上弦の肆、半天狗はひ弱な老人のような見た目をしているからか、あまり強そうに見えませんよね。
ですが上弦の鬼であり、その見た目からは想像もできないような強さを持っています。
半天狗は追い込まれれば追い込まれるほど強くなっていく鬼で、分身を生み出すという血鬼術を使います。
この分身たちは、本体の喜・怒・哀・楽の感情によって生み出されており、それぞれ意思が存在します。
そこで今回の記事では、半天狗の分身である喜怒哀楽やその他の分身について詳しく解説していきたいと思います!
- 半天狗は何体の分身を生み出せる?
- 喜怒哀楽の強さは?名前があるの?
- 喜怒哀楽の声優はそれぞれ違うの?
上記のようなことが気になった人は、是非この記事をチェックしてみてくださいね。
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半天狗の血鬼術は分身を生み出す
半天狗は、若い頃の自分の姿をした分身を生み出すという血鬼術を使います。
生み出された分身は首を斬っても死ぬことはなく、むしろ首を斬ることで新たな分身を作り出すという非常に厄介な性質の血鬼術です。
本体の鬼の首を斬ることが出来れば分身は消滅しますが、分身を相手にしながら本体を倒さなければいけません。
しかも半天狗は上弦の肆という強さなため、もし1人で半天狗と戦う場合、勝つことはかなり困難でしょう。
登場した分身は全部で6体
炭治郎たちが半天狗と戦った際に登場した分身は、全部で6体でした。(本体除く)
分身は半天狗が追い込まれ、強いストレスを感じると生み出される仕組みになっています。
戦っている最中に、半天狗の本体はこんなことを言っていました。
悪い奴らは喜怒哀楽が倒してくれる…
©吾峠呼世晴/集英社 コミック13巻
刀鍛冶以前の戦いでは、半天狗が生み出した分身は喜怒哀楽の4体が最大だった可能性があります。
炭治郎たちとの戦いでさらに追い詰められた半天狗は、新しく2体の分身を生み出すことに成功したのかもしれません。
喜怒哀楽とは?他の分身もいるの?
喜怒哀楽とは、半天狗が追い込まれたときに生み出す4体の分身のことを意味します。
分身にはそれぞれ名前が決まっており、人格もありますが、情報を共有すると言った能力はありません。
アニメでは喜怒哀楽の声優は1人ではなく、それぞれ割り当てられていることが分かりました。
また、この4人で敵を対処できないとなると、怒の鬼が他の3体の鬼を吸収して新しく誕生する分身も存在します。
半天狗が生み出した分身たちについて、詳しく見ていきましょう。
積怒(せきど)
一番初めに登場した分身で、常に怒りの感情を出しています。
他の分身と比べると、本体を守ることを一番気にかけて行動しています。
楽、喜、哀の3体の鬼のまとめ役と言った立ち位置で、戦闘中に隙を見せた分身に対して叱責することもありました。
錫杖(しゃくじょう)で雷を発生させる
錫杖を持っており、それを鳴らすと雷を発生させます。
この雷は本体や分身はには効かないため、広範囲に攻撃することも可能です。
雷の殺傷能力は高くないものの、攻撃を食らってしまうとしばらくの間動けなくなってしまいます。
声優は梅原裕一郎
積怒の声を担当しているのは梅原裕一郎さんです。
ディズニーツイステッドワンダーランドのレオナ・キングスカラーなどを演じています。
可楽(からく)
戦いを楽しみすぎるがゆえに、冷静さに欠ける分身です。
禰豆子と戦っていたにも関わらず、他のことに興味を持ってしま士、反撃を受けた一面もありました。
戦いの中で攻撃を受けても楽しいと感じるほどの戦闘狂です。
団扇で風を起こす
ヤツデの葉で作られた団扇を持っており、団扇で仰ぐと人を飛ばすほどの突風を発生させます。
団扇は巨大化することもでき、大きくなれば発生させる風の威力も上がります。
団扇を使うことが出来るのは可楽だけではないため、敵に団扇を奪われ、利用されてしまうという欠点もあります。
声優は石川界人
可楽の声を担当しているのは石川界人さんです。
ハイキュー!!の影山飛雄などを演じています。
空喜(うろぎ)
喜怒哀楽の中で一番人外な姿をしていて、翼が生えており、猛禽類のような手足をしています。
可楽と同じ戦うことを楽しいと感じる性格で、すぐにとどめを刺さずに相手をいたぶることもあります。
空を飛ぶこともできるため、空中戦になると戦況がかなり不利になってしまいます。
鋭い爪で斬りけ、口から超音波を出す
空中から勢いを付けて、鋭い爪で相手に斬りかかります。
金剛石を砕くほどの威力を持つため、生身で受けると致命傷は避けられません。
口からは超音波も発生させることもできるため、爪と超音波の2つの攻撃を潜り抜ける必要があります。
声優は武内駿輔
空喜の声を担当しているのは武内駿輔さんです。
アナと雪の女王のオラフなどを演じています。
哀絶(あいぜつ)
他の3体の分身と比べると冷めた性格をしており、「哀しい」が口癖です。
戦闘中も冷静で、隙を見せることはありません。
