分の想いを伝えた後、妻や2人の子供もろとも屋敷を爆破させたのです。

爆破の威力はすさまじく、鬼の始祖である無惨でさえもすぐに再生できないほどの傷を負いました。

耀哉は自身のことを駒の1つとしか考えていませんでしたが、自分が柱に慕われていることは知っていたため、鬼殺隊の士気を上げることも目的として、自爆と言う方法を取ったようです。

継国縁壱

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

鬼殺隊の歴代最強剣士の縁壱ですが、兄が鬼になり、その影響で当時のお館様が殺されてしまった影響で鬼殺隊を追放されてしまいます。

追放された縁壱は姿を消しますが、その後は痣の寿命の影響はなく、80歳近くまで生き続けたのです。

そして縁壱は最後に鬼となった兄と再開し、変わり果てた兄の姿を見て涙を流しました。

お労しいや 兄上

©吾峠呼世晴/集英社 コミック20巻

幼少期に忌み子とされていた自分に優しくしてくれたことを縁壱は覚えており、そんな優しい兄が仲間を裏切り、鬼となる道を選んだことを縁壱は憐れんだのです。

鬼となった兄を切ろうと全盛期と変わらない剣技を見せましたが、戦いの途中で縁壱は事切れてしまいました。

最後まで縁壱は兄と分かりあうことができなかったのです。

次は、死亡した鬼たちの最期の言葉を見ていきましょう。

死亡した鬼は最期にどんな言葉を残していたのでしょうか?

鬼舞辻無惨

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

柱を含む鬼殺隊全員を相手に圧倒的な力を見せていた無惨ですが、珠世の薬の影響で弱体化してしまいます。

鬼殺隊の足止めから逃れることはできませんでしたが、消滅する寸前に、自身の能力を全て炭治郎に注ぎ、炭治郎を鬼化させることに成功。

しかし炭治郎は人間に戻る道を選ぼうとしたので、無惨は炭治郎に自分の願いを叫び続けました。

炭治郎 炭治郎行くな!!
私を置いていくなアアアア!!

©吾峠呼世晴/集英社 コミック23巻

炭治郎だけが生き残ることを仲間たちが憎んでいると伝え炭治郎の心を折ろうとしても、炭治郎には無惨の声は届かなかったのです。

人にはもちろん鬼にさえ優しかった炭治郎でしたが、無惨の叫びを聞いても一度も振り返ることはありません。

最後まで炭治郎に縋りつきましたが、無惨の想いは届かずにそのまま消滅しました。

黒死牟

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

戦いの中で首の弱点を克服した黒死牟でしたが、それがきっかけとなり異形な姿へと変わってしまいます。

刀身に写った変わり果てた自分の姿を見て絶望してしまい、実弥や悲鳴嶼の猛攻を許してしまったのです。

攻撃に体が耐えきれなくなり、黒死牟は消滅する寸前に自分が生まれた意味について、弟であり憧れ続けた縁壱に問いかけたのです。

何故私は何も残せない
何故私は何者にもなれない
何故私とお前はこれ程違う
私は一体何の為に生まれて来たのだ
教えてくれ 縁壱

©吾峠呼世晴/集英社 コミック20巻

黒死牟は無惨と共に、日の呼吸を知る人間を皆殺しにしたはずでしたが、神楽となって竈門家に受け継がれていました。

何も残せなかった黒死牟は、最後に自分が「縁壱になりたかった」ことに気付き、消滅します。

しかし鬼となりたくさんの人を殺した黒死牟の最期には、誰も現れることはありませんでした。

童磨

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

しのぶを殺し吸収した後にカナヲと伊之助を圧倒しましたが、しのぶが自らの体に巡らせていた毒が童磨の体を蝕み、弱体化してしまいます。

1度距離を取り態勢を整えようとしましたが、カナヲと伊之助を止めることはできず、首を斬られて死亡してしまいました。

死後の世界で童磨自身が殺したはずであるしのぶと再会し、しのぶの優しい笑みを見た童磨は恋に落ち、驚くことをしのぶに提案します。

ねぇしのぶちゃん ねぇ
俺と一緒に地獄へ行かない?

