柱稽古編の続きとなる無限城編は、劇場版として3部作で作成されることが決定しています。
公開日はまだ未定ですが、映画館で鬼殺隊と上弦の鬼たちとの迫力ある戦いが観ることができるのは嬉しいですよね!
無限城では今まで戦闘シーンが無かった上弦の鬼たちの戦いも見れるので、柱のファンはもちろん、鬼のファンの人たちもすごく楽しみにしているのはないでしょうか。
無限城編では5人の上弦の鬼たちが登場しますが、全員が無限城編で死亡してしまいました。
そこで今回の記事では、無限城編に登場する上弦の鬼たちの最期について詳しく解説していこうと思います!
- 無限城編に登場する上弦の鬼とは?
- 無限城編で上弦の鬼たちは誰と戦ったの?
- 上弦の鬼たちの最期は?
などが気になった人は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。
無限城編に登場する上弦の鬼
無限城編に登場する上弦の鬼は、こちらの5人です。
新上弦の陸・獪岳 | 善逸と戦う |
新上弦の肆・鳴女 | 甘露寺、伊黒と戦う |
上弦の参・猗窩座 | 炭治郎、義勇と戦う |
上弦の弐・童磨 | 伊之助、カナヲ、しのぶと戦う |
上弦の壱・黒死牟 | 無一郎、玄弥、実弥、悲鳴嶼と戦う |
遊郭編では上弦の陸である妓夫太郎と堕姫、刀鍛冶の里編では上弦の伍・玉壺、上弦の肆・半天狗が死亡していますが、新しい上弦の陸と肆が加わりました。
上弦の伍は補充されることはなかったため、鬼側の戦力としても十分ではなかったようです。
無限城編の上弦の鬼たちの最期
では無限城編での上弦の鬼たちの最期について解説していきたいと思います。
上弦の鬼たちは誰と戦い、どのような最期を迎えたのでしょうか?
新上弦の陸・獪岳
以前は鬼殺隊の隊士の1人であり、善逸の兄弟子であった獪岳。
任務の時に黒死牟と遭遇してもらい、命乞いをした際に鬼に勧誘され、鬼となって生き延びる道を選びました。
無限城編で上弦の鬼の仲間入りを果たしましたが、ずっと見下していた善逸と対峙し、首を斬られて死亡してしまいます。
善逸が自ら編み出した型で首を斬られる
血鬼術によって強化された獪岳の雷の呼吸は、当たると体をひび割れ続けるという効果があります。
善逸も獪岳の攻撃を喰らってしまっていたため、獪岳は勝利を確認しました。
しかし善逸が自ら編み出した型を受けきることができず、首を斬られてしまいます。
見下していた善逸に負けたという事が認められなかった獪岳でしたが、善逸も体を動かすことができずこのまま死ぬと確信して安堵しましたが、獪岳の前に愈史郎が現れたのです。
人に与えない者はいずれ人から何も貰えなくなる
©吾峠呼世晴/集英社 コミック17巻
欲しがるばかりの奴は結局何も持ってないのと同じ
自分では何も生み出せないから
独りで死ぬのは惨めだな
愈史郎は善逸を救出し、善逸は生死の境をさ迷っていると師である桑島と言葉を交わし、目覚めて何とか一命を取り留めました。
欲しがるばかりで他者を見下していた獪岳の前には、最後まで誰も現れることはありませんでした。
新上弦の肆・鳴女
無惨の側近であり、無限城を操る血鬼術を使う鳴女。
初登場時は十二鬼月ではありませんでしたが、無惨にさらに血を分け与えられ能力が開花し、上弦の肆となりました。
決戦前の鬼殺隊の状況を偵察したり、鬼殺隊の本拠地である産屋敷邸や太陽を克服した禰豆子を見つけたりと活躍を見せており、あの無惨でさえも鳴女の活躍を高く評価しています。
しかし鳴女は最後は鬼殺隊ではなく、無惨によって殺されてしまいます。
