鬼舞辻無惨の形態変化を解説!最終決戦では無惨の姿はどのように変化したのか。

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鬼殺隊の宿敵で鬼の始祖でもある鬼舞辻無惨。

上弦の鬼たちでさえ柱3人分の強さと言われていますが、無惨はそれを凌駕する力を持っています。

最終決戦では柱を含めた鬼殺隊をたった1人で圧倒していました。

他の鬼たちはあまり姿を変えるというイメージはありませんが、無惨は作中で何度も形態変化するシーンがあります。

そこで今回の記事では、無惨の形態変化について詳しく見ていこうと思います!

  • 無惨の形態変化とは?
  • 無惨はどんな姿に擬態しているの?

などが気になった人は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

無惨以外の鬼は形態変化や擬態ができる?

物語の中で何度も形態を変えたり、擬態をしている無惨。

この形態変化や擬態は、鬼であれば誰でも可能な能力なのでしょうか?

原作では他の鬼について擬態については触れていませんでしたが、公式ファンブックで無惨以外の鬼の擬態について触れていました。

結論から言うと、無惨以外の鬼は擬態することが可能のようです。

しかし無惨ほどの擬態能力はないため、容姿を子供から大人に変えることはできても、それは1日も持たないとのことでした。

上弦の鬼でさえも擬態は困難

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

上弦の陸である堕姫も、無惨と同じように鬼であることを隠して生活しています。

江戸時代の頃から遊女として生活していましたが、老いないことを疑われ始めたタイミングで拠点を移すといった方法で生活していました。

少しずつ老いていくことができるのであれば、人間でないと疑われることもありませんが、ずっと擬態を続けることはできないため、疑われる前に拠点を移していたようです。

また人間の時には瞳には数字は刻まれておらず、頬にも花のような模様が見えていなかったため、数字や模様については擬態で消すことができるのかもしれません。

無惨の擬態能力

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

他の鬼とは比べ物にならない擬態能力を持っている無惨。

その能力を生かし、1000年以上も人間社会に溶け込んで生活しています。

しかし人間として生活すると、他の人間と共に暮らしていかなければならず不便なこともありそうですよね。

そんな時は自分の肉片の一部を使い、人形を作り自身の代わりとして置いて行っているようです。

無惨の擬態能力について詳しく見ていきましょう。

1.紳士的な男性の姿

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

まず1つ目は、紳士的な男性の姿です。

炭治郎が初めて無惨と遭遇した時の姿であり、物語で無惨が初登場した時の姿でもあります。

20代後半くらいの見た目で、奥さんや子供もいる紳士的な男性でした。

「月彦(つきひこ)」と呼ばれており、この姿の無惨は貿易会社の社長として生活していたようです。

奥さんの麗という女性は裕福な家の生まれであり、人脈が広かったため、無惨はその人脈を利用するために麗に近づきました。

太陽の克服のため究で資金は必要となるため、麗の人脈を使って会社を経営していたのかもしれません。

奥さんと子供はもちろん無惨が鬼という事は知りません。子供は無惨との血の繋がりはなく、奥さんと亡くなった旦那さんの子供のようです。

麗の夫は無惨によって殺された

麗の人脈が欲しかった無惨ですが、すでに麗には夫がいました。

そこで無惨は夫が邪魔と考えて、夫を殺害します。

夫が亡くなってから麗に近づき、その後は麗の夫となることに成功しました。

無惨の擬態能力があれば夫に成りすますことも可能でしたが、日のもとを歩けないということを怪しがられると思ったため、夫に成りすますのではなく、夫を殺すという行動を取ったようです。

2.芸妓の女性

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

2つ目は、芸妓の女性の姿です。

こちらは下弦の鬼を呼び出した際の姿で、着物を着た女性でした。

下弦の鬼たちは女性の無惨を見た際に「気配が違う」と発言していたので、下弦では無惨の擬態を見破ることができないほどの精度であることが分かります。

芸妓の女性は青い彼岸花の情報収集のための姿で、鬼は日中に捜索することができないため、人間を使って青い彼岸花を探させていたようです。

3.裕福な家庭の養子の姿

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

3つ目は、製薬会社を経営している夫婦の子供の姿です。

名前は「俊國(としくに)」と呼ばれており、夫婦の養子として暮らしています。

血の繋がりはないものの、夫婦からは実の子供のように大切に育てられていて、夫婦はいずれ自分たちの後を継がせたいと考えていました。

日の光に当たることができない病気に罹っているという設定のため、日中外を出れない俊國の為に、夫婦は治療薬を作りたいとも思っていたようです。

無惨は太陽克服の薬を作る場所の確保としてここを選びました。

鬼舞辻無惨の形態変化

無惨の擬態について見ていきましたが、戦いの中では数々の形態変化も見せている無惨。

特に無限城編以降はかなり姿が変わっていました。

無惨の形態変化について見ていきましょう!