©吾峠呼世晴/集英社 コミック19巻

今まで人の感情というものが理解できなかった童磨ですが、死亡する直前に感情がどんなものかを理解することができたのです。

感情を教えてくれたしのぶに対して一緒に地獄へ行こうと誘いましたが、当然しのぶからは断られてしまい、1人地獄へ行くことになりました。

戦いには敗北しているものの、ずっと手に入れたかった感情を最後に知ることができたので、ある意味勝ち逃げと言えるかもしれませんね。

猗窩座

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

無限城で炭治郎と義勇と戦い圧倒しましたが、戦いの中で炭治郎が急成長を見せ、首を斬られてしまいましたが首の弱点を克服します。

首を失った状態で戦い続けた猗窩座でしたが、途中で人間の頃の記憶を取り戻し、煉獄を殺した技を自分自身に打ち込み自死を選んだのです。

しかしそれでも猗窩座の体は再生していき、再び戦おうとしたと時に妻となるはずだった女性・恋雪が現れ、猗窩座は泣きながら恋雪に抱き着きました。

ごめんごめん 守れなくてごめん
大事な時傍にいなくてごめん
約束を何ひとつ守れなかった…!!
許してくれ 俺を許してくれ 頼む 許してくれ…!!

©吾峠呼世晴/集英社 コミック18巻

猗窩座の姿は人間だった頃の姿に戻り、猗窩座の言葉を聞いて恋雪はようやく猗窩座が自分たちのことを思い出し、元の姿に戻ってくれたことに安心し、涙します。

2人の想いが通じあった時、ようやく猗窩座の体の再生は止まり、消滅しました。

最後に記憶を取り戻すきっかけをくれた炭治郎に感謝をしており、最後は大切な人と再会することができて本当に良かったです。

半天狗

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

炭治郎たちから何とか逃れた半天狗ですが、日の出が近づき追い詰められます。

最後に里の刀鍛冶たちを襲おうとしましたが、炭治郎の攻撃を避けきることができずに首を斬られてしまいました。

首を斬られる直前に、半天狗は人間だった頃の自分の記憶を取り戻したのです。

なんじゃこれは
人間の頃の儂か?これは…
走馬灯か

©吾峠呼世晴/集英社 コミック15巻

人間の頃から自分は弱い者と言い続け、嘘を何度も重ねて人を裏切っていた半天狗。

半天狗に死刑を言い渡していたお奉行が言った通り、長い年月をかけてようやく半天狗の罪が裁かれることになりました。

鳴女

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

無限城を操る血鬼術を使う鳴女は、隊士たちを無限城へ落とした後は戦力を分散させるように無限城を作り変えていきます。

しばらくして伊黒と甘露寺が現れたため上手く距離を取って応戦していましたが、愈史郎の接近を許してしまい、意識を乗っ取られてしまいます。

鳴女を奪われたと知り、無惨が鳴女を取り戻そうとしたものの柱たちの攻撃を受けていたため手間取ってしまい、最後は取り戻すことを諦めて呪いを発動させて殺害。

鳴女は言葉を発することはなく、最期にどんなことを考えていたかも分からないまま死亡してしまいました。

玉壺

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

無一郎と戦い、血鬼術で無一郎を水の檻に閉じ込め全集中の呼吸を封じて追い詰めました。

無一郎が痣を発現させ追い詰められますが、真の姿に変化し再び戦いに挑みます。

しかし霞の呼吸に翻弄されてしまい首を斬られてしまい、それでも玉壺は自分の負けを受け入れることができませんでした。

貴様ら百人の命より私の方が価値がある
選ばれし!!優れた!!生物なのだ
弱く!!生まれたらただ老いるだけの!!
つまらぬくだらぬ命を私がこの手!!神の手により高尚な作品にしてやったというのに
この下等な蛆虫共…

