ねんねんころり、こんころり。
鬼が来ようとこんころり。
みなさん【鬼滅の刃】日々感じてますか?
ド派手に心を燃やしていますか?🔥
ねんねんころりしてますか?(笑)
さて、今回の記事は、竈門炭治郎(かまどたんじろう)が、妹・禰豆子(ねずこ)に歌う“子守唄(こもりうた)”についてまとめました。
- 『竈門炭治郎が歌う子守唄?』
- 『子守唄は何話で登場するの?』
- 『炭治郎が歌う子守唄は実在するの?』
など、[竈門炭治郎が歌う子守唄]に注目したいと思います。
題して、
竈門炭治郎の子守唄。
禰豆子や竈門兄弟も育った子守唄は
『竈門』と深い関係があった。
として【鬼滅の刃】竈門炭治郎が歌う子守唄についてご紹介します。
我妻善逸(あがつまぜんいつ)のように眠らず、
お目々をぱっちり開けて、
画面に[全集中!]でお付き合いください。
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竈門炭治郎の子守唄
炭治郎が歌う子守唄は、
単行本【鬼滅の刃】10巻85話[大泣き]の場面で登場します。
[遊郭編(ゆうかくへん)]の鬼・堕姫(だき)との戦いで、禰豆子は鬼化が進み、大暴れして人を襲(おそ)おうとしていた禰豆子を落ち着かせるため、炭治郎が禰豆子に子守唄を歌います。
地味に子守唄でも歌ってやれや。
炭治郎が禰豆子に子守唄を歌った経緯(けいい)は、[音柱(おとばしら)]、宇髄天元(うずいてんげん)の助言(じょげん)に従ったのが、事の経緯(いきさつ)です。
[*経緯 … 物事に何が起きて、どのような事情を経て、最終的に現状へと至ったのか、その一連の出来事の流れを全般的に含む表現。「けいい」とも「いきさつ」とも読める。]
鬼の堕姫についてはこちらの記事をお読みください。
地味に忘れがちですけど、
宇髄さんの助言によって、禰豆子は赤子のように、すやすやと眠って、落ち着きを取り戻すことが出来たんですよね。
もし、禰豆子が大暴れしていた場面が、宇髄天元ではなく、[岩柱(いわばしら)]悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)や[風柱(かぜばしら)]不死川実弥(しなずがわさねみ)だったら、迷うことなく、斬首(ざんしゅ)していたに違いないと思うと、感慨深い(かんがいぶかい)ものがあります。
[*感慨深い … しみじみと心に感じる度合が強いこと。心に深く感じる。]
地味に宇髄天元様でよかったと思います。
地味じゃねぇ、
「ド派手に」の間違いだろ。
竈門炭治郎が歌う子守唄の歌詞
【鬼滅の刃】で竈門炭治郎が歌った子守唄の歌詞はこちら。
こんこん小山の 子うさぎは なぜにお耳が 長うござる 小さい時に母さまが 長い木の葉を 食べたゆえ それでお耳が 長うござる こんこん小山の 子うさぎは なぜにお目々が 赤うござる 小さい時に母さまが 赤い木の実を食べたゆえ それでお目々が 赤うござる
お兄ちゃんのお目々が赤いのは、おかあさんが赤い木の実を食べたから?
ギャィィアアアアアアァアアアアア!可愛すぎて死にそう!
・・・・・。
炭治郎が歌うの子守唄は“実在”する
炭治郎が禰豆子に歌った子守唄は、『小山の子うさぎ』という題名の子守唄です。
- 『小山の子うさぎ』は、関東から西日本を中心に広まっている伝統的な日本の子守唄。
- 各地で様々な歌詞が存在しますが、共通する内容としては、「どうしてウサギは耳が長いのか?」の問いかけと、その答え(理由)が歌われている。
- 東京、千葉、兵庫、岡山、香川、高知などに似たような子守唄が実在する。
- 東京では「椎(しい)の実、榧(かや)の実、食べたゆえ」
- 千葉では「椎の実、榧の実、食べたから」
- 兵庫では「生まれた時に父親が耳をくわえてふったげな」
- 岡山では「あれは母のつわりに枇杷(びわ)の葉を好んで」
香川と高知では2番までの歌詞あり、2番では「どうしてウサギの目は赤いのか?」の問いかけと、答え(理由)を歌っています。
- 香川では「赤い木の実を食べたから」
- 高知では「南天の実を食べたから」
炭治郎の歌った子守唄『小山の子うさぎ』は、佐賀県の子守唄です。
あれ?炭治郎は東京府の雲取山(くもとりやま)出身だったよね?
