【鬼滅の刃】透き通る世界を会得した順番は?呼吸を極め境地にたどり着くことができたのは誰?

竈門炭治郎(かまど たんじろう)

全集中の呼吸を極めることができたものが会得することができるという「透き通る世界」。

鬼滅の刃では他にも身体能力を向上させるため能力がありますが、その中でも最も会得するのが難しいと言われるのが透き通る世界です。

柱であっても透き通る世界を会得することができたのは一部の人だったことから、会得する難易度が高いことが分かりますよね。

今回の記事では、そんな透き通る世界を会得することができた人たちについて解説していきます!

  • そもそも透き通る世界とは?
  • 透き通る世界を会得したのは誰?
  • 透き通る世界を会得するための条件はある?

などが気になった人は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

透き通る世界とは?

©吾峠呼世晴/集英社 コミック18巻

透き通る世界とは、他の人の身体が透けているように見え周囲の動きがゆっくりに感じられるようになる状態のことです。

相手の筋肉や肺、血管の動きが見えることで、次に相手がどんな攻撃をしてくるのかを予測することが可能になる為、戦闘でかなり優位に立つことができます。

さらに透き通る世界を会得すると殺気をを失くした状態で相手に近づくことができるため、気配に敏感な相手にも気づかれることなく攻撃を放つことも可能です。

透き通る世界について作中で初めて言及したのは、炭治郎の父の竈門炭十郎でした。

大切なのは正しい呼吸と正しい動き
最小限の動作で最大限の力を出すことなんだ
そうすると段々頭の中が透明になってくる

©吾峠呼世晴/集英社 コミック17巻

炭十郎は竈門家に代々伝わる「ヒノカミ神楽」を舞う中で、どうすれば良いかを考え続けてこの境地にたどり着くことができたのです。

炭治郎や炭十郎は透き通る世界と言っていましたが、これは猗窩座が言っていた「至高の領域」と同じです。上弦の参である猗窩座でさえも透き通る世界を会得することはできませんでした。

透き通る世界を会得した順番

限られた人しかたどり着くことができない境地・透き通る世界。

会得できたのはわずか7人で、使いこなすことができた人はもっと少ないです。

透き通る世界を会得した順に見ていきましょう。

1.継国縁壱

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

透き通る世界をはじめに会得することができたのは、始まりの剣士とも言われる継国縁壱です。

鬼滅の刃の登場人物の中で最も強く、鬼の始祖である鬼舞辻無惨と戦った時で攻撃を一度も受けずに、無惨を追い詰めました。

生まれながらにして痣を発現していた縁壱ですが、なんと透き通る世界も生まれながらに会得していたのです…!

さらに赫刀の発現にも成功していて、まさに最強の剣士と言えるでしょう。

縁壱は他の人も自分と同じように他者の身体は透けて見えていると思っていたらしく、のちに妻となる少女・うたとの出会いでようやく自分だけが他の人とは違う世界が見えていることに気付いたようです。

2.黒死牟

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

次に透き通る世界を会得することができたのは、上弦の壱である黒死牟です。

黒死牟は鬼になる前は鬼殺隊の一員でしたが、痣を発現したことで自分には剣技を極めるための時間が残っていないことに絶望します。

そんな黒死牟の前に無惨が現れ、鬼となれば痣の寿命を克服することができると誘われ、鬼になる道を選びました。

黒死牟が透き通る世界を会得したのは人間の時だったのか、鬼の時だったのかは明らかになっていません。

無一郎や悲鳴嶼と戦う前には透き通る世界で相手の力を確認している描写があるので、鬼となってから完全に能力を使いこなしていることが分かります。

3.竈門炭十郎

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

3番目に透き通る世界を会得することができたのは、炭治郎の父・竈門炭十郎です。

炭十郎は鬼殺隊ではありませんが、竈門家に代々伝わる「ヒノカミ神楽」を毎年行っていました。

このヒノカミ神楽は、縁壱が使っていた日の呼吸のことで、炭十郎は鬼殺隊でなかったものの、知らずのうちに全集中の呼吸を会得していたのです。

ヒノカミ神楽を覚えたての頃は、まだ無駄な動きが多く必死に神楽を舞っているという状態でした。

しかし少しずつ正しい呼吸の方法を理解していき、無駄な動きを減らして最小限の動きで最大限の力を出せるようになったのです。

透き通る世界を会得している炭十郎は、自分よりもはるかに大きな熊に対しても冷静に対処し、小さな斧で首を斬り落とすほどの実力があります。

もし炭十郎が鬼殺隊になっていたら、柱になっていた可能性はかなり高そうです。

4.竈門炭治郎

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

4番目に透き通る世界を会得することができたのは、竈門炭治郎です。

無限城で猗窩座との戦いの際に、猗窩座の戦いの羅針を狂わせる方法がないかを考えた炭治郎は、猗窩座から放たれた不可避の攻撃を躱すことに成功します。

その時に炭治郎は、避けることだけに集中し他の感覚をすべて閉じていました。

そして一瞬だけ、炭治郎は透き通る世界に入ることに成功します。

その後炭治郎は義勇が猗窩座の相手をしている隙に昔炭十郎とした会話を思い出したことで、完全に透き通る世界に入ることができたのです。

他の人は変化がありませんでしたが、炭治郎は透き通る世界に入った後に呼吸の音、目や髪の色も変化が見られました。

炭治郎は堕姫や半天狗との戦いでも透き通る世界に入りかけていました。そして猗窩座との戦いで完全に透き通る世界の会得に成功しました!