甘露寺と伊黒と戦う
無惨が珠世から打たれた薬に回復するための時間稼ぎのため、無限城を操り戦力を分散させていた鳴女でしたが、甘露寺と伊黒に見つかります。
鳴女は冷静に伊黒と甘露寺から距離を取り、無限城を操り続けました。
しかしわずかな隙をつかれて愈史郎に意識を乗っ取られてしまい、無惨には甘露寺と伊黒を殺したという誤った情報を送り、無限城を操作できない状態になってしまいます。
乗っ取られた状態のまま無惨に殺される
鳴女が乗っ取られていることを知った無惨は、鳴女を通じて愈史郎を殺そうとします。
愈史郎にピンチが訪れましたが、柱たちが無惨に猛攻撃を仕掛けたおかげで愈史郎は何とか助かりました。
鳴女を取り戻すことは不可能と悟った無惨は、呪いを発動されて鳴女を殺害したのです。
仕事人間で無惨の期待以上の働きを見せた鳴女でしたが、最期は無惨によって死亡しました。
上弦の参・猗窩座
無限列車での戦いでは、煉獄を殺し上弦としての強さを見せつけた猗窩座。
強者との戦いが何よりの楽しみで、自分が認めた相手が敵であっても称賛するという戦闘狂です。
無限列車の時には炭治郎を弱者としてすぐに殺そうとしていましたが、無限城編では炭治郎を強者と認め、戦いを繰り広げました。
猗窩座は首の弱点を克服することができましたが、最期は何と自ら消滅を選んだのです。
首の弱点を克服
炭治郎と義勇を圧倒していた猗窩座でしたが、炭治郎は戦いの中で成長し、猗窩座が追い求めていた至高の領域である「透き通る世界」を会得。
猗窩座の攻撃を躱し、炭治郎は猗窩座の首を斬ることに成功しました。
しかし猗窩座は異常なまでの強さへの執念から、首の弱点を克服し、頭部を失った状態で戦闘を続行させたのです。
炭治郎は失神し、炭治郎を庇うような義勇の姿を見たときに、猗窩座の目の前に現れたのは人間だった頃に結婚の約束をしていた女性・恋雪でした。
人間の頃の記憶を思い出す
鬼となった時に人間だった頃の記憶を失った猗窩座でしたが、恋雪が目の前に現れ、人間だった頃の記憶を思い出したのです。
病弱の父が自殺し、自暴自棄となった自分の前に現れた慶蔵とその娘である恋雪。
父と同じく病弱であった恋雪の看病をし、慶蔵から武術を学ぶという日々を過ごし、少しずつ穏やかに過ごせるようになっていきます。
そして猗窩座が18歳になった時に慶蔵から道場を継いでほしいと言われ、恋雪からもプロポーズをされて猗窩座は2人を命をかけても守ると誓いました。
しかし猗窩座が留守の時に、隣の剣術道場の人間が井戸に毒を入れ、2人は服毒して死亡してしまうのです。
再び大切な人を失った猗窩座は隣の剣術道場の人間を殺し、復讐を果たした帰りに無惨と遭遇し、鬼にされてしまいました。
自ら消滅を選ぶ
過去を思い出した猗窩座は、ずっと嫌っていた「弱者」が自分自身だったことを思い出します。
弱い奴が嫌いだ 弱い奴は正々堂々やり合わず井戸に毒を入れる 醜い
©吾峠呼世晴/集英社 コミック18巻
弱い奴は辛抱が足りない すぐ自暴自棄になる ”守る拳”で人を殺した
師範の大切な素流を血塗れにし 親父の遺言も守れない
そうだ俺が殺したかったのは
思い出すきっかけをくれた炭治郎に感謝し、自分自身に滅式を打ち込みましたが、猗窩座の体は再生を止めることはありません。
さらに無惨が目の前に現れ、猗窩座は再び鬼として強さを求めようと体を起こそうとすると、恋雪が目の前に現れました。
狛治さんありがとう もう充分です
©吾峠呼世晴/集英社 コミック18巻
恋雪の姿を見た猗窩座は人間の姿に戻り、泣きじゃくりながら恋雪に抱き着きました。
