自分の目的のために次々と鬼を生み出し、人々を襲わせている鬼舞辻無惨。
鬼は元は人間ですが、望まずに鬼に変えられてしまったものもいれば、自ら望んで鬼となった人物もいます。
炭治郎の妹・禰豆子も家を襲撃されてた時に無惨によって鬼に変えられてしまった人の1人です。
最強の鬼といえば十二鬼月ですが、強さは本当に数字の並び順のままなのでしょうか?
そこで今回の記事では、禰豆子を含めた鬼たちの強さをランキング付してみました。
- 1番強い鬼は誰?
- 十二鬼月は本当に強さが数字の順番なの?
- そもそも鬼の強さは何で決まる?
などが気になった人は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。
鬼の強さは何で決まる?
鬼の強さは、基本的には人を食べた数で決まるとされています。
強い鬼ほど多く人を食べており、強くなれば血鬼術という特殊な術を使えるようにもなります。
そのため、最終選別の会場であった藤襲山にいた鬼たちの中には血鬼術を使っている鬼はいませんでした。
元下弦の陸であった響凱も当然人間を食べることができなくなり、これ以上強くならないと無惨から見放され、数字を剥奪されてしまいました。
中でも稀血という特殊な血を持つ人間は、鬼にとってかなり栄養価が高いみたいで、普通の人間50人分にも匹敵するようです。
響凱も稀血の人間をさらって食らうことで、力を取り戻そうとしていました。
無惨に与えられた血が多い
人間を食べた数以外にも、無惨から与えられた血の量も関係しています。
無惨は人間を鬼にする時に自身の血を流し込みますが、その量が多かった場合、強い鬼になることができるのです。
ただしこれにはデメリットも存在します。
無惨の血は鬼にとっても激薬であり、与えられた血の量に肉体が耐えられなかった場合は、死亡してしまうこともあるのです。
浅草で無惨に喧嘩を売った人間の中に、無惨に大量の血を挿入されて肉体が崩壊してしまった女性がいましたが、それも無惨の血に耐えられなかったことが理由です。
下弦の壱である魘夢や、新しく上弦の肆になった鳴女は無惨に追加で血を与えられ、体がそれに対応することができたので、強くなることができたのです。
鍛錬で強くなることもある?
鬼の強さは基本的に「人を食べた数」と「無惨に与えられた血の量」で決まります。
しかし上弦の参である猗窩座は、ファンブックにて人を食べることよりも鍛錬に費やす時間の方が多かったと明記されていました。
鬼の中には稀に、人間のように鍛錬で強くなるという人物もいたみたいですね。
最強の鬼ランキング
ではいよいよ最強の鬼をランキングでTOP10を発表したいと思います!
この中には禰豆子も含まれており、禰豆子は刀鍛冶の里編の時点の強さをもとにしています。
10位 魘夢(えんむ)
10位は下弦の壱である魘夢です。
無限列車と呼ばれる汽車と融合し、200人もの乗客を一度に取り込もうと計画しました。
鬼殺隊が計画の邪魔をしてくると予想し、人間を従えて油断させるという方法を使う頭の切れる鬼です。
無惨によって下弦は解体されることになりましたが、魘夢は唯一の生き残りです。
魘夢は最後に言い残した言葉が無惨に気に入られ、大量の血を与えられて更なる力を手に入れました。
能力:夢
条件を満たすことで、相手を眠らせて夢を見させることができる血鬼術を使います。
夢の中で自害することで夢から覚めることができますが、夢の中でこれが夢なのかを認識できないため、覚醒はかなり難しく、血鬼術にかかった時点で敗北は濃厚です。
しかし相手を眠らせないといけないため、血鬼術としては殺傷能力は低く、上弦の鬼と比べると少し劣ると感じてしまいます。
9位 堕姫(だき)
9位は上弦の陸である堕姫です。
江戸時代から遊郭で花魁として人間のふりをして人間社会に溶け込み、自身が美しいと認めた人間のみを食べていました。
非常に美しい容姿をしており、堕姫が所属している京極屋では遊女の中でかなり位が高いとされる花魁にまで登りつめています。
過去には柱を7人倒している実力者で、炭治郎と1対1の戦いでは圧倒的な強さを見せつけました。