なんで❝佐賀県の子守唄❞なんだろう?
炭治郎が歌うの子守唄を考察
どうして、東京府の雲取山出身の炭治郎が歌う子守唄は、“佐賀県の子守唄”なんでしょうか?
考察していきます。
「子守唄」と聞いて思い浮かべるのは『ねんねん、ころりよ、おこーろーりーよ』で始まる[江戸子守唄(えどこもりうた)]を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
- ではなぜ、東京府出身の炭治郎が“佐賀県の子守唄”を歌っているのか?
【鬼滅の刃】の作者、吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)先生が、
福岡県出身で、隣の県の佐賀県の『小山の子うさぎ』を知っていて、「お目々が赤い」の歌詞が炭治郎みたいだから使ったのかな?
隣の県だから?「お目々が赤い」のフレーズが入っていたから?
『小山の子うさぎ』を使ったのでしょうか?本当にそうでしょうか?
調べていくとしっかりとした理由がありました。
お兄ちゃんのお目々が赤いのは
お兄ちゃんのお目々が赤いのは、おかあさんが赤い木の実を食べたから?
なぜ『佐賀県の子守唄を選んだのか』の理由も、ここで紐解いていきます。
佐賀県の『小山の子うさぎ』の歌詞の中にも含まれていて、なおかつ、禰豆子が作中で話していた『赤い木の実』が大きく関わっていました。
あ!その赤い実、
喰ったことあんぞ!苦ぇんだよ。
クソ不味(まず)かった。
伊之助(いのすけ)食べたのか?
南天(なんてん)を?
南天には、
- ナンテニン
- ナンジニン
- メチルドメスチシン
- プロトピン
- イソコリジン
- ドメスチシン
- リノリン酸
- オレイン酸
等の毒が含まれています。
伊之助くんは、毒も効きづらいですが、薬も効きづらいんです。
なので、これからは、そこらへんにあるものを安易(あんい)に何でも口にしないようにしてくださいね。約束です。
[*安易 … たやすいこと。わけなくできること。気楽であること。いいかげんなこと。]
※伊之助は毒耐性があります。よい子はマネしないでね。
話を戻します。
禰豆子が言う『赤い木の実』とは、高知の子守唄の歌詞にもあった『南天』と呼ばれる植物のことなんですね。
『南天』は、自然豊かな山々に自生(じせい)していて、のど飴(あめ)の材料に使用されている植物です。
[*自生 … 植物が、その地域に自然に生え育つこと。]
『南天』は佐賀県以外の九州にも自生している植物だし、佐賀県の特産でもないのに、どうして『赤い実』が『南天』だと言い切ることができるの?
それはだな!『南天棒(なんてんぼう)』と呼ばれた、とある僧侶(そうりょ)が関係しているんだ!
[*僧侶 … お坊さん。出家して仏門に入って修行している人を指す。]
煉獄(れんごく)さん!!
この仏教界で有名な僧侶が、
佐賀県で教えを説いて、
『南天棒』という名前が話題になったのが、実は「大正時代」といわれているんだ。
[補足]『南天棒』こと中原鄧州は、明治時代から大正時代にかけて活躍した僧侶。
「大正時代の佐賀県」という特定の時間において、現代であれば有名ではない『南天』は、佐賀県を象徴するものだったそうです。
炭治郎が歌った子守唄『小山の子うさぎ』は、佐賀県の子守唄。
『南天棒』が生まれ育ったのは、佐賀県の唐津市…。
共通点は『佐賀県』?
実は『小山の子うさぎ』の子守唄が作られた場所は『佐賀県唐津市』と言われている。
つまり、大正時代に佐賀県を象徴していた『南天棒』の生まれた唐津市において、子守唄『小山の子うさぎ』が作られた場所と一致している、ということになります。
だから『小山の子うさぎ』の歌詞に登場する『赤い実』は『南天』と言えるのか。φ(..)メモメモ
ねぇ、いつもみたいに話、逸(そ)れてない?大丈夫?
さっきから『赤い実』やら『南天棒』やらで【鬼滅の刃】とは関係ない話になってない?
大丈夫なの?
我妻少年!心配はいらない!
次は『南天』がどれだけ【鬼滅の刃】と深く関わりがあるかの話(考察)になるぞ!
画面のそこの君も!あともうひと踏ん張りだ!最後まで付き合ってほしい!