無惨が声をかけてももう猗窩座には届かず、最期は猗窩座は自力で呪いを解き、恋雪と共に業火に焼かれて消滅したのです。
人をたくさん殺した猗窩座は天国に行けなかったため、恋雪は猗窩座と共に地獄へ行く道を選びました。地獄では鬼の猗窩座から人間の狛治に姿が変わっており、傍には恋雪の姿も確認されています。
上弦の弐・童磨
普段は人間社会に溶け込み、万世極楽教の教祖として生活している童磨。
上弦の鬼の中では新参者でありながら弐にまで上り詰めた実力者であり、しのぶの姉・カナエを殺した鬼です。
無限城でしのぶを殺し吸収したのち、しのぶの継子であるカナヲと、その同期である伊之助と連戦。
圧倒的な力を見せましたがしのぶの毒で弱体化してしまい、最期は2人によって首を斬られました。
しのぶを殺して吸収
姉の仇を討つために挑んできたしのぶを圧倒し、血鬼術で確実にダメージを与えていく童磨。
鬼の弱点である首に毒を撃ち込みましたが、それも童磨には届きませんでした。
その場にカナヲが駆けつけましたが、童磨は見せつけるかのようにしのぶの全身の骨を折り殺害し、カナヲの目の前でしのぶを吸収したのです。
カナヲ、伊之助に首を斬られる
しのぶを吸収した後はカナヲと戦いますが、そこでも童磨は圧倒的な力を見せます。
カナヲは日輪刀を奪われてしまい絶対絶命となりましたが、突然天井から伊之助が現れ、2人は共闘して童磨に挑みました。
さらに戦いの中で童磨は伊之助の母・琴葉を殺していたことが判明し、戦いは激しくなっていきます。
童磨にはあと一歩及ばない状況が続いていましたが、突然童磨の体が崩れ始めました。
実は童磨が取り込んだしのぶは全身に藤の花の毒を巡らせており、童磨は致死量の700倍もの毒を喰らっていたのです。
弱体化した童磨の攻撃をかいくぐってカナヲは日輪刀を首に喰いこませ、伊之助の力添えもあり2人によって童磨は首を斬られました。
死後の世界でしのぶと再会
猗窩座のように自分も首の弱点を克服しようとしたものの、童磨は首の弱点を克服することができませんでした。
もうすぐ死ぬという状況でありながら童磨には何の感情も湧かず、結局感情というものがどういうものであるのかを理解することはできなかったのです。
死亡した童磨の前に現れたのは、童磨が先ほど殺して吸収したはずのしのぶでした。
少ししのぶと言葉を交わし、最後に残されたカナヲや仲間たちへの想いを語るしのぶの表情を見たときに、生まれて初めて心臓が脈を打つ感覚を覚えます。
しのぶのことを可愛いと感じ、童磨は頬を染めて恋をしたような表情を見せながらしのぶに一緒に地獄へ行こうと口説きましたが、しのぶは笑顔で答えました。
とっととくたばれ糞野郎
©吾峠呼世晴/集英社 コミック19巻
最後の最後に感情が芽生えた童磨でしたが、その後に体は消滅し、死亡しました。
上弦の壱・黒死牟
上弦の鬼で最も古参であり、400年以上も壱の座に君臨し続けている黒死牟。
戦国時代に鬼となり、人間だった頃は鬼殺隊の一員であり、痣を発現させるほどの実力者です。
圧倒的な強さで無一郎や玄弥に致命傷を与え、柱で1、2の実力者である悲鳴嶼と実弥2人を同時に相手にしても余裕を見せる強さを見せます。
最後は無一郎と玄弥が命がけで黒死牟の動きを鈍らせ、悲鳴嶼と実弥の猛攻撃に耐えられずに消滅しました。
4人を相手にしても余裕を見せる
痣を発現させた状態の無一郎の型を簡単に躱し失血死寸前まで追い詰め、玄弥の体を両断した黒死牟。
その後に実弥、悲鳴嶼が助太刀に現れますが、それでも黒死牟の勢いを止めることができません。