モダンな男性の姿で現れる

©吾峠呼世晴/集英社 コミック16巻

柱稽古が行われていた中、産屋敷耀哉は近いうちに無惨が来ることを予知していました。

そしてその予想は当たり、無惨がついに耀哉の前に現れます。

その時の姿は、月彦の時と同じように洋服を着た男性の姿でした。

上弦の鬼たちを招集した時や、縁壱と対峙した時、さらに黒死牟や猗窩座を鬼にした時も似た姿をしていたので、これが無惨のいつもの姿なのでしょう。

肉の繭になる

©吾峠呼世晴/集英社 コミック17巻

産屋敷の策略にはまり、鬼殺隊の協力者となった珠世の接近を許してしまった無惨。

一瞬の隙に珠世は無惨に「鬼を人間に戻す薬」を打ち込むことに成功しました。

さらに集結した柱たちに攻撃を仕掛けられた無惨でしたが、鳴女の血鬼術を使い鬼殺隊を無限城へと落としました。

そして自身は薬の分解に集中するため、肉の繭のような形態へと変化します。

愈史郎の血鬼術でも無惨の反応を見つけることができなかったため、この時の無惨は力を完全に抑え込められていたようです。

人型に戻り髪が白髪となる

©吾峠呼世晴/集英社 コミック21巻

肉の繭となり珠世の薬を分解に成功した無惨は、鬼殺隊の前に現れます。

その時の姿は再び人型に戻っていましたが、髪の色が黒から白に変わっていました。

さらに体のいたるところに鋭い牙を持つ口があり、薬の分解で力を使っていた無惨は、その口で近くにいた隊士たち全員を瞬く間に捕食。

戦う時には腕を自由に伸縮させ、刃物のような切れ味で攻撃してきます。

攻撃範囲も広く、速度も上弦の比ではないため柱でさえ何とか避けているという状態でした。

のちに判明したことですが、無惨の髪が白くなっていたのは珠世の「老化の薬」が効いたことによるものです。1分で50年も老いさせることが可能で、この薬で無惨は9000年近く老いたことにより、頭髪の色が黒に戻りませんでした。

背中から管を生やす

©吾峠呼世晴/集英社 コミック21巻

無限城で戦っていた無惨と鬼殺隊ですが、鳴女の意識を愈史郎が乗っ取ることに成功します。

鳴女の血鬼術を奪われると不利になると判断した無惨は、鳴女を躊躇なく殺害。

鳴女が死亡したことで無限城は崩壊しますが、愈史郎がギリギリまで鳴女を乗っ取ったことで鬼殺隊と無惨を地上に出すことに成功します。

地上に出た無惨は、背中から複数の管を生やしてさらに攻撃の速度を上げました。

間合いに入ろうとすれば柱でさえ無惨の攻撃を避けることはできず、一般隊士たちが自分の体を盾として何とか攻撃を防ぐことができるといった状況です。

体中にある口を使って相手を吸い込み態勢を崩し、攻撃を避けられないようにするという攻撃も使い、鬼殺隊をさらに追い詰めていきました。

古傷が出現する

©吾峠呼世晴/集英社 コミック22巻

形態変化とは少し違いますが、戦いの途中で無惨の体中に古傷が浮かび上がりました。

鬼殺隊を圧倒していた無惨ですが、珠世の薬は「鬼を人間に戻す薬」だけではなかったことが判明し、薬の効果で少しずつ弱体化していきます。

その結果、過去に無惨を追い詰めた縁壱の攻撃が古傷として浮かび上がったのです。

この傷は無惨の弱点とされる心臓と脳の位置を示していて、縁壱が鬼殺隊を導いているようにも見えました。

縁壱が無惨に傷をつけたのは何百年も前ですが、その傷は無惨の細胞をずっと焼き続けていたのです。普段は無惨の治癒能力によって姿は見えませんが、薬によって弱体化したことにより体中に浮かび上がりました。

巨大な赤ん坊の姿に

©吾峠呼世晴/集英社 コミック23巻

瀕死の状態になりながらも戦い続けた鬼殺隊は、ついに夜明けを迎えます。

唯一の弱点である太陽を前に、無惨は巨大な赤ん坊に姿を変えました。

体を縮めて瓦礫の下に潜り太陽を避けようとしたものの、体を小さくしたことで太陽にすぐに焼かれてしまうと考えた無惨は、巨大な赤ん坊の姿になり、分厚い肉で身を守ろうとしたのです。

しばらくの間は日の光に当たっても無惨は消滅することはなかったため、体を大きくするというのは有効な手段と言えるでしょう。

今までのように攻撃を仕掛けてくることはなく、生き残るためのような行動が多く見られました。

しかし鬼殺隊によって動きを止められてしまい、地上から逃げ切ることができなかった無惨は日の光によって肉体が消滅します。

炭治郎を取り込む

©吾峠呼世晴/集英社 コミック23巻

日の光によって消滅したと思われた無惨でしたが、死亡する直前に炭治郎に自身の細胞や血をすべて注ぎ込んだのです。

そして無惨は炭治郎を鬼にして、炭治郎の意識の中で生き続けていました。

人間に戻ろうと必死に抵抗する炭治郎でしたが、肉片となった無惨の言葉に心が砕かれそうになってしまいます。

しかしカナヲが打ち込んだ鬼を人間に戻す薬と、仲間たちからの呼びかけが炭治郎に届き、無惨は炭治郎から引きはがされてしまい、完全に消滅しました。

まとめ

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

無惨の擬態能力と形態変化について解説しました。

擬態も形態変化も他の鬼とは比べ物にならず、圧倒的であることが分かりました。

特に地上での戦いでは体から管を生やしていますが、最終的には背中から9本、太ももからは8本と言う合計17本の管を操り攻撃していたのです。

一撃でも喰らえば無惨の血の影響で大ダメージを受けてしまうのに、こんなに一斉に攻撃が来たら勝つことはほぼ不可能でしょう。

珠世の薬が無かったらと思うとゾッとしますね…。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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