人間とは比べ物にならないほどの圧倒的な身体能力を持っている鬼。
さらに強くなることで、血鬼術という特殊な能力が目覚めて更なる力を手に入れることができます。
中でも無惨に認められた十二鬼月の特別は存在で、鬼殺隊の隊士たちでも勝つことが難しいです。
鬼殺隊の最高位である柱でさえも、十二鬼月との戦いで命を落としています。
そこで今回の記事では、鬼が葬った柱の数をランキング形式で考察してみようと思います!
- 柱を葬った鬼とは?
- 最も柱を葬っている鬼は誰?
などが気になった人は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。
柱とは?

柱とは、鬼殺隊の最高位の剣士たちのことで、名前の通り鬼殺隊を支える存在です。
柱合会議に参加する権利を持っており、鬼殺隊の当主である産屋敷輝利哉から最も信頼されている隊士と言っても過言ではありません。
柱になる為には、下記2つの条件を満たす必要があります。
①階級が最も上である甲(きのえ)になる
②十二鬼月を倒す、または鬼を50体倒す
この条件を達成することは容易ではなく、ほとんどの隊士たちが柱になる前に鬼によって殺されてしまっています。
下弦は柱には勝てない?

鬼の主戦力である十二鬼月ですが、同じ十二鬼月であっても上弦と下弦では扱いにかなり違いがあります。
例えば上弦の鬼では「上弦+数字」が両目に刻まれていますが、下弦には片目にしか刻まれていません。
さらに上弦の鬼には人間を鬼に勧誘する権利が与えられていますが、下弦には権利が与えられていなかったりと扱いに差があります。
これは上弦と下弦では強さに圧倒的な差があるからです。
上弦の鬼たちは何人もの鬼殺隊の柱たちを葬っていますが、おそらく下弦の鬼では柱に勝つことはできないでしょう。
その理由についてまずは見ていきます。
下弦は入れ替わりが激しい
まず1つ目の理由は、下弦は入れ替わりが激しくメンバーが安定していないためです。
下弦の伍である累が殺された後、下弦を呼びつけた際に無惨はこのように言っていました。
鬼狩りの柱共を葬ってきたのは常に上弦の鬼たちだ
©吾峠呼世晴/集英社 コミック6巻
しかし下弦はどうだ?何度入れ替わった?
さらに無惨によると、下弦の肆である零余子(むかご)は、鬼殺隊の柱と遭遇した時は逃亡しようと考えているみたいです。
下弦の鬼でさえも柱の存在は恐ろしく、勝てる相手ではないと感じていることが分かります。
魘夢でさえ柱との戦闘経験がない

下弦の中では最も数字が上弦に近い壱である魘夢は、無限列車編で炎柱である煉獄杏寿郎とも戦っています。
その際に魘夢は、柱とは戦った経験がないような口ぶりでした。
二百人も人質をとっていたようなものなのに
©吾峠呼世晴/集英社 コミック8巻
それでも押された 抑えられた
これが柱の力…
今まで生き残っていたのは柱に遭遇することがなく、煉獄が初めて出会った柱のように聞こえますね。
下弦の壱である魘夢でさえ勝った経験がないのであれば、下弦の鬼たちが柱に勝つというのは困難でしょう。
殉職した柱はすべて相手が上弦
鬼殺隊の最高位である柱でさえも戦いで命を落としています。
しかしその時の相手は全て上弦であり、物語の中では下弦に殺された柱は登場しません。
そのため、やはり柱を殺している鬼は全員が上弦であった可能性が高そうです。
鬼が葬った柱の数ランキング
先ほど解説した理由から、下弦は柱に勝てない可能性が高いため、今回は上弦の鬼に限定して柱を葬った数をランキング形式で考察していこうと思います!
最も柱を葬った鬼は誰なのでしょうか?
7位 堕姫