自身の血肉で作った刀の形状を変形させ、その刀からは広範囲のすさまじい攻撃が放たれ、悲鳴嶼や実弥でさえも攻撃を躱すことで精一杯でした。
首の弱点を克服し、姿を変える
防戦一方でしたが、無一郎や玄弥の捨て身の行動により黒死牟の動きを止めることに成功。
さすがの黒死牟も窮地に立たされ、全身から斬撃を飛ばすという反撃に出ます。
攻撃を躱し切れなかった無一郎と玄弥は体を両断されてしまいますが、何とか攻撃を躱した悲鳴嶼と実弥によって首を斬られてしまいました。
しかし黒死牟は、侍として強くなりたいという執念から首の弱点を克服することに成功。
黒死牟は勝利を確信しましたが、日輪刀の刀身に写った自分の姿を見て驚愕します。
今までは鬼となってもなお「侍」の姿をしていましたが、刀身に写った姿は侍とはかけ離れた醜い化物となっていました。
自分の姿に絶望し消滅する
変わり果てた自分の姿を受け入れられないまま、何とか立て直そうとしますが次第に実弥と悲鳴嶼の猛追に耐えられなくなっていきます。
少しづつ再生が間に合わなくなっていく中、最後に思い出したのは双子の弟・縁壱のことでした。
何故私は何も残せない
©吾峠呼世晴/集英社 コミック21巻
何故私は何者にもなれない
何故私とお前はこれ程違う
私は一体何の為に生まれてきたのだ
教えてくれ 縁壱
無惨さえも圧倒した強さを持っていた縁壱に嫉妬し、心の底から憎悪していた黒死牟。
縁壱は鬼殺隊に全集中の呼吸を伝え、さらに途絶えていたはずの始まりの呼吸である「日の呼吸」も後世にまで伝わっています。
一方で黒死牟は家も捨て、家族も捨て、人間であることを捨てて、唯一持っていた侍としての誇りも捨てましたが何も得ることはできませんでした。
そして最後に、ようやく自分はずっと憎んでいた相手である縁壱のようになりなかったと思い知ったのです。
消滅した黒死牟からは、子供だった頃に黒死牟が縁壱に贈った笛だけが残りました。
全てを捨てて鬼となり、最後は唯一持っていた侍としての誇りを捨ててしまったことに絶望した黒死牟。最後には彼の前には誰も現れることはありませんでした…。
まとめ
無限城編に登場した上弦の鬼たちの最期について解説しました。まとめると…
獪岳 | 弟弟子の善逸と対峙し優勢に戦いを進めたが、善逸が自ら編み出した型で首を斬られて死亡する。 |
鳴女 | 隙をつかれ愈史郎に意識を乗っ取られてしまう。一度は無惨が取り戻そうとしたものの、取り戻すのは困難と判断され無惨によって呪いを発動させられて死亡。 |
猗窩座 | 炭治郎と義勇に首を斬られるが、首の弱点を克服。しかし戦いの中で人間だった頃の記憶を取り戻し、自力で呪いを解き、妻となる人だった恋雪と共に地獄に行くことを選ぶ。 |
童磨 | しのぶを吸収した後にカナヲと伊之助と戦い圧倒的な力を見せるが、遅れてしのぶの毒が巡り弱体化してしまい2人に首を斬られる。死後の世界でしのぶと再会し、恋に落ちるが冷たくあしらわれ消滅。 |
黒死牟 | 無一郎、玄弥、実弥、悲鳴嶼を相手に圧倒的な力を見せるが、無一郎と玄弥の命がけの行動がきっかけとなり実弥と悲鳴嶼に首を斬られる。首の弱点を克服したが、変わり果てた自分の醜い姿に絶望し、猛追に回復が追い付かずに死亡。 |
無限城編で上弦の鬼がすべて死亡し、十二鬼月は全滅となりました。
全ての戦いが大迫力で描かれているので、映画館で観ることが楽しみですね!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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