無惨の直属の配下であり、最強の鬼とも言える十二鬼月。
鬼殺隊の隊士が柱になる時の条件の1つにも「十二鬼月を倒す」というものがあり、十二鬼月と戦うときは柱に近い実力が無いと太刀打ちできないという事が分かりますね。
今回は、そんな最強の鬼である十二鬼月のメンバーを紹介していこうと思います!!
- 十二鬼月のメンバーの名前は?
- 十二鬼月はどんな血鬼術を使っていたの?
などが気になった人は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。
十二鬼月とは
十二鬼月は、鬼の始祖である無惨が選んだ最強の鬼のことを指します。
上弦と下弦と分かれており、数字は壱から陸まであるため最強の鬼が上弦の壱、最弱の鬼が下弦の陸です。
また上弦の下弦にはかなりの力の差があり、上弦は100年以上も顔ぶれが変わっていませんが、下弦は何度もメンバーの入れ替えが発生しています。
無惨に認められれば数字が上がることもありますが、もちろん数字をはく奪されて十二鬼月のメンバーから外されてしまうこともあるのです。
もちろん十二鬼月だからといって無惨から重宝されているわけではなく、無惨に気に入らないと判断されてしまうと、殺されてしまう可能性も十分あります…。
下弦の伍・累が死んだときに、無惨はかなり機嫌を損ねてしまい、下弦の鬼は役立たずだと判断して解体を行いました。唯一、下弦の壱であった魘夢だけが生き残りましたがその他の下弦は全員ほとんど活躍することなく殺されてしまったのです…。
十二鬼月のメンバー一覧
では最強の鬼たちである十二鬼月について、詳しく解説していこうと思います!
十二鬼月たちはどんな血鬼術を使っているのでしょうか?
上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)
十二鬼月の中で最も強いとされる「上弦の壱」の座を400年以上も守り続けている黒死牟。
戦国時代の生まれで、元は鬼殺隊の隊士で痣を発現させるほどの実力者でした。
しかし痣の寿命で剣技を極められないことに絶望しますが、そんなときに無惨によって鬼になるように勧誘を受けます。
剣技を極めたい黒死牟は無惨の誘いを受け鬼となり、最強の鬼となったのです。
血鬼術・全集中の呼吸を強化
元鬼殺隊であったため、黒死牟も全集中の呼吸を使うことができます。
黒死牟は血鬼術で自身が鬼殺隊の時から使っている「月の呼吸」を強化して戦い、黒死牟が使っている刀は自身の血肉から作り上げたものです。
普通の全集中の呼吸では呼吸に合わせたエフェクトが出ているものの、攻撃判定には含まれていません。
しかし血鬼術で強化した全集中の呼吸を使う黒死牟は、発生させた月のエフェクトを斬撃のように飛ばし攻撃することを可能にしています。
上弦の弐・童磨(どうま)
上弦の中で唯一数字の昇格が判定しており、比較的新参であるにも関わらず弐にまで上り詰めた童磨。
普段は人間社会に溶け込んで生活しており、万世極楽教の教祖をしています。
鬼の中では表情が豊かですが人間のような感情を一切持っておらず、周りの人間を真似して感情がある振りをしているのです。
20歳の時に無惨と出会い自らの意思で鬼にしてもらってからは、無惨のことを崇めています。
血鬼術・冷気を操る
童磨は血鬼術で冷気を発生させることができ、その力は吸ってしまうと肺が凍り付いて壊死してしまうほどの威力を持ち、集中の呼吸を使う鬼殺隊の天敵です
至近距離はもちろん、遠距離の攻撃もあり攻守のバランスが非常に良い血鬼術です。
さらに自身と同等の力を持つ分身を複数体生み出すこともでき、1人で童磨と戦うとなると攻略はほぼ不可能とも言えるでしょう。
持ち歩いている2つの扇も武器として使われており、人を両断することができるほどの切れ味を持ちます。
上弦の参・猗窩座(あかざ)
上弦の鬼の中でも古参であり、何度も柱を返り討ちにしている実力を持つ猗窩座。
強者との戦いを心から楽しみ、相手がたとえ敵であっても強者と認めると称賛を送るほど。