5.悲鳴嶼行冥

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

5番目に透き通る世界を会得することができたのは、岩柱の悲鳴嶼行冥です。

無限城で黒死牟と戦い、全力を出した黒死牟に圧倒されます。

悲鳴嶼は戦いの中で、黒死牟が自分が攻撃を出すよりも早く動きを予知していると気づいたのです。

黒死牟が見えているものは何かを考え、その正体を掴もうと極限まで集中を高めます。

そしてついに、悲鳴嶼も透き通る世界に入ることに成功しました。

それだけでなく、悲鳴嶼は黒死牟が透き通る世界を会得していることを逆手に取り、わざと自身の血の巡りを操作させ、攻撃を読ませないようにしています。

悲鳴嶼は盲目ですが黒死牟を見た際に「脈動が知覚できる」と言っていたので、透き通る世界は肉眼で見ているというわけではなさそうです。

6.時透無一郎

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

6番目に透き通る世界を会得することができたのは、霞柱の時透無一郎です。

無一郎も悲鳴嶼と同じく、無限城で黒死牟と戦いますが、致命傷を負わされてしまいます。

しかし傷を何とか固定し、自分の命よりも仲間を勝利に導くことを優先しました。

その際に透き通る世界が見え、広範囲かつスピードのある黒死牟の攻撃を何とか避けきり、黒死牟に接近して赫刀で動きを封じ込めることに成功します。

無一郎はこの時にすでに致命傷を負っている状態だったため、透き通る世界を使って何とか黒死牟の攻撃を予知して避けることができたのです。

7.伊黒小芭内

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

最後に透き通る世界を会得することができたのは、蛇柱の伊黒小芭内です。

伊黒は無惨との戦いで、鎹鴉からの情報をもとに赫刀の発現にも成功させています。

無惨との戦いでは全員が攻撃を防ぐことに精いっぱいとなり、劣勢が続いていました。

しかし戦力がわずかに増えたことで状況が好転し、わずかに余裕が生まれます。

すでに透き通る世界を会得している悲鳴嶼からの呼び掛けを聞き、伊黒は無惨を注視した際に一瞬だけ透き通る世界を見ることに成功しました。

煉獄杏寿郎も透き通る世界を会得していた?

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

透き通る世界を会得したのは7人だけという結果でした。

ですが、炎柱の煉獄杏寿郎も透き通る世界が見えていたのでは?と言われているのです。

無限列車で炭治郎は魘夢と戦っていた際に、列車の機関士と思われる男性に錐で腹を刺されてしまいました。

魘夢の攻撃では大きな怪我は負っていなかった炭治郎ですが、この錐での攻撃で腹部に重傷を負ってしまったのです。

何とか魘夢を倒すことはできたものの、炭治郎の出血は止まらない危険な状態でした。

その後煉獄と合流した時に、煉獄はまるで炭治郎の身体が透けて見えているかのような発言をしているのです。

もっと集中して呼吸の精度を上げるんだ
体の隅々まで神経を行き渡らせろ 血管がある 破れた血管だ
そこだ 止血 出血を止めろ

©吾峠呼世晴/集英社 コミック8巻

炭治郎が集中して破れた血管を探し当てたときに、煉獄もそれに気づいたような発言をいたことから、もしかしたら透き通る世界がある程度見えていたのでは?と考えられます。

炭十郎が言っていたように、煉獄も呼吸の仕方について触れているので、可能性としては0ではなさそうです。

透き通る世界を会得する条件

鬼殺隊は鬼と戦うために全集中の呼吸を会得していますが、呼吸を極めると痣や赫刀の発現も可能になります。

痣や赫刀は発現するための条件が明らかになっていますよね。

痣の発現条件・心拍数が200を超える
・体温が39度以上になる
赫刀の発現条件・刀身に圧力をかけて温度を上げる
→日輪刀を強く握りしめる
→日輪刀同氏を強くぶつける
痣や赫刀の発動条件

ですが、透き通る世界を会得するための条件については詳細は分かっておらず、判明しているのは「正しい呼吸と正しい動き」をするということだけです。

透き通る世界にたどり着いた人たちの共通点を見てみると、「痣者」であったこと。

黒死牟は赫刀を発現させることはなかったので、赫刀が発現できるかどうかは条件には当てはまらなそうです。

条件が詳細に分かっていなかったからか、痣や赫刀と比べると透き通る世界を会得した人物は少なく、柱の中でも上位の実力者であった冨岡や不死川でさえも会得することはありませんでした。

まとめ

©吾峠呼世晴/集英社 コミック17巻

透き通る世界を会得した順番や条件に付いて解説しました。

鬼滅の刃に登場した力の中でも最も会得が難しく、たった7人しか透き通る世界にたどり着くことはできませんでした。

会得した人たちも、透き通る世界に入るためにはかなりの集中力が必要になるみたいで、無惨との戦いではなかなか使うことができない場面も。

しかし縁壱は生まれながらに透き通る世界を会得し、戦闘中でも完璧に使いこなしていていてまさに最強の剣士ですよね。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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