鬼殺隊でありながらも、自分の剣技を極める時間欲しさに鬼となった黒死牟(こくしぼう)。
隊士だった頃から柱相当の実力があったため鬼になってからは上弦の壱の数字を与えられ、壱の座を他の鬼に譲ることは一度もなかった最強の鬼です。
人に比べて身体能力が向上している鬼であるにも関わらず、全集中の呼吸も使っているためまさに最強の鬼と言えるでしょう。
鬼である黒死牟が使う月の呼吸は、他の隊士たちが使う呼吸法と比べて違う点がいくつかあります。
今回はそんな黒死牟が使う月の呼吸について詳しく解説していこうと思います!
黒死牟が使う「月の呼吸」とは
黒死牟が使う月の呼吸は、日の呼吸の派生であり独自で編み出した呼吸法です。
弟である縁壱が日の呼吸だったので、兄の黒死牟はその対となるような呼吸の名前が付いたのかもしれません。
戦国時代の時に生まれていますが、炭治郎たちが生活している大正時代では月の呼吸を使う剣士はいないため、黒死牟のみが使用していた可能性が高いです。
エフェクトの月も殺傷能力がある
炭治郎が水の呼吸を使うと水のエフェクトが出たりヒノカミ神楽を使うと炎のエフェクトが出たりしますが、炭治郎が水や炎を出しているのではなく、見ている人がそのように見えるだけです。
月の呼吸でも斬撃の周りに三日月のエフェクトが描かれていますが、これには殺傷能力があり、避けないとダメージを受けることになります。
全集中の呼吸の中で、唯一月の呼吸だけエフェクトにも殺傷能力がある設定になっています。
月の呼吸の型一覧
月の呼吸は全集中の呼吸の中で最も型が多く、16もの型があり、すべてに「月」が入っています。
鬼となってからも修業をしていたのか、血鬼術を活かしたものも多く存在します。
さっそく壱ノ型から見ていきましょう!
壱ノ型 闇月・宵の宮(やみづき よいのみや)
異次元の攻撃速度で一太刀で斬撃を与えます。
霞柱・時透無一郎は痣を出した状態でしたが、その速度についていくことができず片腕を失いました。
弐ノ型 珠華ノ弄月(しゅかのろうげつ)
連続で斬り上げるように刀を振るい、広範囲の攻撃することが可能です。
参ノ型 厭忌月・銷り(えんきづき つがり)
大きく刀を振るい、2連撃の斬撃を放ちます。
伍ノ型 月魄災渦(げっぱくさいか)
刀を振るわずに広範囲に斬撃を繰り出します。
技を出す前に刀の柄を握るような描写があるので、それが技を出す条件なのかもしれません。
陸ノ型 常世孤月・無間(とこよこげつ むけん)
縦方向に斬撃を無数飛ばし、相手を切り刻みます。
広範囲の攻撃が一瞬で放たれるため、柱の中でも実力者である風柱・不死川実弥も避け斬ることができませんでした。
漆ノ型 厄鏡・月映え(やっきょう つきばえ)
変化させた刀で間合いを広げ、遠くから高速の斬撃を放ちます。
ちなみに黒死牟が使っている刀は虚哭神去(きょこくむさかり)という刀を使っており、これは黒死牟の血と骨でできています。そのため折れてもすぐに再生したり、刀身をのばすことが可能になっています。
捌ノ型 月龍輪尾(げつりゅうりんび)
強力な力を使い、素早い一太刀で周囲を抉るように斬りつけます。
壱ノ型と同じスピードが重要になりますが、攻撃範囲と威力は段違いです。
玖ノ型 降り月・連面(くだりづき れんめん)
刀を背中から前へと振るい、頭上から斬撃を降らせます。
拾ノ型 穿面斬・蘿月(せんめんざん らげつ)
巨大な2つの斬撃が地面を抉りながら相手に迫ります。
拾肆ノ型 兇変・天満繊月(きょうへん てんまんせんげつ)
重なり合った斬撃を発生させ、他の型よりも広範囲に攻撃することができます。
多くの敵を同時に仕留めることが可能ですが、その分隙が生じるという欠点もあります。
拾陸ノ型 月虹・片割れ月(げっこう かたわれづき)
的確に相手の位置を狙い定め、上から地面を貫通するほどの威力の斬撃を放ちます。
まとめ
黒死牟が使う月の呼吸について解説しました。
全集中の呼吸の中で最多の型を持ち、その威力も他の呼吸とは比べ物にならないほど強力なものばかりでした。
月のエフェクトにまで殺傷能力があるのは反則級の強さですよね…!
いくつかコミックスには出ていない型もあったので、アニメで登場しないかなぁと少し期待しています!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
関連記事