「至高の領域」を追い求めており、鬼であるにも関わらず人を食べる時間よりも鍛錬する時間の方が長かったみたいです。
一方で無言で殺そうとするほど弱者のことを徹底的に嫌っています。
血鬼術・身体強化
自身の身体能力を向上させるというシンプルな血鬼術を使います。
近距離戦に特化していますが、打撃を飛ばすといった中距離の攻撃もあります。
相手が自分に向けた闘気を感知することができ、相手の動きを予知することもできるため、相手の攻撃を避けることはもちろん隙をついて攻撃することもできます。
腕を斬られた際もすぐに再生させており、再生能力も上弦の中では優れていると言えるでしょう。
上弦の肆・半天狗(はんてんぐ)
小さな老人のような姿をしており、常に何かに怯えた様子でいる半天狗。
小心者のように見えますが上弦の鬼の中でもかなり性根がねじ曲がっており、「自分が弱者で可哀そうな人だから他人は傷つけてもよい」という考えを持っています。
人間の時から悪行を繰り返しており、自身の名前を何度も変えていたため、本人でさえも本当の名前が分からなくなってしまいました。
その結果死刑となりましたが、前日の夜に無惨と出会い、鬼となったのです。
血鬼術・分身
自分がピンチになると、本体を守るために分身を生み出すという血鬼術を使います。
喜怒哀楽の4体の鬼を生み出し、4体でも倒せない敵と遭遇した場合は4人が合体し、憎珀天(ぞうはくてん)という最強の分身に生まれ変わります。
分身は首を斬っても死ぬことはないため、分身と戦いながら本体の首を斬らないといけません。
さらに本体はかなり小さくものすごい速度で逃げ回るため、1人で半天狗と戦うことはかなり難しいでしょう。
新上弦の肆・鳴女(なきめ)
半天狗が死亡したことで新しく上弦の肆の座についた鳴女。
上弦入りする前から無惨の側近として活躍しており、他の上弦の鬼たちとも顔見知りでした。
人間だった頃に琵琶奏者だったためか、鬼となってからも琵琶を持っており、「琵琶女」や「琵琶の君」などと呼ばれることも。
仕事人間であり、無惨の数少ないお気に入りの鬼の1人です。
血鬼術・無限城を操る
鳴女の血鬼術は、無限城を作り出し、自在に操るというものです。
無限城は無惨の本拠地でもあり、鬼の中でもかなり重要な役割を果たしていると言っても過言ではありません。
上弦入りする前に無惨に血を与えてもらい、無限城を操るだけでなく使い魔を生み出すこともできるようになり、探知能力が向上し、鬼殺隊の本拠地を見つけ出すことにも成功しました。
相手を自由自在に移動することもできるため、殺傷能力はないものの便利さでは十二鬼月の中でも随一の血鬼術です。
上弦の伍・玉壺(ぎょっこ)
十二鬼月の中で唯一、人外の姿をした鬼である玉壺。
紳士的な口調でありながらも、生き物の死体を使った作品の好んで生み出すような非道な性格をしています。
一方で芸術家として優れた一面もあり、玉壺が作った壺は高値で売れていたことが判明しています。
物語の中では人間だった頃の描写は一切ありませんでしたが、公式ファンブックにて人間だった頃から動物を興味本位で殺すという奇行を繰り返していたため、孤立した存在だったみたいです。
血鬼術・壺
玉壺は名前の通り壺を介して血鬼術を使います。
壺から壺への瞬間移動や、壺の中に人を何人もを収納できる異空間を生み出しており、この能力を活用して刀鍛冶の里を探すことにも成功しました。
壺の中から魚の姿をした使い魔を生み出すこともでき、様々な方法で相手を追い詰めていきます。
真の姿になると容姿が人型に近づき、触れたものをすべて魚に変えてしまうという即死攻撃も奥の手として隠していました。
上弦の陸・妓夫太郎(ぎゅうたろう)、堕姫(だき)
童磨によって命を救われ、鬼となった兄妹の妓夫太郎と堕姫。
普段は堕姫が遊郭で花魁として生活しており、妓夫太郎は堕姫がピンチになった時に姿を現します。
人間だった頃から兄妹であり2人の絆は深く、2人の首を同時に斬らないと消滅させることはできません。
