【鬼滅の刃】上弦の鬼が使う血鬼術と鬼舞辻無惨からの評価

十二鬼月

鬼舞辻無惨の直属の配下、十二鬼月。

十二鬼月の中でも“上弦”の六鬼と“下弦” の六鬼に分けられており、上弦は柱を倒すほどの力を持っています。

入れ替わりが激しい下弦とは違い上弦の鬼は百年余り顔ぶれが変わっておらず、胡蝶しのぶは上弦の強さは柱3人分に匹敵すると推測するほど。

今回では、十二鬼月の中でも特に優れた力を持つ上弦の鬼について詳しく解説していきます!

  • 上弦の鬼の名前は?
  • 血鬼術はどんなものを使うの?
  • 無惨とはどんな関係性であったの?

このような内容が気になっている人は、是非記事をチェックしてみてくださいね!

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上弦の鬼とは?

©吾峠呼世晴/集英社 コミック12巻

十二鬼月の中でも特に優れた鬼たちのことで、鬼殺隊の最高位である柱さえも凌駕する力を持ちます。

鬼の強さは人間を食べた数に比例しますが、上弦の強さには「無惨の血を他の鬼よりも多く与えられている」ということも理由の1つです。

無惨の血を多く与えられた鬼はより強い力を手に入れることができますが、無惨の血の量が多いと細胞が血に順応することができず、ほとんどの場合は死んでしまうため上弦の鬼を作り出すことは簡単ではありません。

また、上弦は鬼に勧誘することを許されていたり、両目に数字が刻まれていたり(下弦は片目のみ)と下弦との差別化がハッキリとされています。

浅草で無惨に肩がぶつかったことに対していちゃもんをつけていた人の中に、無惨に大量の血を流し込まれて死んでしまった女性がいましたね…普通の人間から上弦の鬼を作りだすことは困難なため、無惨は上弦の鬼と類似した体質の人間を狙って鬼にしているようです。

上弦の鬼一覧

階級名前鬼血術無惨の評価

上弦の壱(いち)
黒死牟(こくしぼう) 月の呼吸 最も信頼


上弦の弐(に)
童磨(どうま) 氷を自由自在に操るあんまり好きじゃない

上弦の参(さん)
猗窩座(あかざ) 破壊殺(はかいさつ)お気に入り

上弦の肆(し)
半天狗(はんてんぐ)分裂普通

新・上弦の肆(し)
鳴女(なきめ) 空間操作、探索お気に入り

上弦の伍(ご)
玉壺(ぎょっこ) 壺を使った移動、生物の生成割とお気に入り

上弦の陸(ろく)
妓夫太郎・堕姫(ぎゅうたろう・だき) 血の鎌(妓夫太郎) /
帯(堕姫)
お気に入り( 妓夫太郎 )/
頭の悪い子供(堕姫)

新・上弦の陸(ろく)
獪岳(かいがく)雷の呼吸

ここからは上弦の鬼たちの人間だった頃や血鬼術、無惨からはどんな評価だったのかを一覧にしてまとめました!

上弦の壱 黒死牟(こくしぼう)

©吾峠呼世晴/集英社 コミック19巻

上弦の鬼の中で最強とされる壱の座を数百年ずっと守り続けて鬼です。

人間の時は鬼殺隊であったため呼吸を使うことができ、さらに鬼になったことで高い身体能力を得たことで鬼と人間の強さを併せ持つ強力な鬼となりました。

さらに上弦の鬼では唯一、相手の身体が透けて見えるようになり、先の動きを読む事ができるようになる”透き通る世界”を会得しています。

血鬼術:月の呼吸

鬼殺隊の時に会得した呼吸法に血鬼術を合わせたもの。

様々な呼吸で水や炎のエフェクトが描かれていますが、これらのエフェクトは当たったとしても攻撃にはならず、その呼吸法を表すための飾りとして描かれています。

しかし月の呼吸で描かれている三日月のエフェクトは飾りではなく、当たると攻撃を受けてしまうため広範囲の攻撃が可能になっています。

黒死牟が使用している月の呼吸は、作中で登場した呼吸法の中で最も型が多く、全部で16個あります。鬼となり長い年月で鍛錬をしたからこそ多くの型を生み出すことができたのかもしれませんね。

無惨からの評価は「ビジネスパートナー」

無惨からこのような評価をされた鬼は他にはいなかったため、鬼の中で最も信頼されていた模様。

無惨は全ての鬼の思考を読むことができるため鬼の多くは無惨に怯えていましたが、黒死牟は無惨を裏切ろうと考えたころはなく、むしろ自分を取り繕う必要がなかったため気が楽だったみたいです。

上弦の弐 童磨(どうま)

