【鬼滅の刃】刀鍛冶の里はどんなところ?存在理由、場所、中の人について詳しく解説※

全般
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

刀鍛冶の里は、その名のとおり「刀鍛冶たちがまとまって住んでいる場所」です。

しかし、そこに住む刀鍛冶とその家族以外は簡単には入れない場所でもあり、鬼殺隊士たちにとっても謎の多いところ。

今回はこの『刀鍛冶の里』の存在理由と場所、さらにそこに住む人たちについてまでを詳しく解説いたします。

刀鍛冶の里の存在理由

まずは『刀鍛冶の里』という場所が存在する理由から考えていきましょう。

鬼殺隊が使う日輪刀を作るため

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「鬼の急所は頸。しかし通常の刃物で頸を斬っても殺せない。鬼殺隊の持つ刀は特別な鋼で作られており、その名を“日輪刀”という」

コミック第1巻

鬼を倒す方法はたった2しかありません。

日の光に当てるか、日輪刀で頸を斬り落とすか、このどちらかです。

しかし「日の光に当てる」のは、夜に出没する鬼たちを太陽が昇るまでその場にとどめておかなくてはならず、鬼殺隊士の消耗も激しくなり、危険度が高い戦法です。

そのため、鬼殺隊は主に「頸を斬る」という方法で鬼を倒していて、そのときに必要となるのが日輪刀

つまり、日輪刀がなければ鬼を倒すことは事実上不可能となるため、刀鍛冶と彼らが刀を打つ里の存在は、鬼殺隊にとって極めて重要なのです。

技術を確実に継承するため

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日輪刀は、鉄の原料となるものの中でも特に品質の良い「玉鋼(たまはがね)」から作られます。

刀鍛冶たちは、その玉鋼から鬼を倒すための日輪刀を作り出すという高等技術を持っており、何百年にも渡って継承されてきました。

それは、刀鍛冶たちが同じ場所で技術を共有し、みなで後継者を育て、仲間たちとともに切磋琢磨してきたからだともいえます。

仲間がいるからこそ頑張れる、高みを目指して成長できるところは、鬼殺隊も同じですよね。

そして命を賭けて鬼と戦っている鬼殺隊士にとって、唯一の武器となる日輪刀は、彼らにとってはいわば命綱。

その品質に一切の妥協を許されない刀鍛冶たちは、鬼殺隊士、並びに鬼殺隊が守っている人間の命すべてが自分たちの生み出す刀にかかっていることを自覚し、精神力も鍛えられてきたものと思われます。

刀鍛冶の里はどこにある?

里の場所は隠されている

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第12巻

里の場所を知っているのは、ごく限られた人たちのみです。

炭治郎が刀鍛冶の里へ連れて行ってもらったときは、目隠しをされた状態で隠の人たちにおんぶされていました。

その隠たちも途中で何人も交替していて、さらに、隠たちを案内する鎹烏(かすがいがらす)も頻繁に入れ替わり、明確な場所を把握させない方法がとられています。

里の場所を的確に把握していたのは、おそらくそこに住む刀鍛冶たちと産屋敷家の人間のみだったのではないでしょうか。

俺は鼻が利くので、目隠しだけではなく鼻栓までされていたんだ。もしこれが善逸だったら、耳栓をされていたんだろうか?

里が隠されているのはなぜ?

鬼たちが刀鍛冶を殺そうと狙っているからです。

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第12巻

鬼の始祖・鬼舞辻無惨が部下の鬼たちに出した命令のひとつが「鬼殺隊を全滅させること」で、その中には、鬼殺隊本部の産屋敷邸を見つけ出すことも含まれていました。

産屋敷家の人間を全滅させれば、統率者を失った鬼殺隊が弱体化することは確実だからです。

ではなぜ刀鍛冶たちまで狙われているのでしょうか?