堕姫が柱を7人、妓夫太郎が15人殺しており、真の上弦の陸とされているのは妓夫太郎です。
血鬼術・毒の鎌
妓夫太郎は自身の血を鎌に変えて戦う血鬼術を使います。
血には毒が含まれており、普通の隊士レベルだと少し食らっただけで即死してしまうほどの猛毒です。
妓夫太郎の攻撃にはすべて毒が付与されているため、すべての攻撃を避けることが必要があり、上弦にふさわしい実力者であることが分かります。
血鬼術・帯
堕姫は自身の体から生み出した帯を操る血鬼術を使います。
鬼の禰豆子でさえも胴体を両断されてしまうほどの切れ味を持ち、大量に帯を発生させて周囲を一網打尽にすることも可能にします。
帯には人間を閉じ込めることもでき、堕姫は気に入った人間を帯に保存し、食料として保管していました。
新上弦の陸・獪岳(かいがく)
善逸の兄弟子であり、元鬼殺隊だった獪岳。
任務で上弦の壱・黒死牟と遭遇してしまい、自分が助かるために鬼になる道を選びました。
鬼となったばかりでしたが、無限城での戦いでは上弦の陸の座を与えられています。
しかし妓夫太郎の強さと比べると、やはり鬼になって日が浅いため実力が十分ではないようにも見えました。
血鬼術・全集中の呼吸を強化
獪岳も黒死牟と同じく、自身が鬼殺隊だった頃から使っていた「雷の呼吸」を血鬼術で強化して戦っています。
強化されたことで、雷の呼吸の斬撃を喰らうと体に亀裂が入り、体がひび割れ続けるという効果が発揮されるようになりました。
善逸の雷の呼吸のエフェクトは黄色の雷ですが、獪岳が使うと黒い雷のエフェクトが発生します。
日輪刀に似た刀を使っていますが、こちらも黒死牟と同じで自身の血肉から作りだした刀です。
下弦の壱・魘夢(えんむ)
下弦解体の際に唯一無惨から気に入られ生き残ることができた魘夢。
無惨から追加の血を与えられ順応し、さらなる強さを手に入れることに成功しました。
無限列車では人間の弱みに付け込んで、一般人を手駒にして鬼殺隊と戦うという知的な一面も見せています。
人間だった時から人の不幸が大好物だったようで、相手をぬか喜びさせてから絶望させるという行為を繰り返していたようです。
血鬼術・夢を操る
魘夢は相手を眠らせて魘夢が意図した夢を見せるという血鬼術を使います。
夢の中は眠っている人の精神を表わしており、夢の中に存在する「核」を破壊されると精神が崩壊してしまい、廃人となってしまうのです。
あまり攻撃的なものではないものの、術にかかってしまうと起きることは困難なため、術にかかるとほぼ敗北が決定したと言っても過言ではないでしょう。
元下弦の壱・姑獲鳥(うぶめ)
町のはずれにある屋敷に住み着き、親に恵まれなかった子供たちを好んで捕食していた姑獲鳥。
始めは優しい母のように子供たちと接しますが、拷問と治療を繰り返して最後には食べるという恐ろしいやり方で下弦の壱にまで上り詰めました。
小説版にのみ登場しており、現在の風柱である不死川実弥に討伐されています。
血鬼術・幻術
姑獲鳥はお香を使って相手に幻術を見せるという血鬼術を使います。
捕らわれていた人たちも血鬼術にかかった影響で姑獲鳥にコントロールされており、精神が崩壊したような状態でした。
お香を破壊することで幻術を解きことができますが、一度幻術にかかってしまうと1人で解除することはほぼ困難と言えるでしょう。
下弦の弐・轆轤(ろくろ)
無惨によって行われた下弦の解体の被害者の1人である轆轤。
何とか生き残ろうと無惨に自分はもっと役に立てるとアピールしたものの、「血を分けて欲しい」と口を滑らせてしまい、無惨の機嫌を損ねてしまいます。
必死に弁解しましたが無惨の機嫌は直ることはなく、そのまま殺されてしまいました。
戦闘シーンなどは無かったため、どのような血鬼術を使うのかは明らかになっていません。
元下弦の弐・佩狼(はいろう)
鬼の中では珍しく洋装であり、新選組を思わせる羽織を身につけている佩狼。
一度杏寿郎の父である槇寿郎と戦い窮地に追い込まれましたが、槇寿郎が任務を放棄したため何とか生き延びたのです。