©吾峠呼世晴/集英社 コミック16巻

上弦の鬼の中では新参であるものの、弐まで上り詰めた実力者。(初登場時は上弦の陸)

「万世極楽教」の教祖として人間の世界に溶け込み、誰に対しても優しく接していますが実は基本的な感情や共感性が欠落しています。

猗窩座のことを一番の友人と言ったり、他の上弦のことを仲間と言っていますがどうやら他の上弦たちからはあまり好かれていないみたいです…。

血鬼術:氷を自由自在に操る

2つの扇を使い、冷気を操る血鬼術を使います。

技の美しさとは裏腹に、攻撃が当たっていなくても冷気を吸ってしまうと肺が壊死するという恐ろしい効果があり、呼吸によって身体能力を向上させる鬼殺隊とは相性が悪いです。

さらに氷で自身の分身を生み出すことができ、その分身は本体と同じ血鬼術を使えるため自身はノーリスクで戦うことも可能です。

無惨からの評価は「あんまり好きじゃない」

童磨は無惨のことを自身が教祖をしている「万世極楽教」の神様は無惨とするなど、無惨を崇拝していますがどうやら無惨からはあまり好かれていなかったようです…。

無惨は強い執着や渇望が無いと鬼として進化できないという考えを持っていたので、感情が欠如している童磨に対してはあまり期待していなかったみたいですね。

上弦の参 猗窩座(あかざ)

©吾峠呼世晴/集英社 コミック17巻

鬼滅の刃で初めて上弦の鬼として登場し、上弦の強さを見せつけました。

強者との戦いを楽しみとしており、相手が敵であっても敬意を表することもありますが、逆に弱者はひどく嫌っており容赦なく殺そうとしてきます。

人間を食べることよりも鍛錬に費やした時間の方が長いという武闘家です。

血鬼術:破壊殺(はかいさつ)

猗窩座が使用する血鬼術は、自分の身体能力を向上させるシンプルなものですが、元々身体能力の高い鬼がその力をさらに強くしているため、非常に厄介です。

近距離からの攻撃が多いですが、自身の拳から衝撃波を放つことも可能。

また敵の闘気に反応し、相手を予測する能力に長けているため攻撃を当てることも難しいです。

無惨からの評価は「お気に入り、忠実で真面目だから」

無限列車で煉獄を倒したものの、炭治郎たちを始末できなかったことにひどく怒り、とてもお気に入りという風には思えないですよね(笑)

ですが猗窩座は鬼になっても女を食べないということを無惨に容認されていました。

鬼は人を食べて強くなるので、このことが許されているということは分かりにくいですけどお気に入りだったみたいですね。

上弦の肆 半天狗(はんてんぐ)

©吾峠呼世晴/集英社 コミック12巻

上弦の鬼とは思えないほど小さな体で老人のような姿の鬼で、無惨に上弦が召集された際もずっと怯えているような素振りを見せていました。

自分を常に被害者だと思い込んでおり、自分を倒そうとする炭治郎を悪人呼ばわりしています。

血鬼術:分裂

頸を斬られると分裂し自身の分身を生み出すことができるため、非常に厄介な鬼です。

本体が危険な状態になるとより強い分身が生まれ、最終的には本体を守る為にすべての分身が1つに集まり、高い戦闘力を持った分身を生み出します。

本体の頸を斬れば分身は全て消えますが、信じられないほど小さく、逃げ足が速いため炭治郎のように嗅覚が優れているなどの特殊能力を持っていないと探し出すのも難しいです。

無惨からの評価は「普通。たまにうざく感じるが許容範囲」

常に何かに怯えているような素振りを無惨もうざく感じていたのかもしれませんね(笑)

消滅する間際に視界の共有によって、禰豆子が日の光を克服したことを伝えることができた時はすでに消滅した半天狗のことを称賛していました。

新・上弦の肆 鳴女(なきめ)

©吾峠呼世晴/集英社 コミック16巻

半天狗が倒されてから、新しく上弦の肆になった琵琶を常に持っている長い黒髪の女の鬼です。

上弦になる前から無惨の側近を務めており、必要以上の会話はしない無口な性格です。

常に琵琶を持っていたことから、上弦の鬼たちからは「琵琶女」や「琵琶の君」などと呼ばれていました。

血鬼術:空間操作、探索

実は無惨の本拠地である無限城を作り出しているのは鳴女の血鬼術なのです!