日輪刀を作らせないため

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鬼殺隊士は、日輪刀という特別な刀で鬼の頸を斬って倒しています。

しかし、日輪刀以外の武器や攻撃によって頸が切られた場合、鬼は死にません

鬼の急所は確かに頸ですが、それは日輪刀を使っている場合に限ってのこと。

相手の武器が日輪刀でなければ、頸はもはや急所ではなく、例え斬られても自分で再生できる「怪我」でしかないのです。

つまり、日輪刀を作らせないことは、鬼にとっては自分たちを守る行為になるわけです。

日輪刀以外で頸を斬った場合

鬼の頸が胴体から離れたり破壊されたりする場面は、作中で何度も描かれていますね。

お堂の鬼
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炭治郎と禰豆子が鱗滝さんのところへ行く途中で遭遇した鬼です。

禰豆子に蹴られて頸をもがれたのに、普通にしゃべっている姿を見た炭治郎がびっくりしていました。

愈史郎
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朱紗丸の鞠によって頭部を破壊されますが、その後、自力で再生させています。

珠世と愈史郎は「鬼らしくない鬼」でしたので、頭部を破壊された瞬間は愈史郎を心配した人もいると思いますが、この再生場面を見て、愈史郎が鬼であることを再認識しましたよね。

下弦の伍・累
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炭治郎の日輪刀で頸を斬られたと思わせておいて、実はその直前に自分の糸で頸を斬っていたのでした。

ただそれは、このままでは禰豆子の血鬼術・爆血の力も加わって、炭治郎に頸を斬られてしまう恐れがあったことを感じていたからとも言えますね。

竈門禰豆子
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遊郭で上弦の陸・堕姫によって頸を始め四肢を切断されるも、自身の血で切断面をつなぎ止め、ダメージなしで再生。

このときの禰豆子は、それまでの「人間の理性を残した鬼」ではなく「理性を失った鬼」と化していました。

そのため、堕姫に大きなダメージを与えたあと、血を流す人間を見て襲おうとしています。

炭治郎が止めに入ってなんとか押さえ込みましたが、あの豹変ぶりは本当に恐ろしいものでした。

このように、鬼たちの頸は日輪刀で斬られない限り再生させることができるのです。

日輪刀がなければ鬼殺隊は鬼を倒せずに消耗するのみで弱体化し、いずれは消滅してしまうでしょう。

鬼たちはそれを目論んで、日輪刀を作り出す刀鍛冶たちのことも狙っているのです。

刀鍛冶の里の「中の人」

刀鍛冶の里にはたくさんの刀鍛冶たちが住んでいて、子供から年配の方まで、年齢もさまざま。

その中でも、特に重要な人物として描かれている4人を紹介します。

鋼鐵塚蛍(はがねづか・ほたる)

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鋼鐵塚さんは炭治郎の日輪刀を打ってくれている人で、作中、いちばん登場回数の多い刀鍛冶。

とても気性が荒く、すぐ機嫌を損ねるので、炭治郎に刀を届けに来るときはいつも怒っています。

ちなみにこの癇癪(かんしゃく)持ちは生まれつき。

性格が面倒くさすぎて両親がノイローゼになってしまったため、2歳のときに里の長(おさ)である鉄珍様に預けられました。

「蛍」という可愛い名前は鉄珍様がつけてくれたのですが、鋼鐵塚さん本人は気に入っていないのだそうです。

刀鍛冶としてのプライドがとても高い人

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那田蜘蛛山で日輪刀を折ってしまった炭治郎に対し、新しい刀を届けに来たときはとても怒っていた鋼鐵塚さん。

その理由は、「自分は最高の刀を打った」と自負していたからに他なりません。

そのため、炭治郎は遊郭で刃こぼれさせてしまった後に2ヶ月経ってもまだ新しい刀が届いていない理由を「鋼鐵塚さんのご機嫌を損ねてしまったから」だと思っていました。

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第12巻

しかし実際は、刃こぼれするような刀を与えてしまったことを炭治郎に申し訳なく思い、自分を鍛え直すために姿を消していたのです。

実はその性格の難しさから、過去に自分が刀を打っていた鬼殺隊士には担当を外されることが多かった鋼鐵塚さん。

それだけに、ずっと自分に刀作りをお願いし続けてくれている炭治郎には、心の中でとても感謝していたのでした。

実はかなりのイケメン

刀鍛冶の里にいる人たちは、素顔を隠すために「ひょっとこ」のお面を被っています。

しかし、上弦の伍・玉壺にお面を壊され、素顔があらわになった鋼鐵塚さんを見たファンは驚愕。

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第14巻

「人の話を聞かない怒りんぼおじさん」は、作中でも屈指のイケメンだったのです。

ひょっとこが「お面」だとわかってはいても、登場回数の多い鋼鐵塚さんは、あのお面も含めて「あれが鋼鐵塚さん」と認識されていたため、素顔とのギャップの大きさに驚かされたのでした。

