鬼殺隊を支える存在であり、最も位が高い剣士である鬼殺隊の柱たち。
現在は9名の隊士たちが柱になっており、人々を鬼から守る為に毎日奮闘しています。
過去には柱を引退した隊士や、上弦の鬼との戦いによって殉職している柱も。
そこで今回の記事では、引退した柱は今どんな生活を送っているのか詳しく解説していこうと思います!
- 引退した柱は何をしているの?
- 柱を引退した理由とは?
などが気になった人は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。
引退した柱たち一覧
柱になるには、鬼殺隊の階級で最も高い甲(きのえ)にならないといけません。
さらにそれだけでなく、「十二鬼月を倒す」または「鬼を50体倒す」という厳しい条件をクリアしなければいけないため、ほとんどの隊士たちが柱になる前に殉職してしまうのです。
そんな厳しい条件をクリアし柱になり、その後引退した人たちは下記の人物です。
| 元音柱 | 宇髄天元 |
| 元水柱 | 鱗滝左近次 |
| 元鳴柱 | 桑島慈悟郎 |
| 元炎柱 | 煉獄槇寿郎 |
柱を引退しているものの、ほとんどの人物が鬼殺隊と深い繋がりがあり、陰で鬼殺隊を支えてくれています。
引退した柱たちは今どうしてる?元柱の生き様まとめ
では引退した4人の柱たちは現在どんな生活を送っているのでしょう?
4人の今について見ていきましょう。
元音柱・宇髄天元

現在の柱の中でも古参であり、雷の呼吸から派生した音の呼吸の使い手である宇髄天元。
忍の生まれでしたが親の考え方を受け入れることができず、嫁3人と共に里から逃亡し鬼殺隊へ入隊しました。
遊郭に潜む鬼を倒すために炭治郎たちと共に遊郭へ潜入し、上弦の陸である堕姫と妓夫太郎と戦います。
戦いには勝利しましたが、宇髄は左手と左手を失ってしまいます。
その結果宇髄はもうこれ以上戦い続けることは困難となり、柱を引退することになりました。
柱稽古に参加する

禰豆子が太陽を克服したのと同じタイミングで、鬼の出現がピタリと止みました。
最終決戦の前に鬼殺隊全体の力を向上させるため、柱たちが一般隊士に稽古をつける「柱稽古」が開始されたのです。
そしてその中には、柱を引退した宇髄の姿もありました。
宇髄は「基礎体力向上」の訓練を担当しており、柱を引退していてもその強さは健在。
一般隊士たちが束になってかかっても宇髄は息が切れることもなく、攻撃をさばいていました。
厳しい訓練でしたが、自分よりも後の柱たちの稽古はもっと厳しくなることが分かっていたため、これからの稽古についていけるようにあえて厳しく接していたようです。

宇髄は引退したことを最良の選択だったとは思っていないらしく、夢でうなされることもあるくらい本心では他の柱たちと一緒に最後まで戦いたいと思っていたようです。
最終決戦ではお館様の護衛をする
最終決戦では宇髄は戦いに参加することはありませんでしたが、元炎柱の煉獄槇寿郎と共に産屋敷輝利哉、くいな、かなたの護衛を務めました。
そばには日輪刀が置かれており、いつ鬼の奇襲があっても戦おうとしていたことが分かります。
鬼は現れなかったため戦うことはありませんでしたが、輝利哉やくいな、かなたの3人が冷静に戦況を見て的確な指示を出していたのは、宇髄たちの護衛があったからでしょう。
元水柱・鱗滝左近次

炭治郎や冨岡の師匠であり、最も使い手が多い水の呼吸で柱となった鱗滝左近次。
優しい顔をしていることを鬼に馬鹿にされたことがきっかけとなり、天狗の面を付けるようになったみたいです。
すでに還暦近年齢であるものの、刀を持った炭治郎を相手に素手で圧倒するなど、元柱として実力者であったことが分かります。
炭治郎と同じで鼻が利くため、相手の匂いで感情を読み取ることができるみたいです。
鱗滝の引退理由は分かっていませんが、五体満足であるため年齢を理由に引退したのかもしれません。
育手として隊士たちを鍛える

引退後は鱗滝は狭霧山に暮らしており、そこで育手として生活していました。
狭霧山は自然が豊かで標高が高く、滝もあるため鱗滝はその環境を生かして剣士見習いたちを育成しています。
現在水柱である冨岡や、当時一人で最終選別の鬼を倒していた錆兎などの師匠であり、柱として強いだけでなく、育手としてもかなり優秀であることが分かりますね。
冨岡からの頼みで竈門兄妹を導く

竈門兄妹の可能性を感じた冨岡が、鱗滝に2人のことを紹介してくれたおかげで、炭治郎は鱗滝の元で修業することができたのです。
鱗滝は育手として見習い剣士たちに稽古を付けていましたが、最終選別を突破できず命を落としてしまった子供たちのことが忘れられず、炭治郎を最終選別に行かせるつもりはありませんでした。
そのため炭治郎が最終選別に行く条件として、炭治郎よりも大きな岩を斬ることができたら認めるというかなり難しい条件を提示していたのです。
炭治郎が岩を斬り、最終選別から帰ってきたときには涙を流して炭治郎の無事を喜んでいました。
最終決戦では禰豆子を守る為に産屋敷邸へ
鱗滝は鬼である禰豆子の存在を産屋敷耀哉に知らせるなど、引退後も鬼殺隊と頻繁に取っていた可能性がかなり高いです。
そのためか、最終決戦では禰豆子の護衛として産屋敷邸で待機することに。
禰豆子は久しぶりに鱗滝と会うことができたため、ご満悦な様子が描かれていました。
元鳴柱・桑島慈悟郎