かなり性悪な性格をしており、京極屋では自分の思い通りにならないことがあると周りに強く当たり、堕姫が一番の売れっ子遊女であったこともあり、誰も逆らうことができませんでした。
能力:帯
堕姫は帯を操る血鬼術を使います。
帯は自身の体から造りだしたもので、攻撃はもちろん、帯の中に人を取り込み保存することもできたりと万能な能力です。
自身の分身の帯を生み出すことも可能で、堕姫は地下に人間を保管する場所を作り、分身にその場所を監視させていました。
炭治郎、伊之助、善逸は堕姫の強さに苦戦していましたが、音柱である宇髄によって簡単に首を斬られてしまったこともあり、上弦の鬼の中では強さは今一つといった評価です。
8位 禰豆子
8位は炭治郎の妹である禰豆子です。
人間の時と同じくらいの身長でしたが、遊郭編以降は戦闘時は成人女性と同じサイズになれるようになり、戦力が大幅に増加しました。
再生能力も上弦の鬼と同じくらいにまで成長し、足蹴りだけで堕姫の体を貫通させてしまうほどの威力を持ちます。
普通の鬼は人間を食べることで回復しますが、禰豆子の場合は睡眠をとることで回復するため、戦闘が終わった後は長い眠りにつくこともあります。
能力:爆血(ばっけつ)
自身の血を燃やし、鬼の細胞を破壊する血鬼術です。
人間にはダメージを与えず鬼にのみ効果が発揮される術で、鬼の血鬼術を無効化する効果もあり、無限列車編で伊之助や煉獄を起こすことができたのも禰豆子の血鬼術のおかげです。
上弦である堕姫でさえもかなりのダメージを受け、焼かれた箇所はなかなか再生しないという特性もあります。
遊郭編では堕姫を圧倒する力を見せていたので、堕姫よりは順位が上かなと思い8位に選びました。
7位 妓夫太郎(ぎゅうたろう)
7位は堕姫の兄でもある妓夫太郎です。
真の上弦の陸とも言われており、普段は姿を見せることはありませんが堕姫がピンチになると堕姫を守るために姿を現します。
過去に柱を15人倒しており、堕姫を圧倒した宇髄を圧倒する力を見せました。
堕姫は無惨から「頭の悪い子供」と評価されていましたが、妓夫太郎はお気に入りという評価を受けています。
能力:血鎌
自身の血を鎌に変える血鬼術を使います。
この鎌には猛毒が含まれており、1撃でも食らってしまうとすぐに死亡してしまうほど致死性が強いです。
直接鎌で斬りつけるのはもちろん、広範囲の斬撃を繰り出すなど応用が利き、接近戦にも遠隔戦にも対応できる能力になります。
禰豆子の爆血も鬼にとってはかなり強力ですが、距離を取った戦闘には適していないため、妓夫太郎の方が優れているという結果になり7位としました。
6位 玉壺(ぎょっこ)
6位は上弦の伍である玉壺です。
人型が多い十二鬼月の中で唯一人外な姿が特徴的な鬼です。
日輪刀を造っている刀鍛冶たちが住んでいる里を見つけ出した鬼で、戦闘能力だけでなく、探知能力も長けていることが分かります。
鬼の中でも非道な性格をしており、生き物の死骸を使って自身の芸術作品を作り上げるなど、記憶が戻る前の無一郎に「クソ野郎」と言われるほどです。
能力:壺
玉壺は壺を用いた血鬼術で戦います。
壺と壺を移動することができ、この能力を生かして刀鍛冶の里を探し出すことに成功しました。
壺の中身は異空間になっているようで、壺よりもはるかに大きいものを出し入れすることも可能です。
移動や収納だけでなく壺の中からは魚類を生み出し、攻撃する技もあります。
また玉壺は普段の姿は本当の姿ではなく、脱皮を行うことで真の姿となることができます。
真の姿となった際に拳に触れてしまうと、触れられたものを魚に変えてしまう恐ろしい技を使います。
避ける以外に防ぐ方法が無いため、妓夫太郎の血鬼術よりも強いと判断し、5位にランクインしました。
5位 半天狗
5位は上弦の肆である半天狗です。
常に何かに怯えた様子ですが、どんなことご起きても自分を正当化し、非は相手にあると言い切る卑怯者です。
その性格は人間時代から変わっておらず、自分に親切にしてくれる人に対しても無礼を働いていました。