鉄穴森鋼蔵(かなもり・こうぞう)

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鉄穴森さんが最初に登場するのは、那田蜘蛛山の後の蝶屋敷です。

那田蜘蛛山の任務で父蜘蛛と戦っているときに、日輪刀が2本とも折れてしまった伊之助、その伊之助の新しい刀を打ってくれたのが鉄穴森さんでした。

普段は穏やかだが、やはりプライドは高い

鋼鐵塚さんとは違い、穏やかな口調で話す鉄穴森さん。

初めて打った二刀流の刀について、謙虚に出来映えを尋ねています。

ところが、伊之助は打ってもらったばかりの刀を自分流にすべく、刃に石を打ち付けてわざと刃こぼれさせました。

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それを見た鉄穴森さんは、それまでの穏やかな口調が一変し、鋼鐵塚さんに勝るとも劣らない剣幕で怒り出します。

心を込めて打った刀に対してこんな扱いをされたら、誰でも怒りますよね。

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ただ、伊之助に悪気は全くなく、むしろなぜ鉄穴森さんがあんなに怒っていたのか理解できていなかったようです。

鉄穴森さんが怒りながら帰って行くとき、伊之助が炭治郎のパジャマの裾を持っていたのは「謝る必要などない」と思って炭治郎を止めていたからでしょうか。

それとも、鉄穴森さんのあまりの剣幕に恐怖を覚え、炭治郎にちょっとすがっていたからなのでしょうか。

鋼鐵塚さんの唯一の理解者?

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第12巻

鋼鐵塚さんは、自分を鍛え直すことを決意したとき、里の長で育手の親でもある鉄珍様にさえ何も言わずに姿を消しています。

しかし、鉄穴森さんは行動を共にしていて、何も言われなくても鋼鐵塚さんの気持ちをわかっていました。

あの気難しい鋼鐵塚さんが、鉄穴森さんには心を許していたことが伺えますね。

先輩の教えどおりに時透無一郎の刀を打った

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第14巻

鉄穴森さんは、先輩刀鍛冶の鉄井戸さんが残した書きつけを忠実に守って、霞柱・時透無一郎の刀を打っています。

無一郎は柱で、しかも天才剣士ですので、自分に合わない刀であればすぐに気づいていたでしょう。

しかし、その刀がしっくりくることを感じ、無一郎は鉄穴森さんにお礼を言っています。

それまでの無一郎であれば、刀鍛冶にお礼を言うなど考えられないことでしたが、戦いの中で心を取り戻し、素直にその言葉を口にできたのでした。

鉄穴森さんは、心を取り戻す前の無一郎のことを炭治郎から聞いていたため、無一郎の思わぬお礼にとても感激したのです。

鉄地河原鉄珍(てっちかわはら・てっちん)