©吾峠呼世晴/集英社 コミック14巻

人間の命よりもはるかに自分の方が優れた生物であることを疑わななかった玉壺は、最後まで自分の行いを正当化し続けたのです。

その後は無一郎により斬られた首をさらに粉々にされ、消滅しました。

上弦であったにもかからわず、物語の中で玉壺だけが人間だった頃の記憶が一切描かれずに退場となっています。

妓夫太郎

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

妹の堕姫が宇髄に圧倒されたことをきっかけに姿を現し、宇髄や炭治郎たちを圧倒した妓夫太郎。

重傷を負った炭治郎に一瞬の隙を与えてしまい、そのことがきっかけとなり妓夫太郎は追い詰められ、堕姫と共に首を斬られてしまいました。

消滅する前に堕姫と口喧嘩をしてしまい、泣き叫んで消えていく堕姫を見て妓夫太郎は人間の記憶を取り戻し、死後の世界で人間の姿に戻った堕姫と再会したのです。

お前とはもう兄妹でも何でもない
俺はこっちに行くからお前は反対の方 明るい方へ行け

©吾峠呼世晴/集英社 コミック11巻

元々素直な生活であった堕姫は、自分が育てなければもっと良い人生を歩めていたのではないかと考えた妓夫太郎は、堕姫とは違う道を進もうとします。

わざと拒絶の言葉を含めましたが、堕姫は妓夫太郎に飛びつき、ずっと一緒にいたいと泣き叫んだのです。

堕姫の言葉を聞いて、幼いときにずっと一緒にいるという約束をしたことを思い出した妓夫太郎は、泣きじゃくる堕姫をおぶさり、地獄への道へと進んでいきました。

堕姫

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

宇髄や炭治郎たちに首を斬られてしまった堕姫ですが、妓夫太郎の助けが入ったことで形勢逆転。

しかし善逸の予想しなかったスピードと伊之助の回復力に対処できず、妓夫太郎と同じタイミングで首を斬られてしまい、負けてしまいます。

負けたことを妓夫太郎のせいにして最後は罵り合ってしまいましたが、死後の世界で再開し、堕姫は自分の本当の気持ちを妓夫太郎に伝えました。

離れない!!絶対離れないからずっと一緒にいるんだから!!
何度生まれ変わってもアタシはお兄ちゃんの妹になる絶対に!!
アタシを嫌わないで!!叱らないで!!一人にしないで!!
置いてったら許さないわよ
わぁぁあんずっと一緒にいるんだもん ひどいひどい
約束したの覚えてないの!?忘れちゃったのォ!!

