鬼滅の刃【遊郭編】で登場する上弦の鬼、堕姫(だき)と妓夫太郎(ぎゅうたろう)。
柱である宇髄天元が引退に追い込まれるほどの重傷を負わされるなど、さすが上弦の鬼だけあってとても強い敵でした。
この記事では、遊郭編で登場する上弦の鬼・堕姫と妓夫太郎について詳しく解説していきたいと思います。
上弦の鬼・堕姫(だき)
吉原を根城にしていた上弦の陸・鬼の堕姫、普段は花魁として行動しており、遊郭で遊女として不動のナンバーワンです。
その美貌は群を抜いており、気の弱い男性はその美しさで失神するほど。
また、耳に息を吹きかけられた男性は基本的に失禁しまうとか。
そんな美貌、一度は拝んでみたいですね(笑)
鬼になる前も遊女をしており、気が強くお客の侍の片目をかんざしで潰したことにより復讐に遭います。
なぜ侍のお客の片目を潰したかというと、兄のことを侮辱され激昂したためです。
生きたまま焼かれ死にそうなところを、当時上弦の陸だった童磨(どうま)に鬼になるよう見出されました。
戦においては、刃物のように研ぎ澄まされた帯を生き物のように凄まじい速さで動かし攻撃します。
血気術として八重帯斬りが有り、刃物のように研ぎ澄まされた帯で、敵の退路を塞ぎながら切り裂きます。
また、兄の妓夫太郎が出て来た時には額に妓夫太郎の左目が出現し兄の視点も加わり相手の動きが全部見えるようになります。
堕姫(だき)の帯
地下の洞窟に堕姫は帯にたくさんの人間を取り込みストックし、食料として食べていました。
その帯は独自に動いていましたが、後に堕姫本体と融合し堕姫がパワーアップしていましたから堕姫の分体のようなものなのでしょう。
気持ち悪ィんだよ みみずおび!!
遊郭編 上弦の鬼・妓夫太郎
堕姫の兄の妓夫太郎ですが、普段は堕姫の体内に潜んでいますが、有事の際に出てきます。
口癖は「~いいなぁあ。~妬ましなぁあ」などであり、他者への妬み嫉み(ねたみそねみ)が猛烈に強いようです。
鎌を武器としており、攻撃は広範囲のものが多く、斬撃は軌道変更が可能です。
宇髄天元も「血の斬撃にこの数、庇いながら捌ききれねえ」と窮地に立たされます。
血気術として
- 飛び血鎌(とびちがま) ・己の血を剃刀のような薄い刃にして飛ばす毒の斬撃。放った後でも軌道を変えられる。
- 跋弧跳梁(ばっこちょうりょう) ・血の斬撃を身の回りに巡らせる全天周防御。雛鶴が放った無数のクナイを弾くときに繰り出された。
- 円斬旋回・飛び血鎌(えんざんせんかい・とびちがま) ・螺旋状の血の斬撃を両腕に纏う術。刀を打ち合うような接近戦で使用。
と強力な攻撃手段を持っています。
しかも血鎌には毒があり時間が経てば経つほど有利になり、今までも何人もの柱も殺しています。
遊郭編 上弦の鬼・堕姫と妓夫太郎以外の鬼
遊郭編では上弦の陸・堕姫と妓夫太郎以外の鬼は出てきません。
遊郭編 上弦の鬼・堕姫と妓夫太郎の結末その兄妹愛
二人同時に頸を斬られた後消え去る前に「あんたなんかとはきっと血も繋がってないわよ この役立たず!!」「ふざけんじゃねぇぞ!!お前さえいなけりゃ俺の人生はもっと違ってた」など酷い言い争いをしてしまいます。
君たちのことは誰も許してくれない。だからせめて二人だけは・・・
そこに炭治郎が来て「嘘だよ。本当はそんなこと思ってないよ。お互いを罵り合ったら駄目だ」と声をかけると堕姫が「アタシたちに説教すんじゃないわよ。何とかしてよォお兄ちゃあん。死にたくないよォ」妓夫太郎も「梅!!」と人間の頃の堕姫の名前を呼び最期に素直な心の叫びがお互い出せました。
死の間際、地獄と天国の分かれ道でしょうか?妓夫太郎が唯一の心残りは梅(堕姫)だと言っています。
お前は俺と違ったんじゃないかってことを思い、染まりやすい梅のことを自分が育てたせいで道を誤ったんじゃないかと思ったようです。
その為堕姫が人間の頃の姿である梅で現れた際、自分が関わってはいけないと思い堕姫に「ついてくんじゃねえ!!」と強い口調で拒絶しています。
堕姫は炭治郎たちに負けたことを自分のせいだと素直に認め、兄に飛びつき「絶対離れないからずっと一緒にいるって約束したの忘れちゃったのォ!!」と叫びます。
妓夫太郎もその約束を思い返し、堕姫をおんぶしていた堕姫の足を支え共に暗い道へと歩みを進めました。
確かに許されないことをしてきた兄妹ですが、兄と妹がそれぞれを思う気持ちは本物でした。
仲直りできたみたいでよかった
遊郭編 鬼についてまとめ
鬼になる前から、美しかった堕姫に対し醜かったが喧嘩が強かった妓夫太郎幼いころから親にひどい仕打ちを受け兄妹二人で生きていたため絆の深さは本物でしたね。
鬼になり地獄へ行く際も、妓夫太郎が突き放すも頑としてついていく堕姫、結局おんぶして堕姫の足を支え共に歩いていきましたね。
たくさんの人間を殺し残虐な兄妹でしたが、たとえ鬼になり死にゆく際も変わらない確かな兄妹愛は感動してしまいました。
鬼滅の刃って敵である鬼たちにも、鬼になっても仕方がないような悲しいストーリーがあり、ただ単に悪い鬼ってならないところが格別に良いですね!
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