7位は上弦の陸である堕姫です。
堕姫は作中の発言から柱を7人殺したことが判明しています。
帯を操る血鬼術を使い、帯の中に人間を閉じ込めておくことができる融通が利く能力です。
堕姫の強さを見てみると、宇髄には瞬時に首を斬られており、その後に炭治郎や善逸、伊之助を3人同時に相手にしていましたが、3人の連携についていけなくなり首を斬られていました。
この時の炭治郎たちは階級が庚であり、下から4番目となるため柱たちと比べるとまだまだ下の方にいることが分かります。
庚の隊士3人に首を斬られてしまうのであれば、他の上弦と比べると柱を葬った数は最も少ないと言えるでしょう。
6位 妓夫太郎

6位は真の上弦の陸と言われている妓夫太郎です。
妓夫太郎も堕姫と同じく作中で柱を殺した数が判明していて、15人殺しています。
2人で合わせて22人の柱を殺しており、かなりの数になりますね。
妓夫太郎は自身の血を鎌にして戦う血鬼術を使い、この鎌には猛毒が仕込んであるため少しでも攻撃を受けてしまうと即死するほどの猛毒です。
堕姫が手に負えない相手だった場合は妓夫太郎が姿を現して戦うようですが、その15人の柱たちは堕姫以上の実力者だったはずですが、妓夫太郎に勝つことはできませんでした。
さらに妓夫太郎の首を斬れたとしても、同時に堕姫の首も切らなければ倒すことができないため、1人で挑むのはかなり難しく、多くの柱が殺されてしまったのも納得です。
5位 玉壺

5位は上弦の伍である玉壺です。
玉壺は便利な血鬼術を持っていて、偵察などのサポートでも活躍していました。
もちろん戦闘でも非常に強力で、特に相手を水の中に閉じ込めることができる水獄鉢(すいごくばち)は鬼殺隊にとっては全集中の呼吸を封じられてしまうため相性最悪と言えます。
時透無一郎でさえも、小鉄の助けがなければ脱出することはできなかったでしょう。
さらに上弦の鬼が集結した時に、猗窩座に対して90年振りと言っているため、おそらく玉壺は堕姫と妓夫太郎よりも上弦の鬼になったのは早いはずです。
そう考えると、玉壺の方が鬼となった時間も長いため妓夫太郎よりも柱を葬った数が多いと考えられます。
4位 半天狗

4位は上弦の肆である半天狗です。
半天狗は分身を生み出すという血鬼術を使い、本体が危険になればなるほど分身を生み出します。
分身は積怒、可楽、空喜、哀絶の4体までと言う制限はありますが、分身たちは首を斬っても死ぬことはなく、本体を倒すまでは消滅することはありません。
分身たちだけでも相手を倒せない場合は、積怒が他の3体を吸収することで憎珀天という最強の分身へと姿を変えます。
憎珀天は他の分身たちとは比べ物にならない強さで、憎珀天も本体の首を斬らない限りは倒すことができません。
痣を発現させた甘露寺蜜璃が憎珀天と戦いますが、足止めの役割のみで本体を追うことはできなかったため、半天狗を倒すとなると柱1人ではかなり難しいでしょう。
柱を葬った数だと玉壺とあまり差はなさそうですが、1対1の戦いで攻略が難しいのは半天狗と考えられるため、柱を葬った数が多いのは半天狗の可能性が高そうです。
3位 童磨

3位は上弦の弐である童磨です。
童磨は冷気を操る血鬼術を使い、対の扇を武器として戦います。
発生した冷気を少しでも吸ってしまうと肺が壊死してしまうため、鬼殺隊の全集中の呼吸と相性が悪く、初見での攻略はほぼ不可能と言えるでしょう。
自身の血鬼術を使える分身も生み出すことができ、さらに分身は童磨と同じ強さを血鬼術を使えるため、半天狗の血鬼術をはるかに上回る力です。
この強さなら1位2位の可能性も十分ありそうですが、童磨は普段は万世極楽教の教祖として振舞っているため、他の鬼と比べるとあまり自由が利かない生活をしています。
また上弦が集められた際に童磨は「探知探索は不得意」と言っていたため、あまり無惨からも任務は与えられていなかったようです。
強さは1、2を争えるけど戦闘の場は少なそうと考えられるので、柱を葬った数は半天狗より上といったところではないでしょうか。
2位 猗窩座