『子守唄』と『竈門』の関係
〇南天の植物の名前について
この『南天』という植物ですが、名前が、
「難(なん)を転(てん)ずる」、
つまり、「災(わざわ)いを遠ざける」という意味があり、古来から親しまれていました。
さらに、『南天』には❝魔除け(まよけ)❞や❝火除け(ひよけ)❞の力があるといわれていて、特に江戸時代には多くの家の玄関先に『南天』が植えられていたみたいだよ。
〇南天と方角
「災いを遠ざける」という意味を持つ『南天』ですが、とある方角に植えることが決まりとなっていました。
その方角とは、<鬼門(きもん)>の方角。
<鬼門>というのは、平安時代から鬼が出入りするとされてきた方角のことで、この方角を清め、鬼から家を守るために「南天」は使われていました。
【鬼滅の刃】で平安時代の鬼と言えば、鬼の始祖(しそ)、鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)ですね。
あ、兄上…。
先ほど頼まれていた書物をお持ちしました。
これでよかったでしょうか?
うむ!
手間を取らせてしまったな!
ありがとう!千寿郎(せんじゅろう)!
丁度(ちょうど)、<鬼門>の話をしていたところだ!
“陰陽道旧記抄(おんみょうどう、きゅうきしょう)”?
何ですかそれ?<鬼門>と何か関係があるんですか?
実はな、この陰陽道の歴史書によると、<鬼門>というのは、
鎌倉時代前期に著された「陰陽道旧記抄」に「竈、門、井、厠、者家神也云々」とあり、竈、門、井戸、厠など、病気に直結する場所を神格化させ、諸々の宅神から祟りをうけぬよう祭祀を行っていた歴史があり、鬼の門と名の付く北東方位を他の方位方角より恐れる方位になった。
Wikipedia
あ!
「竈」と「門」の文字がある!!
つまり「竈門」は、鬼の出入りする<鬼門>で、<鬼門>の方角に植えるのが、『小山の子うさぎ』に出てくる『赤い実』、つまり『南天』ってことですね!!
すごい…、繋がってる…。
〇南天の花言葉
南天の花言葉を知ってる?
この『南天』の花言葉にはね、
- 『私の愛は増すばかり』
- 『機知(きち)に富(と)む』
- 『福をなす』
- 『よい家庭』
[*機知に富む … その時々に応じた受け答えをしたり、その場の雰囲気を和(やわ)らげたりする才能があること。]
●赤い実:幸せ/私の愛は増すばかり/よき家庭
●白い花:深すぎる愛/機知に富む/募(つの)る愛
『よい家庭』、『幸せ』は、
「竈門家」のようですね。
それだけじゃないぜ。
まだあるの!?
〇南天の開花時期
- 『南天』の開花時期が「7月」頃で、
- 『赤い実』が実り始める時期が「12月」頃です。
ちょっと待って、まさかとは思うけど、「7月」は炭治郎の誕生月だよね…。「12月」は禰豆子ちゃんの誕生月…。
つまり『南天』は、
「炭治郎から始って禰豆子で実を結ぶ植物」
ということになります。
鬼化が進み、大暴れしていた禰豆子を宥(なだ)めるために、炭治郎が歌った子守唄は、
- 『小山の子うさぎ』の歌詞の『赤い木の実』は『南天』のことで、
- 「難を転ずる」意味を持つ『南天』の植物を植える方角が<鬼門>の方角。
- <鬼門>は、陰陽道の歴史書によると、『竈』『門』と記す。
なんかね、情報量が多くて今プチパニックですよ。
まとめに入ります。
まとめ
今回は、竈門炭治郎の子守唄。禰豆子や竈門兄弟も育った子守唄は『竈門』と深い関係があった。として、「竈門炭治郎が歌う子守唄」についてご紹介しました。
『小山の子うさぎ』を調べていくと、いろんなことが繋がっていて、繋がりすぎて、ここまで来るのに、長かった!(笑)
しかも、上記の他に『竈門神社』についての情報も入れようとしてましたが、私がプチパニックのため、やめました。(笑)
『竈門神社』については、こちらの記事がありますので、よかったら覗いてみてください。
そういえば、炭治郎って音痴じゃなかったっけ?
禰豆子も、もしかして音痴?
…ん?じゃあ、母親の葵枝(きえ)さんも???
『竈門兄弟』についてまとめた記事は、こちらからどうぞ。
頭の中が【鬼滅の刃】関連の考察で『なんで?』がいっぱいです。(笑)
今回はここまでです。
最後まで[全集中‼]でお読みいただきありがとうございました!
それではまた、竈門炭治郎が禰豆子に子守唄を歌う時まで。
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