その本質を見抜かれた結果、打首の判決が言い渡されますが、前日に無惨が現れて鬼にされたことで打首を免れました。
能力:分身
分身を生み出す血鬼術を使い、分身に戦わせて本体はただひたすら逃げ回るという戦法で戦います。
分身は自分の若い頃の姿をしており、分身の首を切っても倒すことはできず、むしろ分身を増やしてしまうという鬼殺隊にとってかなり厄介な能力です。
本体がピンチに追い込まれると分身たちが合体し、さらに強力な分身が生まれます。
分身と戦いつつ本体の首を斬らないと倒すことはできないため、1人で攻略するのはかなり難易度が高いですよね。
痣を発現させた甘露寺が1人でやっと足止めできるほどの強さで、長期戦になっていたら敗北は濃厚だったことから、半天狗を5位に選びました。
4位 猗窩座
4位は、上弦の中で最も登場が早かった猗窩座です。
人間を食べる時間よりも鍛錬をしている時間の方が長いという珍しいタイプの鬼です。
自分が強者と認めれば、たとえ敵であろうと笑顔を見せたり話しかけたりと友好的な態度をとります。
しかし弱者とした相手には問答無用で殴りかかるなど、冷徹な一面も持ち合わせています。
人間時代が影響しており、人間の女は食べることも殺すこともありませんでした。
能力:身体強化
他の鬼とは違い、自身の身体能力を向上させるというシンプルな血鬼術を使います。
相手の持っている闘気を読み取り戦うため、動きを読まれてしまうため致命傷を与えることはかなり困難です。
接近戦のみが得意だと思われがちですが、衝撃波を飛ばす技も使ってくるので遠戦も得意としています。
相手の攻撃を無効化する義勇の「凪」であっても、猗窩座が放つ技をすべて防ぎきることはできませんでした。
また、猗窩座は無惨の次に首の弱点を克服した鬼でもあります。
しかし人間の記憶を思い出し、自滅の道を自ら選びました。
柱の中で上位の実力者である冨岡と、柱に匹敵する炭治郎の2人で戦っていても苦戦していたため、半天狗たちよりははるかに強いと感じたため、4位に選びました。
もし首の弱点を克服した状態で鬼として生きる道を選んでいたら、2位以上になれる可能性は十分にあったと思います。
3位 童磨
3位は上弦の弐である童磨です。
猗窩座よりも鬼になったのが遅かったにも関わらず、数字が弐であることから他の鬼たちに比べると昇格のスピードが速かった可能性が高いです。
堕姫のように人間のふりをして人間社会に溶け込み、万世極楽教という宗教団体の教祖をしています。
人当たりの良さそうな性格をしていますがそれは表面上のものであり、感情が欠落しています。
しかし高い知能を生かして表情豊かな人物を演じ、そのことを隠し通してきました。
能力:冷気を操る
童磨は冷気を操る血鬼術を使用することができます。
冷気を吸ってしまうと肺が凍り付いて壊死してしまうほどの威力を持ち、呼吸法で鬼と戦う鬼殺隊にとっては相性が最悪とも言えます。
数ある技の中には、童磨と同じ姿でサイズが小さくなった分身を生み出す血鬼術もあり、この分身は童磨と同じ血鬼術を使うことができます。
さらにこの分身は複数体生み出すことも可能であり、複数人の童磨を相手にしなければならないということになります。
童磨本人にダメージを与えれば分身を止めることができますが、半天狗同様に分身を相手にしながら本体を倒すというのは限りなく不可能に近いでしょう。
人間の体を簡単に切り裂くことができる鋭い扇も武器として使用し、身体能力と血鬼術の両方を踏まえて、かなりの実力者であることから童磨を3位としました。
2位 黒死牟
2位は、無惨から最も信頼されている鬼でもある黒死牟です。
元鬼殺隊であり、人間時代は痣を発現させることにも成功しており、柱に近い実力者でした。
しかし痣を発現させたことで、超えたいと思っていた縁壱を超える前に自分が死ぬという事を知り絶望しますが、目の前に無惨が現れ鬼に勧誘されたことで、鬼となる道を選びます。
鬼となってからは上弦の壱の座を譲ったことはなく、400年近く最強の鬼として君臨し続けました。
玉壺を1人で倒した無一郎でさえ、黒死牟と対峙した際は「怖気が止まらない」と動揺する様子を見せていました。