2位は上弦の参である猗窩座です。
猗窩座は自身の身体能力を強化するという血鬼術を使います。
シンプルな血鬼術ですが相手の闘気を感知することもでき、攻撃を避けることはもちろん、正確に攻撃を仕掛けることも可能です。
強者と戦うことが何よりも楽しいようで、公式ファンブックでも人を喰うよりも鍛錬の時間の方が多かったと書かれており、かなりの戦闘狂と言えます。
猗窩座自身が望んで鬼殺隊と戦っているようで、過去には水柱とも戦った経験があることが判明しました。
さらに無惨からは青い彼岸花を探す任務も与えられており、無限列車の時も近くにいたからと言う理由で参戦しているため、戦闘の機会は多かった可能性が高そうです。
加えて猗窩座は童磨よりも鬼になったのが早かったため、戦闘経験は童磨よりも多く、柱と戦う機会も多くあったと考えられるため、童磨よりも柱を葬った数は多いのではと考えました。
1位 黒死牟

1位は上弦の壱である黒死牟です。
黒死牟の血鬼術は、自身が鬼殺隊の時に使っていた月の呼吸を強化させるという能力です。
血鬼術で強化された月の呼吸は、技を繰り出した際に発生する月のエフェクトにも当たり判定がつくため、他の全集中の呼吸と比べるとかなり広範囲の攻撃を可能にします。
黒死牟は元鬼殺隊で痣が発現したほどの実力者ですが、痣の寿命を克服して剣技を極めたいという思いから鬼となったのです。
そして鬼になってからは上弦の壱の座を一度も譲ったことが無く、無惨に次ぐ実力者となりました。
猗窩座ほどの戦闘狂ではなさそうですが強い相手と戦う時には高揚感が生まれるようで、楽しんでいる様子も見えます。
上弦の鬼の中で最古参であり、実力もNo.1のため柱を葬った数が最も多いのは黒死牟でしょう。
鳴女と獪岳は柱を葬ったことはない
鳴女と獪岳は無限城編より上弦の鬼となりましたが、2人は柱を葬ったことはないでしょう。
獪岳は少し前までは鬼殺隊であり、鬼になってから時間が経っていません。
もし柱と戦ったとなると現在の柱と戦ったことになるので、それは物語上ありえないことなので獪岳は確実に経験がありません。
一方で鳴女は少なくとも100年以上前から鬼になっていました。
しかし鳴女は無限城を作り出すという無惨にとっては無くてはならない血鬼術の使い手で、万が一戦いで鳴女が殺されてしまうと一番困るのは無惨です。
そう考えると、鳴女は戦闘員としてではなく無惨のサポートを長年していそうなので、柱と戦ったことが無いと考えられます。

鳴女は十二鬼月でなかったにも関わらず、上弦の鬼たちからは存在を認知されていました。鬼となってから長い年月が経過していますが、ずっと無惨の側近として活躍しているため、上弦の鬼たちにも覚えられているようです。
まとめ
鬼が葬った柱の数をランキング形式で考察してみました。
黒死牟は鬼になったのも誰よりも早く強さも圧倒的なため、最も柱を葬っているのは黒死牟で間違いないでしょう。
堕姫と妓夫太郎以外は何人の柱を葬っているのか分かっていませんが、基本的には数字の順番通りかなと思います。
ただ童磨と猗窩座だけは性格や普段の生活を考えると、猗窩座の方が柱を葬った数は多いのでは?と言う結論になり、数字と順位が異なる結果になりました。
ここまでお読みいただきありがとうございました!

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