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第12巻

刀鍛冶の里の長(おさ)である鉄珍様は、里でいちばんのベテランでした。

今でも現役の刀鍛冶で、蟲柱・胡蝶しのぶと恋柱・甘露寺蜜璃の日輪刀は、この鉄珍様が打っています。

変わり種の刀を打つのが得意

胡蝶しのぶと甘露寺蜜璃の日輪刀は、いずれも他の剣士たちとは全く違うタイプの刀です。

鉄珍様は、剣士それぞれの特徴を生かすための独特な刀を作り出す天才だと言えるでしょう。

胡蝶しのぶの刀
©吾峠呼世晴/集英社 コミック第5巻

胡蝶しのぶは力が弱いため、鬼の頸を斬ることができません。

しかし、薬学の知識を生かし、日輪刀の先から毒を注入することで鬼を倒しています。

打ち込む毒の種類は鬼によって変えていて、調合は刀の鞘の中で行う仕組み。

そしてその仕組みを知っているのは、しのぶ本人と、刀を打ってくれている刀鍛冶、つまり鉄珍様の二人だけなのです。

甘露寺蜜璃の刀
©吾峠呼世晴/集英社 コミック第14巻

蜜璃は筋肉の密度が常人の8倍もあり、腕力に恵まれていますが、それ以上に大きな武器となる身体的特徴が「柔軟性」です。

柔らかくしなやかな動きができる蜜璃に、同じように「柔らかくしなる刀」を作って与えた鉄珍様。

この常識にとらわれない発想は、鬼殺隊士の特性を生かした刀作りには欠かせないものだと思います。

なお、蜜璃の独特な刀とそっくりな刀がインドに実在していたことを、こちらの記事で紹介していますので、併せてご覧ください。

刀に対しては誰よりも厳しい

鉄珍様は、鋼鐵塚さんが刀を打たず行方不明になっていることを炭治郎に詫びています。

それを受けた炭治郎は、自分が刃こぼれさせてしまったからだと言いますが、それを「違う」と即座に否定した鉄珍様。

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第12巻

このことがわかっているからこそ、鋼鐵塚さんは自分を鍛え直すために修行しに行ったのでしょう。

ただ、居場所を鉄珍様にも教えていないのは、やはり単なるワガママと思われても仕方ありません。

小鉄くん

刀鍛冶ではなく絡繰人形『縁壱零式』のメンテ担当

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第12巻

小鉄くんは刀鍛冶の里に住んではいますが、自身は刀鍛冶ではなく、戦国時代から里に存在する絡繰人形『縁壱零式』のメンテナンスを担当しています。

この絡繰人形を作ったのが小鉄くんの先祖なので、一族で代々守ってきているのでしょう。

ただし、一族の中にも実際に刀を打つ刀鍛冶はいて、小鉄くん自身も刀を打つ修行をしたことはありましたが、自分にはその才能がないことに気づいてしまいます。

また、絡繰人形が壊れてしまったら、今の自分の力では治せないこともわかっていて、戦闘訓練として使える絡繰人形を使わせないことで、維持していくつもりでいました。

炭治郎の言葉で前向きに

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第12巻

『縁壱零式』を無一郎に壊されたことにショックを受けて逃げ出した小鉄くんを、炭治郎はこう説得しています。

「自分にできなくても、必ず他の誰かが引き継いでくれる。次に繋ぐための努力をしなきゃならない。君にできなくても、君の子供や孫ならできるかも知れないだろう?」

コミック第12巻

炭治郎は妹の禰豆子を人間に戻すために戦っていますが、もし志半ばで自分が命を落としてしまったとしても、きっと誰かがその思いを繋いで鬼舞辻無惨を倒してくれると信じていました。

そんな炭治郎の言葉は意固地になっていた小鉄くんの心を動かし、もし『縁壱零式』が壊れてしまってもきっと直すと誓ったのです。

小鉄くんにつきましてはこちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

また、刀鍛冶の里編では、他にもたくさんの刀鍛冶が登場します。

こちらの記事で刀鍛冶全員の名前が紹介されていますので、チェックしてみてください。

まとめ

刀鍛冶の里は、鬼殺隊が鬼の頸を斬るための「日輪刀」を作る場所です。

そして鬼舞辻無惨は、上弦の伍・玉壺がその場所を見つけたことを知ると、上弦の肆・半天狗とともに里へ送り込みました。

上弦の鬼を2体も送っていることから「日輪刀を作らせないこと」が鬼たちにとっていかに重要だったかが伺えます。

結果的に、その2体は鬼殺隊に倒されますが、里の場所を知られた刀鍛冶たちはそこに住み続けるわけにはいかず、戦いのあと新たな場所へと移って行きました。

鬼が存在する限り鬼殺隊は戦い続け、その鬼殺隊のために、刀鍛冶たちは共に里で暮らしながら、日輪刀を打ち続けるのです。

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