能力:月の呼吸
黒死牟は鬼殺隊のころに使っていた全集中の呼吸・月の呼吸を血鬼術で強化して使います。
全集中の呼吸は、発動させた際にエフェクトが登場しますが、当たり判定はありません。(水の呼吸の場合は水のエフェクトが出ますが、実際に水が出ているわけではありません)
しかし黒死牟が使う月の呼吸ではエフェクト自体に殺傷能力があり、避けなければ致命傷を負うことになります。
鬼殺隊最強と呼ばれた悲鳴嶼でさえも避けることで精一杯というほどの技の速度に加え、広範囲の攻撃も可能にしており、黒死牟に近づくことさえかなり至難の業です。
使用する刀は自身の血肉で造られたものであり、刀が破壊されても肉体のようにすぐに再生させることができます。
猗窩座が追い求めていた至高の領域である「透き通る世界」も極めており、童磨が壱にたどり着くことができなかったことから、鬼の中では2位、上弦の中では最たる力を持っているでしょう。
1位 鬼舞辻無惨
1位は鬼の始祖である鬼舞辻無惨です。
愈史郎以外の鬼はすべて無惨によって鬼へと変えられており、禰豆子もその1人です。
自分の情報を外部に漏れることを懸念し、鬼が無惨の情報を他者に伝えようとしたり無惨の意に反した行動をした場合は呪いが発動し、どんなに遠く離れていても肉体が破壊されるようにしています。
すべての鬼が無惨と繋がっており無惨を倒せばすべての鬼が消滅しますが、基本的に無惨は表に出てくることはないので、1000年以上も鬼殺隊の因縁の相手となっているのです。
同胞たちにも容赦はなく、下弦にまで上り詰めた鬼でさえ無惨の気まぐれによって魘夢以外は殺されてしまいました。
能力:肉体を変化させる
無惨は血鬼術を使うことはほとんどなく、己の肉体を様々な形に変形させて戦います。
珠世としのぶが協力して作った薬で弱体化した状態でも、柱を含めた鬼殺隊をまとめて致命傷を負わせるほどの強さでした。
攻撃の際に無惨は毒にもなる自身の血を流し込み、相手の細胞を死滅させて殺すという桁違いの殺傷能力を持っています。
衝撃波のようなものを放つこともでき、攻撃を食らってしまった隊士たちは、柱クラスであっても戦闘不能に追い込まれていました。
首の弱点は克服しており、日光を浴びさせることでしか倒すことはできません。
最後は薬が効いて無惨が弱体化していたため、何とか鬼殺隊が一丸となって日光で無惨を倒すことができましたが、弱体化していなかったら鬼殺隊に勝機はなかったと言えるほどの強さでした。
下弦の強さは数字通りなのか
ランキング付けした結果、上弦の鬼たちの強さは数字通りという結果になりました。
下弦も数字通りの強さなのでは?と思いますが、下弦は数字通りの強さというわけではなさそうです。
累は壱、弐に匹敵する強さだった
下弦の中では珍しく、無惨から気に入られていた下弦の伍である累。
実は累は下弦の壱、弐に匹敵する強さを持っていたという事がファンブックで明かされました。
累は自分の家族を作ることにしか興味が無く、数字に興味はさほどありませんでした。
そのため、入れ替わりの血戦などを申し込むことはなく、伍で留まっていたようです。
壱である魘夢と比べると攻撃力が優れた血鬼術を使うのは累に思えますが、魘夢の夢を見せるという血鬼術は、血鬼術が決まれば解除することはかなり困難です。
そのため累は魘夢よりは実力はわずかにおよばず、下弦の弐に近い実力だった可能性が高そうです。
まとめ
禰豆子を含めた最強の鬼ランキングを発表しました。
上弦の鬼は数字の順番で強く、下弦は一部例外がいるという結果になりました。
そしてやはり最強の鬼は、柱や炭治郎たちをまとめて圧倒できる強さを持つ無惨です。
珠世やしのぶが開発した弱体化の薬が無かったら、鬼殺隊が勝つことはできなかったでしょう。
もし薬が完成せずに最終決戦になっていたらと考えるとゾッとしますね…。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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