その後は槇寿郎に復讐を誓い、上弦の弐にまで上り詰めました。
煉獄杏寿郎外伝に登場しており、現在の炎柱である煉獄杏寿郎に討伐されています。
血鬼術・影を操る
影を操ることができる血鬼術を使います。
佩狼が操る影は亜空間のようになっており、彼が戦闘の際に血ようする銃やダイナマイトなども影の中に入れて持ち歩くことが可能です。
影で狼を作り出し攻撃することもできますが、人間が使うような武器を多く使用しており、鬼としては珍しい戦闘スタイルです。
下弦の参・病葉(わくらば)
無惨によって行われた下弦の解体の被害者の1人である病葉。
目の前で同じ下弦の鬼たちが次々と理不尽な理由で殺されていき、病葉は生き残るためにその場から逃走を図ります。
無限城内を走り回り無惨から距離を取りましたが、気が付いた時にはすでに無惨に捕まっており、首だけの状態になっていたのです。
その後は体が再生することはなく、床に投げ捨てられて少しずつ消滅していきました。
病葉も戦闘シーンは一切なかったため、血鬼術は明らかになっていません。
下弦の肆・零余子(むかご)
無惨によって行われた下弦の解体の被害者の1人である零余子。
鬼の心を読むことができる無惨に、柱と対峙した際に逃亡しようとしていると指摘されてしまい、零余子はそれを否定します。
零余子の弁解は一切聞かず、自分の言葉を否定されたことに機嫌を損ねた無惨によって殺されてしまいました。
零余子も戦闘シーンなどは無かったため、どのような血鬼術を使うのかは明らかになっていません。
下弦の伍・累(るい)
鬼としては珍しく、那田蜘蛛山を拠点として他の鬼と「家族」を作り、共に生活している累。
家族に対して強い憧れを抱いており、家族となる鬼には自身の血を与えて力を分けているのです。
境遇が似ていたためか無惨からかなり気に入られており、何度か無惨が累の元を訪れることもありました。
下弦の壱、弐に近い実力を持っていましたが、累自身が数字にこだわりが無かったため昇格することはなく、伍で留まっていたようです。
血鬼術・糸
手から糸を発生させ、その糸を操る血鬼術を使います。
隊士の体を簡単にバラバラにしてしまうほどの切れ味が良く、自身の血でさらに強化することも可能。
この能力を家族となった鬼にも分け与えていたため、家族たちも糸を操るような血鬼術を使っていました。
下弦の陸・釜鵺(かまぬえ)
無惨によって行われた下弦の解体の被害者の1人である釜鵺。
無惨から下弦は活躍ができていないことを叱責された際に、心の中で不満を抱いてしまい、無惨に心を読まれてしまいます。
泣きながら許しを求めましたが、無惨の機嫌は直ることなくそのまま殺されました。
釜鵺も戦闘シーンなどは無かったため、どのような血鬼術を使うのかは明らかになっていません。
元下弦の陸・響凱(きょうがい)
作中で唯一降格が判明している響凱。
下弦の陸になったものの、少しずつ人間を食べることができなくなってしまったことがきっかけで無惨から数字をはく奪されています。
なんとか十二鬼月に戻ろうと、大勢の人間を食べるのではなく、1人で50~100人分の栄養とされる稀血の人間を狙っていました。
血鬼術・鼓
体に生えている鼓を鳴らして戦う血鬼術を使います。
鼓を鳴らすと自分の拠点である屋敷の部屋を動かしたり、斬撃を飛ばしたりすることが可能です。
鼓は響凱以外も使用することができるため、鼓を落としてしまうと血鬼術を使用されてしまうというデメリットがあります。
まとめ
十二鬼月の鬼たちを紹介しました。
どの鬼たちも強力な血鬼術を持っており、特に上弦の鬼は1人では討伐がかなり難しいと分かるほどの能力であることが分かりますね!
下弦解体によって死亡してしまった鬼たちは、血鬼術が判明しないまま終わってしまったので、どんな血鬼術が使えたのかが気になります…。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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