無限城を意のままに操ることができ、この血鬼術に対して伊黒には「煩わしさと厄介さは随一」と思わせるほどです。

また、産屋敷の居場所を突き止めたのも彼女で、あの無惨でさえも彼女の能力を素晴らしいと評価していました。

無惨からの評価は「便利であるためお気に入り」

他の鬼にはない便利な能力や、上弦の鬼になったことで成長を見せたことが評価され、鳴女の評価はお気に入りという結果でした。

鳴女は仕事人間で、言われたことを淡々とこなしていたことも評価された理由かもしれませんね。

産屋敷が暮らしていたお屋敷は、鬼に見つからないように鬼殺隊の一部の人にしか知らされていませんでした。それなのに上弦になってすぐに場所を見つけたのはすごいですね…無惨が気に入る気持ちも分かります。

上弦の伍 玉壺(ぎょっこ)

©吾峠呼世晴/集英社 コミック12巻

上弦の鬼の中で唯一見た目が甚大な姿をした珍しい鬼です。

壺の中に身を潜め、自分のことを芸術家と自称していますが、人間を傷つけ、不気味に飾り付けたりとかなり感性がずれています。

プライドが高く、無一郎に自分の作品を侮辱されると大激怒していました。

血鬼術:壺を使った移動、生物の生成

玉壺は壺を使った血鬼術を使い、自身が作り出した壺から壺へ一瞬で移動することが可能です。

さらに壺から大量の水辺の生き物を出すことや、壺から出た水の檻に相手を閉じ込めるといった様々なことができます。

水の檻に閉じ込められると息がまったくできない状態になります!柱である無一郎が何とか呼吸で出ることができましたが、一般の隊士だったらひとたまりもありませんね…

無惨からの評価は「わりとお気に入り。壺がなかなか綺麗。高く売れる」

無惨からは以外にも高評価な玉壺(笑)

童磨にも壺を褒められていたので、どうやら普通の綺麗なデザインの壺も作れるみたいですね。

上弦の陸 妓夫太郎・堕姫(ぎゅうたろう・だき)

©吾峠呼世晴/集英社 コミック10巻

兄妹の鬼で基本的には妹の堕姫が行動していますが、妹がピンチになると兄である妓夫太郎が姿を現します。

上弦の中では一番序列が低いものの、兄妹合わせて22人もの柱を倒した実力者です。

堕姫は我儘で自分以外の人間を下に見ており、妓夫太郎も幸せそうな相手に対して非道な性格ですが、兄妹のことは何よりも大切に思っています。

血鬼術:血の鎌(妓夫太郎)

自分の血を鎌に変えて戦う血鬼術を使います。

鎌には猛毒があり、掠っただけでも死に至るような強力な毒です。

血鬼術:帯(堕姫)

無数の帯を相手から逃げ場を奪い斬りつけることもできるほど自由自在に帯を操ります。

また帯の中には人を入れることもでき、堕姫は自分に不信感を抱いたものや食料として目を付けていた人を帯の中へ保存していました。

無惨からの評価は「お気に入り。境遇と貪欲な性格を高く評価」

無惨自身も貪欲な性格であるからか、妓夫太郎の性格を高く評価しているようです。

妓夫太郎も無惨と同じように、自分たちの生き方に言いがかりをつけてくる人をないがしろにしていたので2人の考え方は近いのかもしれません。

無惨からの評価は「頭悪い子供」

兄の妓夫太郎とは違い、あまり堕姫の評価は高くなかったようです。

堕姫のことを「特別な鬼」という風に言っていましたが、これは素直で単純な性格の堕姫の士気を高めるためだけに言っていたみたいです。

堕姫と妓夫太郎が負けた時も、堕姫のことを足手まといと評価していました。

新・上弦の陸 獪岳(かいがく)

©吾峠呼世晴/集英社 コミック17巻

堕姫と妓夫太郎に代わり、新しく上弦の陸になりました。

人間だった頃は鬼殺隊士であり、雷の呼吸を使う善逸の兄弟子でした。

鬼になってまだ間もないため、人間だった頃の記憶がハッキリと残っています。

血鬼術:雷の呼吸

黒死牟と同じように、血鬼術によって強化された呼吸を使います。

人間時代に使っていた雷の呼吸とは違い、斬撃を受けると体に亀裂が入り、その亀裂がひび割れて皮膚を徐々に破壊させていきます。

善逸の場合は雷が黄色で描かれていましたが、獪岳の場合は黒く描かれていました。

無惨からの評価は”なし”

他の上弦は無惨からの評価がファンブックで明かされていましたが、獪岳については特に何も書かれていませんでした。

獪岳は黒死牟が鬼へ勧誘してそれを無惨が承認しているので、性格や考え方などは気に入っていたのではないかと考えられます。

上弦の鬼まとめ

©吾峠呼世晴/集英社 コミック12巻

上弦の鬼について解説しましたが、いかがだったでしょうか?

下弦の鬼を容赦なく解体した無惨でも、やはり上弦に対しては少しは特別な思いがあったのか、以外にお気に入りだったみたいですね。

これからのアニメでは、上弦との戦いがメインで描かれて進んでいくので楽しみですね。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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