現在の柱には存在しない、雷の呼吸の使い手で柱であった桑島慈悟郎。
鱗滝とは同期の柱であり、鱗滝が天狗のお面を付けることになったのも桑島が関係しているため、それなりに仲は良かったのかもしれません。
鬼との戦いで片足を失い、それが原因で35歳の時に柱を引退しました。
現在は義足を付けて生活しており、普段の生活には全く支障はないようです。
育手として隊士を鍛える
鱗滝と同じで、桑島も柱引退後は育手の道を選びました。
鱗滝よりも柱を引退したのが早かったため、おそらく桑島の方が隊士の育成経験は豊富でしょう。
厳しい鍛錬を行っているものの、それも隊士たちに強くなって欲しいという想いがあるからこそ。
善逸の借金を肩代わり

桑島は炭治郎の同期である善逸の師匠でもあります。
女に騙されて借金まみれになっていた善逸の借金を肩代わりすることを条件に、善逸は剣士の道に進むことになってしまったのです。
嫌がっている善逸ですが、桑島は辛抱強く善逸に稽古をつけ、その結果善逸は雷の呼吸の壱ノ型を極限まで極めることができました。
善逸に「じいちゃん」と呼ばれる際に師範と呼ぶように注意するも、内心は慕われていたことが嬉しかったようです。
獪岳が鬼となり切腹する
桑島は善逸に稽古をつけるよりも前に、獪岳という剣士を育てていました。
獪岳は善逸とは違い真面目に稽古に参加していたものの、善逸が使える壱ノ型だけが使うことができなかったのです。
そこで桑島は、獪岳と善逸の2人で協力して雷の呼吸の継承者としました。
しかし獪岳は泣いて稽古を逃げ出す善逸と自分が同等に扱われることに不満を抱いていたのです。
そして獪岳は、任務で上弦の壱に遭遇してしまい自分が助かるために鬼になってしまいます。
桑島は雷の使い手から鬼が出た責任を取るため、介錯を付けずに切腹を行い死亡しました。
元炎柱・煉獄槇寿郎

代々炎柱と務めている煉獄家に生まれ、現炎柱である煉獄杏寿郎の父である煉獄槇寿郎。
情熱に溢れていた槇寿郎だが、歴代炎柱が残した記録から日の呼吸について知ってしまい、自分がどんなに努力してもその差を埋めることはできないと己の無力さに打ちひしがれてしまいます。
そして、槇寿郎の心の支えであった妻・瑠火が病死してしまったのです。
槇寿郎は心が完全に折れてしまい、任務へ酒を持ち込むように。
これでは鬼殺隊の士気が下がってしまうと危惧し、槇寿郎は杏寿郎が炎柱になるのと引き換えに柱を引退することになりました。
酒に溺れた生活を送る
柱を引退した槇寿郎は、家に引きこもるようになってしまいます。
以前は杏寿郎や千寿郎に稽古をつけていましたが、それもなくなってしまったのです。
槇寿郎は家に酒を持ち込み、部屋にこもる生活を送るようになりました。
杏寿郎の遺言を聞き、生活を改める

杏寿郎は炎柱として活躍し、任務の報告をしても槇寿郎は「くだらない、お前には才能がない」と冷たく返すだけでした。
無限列車での戦いで杏寿郎が死亡した時でさえも、人々を守る為に戦った息子を侮辱してしまいます。
槇寿郎自身も杏寿郎に対して強く当たっていたという自覚はあるようで、杏寿郎からの遺言を聞こうともしません。
しかし杏寿郎の自分への遺言は「体を大切にしてほしい」というもので、最期まで恨み言1つなく自分のことを心配していたという杏寿郎の想いを聞き、槇寿郎は涙を流しました。
それからは自分の生活を改め、日の呼吸について知りたがっていた炭治郎に協力してくれるようになります。

最終決戦後は、槇寿郎と千寿郎が仲良く手を繋いで歩いている様子も描かれていました。槇寿郎が生活を改めたので、千寿郎が父に甘えられるようになったのかもしれませんね。
宇髄と共にお館様の護衛を務める
最終決戦では、宇髄と同じく産屋敷邸で護衛を務めました。
そのそばには日輪刀が置かれており、いざという時は戦える準備をしていました。
槇寿郎は宇髄よりも柱を引退してから経過している時間が長いため、最終決戦に向けて柱稽古には参加していないものの、自分を鍛えなおしていた可能性は高そうです。
まとめ
引退した柱たちが今どうしているかについて解説しました。まとめると…
| 宇髄天元 | 上弦の陸との戦いで左手と左目を失い柱を引退。その後は柱稽古にも参加し、最終決戦では産屋敷邸で護衛を任された。 |
| 鱗滝左近次 | おそらく年齢が理由で柱を引退。狭霧山で生活し、剣士たちを育てる育手として陰で鬼殺隊を支えている。最終決戦では禰豆子の護衛を務める。 |
| 桑島慈悟郎 | 鬼との戦いで片足を失い35歳で柱を引退。引退後は育手として活躍し善逸や獪岳を鍛える。しかし獪岳が鬼になったため、雷の呼吸から鬼を出した責任として切腹し死亡。 |
| 煉獄槇寿郎 | 己の無力さを痛感し、心の支えであった妻が亡くなったことがきっかけとなり柱を引退。その後は酒に溺れるも、息子の遺言を聞き生活を改め、最終決戦では宇髄と共に護衛にあたる。 |
柱を引退しても、全員が鬼殺隊との関係を大切にしていたことが分かりました。
さらに引退していてもその実力は衰えておらず、いつでも戦える状態にしており、柱としての意識の高さがうかがえますよね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!

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