3体の中で攻撃力は最も高く、1撃で相手に致命傷を与えることも可能です
十文字槍を操る
根元が3つに枝分かれした十文字槍を使い、接近戦を得意とします。
激涙刺突(げきるいしとつ)という技があり、当たれば体に穴をあける程の威力を持ちます。
技を食らった玄弥は鬼化していたので何とか助かりましたが、普通の人が食らったら即死してしまうほどの威力があります。
声優は斉藤壮馬
哀絶の声を担当しているのは斉藤壮馬さんです。
ヒプノシスマイクの夢野幻太郎などを演じています。
憎珀天(ぞうはくてん)
積怒が可楽、空喜、哀絶の3体の分身を吸収することで誕生する分身です。
外見は喜怒哀楽と比べると幼い印象で、憎珀天と戦った炭治郎や甘露寺、玄弥がそろって彼のことを子供のようだと言っていました。
小さくて戦闘能力が無い半天狗のことを弱者として守り、半天狗のことを倒そうとする鬼殺隊の人間たちのことを極悪人扱いして容赦なく襲い掛かってきます。
積怒が基本として生まれた分身であるからか、自分よりも格下の相手であろうと油断はせず、確実に仕留めようとしてきます。
木のトカゲを操り、喜怒哀楽の能力も使う
トカゲの頭の樹木を作り出し、意のままに操ることが可能です。
敵を捕食して食いつぶしたり、長い体で敵を捕らえて締め付けるだけではなく、トカゲの口からは喜怒哀楽が使っていた能力を繰り出すこともできます。
憎珀天自身からも喜怒哀楽の能力を出すこともできるようで、空喜の超音波を放つ術を使うシーンもありました。
また竜はリーチが約20メートルとかなり長く、広範囲での攻撃が可能です。
憎珀天の広範囲の攻撃には、恋柱の甘露寺蜜璃もなんとか対処できたという状況でした。炭治郎たちに本体を任せ、甘露寺は憎珀天を足止めする役割でしたが、痣が発現していなかったらかなり厳しい状況になっていたでしょう…。
声優は山寺宏一
憎珀天の声を担当しているのは山寺宏一さんです。
アラジンのジーニーなどを演じています。
憎珀天は子供の見た目をしているキャラクターだったので、子供のような声だと予想されていたファンが多かったのですが、以外にも低音の声でした。
山寺宏一さんが今まで演じてきたキャラクターとは全く違った声色だったため、エンディングで判明するまでは、山寺宏一さんが演じていると分かった人はかなり少なかったみたいです。
恨の鬼(仮)
半天狗の本体と全く同じ見た目をしていますが、本体よりもかなり大きいのが特徴です。
本体の首が斬られるというタイミングで現れた鬼なので、窮地に追い込まれた半天狗が、何とかしようとして生み出された分身でしょう。
喜怒哀楽や憎珀天のような戦闘能力はなく、刀鍛冶の里に住む人たちを襲う時も血鬼術のようなものは使っていませんでした。
戦闘能力はなく、本体を一時的に守る役割
恨の鬼には戦闘能力は全くありません。
しかし本体を心臓部に隠すという、非常にやっかいなやり方で本体を守ろうとします。
本体が大きくなったと勘違いしてしまうほど見た目がそっくりですが、炭治郎は鼻が利くのですぐに本体ではないと気付くことが出来ました。
声優は古川登志夫
恨の鬼の声を担当しているのは古川登志夫さんです。
分身は全員違う声優が演じていましたが、恨の鬼は見た目は半天狗とそっくりなため、半天狗の声優である古川登志夫さんではないかと予想されていましたが、その通りでしたね。
まとめ
半天狗の分身であるキャラクターたちについて、詳しく紹介しました。まとめると…
名前 | 特徴 | 声優 |
積怒(せきど) | ・錫杖で雷を発生させる ・本体を守ることを第一に考えている | 梅原裕一郎 |
可楽(からく) | ・ヤツデの葉で作られた団扇で風を起こす ・戦いを楽しみすぎるがゆえに、冷静さに欠ける一面も | 石川界人 |
空喜(うろぎ) | ・猛禽類のような手足で斬りつけ、口から超音波を出す ・戦いが好きで、とどめを刺さずに相手をいたぶることも | 武内駿輔 |
哀絶(あいぜつ) | ・十文字槍を操り、体術を得意とする ・他の3体の分身と比べると冷めた性格をしている | 斉藤壮馬 |
憎珀天(ぞうはくてん) | ・積怒が積怒、可楽、空喜を吸収して誕生した分身 ・木のトカゲを操り、喜怒哀楽の能力も使用可能 | 山寺宏一 |
恨みの鬼 | ・見た目は半天狗そっくりだが、体が本体よりも大きい ・戦闘能力はなく、本体を守るために生まれた分身 | 古川登志夫 |
半天狗が生み出した分身は、全部で6体でした。
本体を守るという考えは全員が持っているものの、性格は全く似ていないため、喜怒哀楽4体が戦っていた時は団結力のようなものはあまり感じませんでした。
声優も分身ごとによって違っていたので、アニメではさらに分身たちの個性をより楽しむことが出来たと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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