善逸の兄弟子・獪岳(かいがく)の最期とは?死亡シーンについて詳しく解説します。

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元鬼殺隊でしたが、命乞いをして鬼になる道を選んだ獪岳(かいがく)。

隊士になる前は元鳴柱・桑島のもとで善逸と共に修業をしていました。

修業にも真面目に取り組んでおり、桑島からも実力を認められる実力者です。

いつも泣いて逃げ回っている善逸のことを軽蔑しており、共に修業していましたが2人の仲はあまりよくありませんでした。

しかし獪岳は鬼となってしまい、無限城戦で首を斬られ死亡してしまいます。

そこで今回の記事では、獪岳の最期や死亡シーンについて詳しく解説していこうと思います!

  • 獪岳の最期は?
  • 獪岳は誰に倒された?
  • どんな死亡シーンだったの?

などが気になった人は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

獪岳とは

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

獪岳は元鬼殺隊で、善逸たちよりも先に鬼殺隊に入隊していた獪岳。

初登場の時は善逸の回想の時で、その時はまだ顔は描かれていませんでした。

次に登場した時は鬼になっており、17巻で再登場を果たします。

強くなるために努力を惜しまず、桑島もいつも修業を逃げ出す善逸に対して「獪岳を見習え」と言うほどの努力家だった獪岳。

しかし獪岳は「自分が良ければいい」、「自分を認めてくれない人が悪」と言う考えがあり、自分が助かるために平気で他者を裏切るという一面もありました。

そんな獪岳は、どんな人物だったのか過去や鬼殺隊時代を詳しく見ていきましょう。

獪岳の過去

©吾峠呼世晴/集英社 コミック16巻

実は獪岳は、過去に岩柱の悲鳴嶼と一緒に生活をしていました。

悲鳴嶼は寺で多くの孤児たちと暮らしていましたが、その中に獪岳もいたのです。

獪岳も寺での暮らしは居心地が良かったのか、アニメでは笑顔で子供たちと食事を楽しむシーンが描かれていました。

しかし、ある日の夜に獪岳は寺のお金を盗んだことが他の子供たちにバレてしまい、夜に寺を追い出されてしまいます。

そして獪岳は寺から追い出された時に、運悪く鬼と鉢合わせしてしまいました。

絶体絶命の中、獪岳は自分が助かるために鬼に寺にいる悲鳴嶼や子供たちを喰わせると鬼に約束し、鬼を寺に招き入れたのです。

その結果獪岳は助かりましたが、寺にいた大勢の子供たちは殺され悲鳴嶼は心に大きな傷が残ることになりました。

元鳴柱・桑島のもとで修業に励む

©吾峠呼世晴/集英社 コミック17巻

その後は桑島に拾われた経緯は不明ですが、雷の呼吸の後継者として修業に励むことになります。

しばらくして善逸も修業に加わり、3人で生活することに。

しかし善逸は修業から逃げてばかりで、桑島が善逸ばかりにかまうようになり獪岳は不満を募らせてい行きます。

雷の呼吸は全部で6つの型がありますが、獪岳は雷の基本である壱ノ型だけを習得することができず、一方で善逸は壱ノ型だけを使うことができるようになりました。

獪岳にとって努力している自分が使えない型を善逸が使えるというのは屈辱だったのでしょう。

最終的に桑島は獪岳だけではなく、善逸と獪岳の2人を共に雷の呼吸の継承者として認め、獪岳の心は最後まで満たされないまま鬼殺隊に入隊したのです。

桑島は2人で一人前として認め、お揃いの羽織を渡していました。善逸はその羽織を着て戦っていますが、獪岳は羽織を着ることはありませんでした。

隊士としての実力はあった?

獪岳は鬼殺隊でどんな活躍をしていたのかは詳細は不明で、階級なども分かっていません。

ただ善逸の回想では、他の隊士が獪岳に対して陰口を言っていたことが明らかになりました。

雷の呼吸って壱ノ型がすべての型の基本だろ?
壱ノ型だけ使えないってことは結局…なぁ?
他の型ができた所で大したことねぇよ。
それなのにあの獪岳って奴えらそうでよ
柱になんかなれねぇよ どうせすぐ死ぬだろ

©吾峠呼世晴/集英社 コミック17巻

性格が原因となってしまい周りとは上手くいっていなかったようですが、嫉妬から来る陰口の内容に見えますね。

獪岳は隊士だった時から実力はあったものの、仲間と言える人は鬼殺隊にはいなかったようです。

生き延びるために鬼になる

©吾峠呼世晴/集英社 コミック17巻

鬼殺隊として活躍していた獪岳ですが、あることをきっかけに鬼になる道へ進んでしまいます。

それは上弦の壱である黒死牟と遭遇してしまったことです。

この時に獪岳以外の隊士は、黒死牟によって殺されてしまいました。

獪岳は黒死牟を目の前にしてすぐに自分では勝てないと感じ、黒死牟に対して命乞いをしたのです。

そして黒死牟は獪岳に鬼になるように勧誘させ、獪岳は勧誘を受け入れ鬼となりました。

「生きてさえいればいつか勝てる」と信じ続けていた獪岳は、生き残るために桑島や善逸のことを裏切り、鬼になる道を選んだのです。

獪岳が鬼になったと判明したのは、柱稽古で善逸が悲鳴嶼の稽古に参加していた時でした。悲鳴嶼の柱稽古の後にすぐ無限城戦となっていたので、獪岳は鬼になってすぐ上弦の鬼の仲間入りを果たしてたため、昇格スピードはかなり速いと言えるでしょう。

獪岳の最期

では獪岳の最期について、詳しく見ていきましょう。

獪岳はどんな最期を迎えたのでしょうか?