©吾峠呼世晴/集英社 コミック11巻

妓夫太郎に冷たく突き放された堕姫でしたが、それでも妓夫太郎と一緒にいたい気持ちを伝えるために背中に飛びついて泣き叫びます。

1度は堕姫を突き放そうとした妓夫太郎ですが、堕姫の本心を聞いてからは何も言わず、堕姫をおぶり共に同じ道を進むこと決めました。

公式ファンブックでは、地獄の世界で兄妹が一緒にいる様子が描かれていました。無事に仲直りできたようで安心ですね。

獪岳

©吾峠呼世晴/集英社 コミック17巻

善逸の兄弟子でしたが、自分が助かるために黒死牟の提案に乗り鬼となった獪岳。

無限城では血鬼術で強化した雷の呼吸で善逸を追い詰めましたが、善逸が自ら編み出した雷の呼吸の型を避けきることができずに、首を斬られてしまいます。

ずっと見下してきた善逸に負けたことが受け入れられず、獪岳は必死に自分が負けていない理由を探しました。

いや 違う 負けじゃない
あのカスも落下して死ぬ
もう体力は残っていないはず アイツも俺と死ぬんだ

©吾峠呼世晴/集英社 コミック17巻

最後の型にすべての力を使った善逸は、獪岳の首を斬った後は体を思うように動かすことができずに、獪岳と共に無限城の底へと落ちていきます。

それを見て獪岳は善逸も死ぬことで自分が負けたことにはならないと安心しましたが、突然現れた愈史郎により善逸は救出されたのです。

消滅していく獪岳の元へは誰も姿を見せることはなく、1人静かに最期を迎えました。

魘夢

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

下弦の鬼の解体で唯一生き残り、無惨から血を与えてもらったおかげでさらなる強さを手に入れた魘夢は、一度は炭治郎や煉獄たちを戦闘不能の状態にまで追い詰めます。

列車と融合し、乗客200人をまとめて喰らう計画を立てており、さらに強くなっていずれは上弦の鬼になることを夢見ていました。

しかし煉獄や炭治郎たちに敗れ、その夢がかなえられなかったことを嘆きます。

あれだけ血を分け与えられても上弦には及ばなかった……
ああああやり直したいやり直したい
なんという惨めな 悪夢…だ……

©吾峠呼世晴/集英社 コミック8巻

強くなったと思っていたが、柱や他の隊士に倒された魘夢。

しかし自分が目指していた上弦はそれ以上の強さを持っていて、魘夢の夢は決して届くものではありませんでした。

鬼殺隊を殺すことも乗客を1人も喰らうこともできなかった魘夢は、自分の力のなさを痛感し、消滅しました。

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

下弦の伍でありながら無惨のお気に入りの鬼であり、他の鬼たちに自分の能力を分け与えて家族ごっこを楽しんでいた累。

炭治郎と禰豆子の力で一度は追い詰められますが、窮地を脱して再び炭治郎たちに襲い掛かりましたが、助けに入った冨岡に首を斬られてしまいます。

消滅していく中で累は人間の時に自らの手で両親を殺し、家族の絆は自らが壊してしまったことを思い出しました。

全部僕が悪かったよう ごめんなさい
ごめんなさい ごめんなさい……
ごめんなさい…!

©吾峠呼世晴/集英社 コミック6巻

記憶を取り戻した累が死後の世界で出会ったのは、自分が殺したはずの両親でした。

両親は一緒に地獄へ行こうと、人間の姿に戻った累を抱きしめてくれたのです。

累は自分がしたことを後悔し、両親に謝り続けながら消滅しました。

珠世

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

鬼殺隊と協力し、無惨を倒すために開発した薬を自ら打ち込むことに成功した珠世ですが、無惨は時間をかけて薬を分解し、復活してしまいます。

一方で珠世は頭部のみの状態となり、体はすでに無惨に取り込まれてしまっていました。

しかしそんな状態であっても珠世は弱気になることはなく、余裕の表情を見せる無惨に言い放ったのです。

お前…は…今日…必ず…地獄に堕ち…る…
私の…夫…と…子供を…かえ…せ…

©吾峠呼世晴/集英社 コミック21巻

人間の頃に病にかかり長く生きられない珠世は、子供の成長を見届けたいという想いから無惨の誘いにのって鬼になってしまい、その後子供と夫を食い殺してしまったのです。

その後は無惨を倒すために鬼として生き続け、産屋敷からの誘いを受けて今回、鬼殺隊と協力し無惨を倒すために命がけの行動に出ました。

無惨を殺すことを諦めず、夫と子供を大切に思い続けた珠世の気持ちが伝わる最後でした。

まとめ

死亡したキャラクターたちの最期の言葉を解説しました。

多くの読者の心に残る言葉でもあり、鬼滅の刃には名言が多いと言われていますが、紹介した言葉が響いたという人も多いのではないでしょうか。

紹介したものはまだアニメでは放送されていないものもあるので、どんな演出になるのか楽しみですね!

ここまでお読みいただきありがとうございました!

タイトルとURLをコピーしました