無限城にて善逸と対峙する

©吾峠呼世晴/集英社 コミック17巻

獪岳は無限城での戦いの前に上弦の陸へと昇格し、無限城戦に参戦します。

鬼となった獪岳の前に現れたのは、弟弟子である善逸でした。

善逸は獪岳が鬼になったせいで責任を取って桑島が自害したことを伝えましたが、獪岳は自分を正しく評価しなかった桑島に非があると主張。

反省の色が見えない獪岳に対して善逸の怒りは頂点に達し、かつて共に修業に励んでいた2人は戦うことになってしまいました。

強化した雷の呼吸で善逸を圧倒

©吾峠呼世晴/集英社 コミック17巻

元は鬼殺隊であったため、鬼となってからも獪岳は雷の呼吸を使うことができます。

獪岳は血鬼術と雷の呼吸を組み合わせ、斬りつけた相手の肉体をひび割れを発生させることを可能にし、従来の雷の呼吸を凌駕するほどの力を手に入れました。

斬りつけられた善逸は、肉体がひび割れ続け、徐々に身体中にダメージが蓄積されていきます。

以前よりも善逸が強くなったと感じ取った獪岳でしたが、自分や黒死牟よりははるかに弱い存在と決めつけていたのです。

善逸によって首を斬られて死亡

©吾峠呼世晴/集英社 コミック17巻

獪岳の強化された雷の呼吸は1度斬りつけるとひび割れが続くため、戦いが長引けば長引くほど獪岳にとって有利になっていきます。

善逸を下に見ていた獪岳でしたが、善逸は奥の手である雷の呼吸漆ノ型・火雷神を繰り出したのです。

上弦の陸となった獪岳でさえも目でとらえることができない速さで斬りつけられ、獪岳は首を落とされました。

自分の知らない型を見た獪岳は、桑島の贔屓で自分にだけ型を教えなかったと訴えましたが、善逸は自分が考えて生み出した型だと伝えます。

ずっと下に見ていた善逸が自分だけの型を考え、その型で自分が負けるという事を受け入れられなかった獪岳でしたが、首の弱点を克服することはできず、そのまま死亡しました。

獪岳の死亡シーンは何巻何話?

©吾峠呼世晴/集英社 コミック17巻

獪岳の死亡シーンが描かれているのは、コミックス17巻の146話「誇り」に描かれています。

自分がずっと見下していた善逸に負けたという事実を受け入れることができない獪岳。

しかし獪岳の首を斬った善逸も体が限界であり、型を出した後は力尽きてそのまま落下して死亡すると思われました。

自分が死亡しても善逸も死ぬのであれば負けじゃない、となんとか自分の死を受け入れた獪岳でしたが、そんな獪岳の前に愈史郎が現れたのです。

人に与えない者はいずれ人から何も貰えなくなる
欲しがるばかりの奴は結局何も持ってないのと同じ
自分では何も生み出せないから
独りで死ぬのは惨めだな

©吾峠呼世晴/集英社 コミック17巻

愈史郎は落下する善逸を救出し、その後治療を受けて善逸は何とか一命を取り留めました。

一方で愈史郎に憐みの言葉を浴びせられた獪岳の目の前には、誰も現れることはありません。

獪岳は自分が最も見下していた相手に完全敗北し、独りで最期を迎えたのです。

致命傷を負った善逸は、生死の境をさまよいます。そんな善逸の前に現れたのは、師である桑島でした。しかし愈史郎の言った通り、多くの人たちを裏切ってきた獪岳の前には誰も現れることはありませんでした…。

戦いが1年後だったら獪岳が勝っていた?

先ほど述べた通り、獪岳は鬼になってまだ間もない状態でした。

そのため鬼になってからの戦闘経験も少なく、善逸と戦った時も血鬼術を完璧に使いこなしていたわけではありません。

基本的には鬼の強さは人を喰った数で決まるとも言われているため、鬼になったばかりの獪岳は人を食べた経験もあまりなく、鬼としては発展途上だったはずです。

愈史郎も「戦いが一年後だったら即死だった」と推測しており、もし戦いの時期が今よりも少しでも遅かった場合、獪岳が勝利していた可能性は高かったでしょう。

まとめ

©吾峠呼世晴/集英社 コミック17巻

獪岳の最期について詳しく解説しました。まとめると…

獪岳の最期まとめ

・無限城戦前に上弦の陸となり、弟弟子である善逸と戦う
・血鬼術で強化した雷の呼吸で善逸を圧倒する
・善逸が自ら編み出した型で首を斬られて死亡
・消滅するときには誰も獪岳の前に現れることはなかった
・もし戦いがもう少し先に行われていたら勝利していたのは獪岳だったかもしれない

鬼になってさらなる力を手に入れた獪岳でしたが、まだ鬼の力を使いこなせておらず、弟弟子であった善逸によって首を斬られ死亡しました。

そして最期には誰も獪岳の前に現れることはなく、孤独な最期を迎えることになったのです。

人間の時に少しでも他者に寄り添える気持ちを持っていれば、こんなに悲しい最期にはなっていなかったかもしれません。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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